幽谷響子


「おはよーございます!」

『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方神霊廟』2面ボスとしての登場。名前の読みは「かそだに きょうこ」。
体験版の時点では「かそや」の読みも混在していたが、製品版では統一されている。
山彦の妖怪で、「音を反射させる程度の能力」を持つ。二つ名は「読経するヤマビコ」。
専用BGMは「門前の妖怪小娘」。

+ 詳細な原作設定
ワカメ緩くウェーブのかかったボブの緑髪から犬耳が生えているといった姿で、現時点では東方唯一の犬耳キャラ
が犬耳かどうかは、公式では書籍の作画担当の解釈によって分かれており、ZUN氏の立ち絵も無いため不明)。
何故犬かと言うと、山彦が『画図百鬼夜行』などの妖怪画では、犬の様な獣の姿で描かれている事が由来と思われる( 参考 )。
ちなみに山彦は「幽谷響」とも書かれる。

山で「ヤッホー」と大声を出した時、Yahoo!と発音の良い返事が返って来たら、それは妖怪山彦の仕業。
彼女は山に住み、楽しげな声が聞こえると大声で応えてくれるノリのいい妖怪であった。
しかし最近は「ヤマビコは音波が反響しているだけだぜー」などという迷信(?)が流行しており、
彼女は世俗に空しさを覚え仏門に入る事にした。
能力的に読経と相性が良く、毎日山で読経していたら「誰もいない山でお経の声が聞こえる」と怖がられ、
妖怪としての面目を保つに至った。

主人公達との戦闘では「おはよーございます!」の大声で迎えてくれる
(命蓮寺の戒律の一つが「挨拶は心のオアシス」との事)。
立ち絵ではなんだか嬉しそうに「ぎゃ~て~ぎゃ~て~」「ぜ~む~と~ど~しゅ~」と唱えているが、
これは般若心経の一節「羯諦 羯諦 波羅羯諦(ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい)」、「是無等等呪(ぜむとうどうしゅう)」である。
…が、覚えた経緯から察するに意味を知らずに唱えてるっぽい。

スペルカードは自身の能力を活かし、弾を反射する結界を張って軌道予測が困難な弾幕を展開したり、
全方位に弾をばら撒いて反射させ時間差で攻撃したりと中々トリッキー。
2面ボスという事もあってか弾速・密度はそこまで高くないものの、HARD以上では鬼畜弾幕と化す。

漫画『東方茨歌仙』第9話の冒頭にも登場。謎の黒い霧の犠牲となった。
また、『求聞口授』において、ミスティア・ローレライとロックバンド「鳥獣伎楽」を結成している事も判明している。

(以上、ニコニコ大百科より転載、改変)

+ 二次創作での扱い
やはり命蓮寺の新人という事で、寺組との絡みが多い。
寺組の中でもいたずら好きなぬえにからかわれたり、聖白蓮に飼い犬のように可愛がられたり等。
今まで居なかった犬属性のキャラという事からか、創作における人気は中々に高い。
原作では尻尾は付いていないのだが(『茨歌仙』でも明白)、そのイメージからか二次絵では尻尾が描かれ、
完全に犬の妖怪として扱われる事もあるようだ。
また。山彦という事を利用して愛の告白を山彦させたり、卑猥な言葉を山彦させるなどが多数見受けられる。
戦闘力については、外見相応に小さめに描かれる事が多い。

名前と箒で掃除する姿から、某アニメのヒロインである管理人さんを連想する人も少なくはないが、多分関係無い。
おまけ:山彦の原型が分かるネタ動画


MUGENにおける幽谷響子

手描き東方キャラでお馴染みのminoo氏による黄昏ドット改変のものが公開されている。
既に登場しているとはいえ、東方では初となる体験版の時点でのMUGEN入りである。
一方、某アクションゲームの主人公はPV発表からMUGEN入りしている。

毎度の如く霊力ゲージではなくパワーゲージを使用して弾幕を張る。
2ボスという事で基本性能は控えめとなっているが、広範囲の当身や反響する弾幕など、トリッキーなキャラとなっている。
また匍匐前進でしゃがみ移動する技を持ち、下段からの攻めが強い。
ダッシュは箒を掃きながら動きレレレの…ではなく琥珀っぽい動きになっている。

デフォルトのAIは未搭載だが、切干氏の外部AIが存在する。
現在はhamer氏により、対応しているバージョンの本体(2011年更新版)と共に代理公開されている。
なお、このAIは現状一部制限が有るので注意。


出場大会

出演ストーリー



最終更新:2020年03月22日 13:52