長編 2
サドロリ氏長編 (完結) (SS-96、99、101_2、102、103)
元エージェントに与えられた部屋は、比較的まともだった。
空調も整い、テレビ等の娯楽もある。スケジュールは決まっているが、
それさえ守れば食事も取らせてもらえる。
薬の効果を確かめるバイトの生活環境と、良く似ていた。
だが、こちらは寝ているだけで、金のような利益が得られる訳じゃない。
寧ろ時という金よりも大切な物を、悪戯に消費されていく。
それが堪らなかった。
「拷問にも屈せず、快楽調教にも屈しない」
オクトに、部屋の外から話しかけているのは、……メイジだった。
「一体、貴方の何が不満なんでしょうか? オクト」
体に傷跡はないが、心には拷問の苦痛が刻まれているはずだ。
それは悪夢となり、今も彼を苦しめているはずである。なのに、
彼は、疲弊こそしているものの、奴隷にはならなかった。
空調も整い、テレビ等の娯楽もある。スケジュールは決まっているが、
それさえ守れば食事も取らせてもらえる。
薬の効果を確かめるバイトの生活環境と、良く似ていた。
だが、こちらは寝ているだけで、金のような利益が得られる訳じゃない。
寧ろ時という金よりも大切な物を、悪戯に消費されていく。
それが堪らなかった。
「拷問にも屈せず、快楽調教にも屈しない」
オクトに、部屋の外から話しかけているのは、……メイジだった。
「一体、貴方の何が不満なんでしょうか? オクト」
体に傷跡はないが、心には拷問の苦痛が刻まれているはずだ。
それは悪夢となり、今も彼を苦しめているはずである。なのに、
彼は、疲弊こそしているものの、奴隷にはならなかった。
「フェブも、貴方の願いもむなしく、奴隷になりましたよ?
今はふたなりという性奴隷として、……幸せそうに使われてますよ?」
想像するだけで吐き気がしたオクトは、それでも、
殺意のようなものは、けしてメイジには向けなかった。
「不死身のジュン様は、どうしている?」
「……ジュン、ですか?」
孤児院の院長であり、今は自分の従順な使い。
彼の事について尋ねられる意図が、メイジには解らなかった。
「何も、変わってません」
「何もか。……そうか、あいつは何も変わっちゃいないか」
「何を言いたいのですか?」
オクトは、仕切りであるガラスの窓越しにあざけるように笑った。
「としあきみたいに、泣かなかったって事だよ」
「――何を」
今はふたなりという性奴隷として、……幸せそうに使われてますよ?」
想像するだけで吐き気がしたオクトは、それでも、
殺意のようなものは、けしてメイジには向けなかった。
「不死身のジュン様は、どうしている?」
「……ジュン、ですか?」
孤児院の院長であり、今は自分の従順な使い。
彼の事について尋ねられる意図が、メイジには解らなかった。
「何も、変わってません」
「何もか。……そうか、あいつは何も変わっちゃいないか」
「何を言いたいのですか?」
オクトは、仕切りであるガラスの窓越しにあざけるように笑った。
「としあきみたいに、泣かなかったって事だよ」
「――何を」
思い人の名前を出されて、メイジははっきりと狼狽した。
「あいつは、あのなんでもない男は、お前を幸せにする為に全てを捨てた男だ
日本でいう、どこにでもいるような大学生でありながら
あのノヴよりも先に、自分の体をお前に捧げ、自分の人生をお前に捧げた
メイジちゃんをどうにか幸せにしたい、そう思ってるだけなんだろうな
だから……なんでもないあの男は、不死身になった」
ジュンは、本当になんにもない男だ。
頭が良い訳じゃない、体力がある訳じゃない。平凡な男。
それでも、彼は不死身と呼ばれている。……死なないから。
例えそれがどんな過酷な仕事だろうと、虫の息になりながらも生き残った。
言い換えれば、運が強い男だ。誰よりも死を恐れるのに、
誰よりも先に、メイジの為に命を投げ出す。全てはメイジの為、
自分が死んだら、彼女を守れなくなるから。
「……だから、メイジはあいつの奴隷だから」
「あいつは、あのなんでもない男は、お前を幸せにする為に全てを捨てた男だ
日本でいう、どこにでもいるような大学生でありながら
あのノヴよりも先に、自分の体をお前に捧げ、自分の人生をお前に捧げた
メイジちゃんをどうにか幸せにしたい、そう思ってるだけなんだろうな
だから……なんでもないあの男は、不死身になった」
ジュンは、本当になんにもない男だ。
頭が良い訳じゃない、体力がある訳じゃない。平凡な男。
それでも、彼は不死身と呼ばれている。……死なないから。
例えそれがどんな過酷な仕事だろうと、虫の息になりながらも生き残った。
言い換えれば、運が強い男だ。誰よりも死を恐れるのに、
誰よりも先に、メイジの為に命を投げ出す。全てはメイジの為、
自分が死んだら、彼女を守れなくなるから。
「……だから、メイジはあいつの奴隷だから」
「オクト」
「メイジを幸せに出来ない」
笑顔だったが、寂しさが混じった。
「奴隷は言いなりだから、お前の間違いを正してくれない」
「……」
「だからメイジ、としあきを、としあきを奴隷にしてもお前は」
「黙りなさい!」
窓越しでも、その叫びは伝わった。
メイジは、オクトの言葉で形になりそうな不安を、拒否するように叫んでいた。
だが、オクトは隔離されている。メイジの手の届かない場所だ。
掘られる心配もねぇ――自嘲しながら、彼は言った。
「幸せになれないんだよメイジ、そんな事もわからないって馬鹿なクソガキだな?
奴隷は侍らせられても、愛しあえる人間一人も得られないとは情けない限りで」
「オクト!」
「メイジを幸せに出来ない」
笑顔だったが、寂しさが混じった。
「奴隷は言いなりだから、お前の間違いを正してくれない」
「……」
「だからメイジ、としあきを、としあきを奴隷にしてもお前は」
「黙りなさい!」
窓越しでも、その叫びは伝わった。
メイジは、オクトの言葉で形になりそうな不安を、拒否するように叫んでいた。
だが、オクトは隔離されている。メイジの手の届かない場所だ。
掘られる心配もねぇ――自嘲しながら、彼は言った。
「幸せになれないんだよメイジ、そんな事もわからないって馬鹿なクソガキだな?
奴隷は侍らせられても、愛しあえる人間一人も得られないとは情けない限りで」
「オクト!」
他の元エージェントが、抵抗をしなくなっても、
彼だけはずっと、この事を伝える為だけにこそれだけの為に抵抗していた。
「……言わないで」
彼女を幸せにする為に、
「そんな恐ろしい事、言わないでくださいオクト」
彼女を、悲しませる台詞を。メイジが泣きじゃくる言葉を。
「としあきは、奴隷にします。奴隷じゃなきゃ、また見放されるもの
愛しあえなくてもいい、人形になって欲しい。オナホのついた人形でいい」
「……それでお前は、あの日、幸せだったか?」
「聞かないで、オクト」
孤児院で、一人きりの部屋。今も持っているオナホ付きの人形。
いくら語っても、エロいとだけ言われ、理解されない激しい性欲。
自分の悲しみを――癒してくれるのは、人形なんかじゃない。
生きた人間だという事は、……気付きたくない。
としあきを奴隷にして、永遠に一緒で居たいから。夢を見たいから。
彼だけはずっと、この事を伝える為だけにこそれだけの為に抵抗していた。
「……言わないで」
彼女を幸せにする為に、
「そんな恐ろしい事、言わないでくださいオクト」
彼女を、悲しませる台詞を。メイジが泣きじゃくる言葉を。
「としあきは、奴隷にします。奴隷じゃなきゃ、また見放されるもの
愛しあえなくてもいい、人形になって欲しい。オナホのついた人形でいい」
「……それでお前は、あの日、幸せだったか?」
「聞かないで、オクト」
孤児院で、一人きりの部屋。今も持っているオナホ付きの人形。
いくら語っても、エロいとだけ言われ、理解されない激しい性欲。
自分の悲しみを――癒してくれるのは、人形なんかじゃない。
生きた人間だという事は、……気付きたくない。
としあきを奴隷にして、永遠に一緒で居たいから。夢を見たいから。
「……ジュン」
メイジの後ろに、いつの間にか立っていた彼に、
「メイジが望む事が、メイジを幸せにすると、全て、そう思ってるのか?」
「……思うしかないんだ。僕は馬鹿だから」
メイジを後ろから抱きしめながら、
「ただ、命令を聞いていた方が、彼女を幸せに出来ると思うしかない」
「お前は大人失格だな、図体のでかいガキだよ」
「それでいい、メイジの人形でありたい」
「愛されるだけで、愛せない。情けない男だよな、お前も」
「自分で自分が嫌になるよ、……それでも」
ジュンは、……不死身は、
「僕はとしあき君を、彼女の人形にする」
そう、脅えながら言う男に、抱きつきながらメイジは、
ジュンに、お願いをした。
としあきを人形にしてと、子供みたいにねだった。
メイジの後ろに、いつの間にか立っていた彼に、
「メイジが望む事が、メイジを幸せにすると、全て、そう思ってるのか?」
「……思うしかないんだ。僕は馬鹿だから」
メイジを後ろから抱きしめながら、
「ただ、命令を聞いていた方が、彼女を幸せに出来ると思うしかない」
「お前は大人失格だな、図体のでかいガキだよ」
「それでいい、メイジの人形でありたい」
「愛されるだけで、愛せない。情けない男だよな、お前も」
「自分で自分が嫌になるよ、……それでも」
ジュンは、……不死身は、
「僕はとしあき君を、彼女の人形にする」
そう、脅えながら言う男に、抱きつきながらメイジは、
ジュンに、お願いをした。
としあきを人形にしてと、子供みたいにねだった。
メ「若さ! 若さってなんだ! ……抜かずに八時間やる事ですか?」
と「全然違うから、そのビッグマグナムはしまってよ。ね、いや、本編でしてないからって、アッー!」
メ「次回予告、最終回まであと少し、果たしてとしあきは私を助けられるのでしょうか?」
と「そ、それとも、僕が人形になって終わり、いいよ! そこもっと突いて!」
メ「じ、次回、14歳としあきが遂に組織へ! そして、最初に、……イイ! エロ汁噴出しそう!」
と「さ、最初に会うのはぁ、メイジじゃなく、あ、もう、だめ、いくぅ!」
ノ「……頼むから、犯りながら予告はやめてください」
メ「あ、ノヴもエロ汁塗れに」
ノ「誰のせいですか!」
と「全然違うから、そのビッグマグナムはしまってよ。ね、いや、本編でしてないからって、アッー!」
メ「次回予告、最終回まであと少し、果たしてとしあきは私を助けられるのでしょうか?」
と「そ、それとも、僕が人形になって終わり、いいよ! そこもっと突いて!」
メ「じ、次回、14歳としあきが遂に組織へ! そして、最初に、……イイ! エロ汁噴出しそう!」
と「さ、最初に会うのはぁ、メイジじゃなく、あ、もう、だめ、いくぅ!」
ノ「……頼むから、犯りながら予告はやめてください」
メ「あ、ノヴもエロ汁塗れに」
ノ「誰のせいですか!」
性の為に愛はあるのか。
愛の為に性はあるのか。
愛の為に性はあるのか。
子供を生み、自分達の種族を拡大していくには、性欲は必要である。
子孫はこうのとりによって運ばれてくる訳では無いのだから。
男と女という性があって、初めて、愛は成立する。
……だけど、この少年と少女の性交は、子供など産めない。
ただひたすら彼女が少年を抉るという、神様が本来想像しようがない、
しかし、愛しあう者同士の性交だったのである。
そして、この愛は世界中を見渡せば珍しいものでもないし、
愛の為に性を別っする必要があったかも、解らなくなってくる。
卵が先か、鶏が先か。その難題にも答えが出た世界なのに、
14歳のとしあきは、けしてこれに答える術を持ってなかった。
子孫はこうのとりによって運ばれてくる訳では無いのだから。
男と女という性があって、初めて、愛は成立する。
……だけど、この少年と少女の性交は、子供など産めない。
ただひたすら彼女が少年を抉るという、神様が本来想像しようがない、
しかし、愛しあう者同士の性交だったのである。
そして、この愛は世界中を見渡せば珍しいものでもないし、
愛の為に性を別っする必要があったかも、解らなくなってくる。
卵が先か、鶏が先か。その難題にも答えが出た世界なのに、
14歳のとしあきは、けしてこれに答える術を持ってなかった。
愛等ない、ただひたすら人間を犯し陵辱する性も、
性等ない、口付けの一つも交わす必要なく互いを思いあう愛もある。
凶暴な性欲と、異常な愛。
その二つを混ざり合わせる事が出来ず、きっと彼女は苦しんでいる。
自分にも、自信がない。
彼女の体を求めているのか、彼女の心を求めているのか、少しも解らない。
犯されたいと今も夢みているけど、それは肉体が求めているのか、
愛してるゆえなのかも、自分で判断出来ない。
彼女の物だからたとえ男性器でも奉仕できるのか、
正直、男性器ならなんでも良い程自分が淫乱なのかも。
……純愛映画はけして嫌いじゃない。綺麗事は、見ていて美しいし、せつない。
だけど自分と彼女には、全く似合わないものじゃないかなと思う。
彼女が病にかかったら、最後にする事はキスじゃなく性交だと思う。
今も目を閉じ、アパートでのあの日を思い出すと、体が火照る。……立ってしまう。
性等ない、口付けの一つも交わす必要なく互いを思いあう愛もある。
凶暴な性欲と、異常な愛。
その二つを混ざり合わせる事が出来ず、きっと彼女は苦しんでいる。
自分にも、自信がない。
彼女の体を求めているのか、彼女の心を求めているのか、少しも解らない。
犯されたいと今も夢みているけど、それは肉体が求めているのか、
愛してるゆえなのかも、自分で判断出来ない。
彼女の物だからたとえ男性器でも奉仕できるのか、
正直、男性器ならなんでも良い程自分が淫乱なのかも。
……純愛映画はけして嫌いじゃない。綺麗事は、見ていて美しいし、せつない。
だけど自分と彼女には、全く似合わないものじゃないかなと思う。
彼女が病にかかったら、最後にする事はキスじゃなく性交だと思う。
今も目を閉じ、アパートでのあの日を思い出すと、体が火照る。……立ってしまう。
情けないとなじられても、卑猥だとなじられても、自分は彼女に性欲を隠せないだろう。
愛してるから体を重ね合わせたいのか、ただ彼女の肉体を求めているのか、
その両方なのか、一方なのか、どっちにも自信が持てない。
会いたいという気持ちさえあればいい訳じゃない。
この問題に答えを出さなければ、自分はメイジに会えない。
自分は、もう一度好きだと言いたいから。
最悪、奴隷になってもいいけど、好きと伝えたいから。
その好きな気持ちに、疑いなんて持ちたくなにから。……だから、
愛してるから体を重ね合わせたいのか、ただ彼女の肉体を求めているのか、
その両方なのか、一方なのか、どっちにも自信が持てない。
会いたいという気持ちさえあればいい訳じゃない。
この問題に答えを出さなければ、自分はメイジに会えない。
自分は、もう一度好きだと言いたいから。
最悪、奴隷になってもいいけど、好きと伝えたいから。
その好きな気持ちに、疑いなんて持ちたくなにから。……だから、
「だから、ダットリーさん」
組織一の才女に、せつない声で尋ねた。
「僕はどうすればいいいんですか」
組織一の才女に、せつない声で尋ねた。
「僕はどうすればいいいんですか」
彼女の自室、車椅子に座る彼女の前で、としあきも座っている。
としあきの後頭部には、オアーズが銃口を向けていた。
机には、アップの手により紅茶が二つ置かれていて、二つとも半ば減っていた。
組織にひっそりと潜入したとしあきは、メイジの元に直接行けなかった。
寄り道は、最初から予定していた。
「他人に答えを求めるなんて、あんた、どんだけ情けないのかねぇ」
この人なら答えをくれるんじゃないかと、淡い期待を抱いたから。
みっともなく、縋っているのだ。
ダットリーは、この、メイジを狙う侵入者に対して、微笑んだ。
机には、アップの手により紅茶が二つ置かれていて、二つとも半ば減っていた。
組織にひっそりと潜入したとしあきは、メイジの元に直接行けなかった。
寄り道は、最初から予定していた。
「他人に答えを求めるなんて、あんた、どんだけ情けないのかねぇ」
この人なら答えをくれるんじゃないかと、淡い期待を抱いたから。
みっともなく、縋っているのだ。
ダットリーは、この、メイジを狙う侵入者に対して、微笑んだ。
キスをすればいいと、言った。
「昔、同性愛なんて世界中で当たり前だったさ。けど、キリスト教がそれを禁じた
子供をなせない行為だからね。神様の癖に、えらく科学的なものだよ」
少しぬるくなった紅茶を一口含んで、彼女は言葉を続ける。
子供をなせない行為だからね。神様の癖に、えらく科学的なものだよ」
少しぬるくなった紅茶を一口含んで、彼女は言葉を続ける。
「でも、そこまで合理的な宗教が広めた行為で、人間的に不自然なものがある」
「……キス?」
「唇をさ、体に押し付けるっていう性行為。あっちじゃ、男同士だろうと女同士だろうと、
たとえふたなりだろうとチュッチュしあってるよ?」
こんな風にねと言って、彼女はとしあきの手をとり、甲に口付けをした。
なんでもない行為なのに、……何か、心が温かくなった。
自然と、泣いていた。
「メイジは奪っていっていいよ。代わりにこの組織、私にくれるんだろ」
「はい、……はい」
「ギブアンドテイクは成立だけど、あと一つ条件がある」
アパートに戻ったら、私達を招待しろと言った。
「メイジちゃんとは友達で居たいからねぇ、寂しいのは嫌いだよ、わたしゃ」
顔をうつむけながら、ボロボロに泣いて、としあきは感謝した。
キスをするという単純な指示が、命令が、……何もないとしあきには嬉しすぎた。
「……キス?」
「唇をさ、体に押し付けるっていう性行為。あっちじゃ、男同士だろうと女同士だろうと、
たとえふたなりだろうとチュッチュしあってるよ?」
こんな風にねと言って、彼女はとしあきの手をとり、甲に口付けをした。
なんでもない行為なのに、……何か、心が温かくなった。
自然と、泣いていた。
「メイジは奪っていっていいよ。代わりにこの組織、私にくれるんだろ」
「はい、……はい」
「ギブアンドテイクは成立だけど、あと一つ条件がある」
アパートに戻ったら、私達を招待しろと言った。
「メイジちゃんとは友達で居たいからねぇ、寂しいのは嫌いだよ、わたしゃ」
顔をうつむけながら、ボロボロに泣いて、としあきは感謝した。
キスをするという単純な指示が、命令が、……何もないとしあきには嬉しすぎた。
犯されるんだろうな、と思う。そして、自分も犯されたい。
だけどその間、キスをしようと思った。
純愛映画みたいなキレイなキスは絶対できない、貪るようなやらしいキスになるだろう。
それでもいい。
相手を陵辱するんじゃなくて、相手の心を求め合うキスが出来るなら、
それで、好きという気持ちが伝わるなら。
掘られながらでも、それでいい。それで――
「させない」
アップとオアーズによって、メイジの部屋の前に案内された彼に、立ちはだかる、
「メイジにキスなんてさせないよ、君は恋人になっちゃいけない。人形になれ、としあき君」
不死身のエージェント、ジュンの手には、何も武器などない。
「愛さなければ、悲しみも無いから。例え」
喜びが彼女になくてもと、こう言ってジュンという名のメイジの人形は、全力の一撃で襲い掛かり、
……その狂拳を防いだのはとしあきでなく、ノヴの崩れた顔だった。
だけどその間、キスをしようと思った。
純愛映画みたいなキレイなキスは絶対できない、貪るようなやらしいキスになるだろう。
それでもいい。
相手を陵辱するんじゃなくて、相手の心を求め合うキスが出来るなら、
それで、好きという気持ちが伝わるなら。
掘られながらでも、それでいい。それで――
「させない」
アップとオアーズによって、メイジの部屋の前に案内された彼に、立ちはだかる、
「メイジにキスなんてさせないよ、君は恋人になっちゃいけない。人形になれ、としあき君」
不死身のエージェント、ジュンの手には、何も武器などない。
「愛さなければ、悲しみも無いから。例え」
喜びが彼女になくてもと、こう言ってジュンという名のメイジの人形は、全力の一撃で襲い掛かり、
……その狂拳を防いだのはとしあきでなく、ノヴの崩れた顔だった。
「……初めて、ですね」
崩れた部分を殴られたノブの、その顔から、血が、じんわりと滲む。
瘡蓋を無理矢理ひっぺがしたような傷は、ひりつくような痛みを生むが、
それでも尚少年は笑い、
「院長先生に、殴られるのは――」
そして、その顔を崩した。
鳩尾へ一気に突き刺さる、無慈悲なジュンの一撃は、
何も無い腹の中を嘔吐させる程に強烈な一発だった。
大人が、子供を全力で殴る。
「ノヴく」
思わず声をかけたとしあきのローを鞭のようにしなる足で蹴り、
よろめいた所を体を重ねるようにして、押しつぶして、
腹の部分の肉を、親指と人差し指で引きちぎるように、つねった。
「いああああああああ!?」
崩れた部分を殴られたノブの、その顔から、血が、じんわりと滲む。
瘡蓋を無理矢理ひっぺがしたような傷は、ひりつくような痛みを生むが、
それでも尚少年は笑い、
「院長先生に、殴られるのは――」
そして、その顔を崩した。
鳩尾へ一気に突き刺さる、無慈悲なジュンの一撃は、
何も無い腹の中を嘔吐させる程に強烈な一発だった。
大人が、子供を全力で殴る。
「ノヴく」
思わず声をかけたとしあきのローを鞭のようにしなる足で蹴り、
よろめいた所を体を重ねるようにして、押しつぶして、
腹の部分の肉を、親指と人差し指で引きちぎるように、つねった。
「いああああああああ!?」
神経のつまった肌を強烈に締め上げる行為。
もしそれを、大の大人が戦略に取り入れたならば、恐ろしい物になる。
穴あきペンチで自分の肌を挟まれるような体験に、
叫び声をあげられずに居る者が、どれだけいるのであろうか。
「とし、あきさん」
「どういう心変わりかは知らない」
つねるのを離し、体を離して次にジュンが繰り出したのは、
股間の部分を思いっきりかかとで踏みつける行為だった。
声も、出せない。一瞬で、脳から命が抜けていくような感覚。
白目を剥きとしあきは股間を押さえ込み、情けない声で呻いた。
「メイジが好きな君が、どうして、僕を止めようとする
主人に対しての正誤の判断が、……おかしい」
……息を整えた、ノヴは話しかけ、「僕はメイジさんを」
――その途中で攻撃をしかける。フェイントをかける。
もしそれを、大の大人が戦略に取り入れたならば、恐ろしい物になる。
穴あきペンチで自分の肌を挟まれるような体験に、
叫び声をあげられずに居る者が、どれだけいるのであろうか。
「とし、あきさん」
「どういう心変わりかは知らない」
つねるのを離し、体を離して次にジュンが繰り出したのは、
股間の部分を思いっきりかかとで踏みつける行為だった。
声も、出せない。一瞬で、脳から命が抜けていくような感覚。
白目を剥きとしあきは股間を押さえ込み、情けない声で呻いた。
「メイジが好きな君が、どうして、僕を止めようとする
主人に対しての正誤の判断が、……おかしい」
……息を整えた、ノヴは話しかけ、「僕はメイジさんを」
――その途中で攻撃をしかける。フェイントをかける。
小さな体を十分に振りかぶっての一撃は、お返しとばかり鳩尾に突き刺さったが、
呻きながらもそれと同時にジュンは、少年の崩れた顔を掌で覆い、
握り潰す。
「ぃ、ぎ!?」
そしてその箇所に、サッカーボールに対するように躊躇なく蹴りを叩き込む。
吹き飛ぶノヴ、靴の甲に、糊のようにべっとりと血が付いた。
卑怯だ、外道だ。
そして、純粋だった。
メイジを守る為ならなんだってする。それは狂気に良く似ていたが、
初めて、彼女を拾った日と根本は変わっていない。
「……院長先生」
……変わってないのなら、
「としあきさんを、会わせてあげて、その人だったら」
「メイジを、奴隷じゃなくて恋人として幸せに出来るかもしれない」
呻きながらもそれと同時にジュンは、少年の崩れた顔を掌で覆い、
握り潰す。
「ぃ、ぎ!?」
そしてその箇所に、サッカーボールに対するように躊躇なく蹴りを叩き込む。
吹き飛ぶノヴ、靴の甲に、糊のようにべっとりと血が付いた。
卑怯だ、外道だ。
そして、純粋だった。
メイジを守る為ならなんだってする。それは狂気に良く似ていたが、
初めて、彼女を拾った日と根本は変わっていない。
「……院長先生」
……変わってないのなら、
「としあきさんを、会わせてあげて、その人だったら」
「メイジを、奴隷じゃなくて恋人として幸せに出来るかもしれない」
そんな事は解っている。だが、
「メイジは、それは望んでいないよ、ノヴ君
心の底ではそう望んでいるかもしれないけど、表面上は、嫌だって言ってる
心の底なんて僕らには関係ないよね、ただ、与えられた命令だけをすればいい」
立ち上がったノヴに対して、ポケットから取り出したのは銃じゃなくて、石。
「僕はメイジが好きだ、でも、彼女を幸せに出来なかった」
ノヴの崩れた顔に投げつける。えぐりこむ石、血が宙に舞った。
崩れた顔が土砂崩れのようにさらに破綻していく。
「だからそれからは、メイジの望む事だけをしようと思った
彼女の願いをかなえる人形になろうと思った、……としあき君」
後ろでやっと呻きを抑えてきた少年に、振り返らず、話しかける。
「僕はなんて事ない、ただの男だよ。でも、メイジの為なら必死になれる」
不死身と呼ばれる男は、
「僕如きを倒せないなら、君は、人形になった方がいい」
そう言った。
「メイジは、それは望んでいないよ、ノヴ君
心の底ではそう望んでいるかもしれないけど、表面上は、嫌だって言ってる
心の底なんて僕らには関係ないよね、ただ、与えられた命令だけをすればいい」
立ち上がったノヴに対して、ポケットから取り出したのは銃じゃなくて、石。
「僕はメイジが好きだ、でも、彼女を幸せに出来なかった」
ノヴの崩れた顔に投げつける。えぐりこむ石、血が宙に舞った。
崩れた顔が土砂崩れのようにさらに破綻していく。
「だからそれからは、メイジの望む事だけをしようと思った
彼女の願いをかなえる人形になろうと思った、……としあき君」
後ろでやっと呻きを抑えてきた少年に、振り返らず、話しかける。
「僕はなんて事ない、ただの男だよ。でも、メイジの為なら必死になれる」
不死身と呼ばれる男は、
「僕如きを倒せないなら、君は、人形になった方がいい」
そう言った。
……立ち上がるとしあき、無防備な背中をみつめる。
だけど、どう襲い掛かっても、何をしても、返される気がする。
どこからどう見てもただの大学生にしか見えないのに、
必死になるだけでどうして、こんな事が出来るのだろう。
筋力がアップしたとか、速さが増したとかそんなんじゃない、
メイジの為の行動にためらいが無くなる、大人が子供を虐めれる。
必死になれば、もう死ぬのだから、それ以上は死ねない。
不死身――
「……僕は、貴方みたいになれない」
せつなそうな声で呟いた。
「メイジが好きだけど、メイジの為に人殺しなんて出来ない
メイジが好きだけど、メイジの為に奴隷になんてなれない」
「それが君の優しさだし、強さだし、弱さだろうね」
相変わらず無防備な背中を向けている。
これ以上、奴隷を無駄に痛めつけたくない、という配慮だろうか。
だけど、どう襲い掛かっても、何をしても、返される気がする。
どこからどう見てもただの大学生にしか見えないのに、
必死になるだけでどうして、こんな事が出来るのだろう。
筋力がアップしたとか、速さが増したとかそんなんじゃない、
メイジの為の行動にためらいが無くなる、大人が子供を虐めれる。
必死になれば、もう死ぬのだから、それ以上は死ねない。
不死身――
「……僕は、貴方みたいになれない」
せつなそうな声で呟いた。
「メイジが好きだけど、メイジの為に人殺しなんて出来ない
メイジが好きだけど、メイジの為に奴隷になんてなれない」
「それが君の優しさだし、強さだし、弱さだろうね」
相変わらず無防備な背中を向けている。
これ以上、奴隷を無駄に痛めつけたくない、という配慮だろうか。
だが、歯向かわなければいけない。
無謀につっこむんじゃなくて、それも、ある程度の予測をたてて。
メイジを自分より前から知っていて、彼女を一番深く愛している男。
それを倒す為の方法――
としあきは全力で走り、振り返ったジュンに、
倒された。
のしかかられる。
さっきと同じ体制、
さっきと同じつねりという攻撃、としあきは、
手足も動かない状態でした事は、
無謀につっこむんじゃなくて、それも、ある程度の予測をたてて。
メイジを自分より前から知っていて、彼女を一番深く愛している男。
それを倒す為の方法――
としあきは全力で走り、振り返ったジュンに、
倒された。
のしかかられる。
さっきと同じ体制、
さっきと同じつねりという攻撃、としあきは、
手足も動かない状態でした事は、
ジュンの唇を、唇で塞ぐ事。
……生理的な嫌悪感は、芽生える事が無かった。
ただ、疑問が生まれ、ジュンの行動は止まっていた。
ただ、疑問が生まれ、ジュンの行動は止まっていた。
「なんでこんな事を」
「キス、今みたいにさせて下さい」
……馬鹿みたいに、願っていた。
「メイジにキスをします、物語の終わりみたいに
キスしたら、お姫様だって眠りから目覚めるじゃないですか
キスで、メイジを幸せにしますから、だから」
涙ぐみながらまた、ジュンにキスをする。
顔を抑えながら、呆気にとられているノヴ。
「僕を彼女に会わせてください、ジュンさん」
……馬鹿な子供と、感じた。……自分に凄く似ていると。
ジュンは立ち上がり、情けない顔のとしあきの襟を掴み、
投げ飛ばした。
……メイジの部屋に向かって。
「……僕は君を、メイジの奴隷にする事はできない
だから、メイジ本人に人形に仕上げてもらう」
「キス、今みたいにさせて下さい」
……馬鹿みたいに、願っていた。
「メイジにキスをします、物語の終わりみたいに
キスしたら、お姫様だって眠りから目覚めるじゃないですか
キスで、メイジを幸せにしますから、だから」
涙ぐみながらまた、ジュンにキスをする。
顔を抑えながら、呆気にとられているノヴ。
「僕を彼女に会わせてください、ジュンさん」
……馬鹿な子供と、感じた。……自分に凄く似ていると。
ジュンは立ち上がり、情けない顔のとしあきの襟を掴み、
投げ飛ばした。
……メイジの部屋に向かって。
「……僕は君を、メイジの奴隷にする事はできない
だから、メイジ本人に人形に仕上げてもらう」
哀れみとかじゃなく、本当に、そんな理由だった。
多分どんな手段を使っても、他人である自分が、彼を人形に出来ない。
優しさ等でなく、そう判断しただけだった。
「君を肉人形にしたい彼女に会わせよう」
「……それで、もし」
としあきは立ち上がる。
「メイジが、僕の事を、恋人にしたいと思い直したら」
「僕は彼女の望みの為に生きる人間だ」
ジュンは、笑わなかった。どこか落ち込んでいるようでもあった。
「だったら、それでいい」
相手に何もかもを与える事が自分の愛だった。
けれど、少年は奪い、与える愛を知っている。
……どっちが大人なのか解らない。
「ありがとうございます」
礼をいって、としあきはメイジの部屋に入っていく。
多分どんな手段を使っても、他人である自分が、彼を人形に出来ない。
優しさ等でなく、そう判断しただけだった。
「君を肉人形にしたい彼女に会わせよう」
「……それで、もし」
としあきは立ち上がる。
「メイジが、僕の事を、恋人にしたいと思い直したら」
「僕は彼女の望みの為に生きる人間だ」
ジュンは、笑わなかった。どこか落ち込んでいるようでもあった。
「だったら、それでいい」
相手に何もかもを与える事が自分の愛だった。
けれど、少年は奪い、与える愛を知っている。
……どっちが大人なのか解らない。
「ありがとうございます」
礼をいって、としあきはメイジの部屋に入っていく。
「……ノヴ君」
「なんですか、院長先生」
「メイジは幸せになれるかな?」
そんな事等わかるはずがない、意地の悪い質問のつもりだった。だが、
「はい」
ノヴは、ためらいもなくそう答えた。
……供に暮らさなければ解らない、あの少年の何かを知ってるのだろうか。
一緒に暮らしてみようかなと、自分の唇を抑え、そう思った。
「なんですか、院長先生」
「メイジは幸せになれるかな?」
そんな事等わかるはずがない、意地の悪い質問のつもりだった。だが、
「はい」
ノヴは、ためらいもなくそう答えた。
……供に暮らさなければ解らない、あの少年の何かを知ってるのだろうか。
一緒に暮らしてみようかなと、自分の唇を抑え、そう思った。
部屋に入ったその瞬間、
椅子に座ったメイジは、
「お帰り」
銃を放った。
「としあき」
少年の胸に、銃弾を叩き込んでいた。けど、……としあきは笑っている。
椅子に座ったメイジは、
「お帰り」
銃を放った。
「としあき」
少年の胸に、銃弾を叩き込んでいた。けど、……としあきは笑っている。
彼女の銃弾は正確無比に、狙った位置へ飛んだ。
……それでも、心臓に当たっても、としあきは死んでいない。
何故か?
「……え、えっと、あの、メイジ?」
骨にもギリギリ皹は入らなかった。
「僕、殺したら、意味ないと思うんですけど」
「死姦もいいものかなと思いまして」
防弾チョッキをつけていたから。ただ、それだけの事。
「後先考えずに撃ってましたね、迂闊でした」
「迂闊な事で僕を殺さないで欲しいんだけど」
別れ半年、オクトと出会い彼女を取りもどうとして数ヶ月、
それ以来の再会のはずなのに、淡々と、喋っている。
まるであの日のように二人は話していた。
「……凄いね、メイジ」
……それでも、心臓に当たっても、としあきは死んでいない。
何故か?
「……え、えっと、あの、メイジ?」
骨にもギリギリ皹は入らなかった。
「僕、殺したら、意味ないと思うんですけど」
「死姦もいいものかなと思いまして」
防弾チョッキをつけていたから。ただ、それだけの事。
「後先考えずに撃ってましたね、迂闊でした」
「迂闊な事で僕を殺さないで欲しいんだけど」
別れ半年、オクトと出会い彼女を取りもどうとして数ヶ月、
それ以来の再会のはずなのに、淡々と、喋っている。
まるであの日のように二人は話していた。
「……凄いね、メイジ」
銃口を今度は、自分の顔に向ける彼女に、微笑みながら近づいていく。
「ほんの少ししか経ってないのに、こんな凄い組織を作れるんだから」
「私にとっては長い時間でした、としあき」
彼女も、柔らかく微笑んだ。
「貴方の居ない空間は、終わらない冬のようでしたから」
「それで、僕が春を売りに来たから」
「ええ……とても嬉しいです。……貴方と話していると、心が暖かくなる」
嬉しかった。
「こんなおぞましい私を、助ける為に来てくれたんですよね
弱いくせに、がんばって、奴隷だったのに、ヒーローみたいになって
奉仕者も、手先も、ジュンも、ノヴも、やっつけて来た正義の味方
……私はお姫様なんですね、としあきにとって……。……嬉しい」
だけど、
「でも、としあき」
悲しかった。
「ほんの少ししか経ってないのに、こんな凄い組織を作れるんだから」
「私にとっては長い時間でした、としあき」
彼女も、柔らかく微笑んだ。
「貴方の居ない空間は、終わらない冬のようでしたから」
「それで、僕が春を売りに来たから」
「ええ……とても嬉しいです。……貴方と話していると、心が暖かくなる」
嬉しかった。
「こんなおぞましい私を、助ける為に来てくれたんですよね
弱いくせに、がんばって、奴隷だったのに、ヒーローみたいになって
奉仕者も、手先も、ジュンも、ノヴも、やっつけて来た正義の味方
……私はお姫様なんですね、としあきにとって……。……嬉しい」
だけど、
「でも、としあき」
悲しかった。
「気づいてますよね」
情けなかった。
「私は、恥ずかしいです」
こんな状況で、大好きな人が、会いに来てくれたのに、
「だから笑ってください、侮蔑してください」
それよりも勝る物――
情けなかった。
「私は、恥ずかしいです」
こんな状況で、大好きな人が、会いに来てくれたのに、
「だから笑ってください、侮蔑してください」
それよりも勝る物――
「勃起、してるんですよ」
彼女の股間の膨らみは隠せない。
彼女の股間の膨らみは隠せない。
涙を流していた。
「……私はお姫様なんかじゃありません、こんな状況でも体を求める
貴方の姿を見ただけで、性欲が隠せないけだものなんです」
泣きながら自分の物を、いじり始めるメイジ。
「……私はお姫様なんかじゃありません、こんな状況でも体を求める
貴方の姿を見ただけで、性欲が隠せないけだものなんです」
泣きながら自分の物を、いじり始めるメイジ。
としあきは笑わない。
「そんな、そんな目で、見ないで、としあき」
彼が近寄ってくる。
「いっそ、侮蔑してくれた方が楽ですから、こんな時にも勃起してるって
どこまでも変態だってなじられた方が、救われますから
哀れみの目で見ないで、可愛そうだと思わないで、……私を、不幸な子だと否定しないで」
耐えられない。
「としあき、貴方が好きです。だから私を肯定する存在に、
奴隷になって欲しいんです。貴方をむちゃくちゃに犯す役割を持った
主人に、なりたいんです。だから私に忠誠を誓って、人形になって」
なんでこんな物が生えていて、そして、それを扱いてしまって、
馬鹿みたいに泣きながら、かなわない願いを叫んでいるのか、
メイジには何も解らなかった。
「普通の女の子じゃなかったから、貴方に会って幸せになれた
だけど、普通の女の子じゃないから、普通じゃ幸せになれない」
「そんな、そんな目で、見ないで、としあき」
彼が近寄ってくる。
「いっそ、侮蔑してくれた方が楽ですから、こんな時にも勃起してるって
どこまでも変態だってなじられた方が、救われますから
哀れみの目で見ないで、可愛そうだと思わないで、……私を、不幸な子だと否定しないで」
耐えられない。
「としあき、貴方が好きです。だから私を肯定する存在に、
奴隷になって欲しいんです。貴方をむちゃくちゃに犯す役割を持った
主人に、なりたいんです。だから私に忠誠を誓って、人形になって」
なんでこんな物が生えていて、そして、それを扱いてしまって、
馬鹿みたいに泣きながら、かなわない願いを叫んでいるのか、
メイジには何も解らなかった。
「普通の女の子じゃなかったから、貴方に会って幸せになれた
だけど、普通の女の子じゃないから、普通じゃ幸せになれない」
としあきの距離がここまで近くなっても、
彼の眉間に、銃口を突きつける事になっても、……解らない。
「貴方を人形にする以外、私が幸せになる方法が解らないんです」
「メイジ」
「人形になってとしあき、愛が無くてもいいから、私に全てを捧げて
毎日犯してあげますから、かわいらしい貴方をどろどろにしますから」
「僕も君が好きだから」
「ミルクも毎朝飲ませてあげます、夜にだって飲ませてあげます
……私は、淫乱なんです、今もこうして、貴方の顔でオナニーして
……嫌、どうして、どうしてこんな体なんですか?
私はどうしてふたなりなんですか? どうしてこんな淫らなんですか?」
「君も、僕が好きだから」
「なんでこんな、恋愛映画のような場面で、私は勃起してるんですか?
何もかも台無しにする浅ましい存在なんですか?」
彼の眉間に、銃口を突きつける事になっても、……解らない。
「貴方を人形にする以外、私が幸せになる方法が解らないんです」
「メイジ」
「人形になってとしあき、愛が無くてもいいから、私に全てを捧げて
毎日犯してあげますから、かわいらしい貴方をどろどろにしますから」
「僕も君が好きだから」
「ミルクも毎朝飲ませてあげます、夜にだって飲ませてあげます
……私は、淫乱なんです、今もこうして、貴方の顔でオナニーして
……嫌、どうして、どうしてこんな体なんですか?
私はどうしてふたなりなんですか? どうしてこんな淫らなんですか?」
「君も、僕が好きだから」
「なんでこんな、恋愛映画のような場面で、私は勃起してるんですか?
何もかも台無しにする浅ましい存在なんですか?」
愛よりも、性欲を捨てられなくて。
夢よりも、性欲を選んでしまって。
何よりも、きっと、もしかしたら、
としあきよりも性欲が大事で。
「犯させて、としあき。私を殺してもいいから」
……としあきは、
うなずいた。
「犯していいよ、メイジ」
そして――
「僕を殺してから」
笑った。
「そんなの嫌、殺したくないとしあき」
「……ごめんね、メイジ」
としあきは申し訳なさそうな顔をして、そして、
夢よりも、性欲を選んでしまって。
何よりも、きっと、もしかしたら、
としあきよりも性欲が大事で。
「犯させて、としあき。私を殺してもいいから」
……としあきは、
うなずいた。
「犯していいよ、メイジ」
そして――
「僕を殺してから」
笑った。
「そんなの嫌、殺したくないとしあき」
「……ごめんね、メイジ」
としあきは申し訳なさそうな顔をして、そして、
パァンと、
乾いた音が鳴る。
血が、流れた。
……としあきから。
「……どうして」
自分自身へ向けて放った小さな銃弾は、
としあきを死に掛けにした。
「どうして、としあき!」
縋り付く彼女に、声を出す気力も無い。……痛みで気を失う前に、
としあきは彼女に手紙を渡す。
「まさ、か」
全て、計算なのか?
賭けなのか?
乾いた音が鳴る。
血が、流れた。
……としあきから。
「……どうして」
自分自身へ向けて放った小さな銃弾は、
としあきを死に掛けにした。
「どうして、としあき!」
縋り付く彼女に、声を出す気力も無い。……痛みで気を失う前に、
としあきは彼女に手紙を渡す。
「まさ、か」
全て、計算なのか?
賭けなのか?
何の為――
僕が、生きていたら、キスしてください。
そう手紙に書かれていた。
そう手紙に書かれていた。
……手紙を読んだ彼女の手が、ふるふると震える。
目の前には、人形になりかけのとしあき。
人の形をした、命のないものになりかけのとしあき。
彼女が欲しがっていたもの、彼女が待ち望んでいたもの、
もうすぐ、少女の手に入る――
「……誰か」
だけど、
「誰かぁ!」
欲しいのは、こんな物じゃない。
目の前には、人形になりかけのとしあき。
人の形をした、命のないものになりかけのとしあき。
彼女が欲しがっていたもの、彼女が待ち望んでいたもの、
もうすぐ、少女の手に入る――
「……誰か」
だけど、
「誰かぁ!」
欲しいのは、こんな物じゃない。
「助けて、としあきを助けて、死なせないで!」
狂乱した彼女は、泣きじゃくりながら部屋の外へ向かっていく。
「誰か、、誰か来て、としあきが!」
自分が欲しかったのは、ただの人形じゃない。
犯したら、声を出して欲しい、感じて欲しい、ぬくもりを与えて欲しい、
逃げないで欲しい、絶望しないで欲しい、私を見放さないで欲しい、
私が犯しても、私が何度も何度も狂ったように犯しても、
それでも、
「死なせたくない」
笑ってくれる、としあきがいいから。
人形よりも、そっちの方がずっといいから、そう、
やっと気づいた。
「としあき――」
部屋を出る直前、彼女が亡骸に振り向いて、
狂乱した彼女は、泣きじゃくりながら部屋の外へ向かっていく。
「誰か、、誰か来て、としあきが!」
自分が欲しかったのは、ただの人形じゃない。
犯したら、声を出して欲しい、感じて欲しい、ぬくもりを与えて欲しい、
逃げないで欲しい、絶望しないで欲しい、私を見放さないで欲しい、
私が犯しても、私が何度も何度も狂ったように犯しても、
それでも、
「死なせたくない」
笑ってくれる、としあきがいいから。
人形よりも、そっちの方がずっといいから、そう、
やっと気づいた。
「としあき――」
部屋を出る直前、彼女が亡骸に振り向いて、
「……」
「……ええと」
「……とし、あき」
「ド、ドッキリ、成功、なんて」
「……」
「い、いや、だって僕、防弾チョッキつけてたでしょ?
血はその、鶏とか用意できなかったから、ただの絵の具で……
あ、そ、そんな怒らないで、走ってこなくても、いやちょっとぎゃー!?」
華麗なるドロップキックを、決められたとしあきは垂直に吹っ飛んだ。
「し、暫く見ない内にこんな技を」
「ふざけないでください! なんですか、何考えてるんですか!
どれだけ心配したと、こんな冗談を、としあきという人は――」
「メイジ」
「……ええと」
「……とし、あき」
「ド、ドッキリ、成功、なんて」
「……」
「い、いや、だって僕、防弾チョッキつけてたでしょ?
血はその、鶏とか用意できなかったから、ただの絵の具で……
あ、そ、そんな怒らないで、走ってこなくても、いやちょっとぎゃー!?」
華麗なるドロップキックを、決められたとしあきは垂直に吹っ飛んだ。
「し、暫く見ない内にこんな技を」
「ふざけないでください! なんですか、何考えてるんですか!
どれだけ心配したと、こんな冗談を、としあきという人は――」
「メイジ」
そして、
「僕のお願い、聞いてくれるよね?」
「僕のお願い、聞いてくれるよね?」
手紙の内容は、即実行される。不意に唇を奪う少年。
メイジの瞳は一瞬驚きで閃いたが、
……それでも、陶酔してしまった。
目を閉じて、抱きしめあい、長く長く口付けを交わした。
メイジの瞳は一瞬驚きで閃いたが、
……それでも、陶酔してしまった。
目を閉じて、抱きしめあい、長く長く口付けを交わした。
「……ん」
互いの唇が離れた後、メイジはとしあきに頬を寄せる。
「……としあきは、私の奴隷の癖に、生意気です」
「お仕置きする?」
「ええ、……凄いですよ、今の私は。エロ汁噴出しまくりです」
「うん、僕も多分、馬鹿みたいに喘いじゃうから、ていうか喘ぎます、変態でごめんなさい」
互いの唇が離れた後、メイジはとしあきに頬を寄せる。
「……としあきは、私の奴隷の癖に、生意気です」
「お仕置きする?」
「ええ、……凄いですよ、今の私は。エロ汁噴出しまくりです」
「うん、僕も多分、馬鹿みたいに喘いじゃうから、ていうか喘ぎます、変態でごめんなさい」
「でも不思議です」
キスをしている、あの間だけは。
「ずっと、ずっとキスだけをしたいと思ってた。犯したいとは思わなかった」
「……それじゃ、もう一度する?」
「嫌です。それより早くちんぽをとしあきの尻にぶちこみたいです」
「……もうちょっとムードを大事にっていうかいや待って!? 本当にいきなり!?」
「ああ久しぶりのとしあきのお尻、いい艶、いいひくつき、あはぁ……」
「品定めしてる!? も、もう少し、色々話してからとかの方が! ああもうメイジ!」
「としあき、このセックスが終わったら」
彼女は自分の物をあてがいながら、
「また、キスしましょうね」
「……メイジの馬鹿」
顔を赤くする彼が愛しくて、そして、
久しぶりの二人の行為は、相変わらず異常で、けど、
相変わらず、幸せそうで。
キスをしている、あの間だけは。
「ずっと、ずっとキスだけをしたいと思ってた。犯したいとは思わなかった」
「……それじゃ、もう一度する?」
「嫌です。それより早くちんぽをとしあきの尻にぶちこみたいです」
「……もうちょっとムードを大事にっていうかいや待って!? 本当にいきなり!?」
「ああ久しぶりのとしあきのお尻、いい艶、いいひくつき、あはぁ……」
「品定めしてる!? も、もう少し、色々話してからとかの方が! ああもうメイジ!」
「としあき、このセックスが終わったら」
彼女は自分の物をあてがいながら、
「また、キスしましょうね」
「……メイジの馬鹿」
顔を赤くする彼が愛しくて、そして、
久しぶりの二人の行為は、相変わらず異常で、けど、
相変わらず、幸せそうで。
一ヵ月後――
「……ここが新しい、としあきと私の愛の巣」
「本当はもっと安い所が良かったんだけどね」
見上げるのは築二年、家賃公共費含めて六万二千円と、
この地方にしては割高な値段ではあるが、仕方あるまい。
「前のような場所って、良く考えたら声だだ漏れだもんね」
「ええ、火事で全部焼けてよかったです」
「……まさか住人も」
「失敬な、このメイジ、人殺しなんて真似はしません」
「僕殺そうとしてたじゃん!」
「はいはい、痴話げんかはいいから」
新しい住処を見上げる二人に、声をかけるのは、
「しっかりこの荷物運ばないかい、全くぐずだね」
「……車椅子に座って何もしない貴方に言われましても」
「……ここが新しい、としあきと私の愛の巣」
「本当はもっと安い所が良かったんだけどね」
見上げるのは築二年、家賃公共費含めて六万二千円と、
この地方にしては割高な値段ではあるが、仕方あるまい。
「前のような場所って、良く考えたら声だだ漏れだもんね」
「ええ、火事で全部焼けてよかったです」
「……まさか住人も」
「失敬な、このメイジ、人殺しなんて真似はしません」
「僕殺そうとしてたじゃん!」
「はいはい、痴話げんかはいいから」
新しい住処を見上げる二人に、声をかけるのは、
「しっかりこの荷物運ばないかい、全くぐずだね」
「……車椅子に座って何もしない貴方に言われましても」
「部屋を探したのは私じゃないか、だろ?」
車椅子に座った彼女、ダットリーは、
私服姿のオアーズとアップに同意を求めている。
「そもそも二人とも未成年だから、保証人が居るってぇのに
私がその保証人をやってるんじゃないか? だいたい」
「ご、ごめんなさい! ほらメイジも謝って」
「組織に居た時は私の部下でしたのに」
ぶつぶつ言いながら手伝いをしようと、軽トラに、
……たった一人で冷蔵庫を運び出すテンパや、
配線工事の為に来たcgiとイングリッド、
元奉仕者の手先が勢ぞろいで手伝いに来ていた。
「……でも、オクトさんとかは居ないけど?」
「もうブルガリアに帰っちゃいましたしね」
車椅子に座った彼女、ダットリーは、
私服姿のオアーズとアップに同意を求めている。
「そもそも二人とも未成年だから、保証人が居るってぇのに
私がその保証人をやってるんじゃないか? だいたい」
「ご、ごめんなさい! ほらメイジも謝って」
「組織に居た時は私の部下でしたのに」
ぶつぶつ言いながら手伝いをしようと、軽トラに、
……たった一人で冷蔵庫を運び出すテンパや、
配線工事の為に来たcgiとイングリッド、
元奉仕者の手先が勢ぞろいで手伝いに来ていた。
「……でも、オクトさんとかは居ないけど?」
「もうブルガリアに帰っちゃいましたしね」
「本当にいいのか? ジュン」
帰りの飛行機、隣の席になったジュンに問うオクト。
「お前にとって命をかけて守る存在なんだろ?
日本に残らずに、それは果たせるというのか?」
「……もう隣に、としあき君が居るからね」
「僕は失恋しちゃいましたし」
顔を仮面で隠したノヴも、ため息をつく。
慰めてあげようかしら? と微笑む、奴隷から人間に復帰した、
フェブに対して、遠慮しておきますと言っておいた。
「それに、やっぱり日本よりブルガリアの方が、肌にあってますから」
「……だな、まぁたまにメイジの譲ちゃんちに遊びに行くのはいいけど」
「ただ、一つだけ心残りがありますよね」
「全くだ」
忙しかったせいで、祖国の英雄が土俵にあがる様を見れなかった事である。
心残りがありつつも、元エージェントは、一路ブルガリアへ。
帰りの飛行機、隣の席になったジュンに問うオクト。
「お前にとって命をかけて守る存在なんだろ?
日本に残らずに、それは果たせるというのか?」
「……もう隣に、としあき君が居るからね」
「僕は失恋しちゃいましたし」
顔を仮面で隠したノヴも、ため息をつく。
慰めてあげようかしら? と微笑む、奴隷から人間に復帰した、
フェブに対して、遠慮しておきますと言っておいた。
「それに、やっぱり日本よりブルガリアの方が、肌にあってますから」
「……だな、まぁたまにメイジの譲ちゃんちに遊びに行くのはいいけど」
「ただ、一つだけ心残りがありますよね」
「全くだ」
忙しかったせいで、祖国の英雄が土俵にあがる様を見れなかった事である。
心残りがありつつも、元エージェントは、一路ブルガリアへ。
昼過ぎには、すっかり引越しは完了したが、
「……あのさメイジ、家電とかそういうもの用意してよ」
「どうしてですか、これらは全部生活の必需品じゃ」
「大人の玩具とかローション一年分とか、明らかに必需品じゃない!」
としあきは正論を言っているが、他の面子からしたら何を今更といったところ。
あの再会のあと、メイジの部屋で一週間こもりっきりだったのは忘れない。
寝食忘れて、やっと部屋から出てきたら、二人して栄養失調になりかけてた。
「とりあえず鍋でもしようかい、つっても、テンパ用に別に用意しなきゃいけないが」
「……自分を制するのはできる」
「空腹我慢サレテモサー」
「うちらも心苦しいし、なぁそやろジッパ」
室内に犬をいれてはいけないが、ベランダには大丈夫だと、犬も居た。
「……そういえば、鍋作る前に聞いておきたいんですけど
結局組織のほうはどうするんですか?」
「……あのさメイジ、家電とかそういうもの用意してよ」
「どうしてですか、これらは全部生活の必需品じゃ」
「大人の玩具とかローション一年分とか、明らかに必需品じゃない!」
としあきは正論を言っているが、他の面子からしたら何を今更といったところ。
あの再会のあと、メイジの部屋で一週間こもりっきりだったのは忘れない。
寝食忘れて、やっと部屋から出てきたら、二人して栄養失調になりかけてた。
「とりあえず鍋でもしようかい、つっても、テンパ用に別に用意しなきゃいけないが」
「……自分を制するのはできる」
「空腹我慢サレテモサー」
「うちらも心苦しいし、なぁそやろジッパ」
室内に犬をいれてはいけないが、ベランダには大丈夫だと、犬も居た。
「……そういえば、鍋作る前に聞いておきたいんですけど
結局組織のほうはどうするんですか?」
メイジから譲り受けた組織は、これからも存続させるらしい。
ただし現在、政府と交渉中であるとの事。
「正義の味方でもする気なんですか?」
「まさか、商売だよ。……蛇の道は蛇っていうしね
犯罪ギリギリの事をやって、犯罪やっちゃった奴らを探し当てて、捕まえて売る
その代わり政治家から金をたんまりと頂く
その金で、組織は絶対数を保つ。勢力の拡大を目的しない
そういう機能だけをもった組織になるという訳さ」
「……切り捨てられませんか?」
「まさか。交渉相手はお得意様ばかりだ」
どういう事?という顔のとしあきに、ダットリーは笑った。
「売春はまだやってるんだ。……政治家の性癖結構面白いよ?
それを正直に晒す奴は、……逆に、信用おけるじゃないか」
アップが作った鍋は、スタミナをつけてとカキのキムチ鍋だった。
ただし現在、政府と交渉中であるとの事。
「正義の味方でもする気なんですか?」
「まさか、商売だよ。……蛇の道は蛇っていうしね
犯罪ギリギリの事をやって、犯罪やっちゃった奴らを探し当てて、捕まえて売る
その代わり政治家から金をたんまりと頂く
その金で、組織は絶対数を保つ。勢力の拡大を目的しない
そういう機能だけをもった組織になるという訳さ」
「……切り捨てられませんか?」
「まさか。交渉相手はお得意様ばかりだ」
どういう事?という顔のとしあきに、ダットリーは笑った。
「売春はまだやってるんだ。……政治家の性癖結構面白いよ?
それを正直に晒す奴は、……逆に、信用おけるじゃないか」
アップが作った鍋は、スタミナをつけてとカキのキムチ鍋だった。
「あ、あの、聞いていいか、解らないですけど……やっぱりごめんなさい!」
「ああもう、まだ何も言ってないじゃない貴方」
「そ、そのあの、……としあきさんの、仲間たちは?」
「……別に、連絡はとってないよ」
メイジの分を器についで、渡して、
それは寂しくないかとオアーズが問うと、としあきは首を振る。
「みんなまたただのとしあきに戻っただけだよ」
その掲示板の詳細を知っているメイジだけが、言葉の意味が解り笑った。
「ああもう、まだ何も言ってないじゃない貴方」
「そ、そのあの、……としあきさんの、仲間たちは?」
「……別に、連絡はとってないよ」
メイジの分を器についで、渡して、
それは寂しくないかとオアーズが問うと、としあきは首を振る。
「みんなまたただのとしあきに戻っただけだよ」
その掲示板の詳細を知っているメイジだけが、言葉の意味が解り笑った。
「……みんな行っちゃったね」
「ええ、という訳で早速」
「待った」
鍋の後片付けもすんだ部屋で、襲い掛かりそうなメイジを手で制する。
「どうしてですか、もう二人を阻むものは何も無いのに」
「ええ、という訳で早速」
「待った」
鍋の後片付けもすんだ部屋で、襲い掛かりそうなメイジを手で制する。
「どうしてですか、もう二人を阻むものは何も無いのに」
「そりゃ僕らにはもう、世間体とかも無いけどさ、でもメイジ」
少し恥ずかしそうに、彼は呟いた。
「今日なんだけど、良かったら、僕がメイジにいれていい?」
「……え?」
「……メイジの処女をもらいたい。駄目かな?」
……さんざん、としあきを犯してきた彼女なのに、
その言葉には激しく動揺していた。
「ど、どうしてそうなるのですか? なんでまた急に……んぐ!?」
「……ん、……二人の記念日にしたいから」
キスをした後、顔を間近にして、としあきは呟く。
14歳の少年は10歳の少女に告白した。
「……痛く、しないで下さいね」
「それ、僕が何時も言ってた事だよね?」
ベッドも敷かず、そのまま固い床に二人して寝転がり、そして、
少し恥ずかしそうに、彼は呟いた。
「今日なんだけど、良かったら、僕がメイジにいれていい?」
「……え?」
「……メイジの処女をもらいたい。駄目かな?」
……さんざん、としあきを犯してきた彼女なのに、
その言葉には激しく動揺していた。
「ど、どうしてそうなるのですか? なんでまた急に……んぐ!?」
「……ん、……二人の記念日にしたいから」
キスをした後、顔を間近にして、としあきは呟く。
14歳の少年は10歳の少女に告白した。
「……痛く、しないで下さいね」
「それ、僕が何時も言ってた事だよね?」
ベッドも敷かず、そのまま固い床に二人して寝転がり、そして、
童貞を喪失した少年、処女を喪失した少女。
これにより、普通の性交も時にはするようになったけど、
相変わらずするのは逆転した倒錯的な行為であり、
結局、狂った日常を取り戻す事になってしまって。
「え、としあき学校に行くんですか!?」
「やっぱり働くとなったら……な、泣かないでよメイジ、留守にするからって」
「……いえ、決めました! 私も飛び級で同級生に!」
「えー!?」
毎日、入れたり、入れられたり、飲んだり、飲まれたり、
それは明らかにおかしくて、どこからどう見ても変態で、
「や、やだよ、メイジ絶対学校でも僕の事。もしそれがバレたら、ん!?」
「……ん、としあきは、キスされると断れなくなりますね?」
「メイジの馬鹿……」
「それじゃ今度はこっちにキスを」
「メイジの馬鹿!」
これにより、普通の性交も時にはするようになったけど、
相変わらずするのは逆転した倒錯的な行為であり、
結局、狂った日常を取り戻す事になってしまって。
「え、としあき学校に行くんですか!?」
「やっぱり働くとなったら……な、泣かないでよメイジ、留守にするからって」
「……いえ、決めました! 私も飛び級で同級生に!」
「えー!?」
毎日、入れたり、入れられたり、飲んだり、飲まれたり、
それは明らかにおかしくて、どこからどう見ても変態で、
「や、やだよ、メイジ絶対学校でも僕の事。もしそれがバレたら、ん!?」
「……ん、としあきは、キスされると断れなくなりますね?」
「メイジの馬鹿……」
「それじゃ今度はこっちにキスを」
「メイジの馬鹿!」
愛がないと言われてもおかしくない関係。……だけど、
「なんだかんだいっていっぱいキスしてくれたじゃないですか」
「ううー、……だってメイジが誘うから」
「普通の男の子は誘ってもキスしてくれません」
「だ、だって、それは。……メイジ?」
普通のキスをしている時は、
「としあき」
「……何度目なんだろうね、もう」
愛があるかのように思える二人。
「なんだかんだいっていっぱいキスしてくれたじゃないですか」
「ううー、……だってメイジが誘うから」
「普通の男の子は誘ってもキスしてくれません」
「だ、だって、それは。……メイジ?」
普通のキスをしている時は、
「としあき」
「……何度目なんだろうね、もう」
愛があるかのように思える二人。
「ねぇとしあき、私がお嫁さんでも、お婿さんでも」
「僕がお婿さんでも、お嫁さんでも」
愛していると声をそろえて、唇を重ねた。
「僕がお婿さんでも、お嫁さんでも」
愛していると声をそろえて、唇を重ねた。
(ブルガルアふたなり少女サドロリ編 おしまい)
先生からひとこと?
正直、書く事も無いのですが、とりあえずありがとうございました。
元々ネタの為に書いたシリアス編でしたが、こんな長くなるとは思いませんでした。
多分誰も、大円団展開とバトロワ展開とエロ展開、どれがいいですか?と、
聞いた事も覚えてないと思います。もしバトロワ展開だったら、誰も彼も死んでいて、
メイジととしあきも心中していたと思いますので、大円団でよかったかなと思います。
そもそもなんでブルふたで書き始めたのかも良く覚えていません。
ただ、相変わらずとしあきの性癖は無限大だな、と思ったのは覚えています。
こういうスレだと未完に終わってしまう作品が多いので、
自分のは、無理矢理ですが、話を終わらせる事ができたのはほっとしてます。
えーと後は・・・これからもブルふたは永遠に不滅とか、適当な事言って終わります。ありがとうございました。
元々ネタの為に書いたシリアス編でしたが、こんな長くなるとは思いませんでした。
多分誰も、大円団展開とバトロワ展開とエロ展開、どれがいいですか?と、
聞いた事も覚えてないと思います。もしバトロワ展開だったら、誰も彼も死んでいて、
メイジととしあきも心中していたと思いますので、大円団でよかったかなと思います。
そもそもなんでブルふたで書き始めたのかも良く覚えていません。
ただ、相変わらずとしあきの性癖は無限大だな、と思ったのは覚えています。
こういうスレだと未完に終わってしまう作品が多いので、
自分のは、無理矢理ですが、話を終わらせる事ができたのはほっとしてます。
えーと後は・・・これからもブルふたは永遠に不滅とか、適当な事言って終わります。ありがとうございました。
PS.特にありません。