#ref(arash.png,,left,width=365,title=東方の大英雄、アーラシュとは俺のことだ。よろしくな!)  (br,br,br,br) &font(18,b,i,#ea5550){「いつでも行けるぜ。} &font(18,b,i,#ea5550){ 世界救ってやろうや、マスター!」} &br() ** プロフィール 真名:アーラシュ 身長:185cm 体重:75kg 出典:ペルシャ神話 地域:西アジア 属性:混沌・中庸 性別:男性 筋力:B 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:E 幸運:D 宝具:B++→A CV : 鶴岡聡氏 ILLUST:BLACK #clear **概要 小説『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』及びiOS&Android用アプリ『Fate/Grand Order』に登場するアーチャーのサーヴァント。 蒼銀のフラグメンツでのマスターはエルザ・西条で、サーヴァント階位は第三位。 FGOでは稼働当初から実装されており、レア度は最も低い☆1。 アーチャーで☆3未満はアーラシュだけ。 自らを「戦いを終わらせる英雄」と称し、無辜の民を犠牲にすることを良しとしない正真の大英雄。 日本ではFateで登場するまでWikipediaにすら記事がなかったほど知名度が低い。 しかし、海外、特にイスラム圏では歴史に語り継がれるべき伝説の存在として文化圏の各所に足跡を残している。 サーヴァントの能力には召喚された地域における知名度による補正がかけられるが、&bold(){もしイスラム圏で召喚されていたならば恐らく最強クラスのサーヴァント}となっていただろう。 #region(その伝説) ペルシャ・トゥルク間に「聖なる栄光」(任命された者に投影される神秘的な力。王の繁栄を意味するらしい)を巡る戦争が起こった。 戦争は何十年も続き、疲弊した両軍はある時講和を結んだ。 それは「弓で矢を射り、その届く限りの土地をイランの民に返還し、残りを他の民族のものとする」という内容だった。 天使スプンタ・アールマティは、イランの王に特別な弓と矢を作らせた。 その弓を用いて矢を射ることになったのが、熟達した射手のアーラシュである。 アーラシュが夜明けに矢を放つと、矢は恐るべき距離を最も速き流星より疾く飛んでいった。 その究極の一矢により大地は割られ、ペルシャ・トゥルクの両国に国境を作った。 だが、その後に両国の民に平穏と安寧をもたらした英雄はいなかった。 &bold(){&italic(){「見よ! 我が肉体には傷一つ病一つない!}} &bold(){&italic(){ だがこの矢を放った時、我が存在は滅びるだろう!」}} 一説によれば、その矢の飛距離実に2500km(現代の弾道ミサイルの飛距離に匹敵)。 人ならざる絶技と引き換えにアーラシュの体は裂けて散り散りになった。 しかし、アーラシュは全てを承知の上で矢を放ったのである。 その聖なる献身は「救世者」として今の世にも語り継がれている。 西アジアにおいて弓兵=アーチャーとはすなわちアーラシュを指し示し、時にその偉業は歌としても唄われている。 #endregion #region(人物像) 深紅の弓を持ち、褐色の肌と生気に満ちた瞳が特徴の、気さくでサッパリとした青年。 面倒見の良い兄貴肌で、親しみやすく頼りがいがある。 英雄の名通りの人物だがお堅いという訳ではない。 聖杯戦争においても一般人を巻き込むことを懸念して広範囲攻撃を行わず、マスターにも善を成すことを求める。 神代を過ぎ人の世へ移り変わっていた古代ペルシャにおいて、当時のイランの王以外で唯一神代の肉体を持って生まれた。 生前から英霊時と変わらぬ凄まじい身体能力を誇っていたとされ、それ故にあらゆる困難を全て己独りで捩じ伏せ達成する点があった。 後述する千里眼のこともあり、アーラシュはその目で見える者全てを救う対象・守る対象として見ていた。 つまり、アーラシュにとって自分と肩を並べ共に戦う者はおらず、その最期まで孤独を選んだのである。 その生き様に悔いはないが、かつての自分と同じように独りで抱え込んで身を滅ぼしそうな者を見ると人柄もあって一言言わずにはいられない。 蒼銀のフラグメンツでは現代文明をいたく気に入って、マスターと居酒屋でビールを飲んだり&bold(){騎乗スキルも道路交通法の知識もないのに}バイクに乗って駆け回ったりしている。&italic(){いいのかそれ。} FGOでは他の英霊からも尊敬を集める扱いを受けているが、マスターなどから知らないと言われても気にしない器の大きさも持ち合わせている。 #endregion #region(能力) クラス別スキル 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 単独行動:C マスターからの魔力供給を絶ってもCランクならば1日は現界可能。 保有スキル 頑健:EX 神代の名残ともいうべき強靭な肉体はあらゆる病や毒に侵されず数多の戦で傷一つ負うことがなかった、という逸話から。 対毒スキルを付与し、耐久力を向上させる。 千里眼:A 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 短時間の未来視すら可能で、詳しい会話レベルまで見通せる。 直接対面しているならば思考の内容まで全て把握できる。 しかし、同じような能力を持つ者が問題児ばかりなのにアーラシュは屈折した人格にならない。 弓矢作成:A 天使アールマティの加護を受けたアーラシュは伝説的な弓矢の製作者でもある逸話から。 材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。 弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。 瞬時に魔力から矢を生成し、空を埋め尽くすほどの万の矢を広域に降らせることも可能。 旧セイバー曰くトリスタン卿にも並ぶ腕前。 山をも削り取る威力を持った矢を、視認できないほどの超遠距離から高速射撃できる。 その射程距離は、&bold(){東京都内全土を覆い尽くして余りある}ほど。 その威力は、&bold(){並の対軍宝具では破壊できないライダー(蒼銀のフラグメンツ)の神殿の外壁をも破壊する}ほど。 ただし、前述の性格から町中では決して使おうとせず、建造物にまで配慮して何も壊さないように戦っている。 #endregion #region(宝具) 『流星一条(ステラ)』 ランク:B++→A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:900人 大地を割り、ペルシャ・トゥルクの両国に国境を作った究極の一矢。 一点集中ではなく広域に効果を発揮するため対軍に分類されるが、&bold(){発生する魔力総量と効果範囲は対国宝具}に相当し、純粋な威力では対城宝具にも及ぶ。 その威力はB++なんてレベルではないが、一度の現界につき一度しか使えない。 何故なら、&bold(){その絶技を放った直後に伝説と同じくアーラシュの体が砕け散る}からである。 そのことも加味してのランクB++なのかも知れない。 後述するように蒼銀のフラグメンツ・FGOの両作で主人公側の絶対的な危機において見せ場となった宝具でもある。 FGOでは、コマンドカードの種類はBuster。 効果は「敵全体に超強力な攻撃<オーバーチャージで威力UP>+自身に即死効果(デメリット)」。 他の全体攻撃宝具の場合は「強力な攻撃」であり、「超強力な攻撃」の単体攻撃宝具に比べ威力が大幅に劣る。 だが、アーラシュのこの宝具は&bold(){全体宝具にも拘わらず単体宝具並の威力を叩き出す唯一の宝具}である。 また、&bold(){オーバーチャージで純粋に威力がアップする唯一の宝具}でもある。 最も低レアな☆1のため、ゲーム開始最初期からフレンドポイントガチャによりいくらでも入手可能であり、すぐ宝具レベルも最大にできる。 デメリットは控えのサーヴァントと即時交代できるというメリットにひっくり返すこともできる。 他のサーヴァントや概念礼装と組み合わせ、種火集め周回などではいかに連射するかを突き詰めた「○○ステラシステム」という戦略がある。 また、ガッツなどで一回の戦闘に何発発射できるかを突き詰めた「ステラチャレンジ」「ステラガッツチャレンジ」もある。 このように、ゲーム内では新参・古参・無課金・重課金問わず多くのプレイヤーに重宝されている。 #endregion #region(蒼銀のフラグメンツにおける主な活躍) 前述の千里眼により、マスターのエルザの抱えていた心の闇が沙条愛歌からの干渉で精神を蝕まれていることも知っていたが、あくまでエルザの決断を尊重する姿勢を貫く。 バーサーカー(蒼銀のフラグメンツ)のマスターの來野巽と交わした言葉によって、「東京を救って」という言葉を自分の意思で発したエルザの願いに応え、東京の人々を守るべく旧セイバー・ランサー(蒼銀のフラグメンツ)と共にライダー(蒼銀のフラグメンツ)が居座る東京湾上空に展開された大神殿へと突入する。 並の対軍宝具では傷すら付けられない、矢で削ってもすぐ元通りになる神殿の外壁。 いくら倒しても無限に再生するスフィンクスの群れ。 あらゆる病と毒に抗う肉体をも蝕む古代エジプトの神霊の呪詛……。 神威を歪ませるランサー(蒼銀のフラグメンツ)の宝具・キャスター(蒼銀のフラグメンツ)が作成した最高純度の賢者の石により神殿の宝具封印を無効にし、愛歌はエルザの精神を操作し、令呪を強制的に全て使用させアーラシュに魔力増幅を用いた宝具の真名開放を命じさせる。 泣きながらはじめて自分の真名を呼んだエルザに、アーラシュは念話ではない部分の思考で呟く。 &bold(){&italic(){(泣くな。いいさ、お前は間違っちゃいない)}} そして英雄は、旧セイバーの宝具と共に伝説に謳われる絶技を発動する。 &bold(){&italic(){「いいか、セイバー」}} &bold(){&italic(){「お前は正しい」}} &bold(){&italic(){「東京の人々――本来なら俺たちにはまあ、関わりのない連中だけどな」}} &bold(){&italic(){「それでも、無辜の民たちだ。}} &bold(){&italic(){ かつて俺たちが守った愛すべきあいつらと、なんの違いもあるものか」}} &bold(){&italic(){「俺はここまでだ。}} &bold(){&italic(){ なあ、騎士の王。輝きの剣を栄光のままに振るう男よ」}} &bold(){&italic(){「――お前は、聖杯に何を願う?」}} &font(15,b,i,#000000){――さようなら。} &font(15,b,i,#000000){――私の、最初で最後の、最高のサーヴァント。アーラシュ・カマンガー。} #endregion #region(FGOにおける主な活躍) 一応登場は蒼銀のフラグメンツが先だが、まだ本格登場しておらず、イラストや設定はFGOで先に公開された。 当初はあまりの特徴のなさに「モブ茶(モブのアーチャー)」とか「地味茶(地味なアーチャー)」とか「ナゾ茶(謎のアーチャー)」とか言われていた。 その後は先述した宝具の効果から「ほうじ茶(宝死茶、宝具を使うと死ぬアーチャー)」とも呼ばれるようになった。 メインストーリーに初登場したのは、第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』。 西暦1273年のエルサレムにおいてはぐれサーヴァントとして召喚されており、東の村で呪腕のハサンと共に難民や迫害された山の民を聖都軍や荒野の魔物たちから守るために戦っていた。 主人公と合流してからは狩りなどで交流を深めた。 西の村がモードレッドに奇襲された時は、通常ならば二日はかかる距離を宝具『人間大砲』……という名の単なる発射台により空を飛ぶことでショートカットした(通称「アーラシュ空を飛ぶ事件」)。 &bold(){&italic(){「土台と矢を繋ぐ。おもいっきり矢を放つ。矢、20キロ先まで飛ぶ。一緒に土台も飛ぶ。な? 簡単だろ?」}} 他にも、俵藤太と意気投合して酒を酌み交わしたり、村の子供から大英雄アーラシュと同じ名前のお兄ちゃんと言われ本人と信じてもらえなくても朗らかに対応したり、堅苦しくなく親しみやすい性格を見せていた。 一方で、敗北寸前になって自爆しようとするモードレッドを喝破する、千里眼でベディヴィエールの隠し事を見抜きさりげなく体調を気遣って忠告をする、など英雄らしい姿も見せた。 主人公たちが“山の翁”に会いにアズライールの聖廟へ行っている間、東の村で留守番していたアーラシュ。 だが、そこにトリスタンとランスロット率いる粛清騎士の軍勢が襲撃してくる。 村人の半数を洞窟へ逃がすことはできたが、アーラシュは構える前にランスロットの宝具『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』を受け谷底へ落とされてしまった。 村へ戻りトリスタンと戦っていた主人公たちだが、かつて守った西の村に獅子王の『最果てに輝ける槍(ロンゴミニアド)』の浄化の光柱が落ちる様子を見せつけられた。 トリスタンはじきにこの村にも王の裁きが落ちると残し去って行く。 迫る光柱。最高クラスの宝具火力が1000~3000とされるのに対し、その魔力観測値、&bold(){実に3000000オーバー}。 最早、主人公たちにはどうすることもできない……。 その時、アーラシュが重傷を負った体で力を振り絞って村に戻ってきた。 アーラシュは主人公たちに洞窟まで下がるように指示し、生き残った人々を頼むと言う。 &bold(){&italic(){「試合には勝つが、勝負には負けるってヤツだ」}} まだ話は終わっていないと叫ぶ主人公を、呪腕のハサンは洞窟へ連れて行く。 &bold(){&italic(){「さらば! この地で出会った、我が最大の盟友よ!」}} だが、俵藤太だけは残っていた。見届け人になろうと言うのだ。 そして英雄は、迫り来る『最果てに輝ける槍』に対して伝説に謳われる絶技を発動する。 &font(15,b,i,#000000){「……感服の他ありませぬ。} &font(15,b,i,#000000){ 星を落とすものは数あれど、星を砕く神技は他に無し。} &font(15,b,i,#000000){ まさに―――見事なりアーラシュ・カマンガー。} &font(15,b,i,#000000){ 八幡大菩薩が宿るかのような、凄烈の一射であった」} #endregion ---- **MUGENにおけるアーラシュ hatya氏の[[ゴーヤーン]]を邪神に改変したり[[キュアブルーム]]と[[キュアイーグレット]]を作成したりした柳川 秀氏製作。 FGOの絵を使用しており、服装は第三再臨時のもの。 ポートレートが最終再臨絵(セイントグラフ)なので注意が必要。 操作はできず、ラウンド開始後自動で詠唱(下記の台詞)を始め、終了後に『流星一条』を放つ。 |現在はonedriveで公開配布中。&br()&nicovideo(sm32904625)| その究極の一射は、MUGENの処理が追い付かないオーバーフロー即死。 ただし、その絶技の後にアーラシュの体は爆散する。 もちろんゲーム上はライフが1になるだけで、当たれば普通のキャラなら倒せる。 しかし、相手が死ななかった場合ライフが0になる。 アーマーにより投げ系以外の攻撃を受け付け、Taget系のステコンも効かない。 更新によりアーマー殺し対策も施され、設定したフレーム内に合計で設定したダメージ量を越えると自動でその分ライフが回復する。 無敵により避けることで自爆を狙うことも可能だが、当たり判定が大きいため長時間無敵でなければならない。 詠唱の長さも設定できるため、ライフの設定を変えて、ストーリーや短時間撃破チャレンジ等に使ってほしいようだ。 「霊基を敢えて☆1まで落すことによって全てのプレイヤーを救いに来ている」というネタから、このキャラの無許可での再配布・動画使用・改変は存分にして良いらしい。 また、通常攻撃有のアーラシュやアーラシュ〔オルタ〕&bold(){(声はシン・アスカ)}なども製作途中。 &font(20,b,i,#ea5550){「───陽のいと聖なる主よ。} &font(20,b,i,#ea5550){ あらゆる叡智、尊厳、力をあたえたもう輝きの主よ。} &font(20,b,i,#ea5550){ 我が心を、我が考えを、我が成しうることをご照覧あれ。} &font(20,b,i,#ea5550){ さあ、月と星を創りしものよ。} &font(20,b,i,#ea5550){ 我が行い、我が最期、我が成しうる聖なる献身を見よ。} &font(20,b,i,#ea5550){ この渾身の一射を放ちし後に───} &font(20,b,i,#ea5550){ ───我が強靭の五体、即座に砕け散るであろう!} &font(20,b,i,#ea5550){ ────流星一条ァァァァーーーーーーーーーーーー!!!」} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[アーラシュ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[アーラシュ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[アーラシュ],sort=hiduke,100) }