当初卵の状態で出現し、敵との戦いで殻を破ってその姿を現した。
康一の精神的成長に合わせて脱皮するように進化していくスタンドで、
基本的に一つの能力しか使えないというのがスタンドの大原則であるにも関わらず、
複数の姿と能力を使い分けられる
非常に珍しいスタンドである。
(尤も、形態ごとに一つの能力しか使えない為、状況に合わせて変化させていく必要があるのだが)
ACT2の登場後は、初期のエコーズはACT1と命名され、最終的にはACT3にまで成長した。
進化直後は進化前の姿・能力を使用できず狼狽する場面もあったが、
後に進化前・進化後のエコーズの姿・能力を任意で使い分けている。
スタンド名の由来は英国のプログレバンド・Pink Floydの代表曲の一つ「Echoes」。
当時のこのバンドの作風ならではの、LPレコードのB面すべての収録可能時間を1トラックにつぎ込んだ23分31秒の大作で、
曲の調子が前半‐中盤‐後半と3つに変化してゆくのも、このスタンドのアイディアに生かされていると思われる。
「いいや…… 『音』は消さない その逆だ 『音』を出す!」
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ACT1(アクトワン)
【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
卵から孵った、虫の様な姿のエコーズ。射程は50m程度。パワー、スピードは殆ど無いが、
「物体に文字(擬音)を貼り付け、その音を繰り返し響かせる」能力を持つ。
また、康一の気持ちを文字にして相手に貼り付ければ、相手の心に直に想いを強く訴える事ができる。
ただし、異常なほど思い込みの激しい人間には通用しない。
「『新しいエコーズ』! 『エコーズACT2』!GO!」
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ACT2(アクトツー)
【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
「ACT1」が進化した姿で、やや小型化したエコーズ。射程はACT1と変わらない。
ACT1よりスピードが格段に上昇し、尻尾を切り離して文字にして「しっぽ文字」を作り出し、
それに触れた者に文字に応じた「擬音の効果」を体感させる能力を持つ。
(風の吹く音を貼り付けた物で相手を吹き飛ばしたり、物を熱する音で実際に熱を発生させる等)
文字はACT1同様、物体に貼り付けることも可能。
原作では、「ACT3」の登場と共に使われなくなった。
「すごいぞッ ぼくの『ACT3!!』」
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ACT3(アクトスリー)
【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】
「ACT2」が更に進化した姿で、それまでのエコーズとは異質な姿・能力をしている。
自意識を持ち会話もでき、従順で丁寧な言葉使いだが「S・H・I・T!」と叫んだりとたまに 口汚い。
射程は短く5m程度だが、その分身体的強度とパワーが増し、肉弾戦が可能となった。
姿は小柄な人型に近く、殴った物質を重くする「3 FREEZE(スリー・フリーズ)」の能力を持つ。
スタンドが地面にめり込み殆ど動けなくなるほど重く出来るが、同時に一つの物しか重く出来ない。
また射程から出ると効果は消えてしまうが、逆に近づけばさらに重くすることも可能。
スタンドが重くなるという事は、当然その本体にもかなりの重量がかかることになる為、スタンドと本体を同時に封殺することすらできる。
なお、第5部では破壊力がAに格上げされているが、コレは彼自身の精神が成長した為と思われる。
男は女の子と付き合うと大きく変わるものなのだ。
なお、ACT1、ACT2が「音」のスタンド能力なのに対して、「物を重くする」ACT3は今までとは質の変わった能力を持つ。
これについては、『フリーズ』と言う命令を聞かせる事が出来る「言霊」のスタンドだとか、
『スリー』・『フリー』ズと言う掛け言葉になっているから「音」の発展形である「言葉」のスタンドだとか、
そもそも「音」ではなく「成長」のスタンドなのだとか、様々な説が存在する。
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