武松(ぶ しょう)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
天傷星の生まれ変わりで、序列は梁山泊第十四位の好漢。
行者(修行僧)の格好をしている為、「行者(ぎょうじゃ)」がそのまま渾名となった。
あくまで役人から逃げる際の変装であって
本来は行者でも何でもない
のだが、気に入ったのかその後もずっと行者スタイルで通している。
第23~32回で主役として活躍しており、この10回のエピソードは「武十回」と呼ばれている。
酒に酔って入った山で偶然出会った人食い虎を素手で退治するなどの破天荒な性格から、百八星の中でも屈指の人気を誇る。
梁山泊にとって最後の戦いとなる方臘討伐戦では、敵の道士・包道乙と交戦して片腕を失うものの最後まで生き延び、
凱旋途中に駐屯した杭州六和寺で寺男となりそのまま残った。
病に倒れた豹子頭・林冲の最期を看取った後は特に何事も無かったのか、80歳で天寿を全うした。
ちなみに、同じく四大奇書の一つである『金瓶梅』は、先述の武十回を膨らませたスピンオフ作品である。
と言っても、武松自身は『金瓶梅』には少ししか登場しないのだが。
(wikipediaより引用・改変)
格闘ゲームにおける行者 武松
「好きな時ィー好きな場所でー
いつでもかかって来い!」
データイーストの
世紀末コンボゲー『
水滸演武』にも登場。
原作通りの豪快で破天荒なキャラクター……なのはいいのだが、
勝ちポーズで
「1、2、3、ダー!!」
と雄叫びをあげ、
挑発では
わざわざ寝そべって
「かかってこいコノヤロー」と言い放つ。
そして専用BGMのタイトルが
「燃えよ闘魂」
。
どう見ても猪木です。本当にありがとうございました。
なお、「行者」の要素は首に巻いた数珠のみ。それでいいのか。
一部では
「たけまつ」
という愛称で親しまれている。
ちなみにAC版のポスターとSS版及びPS版のパッケージは虎と格闘している彼の姿がデカデカと描かれていたため、
「こいつが主人公じゃね?」と思った人もいたとかいないとか。
(『水滸演舞風雲再起』のパッケージではちゃんと
九紋龍史進がセンターを飾っている)
彼の技の中で最も重要なのは
コマンド投げの「烈旋空舞」。
決めた後の相手に追撃することが可能であり、相手の体力をゴッソリ減らすことが可能。
追撃可能な技は打撃全般と、
投げ
。投げである。
つまり、
烈旋空舞→烈旋空舞→烈旋空舞→……
相手は死ぬ
。
流石にこれは卑怯だと思う人も多いことだろうが、普通に追撃しても相当痛いので大して問題は無かったりもする。
しかしこれでも
入雲龍公孫勝には一時期
0:10というダイヤグラムが付けられていた辺り
、
『水滸演武』という作品の世紀末ぶりを物語っている
といえる。
AC版の烈旋空舞絡みの連続技。実際はまだまだこんなものではない。 |
また、一本取られた次ラウンドの
イントロ中限定に使用可能な、その名も
「卑劣先制撃」
という技も所持している。
威力はそれほどでもないが、開始前なので当然ガード不能である。
人気があれば何をやってもいいのか
。
MUGENにおけるアントニオ行者 武松
ですからー氏の製作したものが存在する。
AC版や風雲再起などの要素を合わせ持っているが、基本的には
原作再現の模様。
当然の如く、
烈旋空舞永久や卑劣先制撃も可能
。
ただ、MUGENではフライング攻撃の後に位置が強制的に開幕時まで戻されたり、
吹き飛んでいる相手が立ち状態に戻されて空中に浮いてしまったりするので、ご利用は計画的に。
AIも標準搭載されているが、烈旋空舞永久は自重している。
なぜか時々「晁蓋」というシステムボイスが鳴ることがある。
条件はランダム。
勝利するとエンディングを始める。
コンフィグにはAIのレベル設定や、AIが特殊ガードを使うかどうかの選択ができるが、
エンディングをやるかどうかの設定項目は無く、必ず見せられることになる。
あと卑劣先制撃の有無も選択できない。
付属テキストには技性能などが詳細に書かれている他、全体的にテンションがぶっ飛んでおり一読の価値有り。
出場大会
出演ストーリー