該当するキャラが複数存在します。
- ノエル(『月姫』)→本ページで解説
- ノエル(『原神』)
- 聖夜ノエル(『どきどき魔女神判』)
- 白銀ノエル(『バーチャルYouTuber』)
性別:女性
年齢:27歳
血液型:B型
身長:169㎝
体重:59㎏
誕生日:12月25日
属性:混沌/中立
好き:自分ごほうび、SNS、アンティーク、年下の恋人
嫌い:扱いの難しい武器、歯医者、年下の上司
天敵:
シエル
伝説の同人ゲーム『月姫』のリメイク作品『月姫 -A piece of blue glass moon-』および『
MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』に登場するキャラクター。
七英雄の一人では無く、
星嶺鷹守学園の司書でもない。
旧版には登場しておらず、リメイクに伴い新規追加されたキャラクターである。
名前は「愛染ノエル」だが
何故か公式サイトでの紹介は「ノエル」表記なので本項目もそれに準じて記載する。
なお「愛染」は「あいぜん」ではなく「あいぞめ」と読む(
彼とは逆)。
担当声優は
茅野愛衣
女史。
主人公・
遠野志貴が通う高校の新任教師。担当教科は体育と英語。
「おしえて!シエル先生」での
ネコアルクの発言によるとサブヒロインの一人らしい。
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ネタバレ注意 |
その正体は聖堂教会の代行者にしてシエルの相方。ぶっちゃけシエルやマーリオゥと紹介された時点で何となくユーザー達は察していた
投擲剣・黒鍵の他、ハルバード(斧槍)を武器としている。
元々シエルとは同郷であり、彼女の父が経営するパン屋のケーキをノエルの父が経営するレストランで販売するぐらいには家族ぐるみで交流があったが、
そのせいでシエルが十七代目 ロアの転生者として覚醒した事で起きた惨劇「フランス事変」 *1に巻き込まれ、辛くも人間として唯一生き延びた過去を持つ。
更に彼女の不幸は続き、被害者とは言え死徒に染まった街にいた存在だとして聖堂教会からは汚染物質扱いされ、
一般社会に戻る事は許されず、修道女として外界から隔離されて生きるか、
死徒を狩る代行者として生きるかの2択を突き付けられ、仕方なく後者を選び代行者となった
だが元より一般人の家系出身という事もあり、身体能力も精神強度も並でしかなく、組織内での立場は低かった。
そんな中で死んだはずのシエルが突如生き返り、処刑と拷問の果てに埋葬機関に入った頃に二人は再会。
資質の低さや要領の悪さから司教からの不興を買ったノエルは再会したシエルに守って欲しいと乞い、シエルも罪悪感からそれを承諾。
弟子入りする事で更迭を免れるも、それからシエルとは任務以外では口を利かない関係のまま過ごした。
この時のノエルは自分の家族と人生を壊したシエルへ激しい憎悪を抱き、
代行者として機械のように吸血鬼を狩るだけの存在となった彼女を嘲っていた一方で、
自分と同じく人間性を失った彼女に共感意識も抱いており、感情を捨てて死徒を殲滅するシエルの姿勢を尊敬もしていた。
シエル(厳密にはロア)のせいで全てを失ったノエルにとっては、シエルとの歪な繋がりすらも彼女に唯一残された財産のようなものであり、
憎しみこそあるものの仲が悪いわけではないという奇妙な関係だった。
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だが…(夜の虹ルートネタバレ注意) |
しかし、シエルルートにあたる夜の虹ルートでは、
遠野志貴との交流によってシエルが「女」としての顔を見せるようになった=人間性を取り戻しつつあったのを悟り、
被害者である自分を差し置いて失ったはずのものを取り戻したのを許す事ができず、
更に上司のマーリオゥから「役立たずの凡人」の烙印を押された挙げ句、修道女として幽閉する事を宣告された事で、彼女の人格は完全に破綻し、逃亡。
ただの風邪を死徒化の兆候と勘違いして引くに引けなくなった挙句出会った阿良句寧子に吸血鬼化する注射を投与され、死徒化。
人間だった頃の吸血鬼にだけはなるまいという誓いや、生存理由であった吸血鬼に対する復讐という執念を完全に失い、
身も心も彼女が憎んでいた「本当の吸血鬼」へと成り果ててしまう。
ノエルはシエルを赦す事が出来ず、シエルもまたノエルを救う事が出来なかったため、
もはや二人は殺し合う事しか出来なくなってしまった。
「なんで、なんでこんなところで───私を置いて、ただの人間に戻っちゃったのよぅ……!」
徹頭徹尾「死徒」に人生を狂わされるという救いの無さから、ユーザーからは さっちんレベルで不幸な人扱いされている。
元々過去の一件からノエルの人格はシエルの存在を重石とする事で保たれていたようなもので、
そのシエルがああなった事で、ノエルの弱さのタガが外れてしまった帰結と言える。
奈須きのこ氏曰く「書いていて熱がこもり筆が乗ってしまったキャラクター」との事で、
「夜の虹」ルートでの彼女が精神的に追い詰められていく様は 例によって菌糸類のいつもの悪い癖が出ており、
『おしえて!シエル先生』でネコアルクに「追い込み方が堂に入っている。プロの仕事のようでえげつない。ひたすらにえげつない。」と言われる程。
ノエルの作劇的な役割はシエルの「加害者」としての立ち位置を浮き彫りにさせる事。
旧版のシエルルートは色々な都合で菌糸類的には消化不良だったらしく、
シエルをヒロインとして成立させるために、シエルの罪の所在を形にする存在が必要だったため追加されたキャラとの事。
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ちなみにお分かりの通り「愛染」は偽名。また、教師に扮するにあたってサバを読んでいる。
余談だが、型月世界ではかなり珍しい並みレベルの代行者だったりする。
他の代行者は能力面が同僚と比較して桁違いに高かったり、能力以外の部分が非凡だったりする者が大半で、
ノエルのようなキャラは逆に珍しい。
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『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』での性能
代行者としてのノエルが初期キャラ、死徒ノエルが無料DLCとして実装されている。
代行者版はハルバードを用いた長いリーチと高火力を兼ね備えたパワフルな攻撃が特徴の中距離戦を得意とするキャラ。
飛び道具の「黒鍵(単調)」はシエルのものと違って一度に1本しか投げられず弾速も遅い、更に弾数制限がある…
と見せかけて投げ読み潰し、固め、始動にと非常に強力であり、ラウンドごとに10本は使えるため、乱発はできないが
立ち回りの核となっている。
誰かを露骨に意識した「ノエルサマー」はアップデートでノーゲージ無敵技となり、切り返しがしやすくなった。
死徒版は通常と同じくリーチの長い
通常技や豊富な飛び道具に加え、任意のタイミングで発動できる強力な
設置技を持つ中~遠距離タイプのキャラ。
動きも早く、設置を絡めた起き攻めは強力だが近接技の弱さと火力の低さが弱点。
なお、実は彼女が主役となるシナリオが用意されるはずだったが、
没った。まさかの
コイツとコンビを組むはずだったらしい。
2022年8月19日には、その没になったノエルが主役のボスラッシュモードシナリオが配信された。
MUGENにおけるノエル
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OHMSBY氏製作 死徒ノエル |
MUGEN1.0以降専用。
こちらもシステムはアークゲー風にアレンジされており、豊富な飛び道具で戦う性能をしている。
AIもデフォルトで搭載されている。
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出場大会
出演ストーリー
*1
シエルに転生したロアが覚醒したことで起きた大量虐殺という点は旧作と同じだが、リメイク版ではさらに色々と盛られており、
この事件はただのロアによる虐殺ではなく何らかの目的を持った儀式として遂行されたもので、ロア以外にも6体もの死徒二十七祖が集められていた
(この参加者の1人が
ヴローヴ・アルハンゲリなのはほぼ確定している)。
ロアを倒しに訪れたアルクェイドもロアに加えて二十七祖6人相手では多勢に無勢で分が悪く、何らかの儀式もほとんど成功まで進められ、
一時はアルクェイドが祖の手に落ちロアの勝利で終わるかと思われたが、呼んでもいないのにやってきた「7人目の祖」の介入で形勢が逆転し、
息を吹き返したアルクェイドによってロアが討伐され、儀式も失敗に終わる結末を迎えた。
ヴローヴ以外の参加者は、後に『ロード・エルメロイII世の冒険』にてついに姿を見せたヴァン=フェムのシルエットが参会者の1人と一致している他、
逃げることを諦めた人のみを襲う白い鳩の群れの描写から「白翼公」の異名を持つトラフィム・オーテンロッゼ、
巨大な壁が街を取り囲み、その内側にさらなる壁が発生して人々を圧し潰したという描写から「王国」の原理を持つクロムクレイ・ペタストラクチャ、
茨のようなもので巻かれて赤い花を咲かせる人間のオブジェの描写から、オリジナルの薔薇の魔眼の持ち主であるリタ・ロズィーアンが有力視されている他、
これらに加え人を虫に変えてしまう詳細不明の祖が介入していたらしい。
「7人目」に関しては介入したこと以外に全く言及されていないが、「二十七祖が一か所に6名集まって儀式を行う」という点や、
トラフィム(らしき存在)が介入していることが、設定のみの存在だった『月姫2』のアルズベリの儀式を連想させる事や、
明らかに「7人目」が派閥抗争度外視で他の祖に喧嘩売るような行動を取っている事から、
確定ではないもののファンの間では「第十八位」が最有力候補とみなされている。
最終更新:2025年07月23日 21:39