ドクター・ゲロの孫であるドクター・ヘドが、かつて祖父が造った人造人間
セルのデータを元に、
レッドリボン軍再起を目論むマゼンタからの依頼で作成した「新たなセル」。
作中では一貫してセルとは別物として扱われており、かつて戦った事がある
孫悟飯も「セルの化け物」と呼んでいる。
同じ設計図を元に作られていながら、コンピューターがオートで作っていたオリジナルと異なり、
ヘドがマゼンタからのオーダーを聞いた上で色々と調整していた影響なのか、
体色はオリジナルと異なり赤色と黄緑色を基調としている他、
体躯はサイヤ人が変身する
大猿の如き巨体である。
また、外見は第一形態やパーフェクトセルではなく第二形態に相当する見た目となっている。
生体エキスを吸収する必要がないためか、尻尾の形状もオリジナルと違い無数のコブが付いた球体状になっている。
マゼンタはセルマックスをレッドリボン軍再建と世界制圧計画の中心として考えていたが、
ヘドはセルの外見を「ヒーローらしくない」という理由で気に入っておらず、
さらにセルの設計が祖父からの流用だった事などが原因であまり開発に乗り気ではなく、
折衷案で量産型の「ガンマ」達による世界征服の後に恐怖と権力の象徴としてセルマックスを動員する、
という方向に両者が落ち着いていたため、元々セルマックスの製造に多大な時間がかかるということもあり、
映画時点では未完成であった。
しかし、物語の中盤でガンマ達が自身の迷いなどもあり孫悟飯と
ピッコロとの戦いで形勢不利になり、
追い詰められたマゼンタはセルマックスの起動を決断。
毒針によるヘドの妨害を喰らうも、死に際に毒で悶えたマゼンタが偶然起動スイッチを押してしまい、
セルマックスは制御不能の状態で起動・暴走してしまった。
戦闘力だけならオリジナルのセルを遥かに上回っており、
超サイヤ人ブルーの
孫悟空や
ベジータに匹敵する強さを持つとされるガンマ1号・2号に加えて、彼らに匹敵するオレンジピッコロ、
更には
人造人間18号、悟天、
トランクス、超サイヤ人状態の悟飯が総がかりで挑んでもなお圧倒される程で、
悟飯をして「父さんやベジータさんがいても危なかったかもしれない」と評されている。
あまりにも強さが逸脱しすぎているが、単純にヘドが得意分野ならゲロを凌ぐ天才だっただけでなく、
セルマックスの材料に人造人間編当時より遥かに強くなった悟空達や
ゴールデンフリーザの細胞が用いられた可能性もある。
ただし未完成故に理性に乏しく、まるで大猿化したサイヤ人の如く本能のままに暴れ回るなど攻撃は力任せの単調なもので、
加えてナメック星人の再生能力やサイヤ人の瀕死時のパワーアップのような現象は見せていないが、
これが未完成故の欠陥なのか、製作過程で戦闘力を底上げする為にオミットされたせいなのかは不明。
原作者の鳥山氏曰く「完成すれば
ブロリーだって勝てないような超人になる予定でしたが、無理矢理起動させられ制御の利かない怪物になった」とのこと。
一方で、万が一の事態に備えていたヘドにより、オリジナルのセルと同じく頭部に弱点が改善されることなく残されている。
ただし頭部は頑強で簡単に傷つかず、破壊したとしてもかつてのセル自爆態のように身体が膨張して周囲に大爆発を起こす。
MUGENにおけるセルマックス
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resorrev氏製作 JUS風ドット |
MUGEN1.0以降専用。
原作を反映して一般的な『JUS』キャラよりも大柄に作られている。
大振りだが一撃が重い近接攻撃や、一時的に ハイパーアーマー化する技を備えており、
さらに遠距離攻撃も隙が少なく優秀。
超必殺技では超巨大な気弾を投げ付ける広範囲攻撃を行う。
AIもデフォルトで搭載されている。
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出場大会
最終更新:2024年08月02日 22:23