キャラクター設定
「そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」
念写能力を持つイバラ型の スタンド「隠者の紫(ハーミットパープル)」を操る。
原作の漫画では経験豊かな策士キャラとして活躍していた。
その反面、 年齢からくる体力的な問題やスタンドの特性から直接戦闘には不向きで、
DIOも「貴様のスタンドが一番なまっちょろい」と評している。
スタンド能力以外にも「波紋法」という技術を若い頃に高いレベルで習得しており、
波紋を用いての直接攻撃「波紋疾走(オーバードライブ)」の他、
「隠者の紫」に波紋を流すなど度々活用している。
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「波紋法」について |
特殊な呼吸法で自らの体組織に生命の根源ともいえる太陽の光(つまり紫外線)と同じ波長の波(振動)を発生、貯蔵し、
そのエネルギーにより吸血鬼(及び紫外線を弱点とする生物)に大ダメージを与える。
なお普通の人間への攻撃としても有効で、対吸血鬼時ほどの劇的な効果は出ないが
一か月は足腰が立たなくなったりもする。
さらに言えば、普通の人間にも強烈な紫外線は有害なのと同じ理屈で、
超強力な波紋になれば普通の人間の体組織も破壊されてしまう
(ただし、それほどに強力な波紋は人間の肉体では生み出せない模様)。
弾く波紋と くっつく波紋の二種があり、弾く波紋を使えば水面を走れるし、
ガードが無意味なほど強烈な空裂眼刺驚をコップを使って受け流すことも可能。
くっつく波紋を使えば九十度以上のツルツルな大理石の柱(油などで濡らし波紋伝導率を高める必要はある)に指先だけでへばりついて這い登れたり、
氷柱を繋いで命綱の代わりに出来たりする。
この他にも色々と応用が効くのだが割愛。
個々人ごとにある程度の適性が存在するのかもしれない。
ちなみに波紋の呼吸は老化を遅らせることもでき、
第3部時点のジョセフは歳を食ったものの、69歳にしてはナイスミドルな外見と年齢不相応な体力を兼ね備えている。
なお、妻と同じ時間を過ごすため意図的に波紋の呼吸を調整していたという説も存在する。イイハナシダナー 愛人?なんのことかな?
格闘ゲーム版においては、波紋を用いた攻撃を吸血鬼である DIOや ヴァニラ・アイスにヒットさせた時は、
通常の人間相手よりダメージが大きくないとおかしいのだが…。
「『格ゲー補正』というのを知っているかね?バービーくん」
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「このオレに二度同じ手を使うことはすでに凡策なんだよッ!」
生まれは1920年。 この時代の白人にはめずらしく人種的偏見をあまり持っていない。
…が、大事な一人娘が日本に嫁いでいってしまってからは日本人嫌いに。
とは言え、 孫に異変と聞けばちゃんと日本には飛んで来ているし、
赤の他人の日本人に対しても特に嫌そうな態度を取っていないので単なる愚痴っぽいが。
能天気に、目覚めたばかりの 得体の知れない生物(後述)に 「ハッピーうれピーよろピくねー」
と 連載当時は流行ってたし色々問題なかったのりピー語で話しかけたり、
傍から見ると丸分かりの女装で敵陣に入ろうとして *2あっさり見破られ、
「マヌケッ!ひと目でわかるわーッ気持ち悪いッ!」
「おまえみたいにデカくて筋肉質の女がいるか!スカタン!」
「客観的に自分をみれねーのかバーカ」
とボロクソに言われてショックを受けたりと、おちゃらけた性格をしているが、得意とする戦法は 巧みに相手の心理の裏をかく生粋の策士タイプである。
作中で帽子やマフラーを身に着けている事が多いのも、衣服に使われている繊維糸を戦闘時にトリックのタネとして使用するため。
得意技は「逃げること」だが戦いそのものを放棄したことはなく、あくまで自分に有利な場所に誘い込んだり策を練るための時間稼ぎなどが目的である。
慌てた時に走ると冷静に思案が纏まるらしい。第3部ではいつの間にかジョースター家伝統の技になっていた。
また、相手の心理を読み、言おうとしているセリフを先に言う特技を持っている。 *3
「お前は次に サムネから来ましたという」→「サムネから来ました……ハッ!」みたいな流れは大抵ジョセフが元ネタ。
映像化された先読みシーン
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オマケも合わせて
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別名「カナブンのテーマ」
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第2部(「戦闘潮流」、旧名称は「その誇り高き血統」)では第二次世界大戦直前のアメリカ、メキシコ、
ヨーロッパを飛び回りながら波紋戦士として、二千年もの永い眠りから目覚めた敵 「柱の男」達と戦った。
人知を超えた圧倒的な身体能力と様々な特殊能力を持つだけでなく、
石仮面を作り出すことで 吸血鬼を増やしてそれを食料とするほどの存在である柱の男達。
それに対抗するジョセフの武器は波紋法、そして場所や状況に応じた臨機応変な 知略である。
知略に関しては歴代主人公中ピカ1であることは間違いない。
また逆に 「バカ」呼ばわりされるとやたらと噛み付く。
作中でも女装して忍び込む際にドイツの兵士から「バーカ」と言われた際、波紋でココナッツ爆弾をお見舞いしたり、
柱の男達の手下である吸血鬼から「 たわけ」呼ばわりされた時には、
「おい、そこの吸血鬼ちょっと降りて来いブン殴ってやる」と返答している。
ちなみにその吸血鬼はその後のシーンでジョセフの目の前に降りてきて長い舌をベロベロしていた所、
波紋を込めた一撃をブチかまされて「 波紋入りのてめーの血でも啜っていろ!!」と一蹴された
(ただし、このシーンはTVアニメ版では全てカットされている)。
とまあ些細なことであるが、本人の前で「バカ」は禁句である。
その辺りは孫の承太郎(コケにされるとけっこうネにもつタイプ)、
息子の仗助(髪型をバカにされるとプッツンする)にもしっかり引き継がれている。
「バカモノだと?あんた今このおれのことバカモノっていったのか」 「てめーッ今おれのことバカモノっていったなぁァァ~~?」
最後の戦いでは、 カーズが日光(波紋)を克服し殆ど不死の「究極生命体」となったことで絶体絶命の危機に陥るが、
無意識の直感力で火山の大噴火を誘発、運にも味方されカーズを宇宙に追放し世界を救った。
この最終戦において左腕を失ったため、それ以降は 金属製の義手を付けている。
普段はその上に手袋をはめているが、ゲームの勝利ポーズでそれを外した姿を見ることが出来る。
ちなみに第2部のカーズは 『ジョジョ』シリーズ最強の敵と言われている。
これはカーズが 他の宿敵とは違いジョースターの力をもってしても倒せず、
弱点が存在しなくなった(波紋は通用しないどころか 逆に自分が皮膚を溶かされるほど遥かに強力な波紋を使われた)ため、
宇宙へ追放することで初めてその危機を脱したことから言われている。
というか荒木氏も「 そうするしかなかった」と断言している。
ちなみに彼が飛行機に乗るとなぜか よく墜落する。
(幼少時のハイジャック、カーズ戦、 グレーフライ戦、 デス13出現時の計4回。ただし、最初の2回は 自分の意思で墜落させている)。
ジョセフが主役の第2部のラストは彼が飛行機に乗って〆るので「まさか…」とビビる読者もいた。
承太郎「二度とてめーとは一緒に乗らねえ」(※この後も何度か乗ります)
しかしまあ車や飛行機はもちろんのこと、古くは馬車や蒸気船から、ヘリコプター、バイク、列車、ボート、
果ては潜水艦やスペースシャトルなど、
ジョースター家の人間が 乗り物に乗った場合は基本的に大破するため、何か家系的なものなのかもしれない。
唯一、幼少のハイジャックは自分の所為ではないが、自分たちが助かる為とはいえ墜落の原因を作ったのは他ならぬ自身の波紋である。
(一人落ち着いて『 スーパーマン』(アニメでは『 バオー来訪者』)を読んでいたのだが、
ハイジャック犯が ジョセフの服を血で汚したことで頭に来て、 パイロットを気絶させて飛行機のコントロールを崩して墜落させた。
なお、同乗していた スピードワゴン老人とパイロットの安全はしっかり確保している)。
飛行機ネタに関しては『ASBR』にて飛行機型スタンド「エアロスミス」を持つナランチャに対し、
若ジョセフが特殊勝利セリフで「飛行機落とすのはケッコー得意」とネタにしている
(本来はスタンドが見えて更に2回飛行機を落とした老ジョセフ用だったのではという説もある)。
一方で非常に悪運が強く、前述の4度の飛行機事故では大した傷も負わず、
第2部のラストでは状況的に死亡したと思われ葬式まで挙げられるも、その葬式中にひょっこり現れる始末
(最終戦の後、海に落っこちるも乗っていた隕石がクッションとなった上、漁師に救助され奇跡的に生還。
暫くの間スージーQの看護を受けて彼女と結婚した……が、そのスージーQが生存と結婚を伝えるよう頼まれていたのを忘れていた、というオチ)。
第3部ではDIOに絞りカスにされ、その魂が身体から離れていくのを承太郎が見たかのようなシーンまで描かれたのに、
DIOの血を輸血して奇跡的に蘇生したりと、代々短命という宿命を背負っているジョースター一族の中でも異端の存在と言える
(この輸血から蘇生のシーンはアニメ版ではしっかりと描写されている)。
なお、荒木氏によれば第6部時点でも「多少ボケてるだろうけど、生きてます」と明言されている。
第6部は(開幕時点で)2011年の設定なので91歳前後。普通の人から見ても充分長生きである。
TVアニメ版のエンディング映像でも「川(死の象徴)から一番遠い位置にいる」「帰りの飛行機のチケットを"3枚"持っている」
という所で長生きを強調されている。
それまでの ジャンプのバトル系漫画にはあまり見られなかった
「 相性の影響が大きい」「力比べより知恵比べの要素が強い」という『ジョジョ』のバトルの方向性が固まったのが第2部であり、
その第2部の主人公であるだけに、ジョセフはそのカラーが非常に濃い(第1部でもそういう要素が無くはないが)。
一応は正しい波紋の使い方を学ぶ修行を積んだりもしているが、その期間は一ヶ月程度である。
荒木氏曰く、全主人公中で最高の知性派とのこと。
ただし、第3部ではアラビア・ファッツのトリックを一人だけ見抜けなかったり、ダービー(兄)に遅れを取ったりと、やや翳りが見られる
(カーズ戦では「だますのは得意だが、だまされるのはにが手なようだな」と言っていたのだが…)。
しかし、その後のダービー(弟)戦では孫の対戦時にしれっとした顔でイカサマを行って勝利に導き、
承太郎「おれのアイデアがなんの合図もなしに通じてくれてうれしかったぜ」
ジョセフ「おまえの考えぐらいすぐに読めるわい!わしの孫じゃもんな」
と往年の策士ぶりを発揮している。
「もしかしてオラオラですかーッ!?」
「Yes!Yes!Yes! “Oh my god”」
「オラララオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
ド────ン「テレンス・T・ダービー」再起不能(リタイヤ)
また、花京院が最後に残したメッセージを短時間で推理してザ・ワールドの正体を理解するのは、ジョセフの頭脳でなければまず不可能だろう。
ちなみに嫌いなことはこの 二人と全く同じで、後者に至っては 完全に一致している。
「おれの嫌いな言葉は、一番が『努力』で、2番目が『ガンバル』なんだぜーッ」
物凄く影の薄い設定だが、 一代でニューヨークの不動産王にのし上がってもいる
(家族ぐるみの付き合いで祖父代わりともいえるスピードワゴンも、単身で油田を探し当て一代で石油王になっているが)。
そしてケンカで高校を中退するまで、徹底的に(悪い意味で)遊びまくった男だった。
波紋の才能については、修行無しで生まれつき持っているので歴代JOJOで恐らく最高。
何気にとんでもない設定であり、当初は能力がシーザーより劣っていたにも拘らず、
短い修行期間で彼に追い付くまで成長した点からも才能の高さが窺える。
そして超が付くおばあちゃんっ子でもあり、祖母のエリナ・ジョースターには頭が上がらない
(前述した幼少時のハイジャックの際も、殴られたことよりもおばあちゃんに買ってもらった服が血で汚れることで怒ったほど)。
まあ、父親が戦死、母親も病死した(と聞かされていた)から仕方ないと言えば仕方ないが。
スピードワゴンのことも、普段は素っ気ないが「たった2人の家族」と言うくらい大切に思っており、
彼を死の淵に追いやったストレイツォ相手に涙ながらに宣戦布告をしている。
ドイツ軍に柱の男の情報を聞き出すため救われて生きていたのを知った際も、涙を流して喜んでいる。
長生き以外にも、
「ジョースター家の人間は生涯ひとりの異性しか愛さない」
という原則も破っており、(生涯唯一らしいとは言え)浮気をしたことがある。
しかも、日本人女性とである。アンタ日本人嫌いなんじゃなかったのかと。
作者の荒木氏いわく「だってジョセフの孫を主役にしちゃったし、もう愛人の隠し子くらいしかネタないじゃないですか(笑)」と、ジョセフに謝罪していた。
当時すでに63歳になっていたが、 男児を生ませるに至っているのだから、まあお盛んである。
120代前後で4人も出来ちゃってる 吸血鬼もいるわけだが、あっちは不老不死だし。
映画好きなジョジョファンからは、全盛期には 「眼で妊娠させる男」とまで讃えられたハリウッドのセクシー男優、
ショーン・コネリー氏がモデル *4なのではないかともよく言われる。
なお、ゲーム版でジョセフを演じた大川氏も45歳という歳において長女を儲けている。
なんなんだお前ら。
ちなみに異様に具体的な例を挙げるのも得意技(?)。
有名な「コーラを飲んだらゲップ~」や「ケツの穴にツララ~」、果ては 師の視線を
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