「隠密機動だぜ。鈍い訳が無えだろう」
漫画『
BLEACH』の登場人物。名前の読み方は「おおまえだ まれちよ」
フルネームは
「大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代」と
長いが、本項目では便宜上項目名の表記で記載する。
担当声優は
樫井笙人
氏。
護廷十三隊二番隊副隊長にして隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長であり、
商売で財を成した貴族「大前田家」の跡取り息子で、自身も大前田貴金属工場の社長も兼任している。
家族には、父にして元2番隊副隊長の希ノ進、母の希華、姉で長女の希美、弟の希次郎三郎、妹の希代がいる。
父から母から弟に至るまで顔と性格がそっくりな一族なのだが、妹の希代だけは突然変異的な美少女。
ただ大前田一族の美醜感覚からすると希代はブサイク扱いな一方、希千代はそんな妹の面倒を親身になって見ているため、
希代も希千代にだけは懐いており(希次郎三郎や稀美には懐いていない)、心優しくて純粋なとても良い子に育っている。
大柄でデブ(本人曰く「ふくよか」)な体格に違わず、常に油煎餅を抱えており、
職務にもあまりやる気が見られず、有事に周囲が冷静な中で一人だけ慌てふためき、格上と戦う際は逃げ腰になるなど精神面に未熟さが目立つ。
直属の上官である
砕蜂からも「金とメシと実家の商売の事しか考えていない馬鹿者」と言われている有り様だが、
一方で大前田も砕蜂が夜一と再会してからは公私混同が激しくなったことに苦言を呈することもあった。
とはいえ、口では罵りながらも砕蜂はいざという時は大前田を当てにしており、
大前田も危険な状況下で身を挺しながら砕蜂を援護・救援する場面が幾度となくあり、
なんやかんやで護廷十三隊所属者としての強い自覚と責務は持っているのと同時に、砕蜂とも確かな信頼関係を築けている。
また前述通り(希千代からすると不憫な妹だから目をかけているだけとはいえ)妹の希代からは大好きな兄として慕われており、
公私ともに根っこからのダメ人間というわけではない事が窺える。
戦闘能力
初戦では
虎徹勇音、
雀部長次郎忠息共々、
一護にワンパンKOされるという噛ませ扱いだったが、
バラガン・ルイゼンバーンの従属官ニルゲ・パルドゥックを単身撃破したり、
他にも負傷した隊長や妹を背負いながら
見えざる帝国の聖兵と戦えるなど、副隊長格相応の戦闘能力は備えている。
そしてそのデカい図体に反して最大の長所はスピード。
隠密機動所属なので当然と言えば当然だが、機動力は副隊長格の中でも上位。
ただし、鬼道は20番台詠唱破棄すら失敗する程に不得意。
なお、彼の父は希千代と異なり凄腕の鬼道の使い手だったらしいが。
刀身が鎖付きのモーニングスターに変わる直接攻撃系の斬魄刀。
高い復元能力があるようで、ジオ=ヴェガ戦で砕蜂を庇った際にヒビ割れる損傷を受けたにも拘らず、
直後のバラガン戦では元通りになっている。作者のミスとか言ってはいけない
MUGENにおける大前田希千代
Mugen Gamer氏の製作した『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
原作同様の高い機動力を備えており、一気に距離を詰めてからのインファイトを得意としている。
また、中距離の飛び道具もあるため接近次第では遠距離戦も苦手ではない。
超必殺技では五形頭を振り回して攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
「希代、賢い希代なら解るはずだ。兄様は希代を置いて怖がらせるために行くわけじゃない。
希代を護り、三郎も姉様も父上も母上も護り、おとなりの権田原さんも金満さんも護り、
そして瀞霊廷を護るために兄様は行かなくちゃならねえ」
「わかるな、兄様は護廷十三隊だからだ」
出場大会
最終更新:2025年05月09日 05:25