#image(image1.bmp,title=既にOPで正体がばれる件について) *&bold(){「私は人間の能力をはるかに超えた・・!} *&bold(){神の力と悪魔の心を持つ男・・!} *&bold(){その私に戦いを挑むとはなんと愚かな・・!」} *&bold(){来い!こわっぱども!」} シグマ商事(現・アドアーズ)が発売したSFCソフト、&del(){クソゲーならぬ最強のネタゲーにして最凶のバグゲー}「摩訶摩訶」の[[ラスボス]]。 世界征服を企む悪の秘密結社「マカマカ団」の総統。 世界征服のために人間をミジンコに変える悪魔の兵器「ミジサイバー光線」を使って、 全世界の人々をミジンコに変えるという恐るべき計画を実行し、世界を混乱に陥れた。 元々は超天才といわれていた科学者であり、人間の能力を引き出す研究を行っていた。 しかしその実験を自分自身に対して行ったところ、人間を超えることに成功したが同時に人間の心を失ってしまい、 さらに自分の前世を知ったことで世界征服を企むようになった。 主人公達の最終決戦において、人間を超えた真の姿を現す。 その恐るべき姿とは・・・ #region(close,マカマカ総統の真の姿(ひどいネタバレ含む)) こんなの ↓ #image(makamaka.bmp,title=お前みたいな赤ん坊がいるか) &bold(){何これ・・・・・・・?} それまでは色物ぞろいのキャラの中でもまともでシリアス、ラスボスらしい貫禄だったが、 姿を見せたとたんにネタキャラと化した。 一見弱そうに見えるがラスボスだけあって強い。 強力な魔法攻撃を駆使して大ダメージを与え、さらにHPがものすごく高いのでかなりの長期戦となる。 苦労して倒すとラスボスお約束の第2形態に変身する。 ちなみによく見るとゲームのパッケージに姿が写っている。 #image(img55562217.jpg,title=突っ込み所満載だが、とりあえずラスボスだけを見て) **&color(red){&bold(){「ぐわっははははぁ~!!}} **&color(red){&bold(){さあて、本気でやらせてもらうぞ・・・}} **&color(red){&bold(){この完璧な肉体になると、手加減というものが出来ないのでな!」}} 変身後の姿はまさに怪物と呼ぶに相応しい恐るべき姿で、 さらに防御力が大幅に上がり、ダメージを殆ど受けなくなるというすさまじい強さである。 #image(image2.jpg,title=人(?)生を懸けた一発芸) なのだが・・・&sizex(7){HPが1しかない}ので一撃で倒せる。 最後の言葉は&bold(){「うぅっ・・・ もうだめだ~」}となんともマヌケ。 「オレは実は一回刺されただけで死ぬぞ」を地でいくボスである。 相原氏曰く「変身で体力を使い切ってしまった」だそうな #endregion この摩訶摩訶というゲーム、バグがあまりに多すぎるのでクソゲー、バグゲーと言われてしまうが 設定、原画を漫画家の相原コージが担当し、 前世をめぐる奇妙奇天烈なストーリー、独創性が高すぎて色物すぎる敵キャラクターなど、 野心的な作品でRPGとしてはおもしろい。戦闘音楽も名曲と評判。 ひどすぎるバグさえなければ名作になっていたであろう・・・ 中古でもそれほど高くないので、やってみたいというチャレンジ精神のある方や好奇心の強い方はプレイしてみよう。 //デバッグなどしたりリメイクしてぜひ出してほしい #region(close,主なバグ(ネタばれ含む)) ・移動中は全キャラ主人公の変身技(魔法)しか使えない。 ・・主人公が回復やエンカウント抑制などの一通りの変身技を使えるのが救い。移動中の回復技はTP(MP)に余裕のあるキャラに使わせるという使い方もできる。 ・レベルが30あたりになると主人公はじめ一部のキャラの防御力が0になる可能性がある。 ・特定のダンジョンを最短ルートで進むと&bold(){100%}画面がグチャグチャにバグって進めなくなる(こうなると特定のアイテムを使わないと完全に詰む)。 ・特定のイベントではキャラグラがグチャグチャになる。 ・アイテム交換の時にフリーズする恐れ。 ・ある敵の攻撃を受けるとパーティーのHPが大幅に増える・・・と思いきやそれ以降は攻撃を一度受けると死ぬようになり、全滅しないと戻らない。 ・(消費アイテムを使う→キャンセル)×3、4の簡単動作で発生する、世にも恐ろしい&bold(){シャッフルバグ}。 ・・なおこの技でバグらせた状態で買い物をすると、最強装備やキーアイテムが買えたりするので、序盤からやるとゲーム性がかなり崩れるので注意。 ・&bold(){EDのスタッフロールが証拠隠滅のごとく崩れて読めない} などなど・・・ これらのバグ全ては、シグマ商事(現・アドアーズ)曰く&sizex(7){仕様です}とのこと。 なお開発に関わったプログラマーの話によると、バグの存在は知っていたがどうしても期限までに納品しなければならなく 「どうせ任天堂チェックにひっかかるだろ」と、バグ有りバージョンを送りつけたところ、何事もなくチェックを通ってしまい &bold(){バグ無修正版のゲームが市場に出回る}という事態になってしまったらしい。 勿論あわててバグ修正版を納品したが、全てが遅かった… #endregion #region(close,余談) 余談だが、同氏のサイトには計画途中で立ち消えしてしまった摩訶摩訶2のシナリオも掲載されている。 2では完全に破壊できずに保管されていたマカマカの細胞が 生き残ったマカマカ団の手により奪われ十数年の時を経て復活。 12億年前に封印された魔王をしもべに従えて、 自分を倒した8人への復讐、そして再び世界征服に乗り出す・・・ …という物語になるはずだった。 #endregion ---- ***MUGENにおけるマカマカ アフロン氏が製作。 ネタキャラと思いきや、原作どおりに強力な魔法を駆使し、さらにテレポートで移動しまくるので倒すのは一苦労。 [[BGM]]としてボス戦の音楽が流れるという憎い再現ぷり。 倒すと真の姿に変身。画面半分を埋め尽くす姿は圧巻である。 BGMも原作同様ボス戦から通常戦闘のものに切り替わる。 なお変身するとマカマカの位置は左、相手の位置が右側になり、摩訶摩訶の戦闘画面の再現となる。 原作再現なのでもちろん・・・ ちなみに氏曰く[[骸>紫鏡]]改造の副産物であり、骸アレンジの召喚キャラとしても登場。 1キャラとしてのマカマカとほぼ同じ技を使う。 ***出場大会 [[MUGEN 真の最強ラスボスは誰だ!トーナメント]] [[【Mugen】電波的な彼女彼氏他のトーナメント]] [[【MUGEN】タタリフェスティバルッ!!]]