「もし…会えば それはおねえちゃんだけじゃない…
死ぬ事以上に不幸な事が起こるんだよ」
物語序盤の舞台「G.D.st刑務所」に収監されていた母親(恐らくスタンド能力者と思われる)が密かに産み、
「屋敷幽霊」(後述)で育てられる。
その出生や後述のスタンドを利用して得た博識さもあってか(年齢の割には)落ち着いた理知的な性格をしており、
劇中では強い精神力と豊富な知識に基づく頭脳プレーで徐倫達を救った事もあった。
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詳細な原作設定 |
その後母親は エンリコ・プッチ神父にスタンド能力を奪われ殺害されたらしいが、
自身のスタンド能力「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」を使い、刑務所内で隠れ暮らしていた。
その後、収監されてきた主人公・ 空条徐倫がプッチに狙われていることに気付き、その能力を使い何度も徐倫を救う。
プッチが目的のために刑務所の外へ行き、それを阻止するために脱獄する徐倫達と共に追いかける。
経緯は不明だが、(恐らく物語開始以前に)ナルシソ・アナスイと ウェザー・リポートらと出会い、
プッチと因縁があるもの同士という事でウェザーを徐倫と協力させた事もあった(アナスイもいるけど ぶっちゃけ彼はプッチとは関わりが薄い)。
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完結までの重大ネタバレ注意 |
「おまえは『運命』に負けたんだ!
『正義の道』を歩む事こそ『運命』なんだ!!」
追撃の果てにプッチを追い詰めたかに思われたが「時間を加速させる」能力を目覚めさせたプッチの前に 仲間達は次々と倒れていく。
徐倫に逃される形で「加速した時間の先」に仲間の中で唯一辿り着き、プッチからの執拗な追撃を受けるも、
かつてのプッチの能力を利用して作られた、スタンド能力を封じたDISCを使う事で勝利した。
その後、プッチが目指した一巡後の世界(天国)とは異なる「新しい世界」で、エンポリオは仲間達の面影を残す人物と初対面するのだった。
登場初期は脇役と言っても過言ではなかった( 第1部のポコ、 第2部のスモーキーのような「主役サイドの少年キャラ」ポジ)が、
前述の通り最終決戦で唯一生き残り、かつ 自分の手で止めを刺すというジャンプ史上前代未聞の出世街道を駆け上った人物である
(主人公の必殺技発動のために協力したのを含めれば 前例はある)。
……尤も、この作品には過去に スタンドが見えすらしないのにラスボスと一対一で渡り合い、 その最強の能力を攻略してしまった、物語終盤から登場した脇役小学生の前例があるので、
へヴィなジョジョファンから見ればそこまでインパクトのある活躍と言う訳でもないのだが。
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『ストーンオーシャン』の登場人物の例に漏れず、名前の元ネタは伊ブランドの「エンポリオ・アルマーニ」。
スタンド名は米ロックバンド「トーキング・ヘッズ」の楽曲「Burning Down The House」から。
『トーキング・ヘッズ』自体も
第5部のスタンド名として登場している。
スタンド能力は「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」。「物」の幽霊を使う能力。
ただし、実体は無いためジュースの幽霊は味はするが飲む事は出来ず、銃の幽霊は当たっても撃たれた痛みはあるが傷は残らない。
エンポリオはこの能力を利用して「かつて火事で焼失した刑務所内の音楽室」を
「幽霊部屋(
幽霊が住んでいる部屋ではなく、
部屋そのものが幽霊の意)」として再現し、
そこに隠れ住んでいる。また、主に使用する「幽霊」もかつては音楽室に存在した物品の幽霊である。
幽霊部屋で本の幽霊を読んで過ごしていたせいか非常に博識で、
自動車の運転やヘリコプターの操縦まで出来る。
物語後半ではこの博識により敵のスタンド能力を解析し
徐倫をサポートするなど、メンバーのブレーンとしての役割を果たしていた。
一方で刑務所内に無い物は知識でしか知らないため、外に出た際には実物として見た事の無かった物を見てはしゃぐなど年相応な面も見せている。
誤解されがちだが、彼自身は幽霊ではない。
なお、「部屋そのものが幽霊」という要素は、第6部連載以前に発表された読切作品『
デッドマンズQ』が初出。
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フリーゲームでは |
かつて公開されていた『 ディアボロの大冒険』にも登場している。
比較的早い階層で登場し、銃の幽霊で遠距離攻撃してくるので地味に厄介。「坊や」だから「ボウヤー」か…。
最終決戦バージョンも存在し、こちらは 部屋全体攻撃をしかけてくるためかなり危険な相手となっている。
こちらはかなり終盤に登場するが、通常バージョンに とあるDISCをぶつける事で最終決戦バージョンを出現させる事が出来る。ヤバイ「DISC」がIN!!
幸いな事に、HPは両者とも低いので見つけたら先手必勝でさっさと倒そう。
さらに、特殊フロアとして幽霊部屋が登場。そこには彼が感電状態で倒れている。
他に敵は出現せず、倒す事で合成の壷に相当する「 DIOの骨」を入手でき、すぐ近くに階段があるために即座に次のフロアに移動可能と、
所謂ボーナスフロアに相当する。
出現するのがもっと不思議のダンジョン系のみなので、道中ここが出るか否かで攻略に大きく支障がでる重要なフロアになっている。
また、彼の記憶ディスクを使用すると一定時間混乱してしまう。主に敵に投げて混乱させるために使う。
……それにしてもこの優遇具合、流石は第6部の重要キャラである。 承太郎や仗助だって2バージョンなのに
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「血尿がァあ~~~~~」
MUGENにおけるエンポリオ・アルニーニョ
サラミ氏が製作したものが公開されている。ベースはあまりもの氏の
広瀬康一。
子供なのでリーチは短いが喰らい
判定も小さく、唯一の
必殺技である銃の幽霊で
立ち回るのが主だろうか。
超必殺技は3つあり、原作最後のDISCを使った攻撃もある。
AIは未搭載だが、0011氏による11段階にレベル調整可能な外部AIが2014年1月16日より公開中。
また、スタンド「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」
ステージも同時に公開されている。
「エンポリオです…エンポリオ。
ぼくの名前は…ぼくの名前はエンポリオです」
出場大会
*1
プッチ神父の声は再アニメ化版の方のハドラーの為に奇妙な因縁を感じる所ではあるが、
『ダイ大』関連のネタは他にも、種﨑女史は本放送から数か月後に『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャーをも演じた上、
主人公達フォージャー一家の重要ターゲットである国家統一党総裁、ドノバン・デズモンドの声優が大魔王バーン役の
土師孝也氏である事から、
「ダイ達の決着はまだ付いていない」とネタにされた
(付け加えるとヨル・フォージャー役の
早見沙織女史は『ダイ大』におけるレオナ姫役でもある)。
最終更新:2024年11月10日 08:30