ピーター


円谷プロの特撮作品『ウルトラQ』に登場する怪獣。別名「深海怪獣」。
第26話「燃えろ栄光」に登場。
種族の正式な学名は「アリゲトータス」で、ピーターという名前は飼い主のボクサーであるダイナマイト・ジョーが付けた個体名である。
よってパーカーグリフィン氏とは関係ないし、ビーターでもない。

ダイナマイト・ジョーがフィリピン沖で釣り上げて飼育していた超深海生物で、
性質は大人しいが、外気温に反応する特殊なリンパ系を持ち、気温の高さに応じて体の大きさを変える特徴がある。
水中では掌に乗る程度のサイズだが、陸に上がると二足歩行のカメレオンのような姿に変貌し、人間ほどのサイズと化す。
劇中では不運にも落雷で発生した山火事に巻き込まれてしまい、30mのサイズにまで巨大化。
万城目は海に入れば元に戻ると考えて誘導を試みるが、
道中にあった可燃物のガソリン入りのドラム缶を蹴飛ばし、海に辿り着く前に引火した炎の中に消えてしまった。
劇中ではその後どうなったかは語られておらず生死は不明であり、焼死したとも海に逃げて小さくなっただけともとれるようになっている。

なお、ジョーはピーターは予知能力があり、表情の変化で試合結果を自分に教えたと信じているが、
万城目は単なる自己暗示だと解釈しており、本当に予知能力があったかのは定かではない。
同回はこれらのピーターの能力に加えて炎に消えたピーターの生死やジョーの顛末など、
『Q』の中でも「育てよ!カメ」と並んで解釈を視聴者に委ねる要素が多い異色回となっている。

デザイン担当は成田亨氏だが、既存の生物の巨大化はデザインしない方針だった氏には珍しく、
デザイン画は四足歩行のカメレオンそのものである。
また、ダイナマイト・ジョーが水槽で飼育しているシーンの小型ピーターは、
メガネカイマンなどのワニの子供が使用されている。
スーツは後にゲスラに改造されている。

『大怪獣バトル』では必勝の予言」という能力を持つカードとして実装された。
効果は「1ラウンドだけスピードバトルにおいてスピードゲージの上下速度が凄く遅くなる」というもの。

週刊コロコロコミック連載の『ウルトラマン:アロング・ケイム・ア・スパイダーマン』では、
登場怪獣一号としてまさかの出演を果たした……いや、だからスパイダーマンの方のピーターじゃなくて間違い無く怪獣の方のピーターです。
本作では熱源が瞬間的であれば致命傷を負うことなく絶え間なく巨大化し続ける性質で、
防衛軍の誘導弾やミサイルなどの兵器などは、食らわせてもその爆熱でますます巨大化し続けるため通用しないという設定になっている。
また、カメレオンのように舌を伸ばす攻撃も披露している。

『ウルトラマンアーク』では、特別総集編「SKIPフジヤマ市分所にて」でSKIPフジヤマ市分所に飾られた写真という形で登場。 
所長にして唯一の所員である中村イチロウが地球防衛隊時代に捕獲した個体で、現在も飼育しているとの事。
中村はこの捕獲の功績が認められてSKIPに引き抜かれており、この経緯に関して「激しい格闘の末に捕獲した」と吹聴しているが、
実際は『Q』の個体と同じく趣味の釣りをしている際にたまたま釣れただけらしい。
なお本作では「深海怪獣アリゲトータス」が正式名称で、ニックネームが「ピーター」という事になっている。
……のだが、中村が海外のサンボン島分所(保養所)に飛ばされた事で実家の母に預けられており、
その間に母が付けた「たま」という名前がすっかり定着してしまった事を本人はまだ知らないのだとか……。


MUGENにおけるピーター

カーベィ氏により製作されたキャラが公開中。
Gesura505氏から提供されたスプライトを用いて作られている。
原作とは逆にゲスラのスプライトを改変して作られている模様。
原作の展開を再現した必殺技「ドラム缶」がある他、
ドラム缶が燃えているとき本体のサイズと攻撃力が上昇する仕様となっている(判定自体は変化なし)。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「巨大化」「燃えろ栄光」
予言の内容によって攻撃力がランダムに変化する「必勝の予言」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
参考動画
プレイヤー操作

出場大会

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま53操作キャラ)


最終更新:2025年02月06日 22:17
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