ワッカ

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ワッカ」を以下のとおり復元します。
#image(Wakka.png,width=260,title=良くも悪くもごく普通の気のいい兄ちゃんである)

&font(22,b,i,#FF8C00){「わかってんのか?『シン』が生まれたのは人間が機械に甘えたせいだろうがよ!」}

旧スクウェア(現・スクウェア・エニックス)のRPG『FINAL FANTASY X』の登場人物。
担当声優は[[中井和哉>>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:中井和哉|]]氏。

スピラの辺境にあるビサイド村に住む23歳の青年。
主人公の[[ティーダ]]と同じくスポーツ「ブリッツボール」の選手であり、
ビサイド村を本拠地とする弱小チーム「ビサイド・オーラカ」では監督兼コーチも務めていた。
また、[[ユウナ]]のガードも兼ねており、ビサイドに流れ着いたティーダを保護し、
ユウナと出会うきっかけを作った人物でもある。

基本的に面倒見の良い好青年なのだが、エボンの教えに反する機械とエボン教に反抗的なアルベド族が絡むと、
一転して普段の人柄からは想像もつかないような差別的な言動を見せる。
これは物語開始前にワッカの唯一の肉親である弟のチャップが自警組織である討伐隊に入隊し、
エボンの教えを守らずアルベド族の作った機械兵器を使用して『シン』と戦い、戦死した事に由来する。
日々教義を守って敬虔な暮らしを送っているワッカはこの出来事を通じて、
弟はエボンの教えに反して『シン』を生み出す原因となった機械とそれを使うアルベド族のせいで死亡した、と考えるようになった
(両親も幼い頃に『シン』に殺されて顔すら覚えていない)。
ただし、このような価値観や言動はスピラに住む人々にとっては珍しいものではない。
ワッカ自身はティーダがユウナを助けるために掟を破った際にも、掟破りと罵る村人がいた中にあって、
それが善意から来た行動であるとして庇う姿勢を明確に示すなど、
エボン教の敬虔な信者だが決して狂信者ではなく、あくまで機械とアルベド族を毛嫌いしているというのが正しい。
彼に限らずスピラの住人は、エボン教の「人の驕りから『シン』が生まれた」「『シン』は機械を敵視する」、
「教えに忠実であればいつか罪が償われ『シン』はいなくなる」「アルベド族のような機械を使う異端者がいるから罪は消えない」、
という教義を教えられて育てられている。
ワッカはチャップの死を受け止められず、エボンの教えを心の拠り所として、
「教えを守っていれば弟は死ななかったはず」という考えに囚われて機械を憎み、
やがてはエボン教に反する者全般を憎むようになったのである。

ティーダには初対面の時から親しく接していたが、これは彼がチャップに似ていたのも理由の一つ。
言い方は悪いがティーダに優しくする事で弟を亡くした心の傷を埋めようとしていた節があり、
その事で弟の元恋人で会ったルールーから叱責を受けている。
ただし、ルールーもまたチャップの面影をワッカに見出して心の傷を埋めようとしていた部分が見られ、
ワッカへの叱責は自己嫌悪にも等しい。

以上のことからも分かるように、アルベド族への差別的な面こそあれども決して悪人ではなく、
人並みに善性も人間的な弱さも抱えた、良くも悪くも人間味のある、
「スピラの典型的な一般人」を体現したような人物である。

#region(以下、後半ネタバレにつき注意)
そんなワッカだが、ストーリー後半でエボンが裏で教えに反して機械を利用していた事を知り、
信じてきた「常識」を真っ向から引っくり返され、自分やスピラの信者達を裏切っていたエボンへの信頼を急速に失う。
果ては「シンは人の罪であり、罪を償えばいずれいなくなる。だから理不尽だけど受け入れるしかない」という、
全てのスピラの住人に根付いていた情報がまやかしの希望だと突き付けられ、
エボンの教えを忠実に護ってきた彼にとっては裏切りに等しい数々の事態に、精神的な弱さを露呈してしまう。
しかし、ティーダに引っ張られる形で、現実を受け止めることを決意。
弟の死と向き合い、エボンの偽りの教えを離れ、アルベド族のリーダーであったシドに対しても、
「よく知らないくせに話聞こうともしないで毛嫌いしていた」と謝罪する等、精神的に大きく成長
(幸いにもシドからは受け入れられた)。
最終的に究極召喚に頼らずにユウナと共に『シン』を討つ戦いに挑んだ。
……「ある真実」に気付かないまま。
#endregion


ストーリー前半のカルト宗教の信者同然の言動が祟り、
『FF10アルティマニアΩ』のキャラクター人気投票結果では8位とかなり低い。
ただし、繰り返すが彼はスピラの住人として一般的な価値観の持ち主、いわばストーリー中での「スピラの一般人代表」としての役割を与えられている。
むしろ皆が認める善人であるワッカが「エボンの敬虔な信者」としての言動を取るからこそ、
プレイヤーはスピラにおけるエボンの教えの根深さをより深く実感できるし、
同時にそのワッカの後半の変化を通じてスピラの人々が歪んだ教えから解放されていく過程と、未来への可能性を確かに感じ取れるのである。

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//**原作中の性能
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**ニコニコ動画における扱い
Switchへの移植やバーチャルYoutuberの実況動画などにより2021年頃から『FF10』再ブームの流れが出始めたが、
ニコニコ動画に投稿されていた音MADメドレー「おとめっど」をベースに投稿された「おとわっか」が反響を呼び、
一躍注目されるようになった。

しかし、そのメドレー内に「コネクト」(MUGEN的には「メザメタコー」の元ネタ)を編集したムービーが出てくるのだが、
直球の下ネタ&[[アッー!>阿部孝和]]な描写だった事でスクウェア・エニックスの怒りを買い、著作権侵害として削除された。
その後、ワッカを別のキャラクターに差し替えた動画や、カラオケで「コネクト」を「おとわっか」の歌詞で歌った動画が投稿されるようになったが、
それらは削除の対象からはずされている。

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**MUGENにおけるワッカ
#image(0D_Wakka.gif,title=KFMと戦うってのか?冗談キツイぜ……)
ですからー氏により製作されたキャラが公開中。
同氏の[[フレイザード]]や[[ザンギエフ]]等と同じく、[[グラフィック>ドット絵]]はオリジナルの3Dモデルを使用している。
また、原作の要素に加えて上記の「おとわっか」ネタもミックスされているので、そういった要素が苦手な人は注意。

ですからー氏のキャラお馴染みの我慢[[補正]]等を搭載。
主に「スリプルアタック」「ブラインアタック」「エレメントリール」などのボールを投げる遠距離攻撃をメインに戦う。
[[AI]]もデフォルトで搭載されている。


&font(22,b,i,#FF8C00){「へっ! ここで逃げちゃあ…オレぁ オレ自身を許せねえよ。}

&font(22,b,i,#FF8C00){ たとえ死んだってな!」}

***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ワッカ],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:中井和哉|,半裸,バンダナ

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