きょうこ

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きょうこ - (2019/11/23 (土) 09:33:59) の編集履歴(バックアップ)


テクノスジャパンの『くにおくん』シリーズの登場人物。『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』が初登場。
厳密には「きょうこ」という名前のキャラの初出は『初代熱血硬派くにおくん』だが、そちらは大阪の街にいるモブ敵(外見も異なる)なので、
ここで紹介する人とは同名の別人である
(『初代』は名ありモブが多いため、他にも「しんじ」「やまだ」などシリーズのレギュラー・セミレギュラーと重複した名前のモブキャラがいる)。
花園高校の生徒であり、りきのパートナー。ポニーテールが特徴的。
名字は不明である。魔法少女とか草薙京女バージョンではない。あとぎゃ~て~ぎゃ~て~とも言わない。漢字表記は「今日子」らしい。
くにおのパートナーであるみさこがくにおと似た旋風脚を使うように、
彼女もりきのマッハパンチに対応したマッハキックを得意技としている。
ミニスカで連続蹴りをやるので一瞬見えてしまう事もあるのだが、
このゲームは基本硬派なのでたとえ不良座りしようともスカートの下は露にならない堂々と見せまくりの明るい学園ものとは違う。
そこ、残念そうな顔するな。こいつの通常蹴り金的なんだぞ

本作は、くにおとりきが轢き逃げの冤罪で少年院に収容されるという衝撃的な始まり。
不在となったりきの代わりに花園高校の番長格となったりゅうたからの誘いを、
彼女はりきが現れるまできっぱりと拒み続けており、りき一筋の一途な性格。
入所した日の晩に少年院から 脱獄 してきたくにお・りきとくにおの彼女のみさこと共に、彼らをハメた張本人を捜査する。
このゲームでは女性陣が何故か敵に羽交い絞めされない(代わりに自分もつかみ系の技を使えないが)ので微妙に優遇枠なのだが、
終盤暴力団「三和会」の組長さぶにみさこ共々ピストルで撃たれ、以後使用できなくなる。
副題の『くにおたちの挽歌』(挽歌=弔いの歌)とあるので嫌な予感がした人も多かったが、
幸いエンディングを見る限り、二人とも一命を取り留めたようである。

なお、先に発売された『ダウンタウン熱血物語』系列の作品におけるりきの恋人は「まみ」こと島田真美だったのだが、
喧嘩ができないためにパートナー設定が変更されたものと推測される。
別にマミったとかそういうわけではないようだ。
ただし時系列順で整理してみると、むしろきょうこの方が りきの元カノ とされる説もある*1

『くにおくん』シリーズではりきの彼女はまみの方が定番なため、きょうこの影は微妙に薄い方だったが、
2013年8月に発売された『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』にて久々に登場。
再び「りきの彼女」として登場している為、前述の時系列が更に混乱するようになってしまっている。*1

後に、彼女達を主人公にした外伝作品『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』が登場。
絵柄の違いや登場人物の設定や性格に大幅に変更が加えられ、人を選ぶ作風になっているが、歴代シリーズからのオマージュも数多い。
シナリオではきょうこにまつわるエピソードが多く、初期カーソルもきょうこだったりとみさこより主人公寄り。
基本的に不良というか不真面目であり、ゲーム冒頭から 自身の学校をサボって、みさこが参加させられていた補修に何故か混ざる
という中々ぶっ飛んだ行動をしている。(しかもスマホで遊んでいるだけ)
今回もマッハキックに加えて火の玉スパイクならぬバレースパイクを習得するなど、
(性能面では) よりりきよりくにおに近くなった 。逆にみさこはマッハパンチには全く見えない3連パンチを習得する。
なお本作は日本語音声非対応だが、マッハキックではオラオラしてくれる。
ちなみに本作ではダウンタウンシリーズのヒロインの長谷部、真美と共演しているのだがみさこ共々仲は最悪であり、
お互いがお互いを 「勝手にりき(くにお)の彼女だと思い込んでいる頭おかしい奴」 と思っている。
そして本作ではファンの長年の疑問だった「長谷部&まみとみさこ&きょうこのどちらがくにお達の正式な彼女なのか」という問題について、
一定の回答を示しているのだが……その……
「これはメリケンが作った正伝には含まれない外伝作品だから」と何が起きても許せる人でなければ、
古くからの設定を大事にしている人は見ない方がいいかもしれない。
『くにおたちの挽歌』は海外では移植されなかったそうなので、それも念頭に置くといいだろう。*2
なおその後公式が発売した小林外伝は、正史に含まれそうなのに本作以上にぶっとんだ設定だった。


MUGENにおけるきょうこ

の。氏によって製作されたものが存在。彼氏の「りき」と同じフォルダに同梱されている。
現在は流れ者氏(特に名乗る名の無い流れ者氏)のOneDriveにて代理公開中。
原作通りの技でまとめられており、りきのようにバイクは使わない。
超必殺技の投げ技は、相手を踏み付けまくった挙句に投げるという。やっぱり原作の技を組み合わせたもの。
……正直、女の子が使っていい技じゃないと思う。原作時点からそうだったけど。

出場大会



*1
『くにおくん』シリーズの時系列ははっきりしてない所も多いが、大きく分けてくにおの学年設定が2年生のものと3年生のものがある。
一例として第1作目の『熱血硬派くにおくん』で2年生(ファミマガの付録にあった「くにおくんMagazine」の説明など)で、
第3作目の『ダウンタウン熱血物語』(まみ初登場)で3年生で普通に考えるとこの間の数か月(『熱血物語』取説に明記)に進級した事になる。
ところが、『初代熱血硬派くにおくん』や『くにおたちの挽歌』はかなり後の作品にも拘らずくにおが2年生設定となっており、
いくら成績や素行が悪くても学年が戻される事は無いので、単純に考えれば「くにおが2年生時代」の話をそれぞれ描いており、
これらを時系列を少し遡った話と解釈すると「『挽歌』(きょうこが彼女)→『熱血物語』(まみが彼女)」という事になる。

このりきの彼女問題の件に関して質問が寄せられた際、『くにおくん』シリーズの生みの親である岸本良久氏は、
「“りき”は女の子にもてるので、新たなガールフレンドができるかも?
    もしかすると、他校生?担任の先生?
    次回作に期待していてください!」

と、意味深な回答をしていた。そこ、ハーレム系主人公とか言わない

……で、『リバーシティガールズ』のエンディングでは…………。

*2
つまり、『リバーシティガールズ』を作った海外スタッフは、
そもそもあちら向けに移植されていなかった作品のキャラを主役に据えてリメイク作品を作ったと言う事になる。
どんだけくにおくんシリーズ大好きなんだその外人たち……。