まんがタイムきらら

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まんがタイムきらら - (2015/07/19 (日) 00:49:05) の編集履歴(バックアップ)



「まんがタイムきららの
   ドキドキ☆ビジュアルコミックス!」

概要
『まんがタイムきらら』は、芳文社発行のB5判、平綴じの4コマ誌(4コマ漫画専門雑誌)。原則として毎月9日に発売されている。
キャッチコピーは「ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌」で「D☆V」と略記される。

「萌え4コマ」を初めて専門的に取り扱う雑誌として、2002年5月に創刊。
創刊の経緯として、ファミリー向け4コマ誌である『まんがタイム』の読者の平均年齢が毎年上がっていくことから、
コミックマーケットに参加するような同人作家らを起用し、下の世代、
主に幼少時代からテレビアニメに慣れ親しんできた世代をターゲットとした雑誌として企画された。
その際、『まんがタイム』およびその姉妹誌で執筆している作家の中から、
海藍、おおた綾乃、関根亮子、師走冬子、ナントカなど画風がいわゆる「萌え絵」に該当する作家が選抜された他、
同人作家として知られているが商業誌での活動歴があまりなかった作家、またふじもとせい、太田虎一郎、刻田門大、
ナフタレン水嶋、新条るるなど、成人向け漫画誌では既に活躍中であるが一般誌においては
作品の発表の機会がなかった作家など、異分野の作家を集め、全く新しい4コマ誌として創刊された。

読者層は当初は20歳代・30歳代が占めていたが、次第にアニメ、漫画、ライトノベルに馴染みのある
10歳代の若年層にも支持を広げていった。2007年時点では読者層の8割以上を男性が占めているというのが現状である。
初期作品においては『ぽけっとジャーニー』、『影ムチャ姫』、『1年777組』、『ねこきっさ』など異世界や現代以外の時代を描いたもの、
『スーパーメイドちるみさん』、『かるき戦線』、『LOVE ME DO』、『てんしの末裔』など普通の人間世界であるが
特殊な設定の人物が登場するもの、秋葉原という特殊な土地を舞台とした『てんちょおのワタナベさん』など、
それまでの4コマ誌ではあまり見られなかった傾向のものが多く見られ、作風も学園ものであったり、
テレビアニメやSF・ファンタジーものの世界観と通じるものも多い。
この点が、会社が舞台であったり、生活に密着した作品やナンセンスものが中心であった従来の4コマ漫画誌とは異なる、
新しい世代を切り開いた4コマ誌であるといえよう。
なお、現在は「女子高校生など女の子同士の学生生活を描く日常コメディ」が掲載作の主流となっている。
同性愛者なキャラクターが登場人物内にしれっといたり、ロリコン女装男装なキャラ等やや変態寄りになっている気がするが……

姉妹誌として以下の雑誌が存在し、単行本は全て『まんがタイムKRコミックス』の系列レーベルから刊行される。
なおフォワード以外は雑誌の値段が333円(税抜)なのに対し、まんがタイムKRコミックスはなんと819円(税抜)である。
A5という版の大きさや書き下ろし作品、カラーを載せている関係上、値段を高くつけざるを得ないようだ。
(ちなみに同じ芳文社の4コマ単行本であるまんがタイムコミックスは669円(税抜)。カラーページや書き下ろしはKRより少ない)
コミックスは現在月に4~8冊程出ている。毎月27日に発売と決まっており、漫画ごとに発売日が異なるということはない。
ただし本誌や他姉妹誌が4コマ誌なのに対し『フォワード』だけがストーリー漫画誌な上、値段もコミックスの発売日もなぜか異なる。
(ストーリーと4コマでコミックスの発売日が異なるため、両方が載っているきらら☆マギカでは同じ雑誌なのに連載形式によってコミックスの発売日が違ったりする)

姉妹誌の特徴

+ まんがタイムきららキャラット
まんがタイムきらら系列2番目に相当する4コマ雑誌。キャッチコピーは「かわいさニューウェーブ♪」。
それ以前は「かわいさニューウェーブマガジン!」(2007年(平成19年)1 - 2月号は「マガジン」の表記なし)、
2006年(平成18年)12月号まではきらら本誌同様「ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌」であった。
誌名は『きららCarat』とも表記される。
まんがタイムきららとは姉妹誌であったため、創刊初期は荒井チェリーの『三者三葉』、湖西晶の『かみさまのいうとおり! 』、
かきふらいの『けいおん!』など、きらら本誌と並行して連載する作品もあった。

初期の作品には女性コア層読者の取り込みを狙った男性キャラクターの多く出るファンタジー物が多く掲載されていた。
また、一般の取り込みを狙い、ベテランの漫画家や実績のあった漫画家を比較的多く招いていたが、
創刊当初は積極的に女性作家を獲得し、女性的な絵柄や「萌え」の路線を打ち出す。
これらの経緯から『まんがタイムきらら』および姉妹誌の読者層は男性が圧倒的に多いが同誌では女性からの人気も集めており、
きらら系他誌の読者層の男女比率が概ね男性9:女性1であるのに対し、『キャラット』では男性8:女性2と
女性読者の比率が若干高くなっているという。

なお初回はあくまで袋綴じであり、その後もしばらくの間まんがホームやまんがタイムきららの増刊号扱いで発行されており、
ようやく独立創刊したのは約2年半後の2005年9月28日である。

代表作は「ひだまりスケッチ」、「Aチャンネル」、「キルミーベイベー」など。

+ まんがタイムきららMAX
姉妹誌である『まんがタイムきらら』、『まんがタイムきららキャラット』に続く第3の『きらら』系雑誌として創刊された。
キャッチコピーは「ドキドキ★ビジュアル全開マガジン」。
創刊時期が他の姉妹誌より遅かったこともあり、創刊当初からほぼ全ての誌面を新人作家、『きらら』系デビューの作家および
異分野出身の作家の作品が占めている(ファミリー向け4コマ出身作家からは藤島じゅん及び榛名まおがいた程度)
創刊初期はカラーピンナップが掲載されていた。また、創刊からしばらくの間、
表紙や広告などでの紹介文中、やたら日本語をローマ字表記した文言が見られた。
『きらら』系列の4コマ漫画雑誌では唯一、読者欄が継続的に掲載されている。

初期はマニアックかつグローバルな系統が中心であったが、近年はキャッチコピー通り萌え要素を多く押し出す作風が多くなった模様。そのせいかあらゆる意味で幼いキャラが増えていたりするが

第3のきららと謳われているが、増刊扱い時代が長かったキャラットとは違い、こちらはきららの増刊号1回だけで早々と独立しており、
実際はキャラットよりもこっちのほうが独立創刊が早かったりする。
とはいっても増刊時代から数えるとキャラットが2番目に生まれたきらら系列であるという見方もできるため、
MAXが次女かキャラットが次女かで意見が分立することもある。

代表的な作品は「かなめも」、「きんいろモザイク」、「ご注文はうさぎですか?」など。

+ まんがタイムきららフォワード
『まんがタイムきらら』、『まんがタイムきららキャラット』、『まんがタイムきららMAX』に続く
4番目の『きらら』系雑誌として創刊されたが、上記のとおり、他誌が4コマ誌なのに対し、本誌はストーリー誌である。
そのため4コマ漫画の小ゴマでは表現しづらい大ゴマを使ったシーンが、他の『きらら』系雑誌に比べて多い。
キャッチコピーは「ビジュアルストーリーコミック誌」。
きらら系雑誌で共通して用いられる「ドキドキ☆ビジュアル(D☆V)」は第1号の表紙に略称が記載されているのみで、
姉妹誌という表現もない。ただし、他のきらら系雑誌でも連載経験を持つ作家がいる、
読者プレゼントの当選者発表がかつては『キャラット』誌で行われていた、
単行本が「まんがタイムKRコミックス」のレーベルで発行(基本的にB6判コミックス)されるなど、関連は深い。

代表作は「夢喰いメリー」、「ハナヤマタ」、「がっこうぐらし!」(アニメ化決定)など。

+ まんがタイムきららミラク
まんがタイムきらら系列5番目にあたる4コマ誌。
なぜか奇数月16日に発売されるというきらら系列では初の試みをもった雑誌である。
創刊時のキャッチフレーズは「もっと自由に4コマを」など。
また、vol.1からvol.3までは表紙に「ドキドキ☆ビジュアル進化型」との表記もあった。

他のきらら系雑誌では女子学生の日常を描いた作品が主流だが、本誌ではそれに限らず、多様な世界観に基づいた作品を集めている。
また、「女の子の可愛さ」にこだわり、ビジュアル性の高い誌面を目指していくという。
わかりやすく言えば、創刊当初のきららに萌えを付けたような感じであろう。
創刊に当たって、他のきらら系雑誌の時と違い、起用された作家のほぼ全員が漫画初挑戦の新人で占められており、
作品も1話あたり10ページから12ページが中心と、ストーリー漫画を主体とした『フォワード』を除く
他の姉妹誌(6ページから8ページが中心)よりもボリュームを持たせている。

なお、漫画に使用されている活字は『まんがタイム』系列の他誌に先駆けすべてDTP化されており、
使用されるフォントは異なっている。
他の姉妹誌と異なり専門のWebサイトを持っており、そこでは連載作品の第1話が試し読みができたり
アンケートページがあるなど、オリジナリティを持たせている。

アニメ化作品は現状少ないが代表作は「桜Trick」、「幸福グラフィティ」(アニメ化決定)など。

+ まんがタイムきららカリノ
季刊誌として発刊されているきらら誌。
他の姉妹誌と違い増刊号扱いからの独立ではなくアンソロジーコミック扱いになっており、カバーがついているなど装丁も単行本に近い。
アンソロジー本とはいいながら中身はほとんどオリジナル漫画であり、パロディであっても原作者本人が書いているため、
結果パロディではなく、ただの本編の過去編だとか番外編になっていたりする。

他にも休刊した系列誌としてアンソロジー扱い誌の百合専門誌『つぼみ』、2号のみ刊行された『コミックギア』、
『キャラット』の増刊として「男の子向けの少女マンガ誌」のコンセプトでvol.12まで刊行された『コミックエール!』、
現在刊行が続いているものに、同じく『キャラット』増刊扱いで魔法少女まどか☆マギカの公式外伝やアンソロジーを専門に扱っている『まんがタイムきらら☆マギカ』が存在している。


MUGENにおけるまんがタイムきらら

カオス同盟氏が製作したまんがタイムきららが存在する。
2014年4月14日に完成した。初バージョンから半年かかっての完成である。本体ロゴ一枚目で公式HPにあるロゴを使用している。

時間差攻撃も豊富でたとえやられ中でもバリアを貼って(攻撃性のあるものではない)抜けることもできる。
通常攻撃も1Fの通常攻撃もあったり、中距離の使い勝手のいい技もそろっている。

原作にあるシーンを技に見立て、攻撃する。ただ、OPの空耳なども含めたり、
原作にはないアニメオリジナルシーンまでも取り入れたりするため、一概に原作再現とは言いにくい気もする。ランクとしては狂中位に匹敵。
戦闘パターンとしては、遠距離なら飛び道具を放ち、中距離だとタックルをし、近距離では1Fの通常攻撃もする。
耐性も割とあるため、割と即死を耐えたりもする。

度々なる更新の末、AIレベルが追加されたり、固有結果が追加されたり、専用が増えたりとやりたい放題である。AIレベルが1だと凶上位レベルであり、他は狂レベルである。(レベル2は狂下位、その他は狂中位である)とはいっても固有結果は画面端に攻撃判定がつくくらいで(おまけでAI殺しがあるが。)特にパワーアップはしないし、専用も狂が中心とはいえ、並キャラや神キャラにも専用がついている。

最近ではAIのランク差が感じられないのか新AIと旧AIに分けられた。新AIは多種多様のランクに合わせることができ、1は強~凶下位、2は狂下位、3は狂中位、4は狂上位、5は狂最上位である。ただ、これらは1Pで凶悪スイッチoffの場合である。

完成にあたりSBJKシステムなるもの(元ネタはおそらく「桜Trick」)が作成された。このシステムはまんがタイムきららの状態を示している。
具体的には
通常時
S 嫉妬
B 深い
J 女子
K 高正

攻撃時
S 想像以上に
B 暴力的な
J 状態に
K 変わる女

特定の技で防御力アップ時
S 執念
B 深い
J 女子
K 高生

の3つである。なお、攻撃時の判定は本体がmovetype=Aである。




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