「地獄のような未来はもうたくさんだ…!」
鳥山明氏の漫画『
ドラゴンボール』と、その関連アニメシリーズに登場するキャラクター。
アニメ版およびゲーム版での担当声優は
草尾毅
氏(未来、現代共に)。
海外版では青年期が
Eric Vale
氏、幼年期が
Laura Bailey
女史、と別個に吹き替えを担当している。
Laura女史は
春麗の英語音声の人、と言えば伝わる方もいるだろうか。
ベジータとブルマの息子であり、「人造人間編」から登場。
フリーザ編のキー要素であり、
孫悟空しか変身できなかった「超サイヤ人」に変身し、
前編の
ラスボスであった
フリーザとその父親であるコルド大王を瞬殺して見せた。
その活躍ぶりと直後に明かしたキャラ設定から、読者・視聴者に大きな衝撃を与えた。
ちなみに草尾氏も衝撃を受けた一人であり、読んで思わず
「俺、このキャラやりたい」と口に出してしまったとの事
(そして本当にトランクス役が決まって凄く喜んだ)。
その結果現在までトランクスを演じているんだから
凄い話だ。
髪の色は薄紫色だが、アニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』の未来トランクスのみ青髪となっている。
はっきり区別させるために描き分けたのだと思われるが、どちらにせよ母譲りの髪色である。
名前の由来が由来なだけに一部ファン(特にブロリスト)からは「パンツ」と呼ばれる事もある。
原作でも母親のブルマが
クリリンに「パンツさん」と呼ばれるネタがあったのは偶然か…。
ブロリーMADでは嘘発見器として活躍したり、存在を無視(
トランクスルー
)されるという役回りが主だったが、
やがて他のキャラからも無視される事が多くなり、その反動故かひたすら出張ってくる「
ウザンクス
」なるネタも出現。
…彼が何をした。
また『超』以降からトランクス以外のキャラによる「
ザマスルー
」「ブザマス」「ウザマス」なるMADネタも出てきている。
ネットにおいては根拠のない陰謀論や憶測に基付いたバッシングなどが見られた際に貼られる
「
いったいみんな誰と戦っているんだ
」の
AAが有名だろう。
なお、実際の台詞からはかなり改鼠されており、元になったシーンの構図もAAとは大きく違う。
未来トランクス
+
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SF考証:歴史を変える |
『ドラゴンボール』の世界では過去に戻って歴史を大きく変えても未来が変化するわけではなく、
その後の未来がそのままパラレルワールドとして分岐する事になっている。
つまり未来の人間が過去にやってきて人造人間を倒しても、元の世界の人造人間が消滅するわけではなく、未来人にとっては無意味である。
当初はトランクスもこの事には気付いていなかったため、
「悟空に心臓病の薬を渡し、人造人間の来襲に備えて鍛錬させる」事を目的として過去の世界を訪れていた。
しかし、一度未来に帰還した際に前述の法則に気付いたようで、
二度目に過去の世界を訪れた時には、「悟空と共に現代の人造人間を倒し、その方法を未来の世界で真似る」、
もしくは「タイムマシンで悟空達に未来の世界に来てもらい、人造人間を倒してもらう」という目的に変わっている。
ただし、同時に「たとえ自分のいた未来に繋がらなくても平和な未来に変わるのならその方がマシ」とも述べているので、
「歴史を変えに来た」という言葉も嘘ではなかったりもする。
なおこの事を逆に考えれば、過去に来た未来トランクスが何をしようとも自分は無事と言う事でもある
(トランクスを生む前のブルマやベジータを自ら殺しても自身が消滅する心配は無いと言う事。
ただし、初登場時は上記の通り自分達のいる未来が変化するわけではない事に気付いていなかったので、
悟空に自分の素性を説明した時に「オレが誕生しなくなるかもしれないのでこの事は絶対に伝えないで欲しい」と念を押している)。
長谷川裕一氏の『クロノアイズ』と言う作品では、パラレルワールドが存在する時間犯罪に関する倫理観が問われている。
一般的に歴史改竄が禁止事項なのは 自分達が存在する未来が消滅する可能性があるからである。
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最終的には、この時代の「精神と時の部屋」で過酷な修業をした事によって、
以前とは比較にならないほど圧倒的な力を身に付けて未来へと帰り、二人の人造人間を倒す。
そして、「未来における」
セルをも倒し、人造人間編は完結する事になる。
元々「自分では人造人間には勝てない」という発言からも分かるように、
現代の18号や完全体セルに負けたりと、フリーザとコルド大王を倒してから未来に帰るまで、原作ではこれといった戦績は無かった。
*1
特に完全体セルとの戦いでは、一度目はパワーを重視したフォーム
*2に変身し、
「父さんを超えた」と称して自信満々で挑んだものの、
パワーに偏り過ぎたせいでスピードが殺されロクに攻撃を当てられなくなった事をセルに諭されてしまい、事実上の敗北を喫する。
*3
しかも、
ベジータもこの形態になれたが、弱点が分かっていたので敢えてならなかった。
*4
つまり
父親を超えてすらいないというどうしようもないオチがついた。
その後のセルゲームでは、自爆から復活して超完全体となったセルのデスビームで心臓を撃ち抜かれて死亡してしまった。
また、アニメオリジナルや劇場版では連続エネルギー弾を撃って無傷で凌がれるシーンが多い。
こういった点は父親そっくりである。
とはいえ、彼の登場から人造人間編がスタートし、
彼の未来への帰還が人造人間編のラストになっている事などから考えても、彼が人造人間編を象徴する人物である事は間違いない。
+
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父との関係 |
助っ人としての第一候補は悟空であるが、会った事の無い父であるベジータにも少なからず期待を抱いていたようである。
だが、当時はまだ暴力的な面が目立ったベジータを知り失望、反発してしまう。
ベジータの方からの歩みよりがあるはずもなく、二人の溝は深まっていき、セルの完全体化を巡っては実際に一戦交えるまでに至っている。
しかし、セルに殺されてドラゴンボールで蘇った後、自分が殺された際にベジータが我を忘れるほど激怒した事を ヤムチャから伝えられ態度を緩和、
その後は徐々にベジータの人となりを理解していき、最終的に和解した。
二人の別れのシーンは、木陰からこっそりとピースサインを送るベジータにトランクスが気付き、それに答えるという絆を感じさせるものとなっている。
|
劇場版第10弾『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、原作に登場しなかった人造人間達と戦っている。
ドクター・ゲロが17号に殺された少し後、研究所地下のコンピューターによって開発が続けられていた人造人間13号・14号・15号が起動し悟空達を襲撃する。
トランクスは14号と戦い、剣による攻撃を指で受け止められるなど苦戦を強いられるが、超サイヤ人に変身して反撃する事でこれを撃破する事に成功する。
その後、14号・15号のパーツを吸収しパワーアップした合体13号に圧倒されるが、悟空が元気玉を作る時間を稼ぐため、傷付いた体で再び13号に立ち向かう。
なお、その際に
「20年後の地球にはお前は存在していない。今日、ここで悟空さんに倒されてしまうからだ!!」と発言している。
*5
人造人間編終了後は、劇場版第12弾『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』にて再登場。
未来の人造人間を倒した事を報告しに訪れたという設定で、ちょうど開催されていた天下一大武道大会に悟飯達と共に出場した(この時再び髪を伸ばしている)。
劇中では試合で
天津飯と対決、次いで突如現れた銀河戦士の一人であるゴクアと戦闘になる。
いずれも激闘の末に勝利を収めた
*6が、直後に銀河戦士のリーダーである
ボージャックに一蹴されてしまう。
その後復活するも銀河戦士に苦戦しフルパワーボージャックに倒されてしまった。
その後は未来のトランクスは長い間映像作品に登場しなかったが、2016年放映の『超』にて久々に登場する運びとなった。
同作では原作終了後の展開で
界王神からの指示もあって
魔人ブウの復活を未然に阻止する事には成功はしたが、
ダーブラとの闘いでキビトが命を落としてしまう。その怒りで超サイヤ人2に覚醒し撃退するが界王神は力尽き、
それは同時に
破壊神ビルスの消滅を意味する結果でもあった。
なお、ゼットソードはトランクスが引き抜いて使っていたが、ダーブラに石化された上で折られてしまった
ため老界王神は人知れずこの世を去った。
その後しばらく平和であったが、さらなる脅威
ゴクウブラックが襲来し、再び悟空やベジータ達のいる現代へやって来た。
この頃には父の必殺技であるギャリック砲やファイナルフラッシュも会得しており、作中で使用している。
当初は超サイヤ人2相応の強さしかなかったが、ゴクウブラックとザマスの暴挙に対する怒りで、
既存の形態とは異なる、金と青の二色の闘気を纏う新たな超サイヤ人へと覚醒
(後に「超サイヤ人怒り/超トランクス」と命名された)、
この時点での超サイヤ人ブルーの悟空すら打ちのめした二人を相手に互角に戦えるほどの強さとなった。
漫画版では登場当初から超サイヤ人2の姿のまま更に強化が可能であり、実力もベジータの見立てでは超サイヤ人3の悟空と同等以上。
実際に対戦した超サイヤ人3状態の悟空に、思わずゴッドの力を使わせるほどの強さを見せている。
その一方でアニメのような覚醒はなく、神の領域である超サイヤ人ブルー、ロゼとの戦闘には手が出せなかった。
その代わり、界王神が存命中だった頃に彼の弟子になった事で、トランクス自身も知らない内に、キビト同様の回復技「復活パワー」を会得していた。
未来に帰った後の姿については、ゲーム『真武道会2』でも描かれている。
復興した世界で再び開かれた天下一武道会に参加するのだが、その中で未来の世界における
バビディ達と遭遇し…。
現代トランクス
トランクスはその後「
魔人ブウ編」でも登場するが、こちらは「現在の」ベジータとブルマの間に産まれたトランクスである。
こちらのトランクスは未来と違い、物や家族に恵まれた裕福な環境で育ったためかかなり生意気な性格となっている。
未来トランクス同様に悟飯を慕っている他、悟空の次男である悟天とフュージョンして
ゴテンクスになったりと、出番はかなり多い。
過酷な人生を送った未来のトランクスより超サイヤ人になるのが早いが、これは同年代のライバルである悟天や父親であるベジータの存在が大きいと思われる。
また、未来のトランクスがベジータを「父さん」と呼ぶのに対して、こちらは「パパ」と呼ぶ(10年後を描いたエピローグでも同様に呼んでいた)。
『神と神』以降の作品では、主に無印ドラゴンボールに登場していた小悪党ピラフ一味のマイと恋仲になっている。
一度ドラゴンボールで若返っているという設定で、肉体年齢はトランクスと変わらないものの、実年齢はブルマよりも上である。
それでいいのかトランクス。
なお、現在のトランクスと未来のトランクスが同時に登場する場合、主にゲームで未来の方を「TRUNKS」と
英字で表記する事が多かった。
現在では「青年期」「幼年期」と表記されているのが一般的。
『
超』にて未来版と現代版の両者が映像作品として初めて対面しており、未来の方は、現代の方とは「赤ん坊の時に一度会っている」と話した。
その後両者打ち解け、現代は未来の事を「でっかいオレ」、「未来のオレ」と呼ぶようになった。
こちらの未来トランクスも20代前後ぐらいの姿のマイと恋人未満の関係になっている。
イベントで配布された読み切り漫画にて、
ピッコロが人造人間に殺害される数秒前にドラゴンボールを集める事に成功したものの、
ピラフのいい加減な願いが原因で赤ん坊の姿にまで若返ってしまい、駆け付けたブルマとトランクスに出会った事が描かれた。
しかし性格もまるで違うし悟空や現代のピラフ一味と対面して懐かしむようなリアクションもないので若返り前の記憶があるのかは不明。
漫画版では若返り前の記憶があるらしく、未来のピラフ達に何かが起こった事を窺わせる様子も見せている。
なお、悟天共々調子に乗りやすい性格が災いしてか全体的に活躍が少なめで不遇
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では漫画及び『Z』最終盤同様に成長した姿で登場し、
セルマックスとの戦いに参戦。
フュージョンも披露した。
失敗したが
漫画版では前日譚となるストーリーが描かれており、高校生活の傍らで悟天と共に正体を隠してのヒーロー活動に勤しんでいる。
グレートサイヤマンの事を言えないのでは
また、コンピューターの扱いは苦手らしく『GT』での描写を反映してか、家業を継ぐ事を退屈そうに感じていた。
+
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親子の絆 |
未来のトランクスと違って最初から父を慕っており、強い父を尊敬している。
父の方も、ややそっけないもののトランクスに愛情を持っており、強い戦士となるように自ら稽古を付けている。
ベジータ自身はそんな自分にジレンマを感じており、そのせいで魔人ブウを復活させてしまう。
だが、守るべき家族ができたベジータは初めて自分以外のもののために戦い、命をかけて魔人ブウを撃退する。
その際に、母を守るように託されたトランクスは、父の遺志を継ぐようにゴテンクスとなって魔人ブウと激闘を繰り広げる事となる。
……と言うと感動の展開っぽいのに……
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アニメ『ドラゴンボールZ』の続編である『ドラゴンボールGT』では、
外見のみならず性格も未来のトランクスに近い青年へと成長しており、カプセルコーポレーションを継いで若社長になっている。
…それでも時折仕事を放り出して逃げ出したり、悟天と話している時など幼少時代を思わせる姿を見せているが。
戦闘メンバーの一員ではあるがさほど目立った戦績は上げておらず(地獄から蘇ったヤコンや人造人間19号を地味に倒してはいるが)、
母譲りのメカニック技術を発揮したり、黒幕の目的を暴くために一芝居打ったりと、どちらかと言えば頭脳派としての側面が強くなっている。
なりゆきで花嫁衣装を着て
女装をさせられたり、あるいは、
「悟空とその孫パンのフリーダムな言動に振り回される苦労役の年長者」と言えるポジションかもしれない…。
「邪悪龍編」の最終決戦においては、超サイヤ人4となった悟空とベジータの
フュージョンを成功させるため、
作中最強の敵である
超一星龍に果敢にも立ち向かって行った。
また、オープニング映像で剣を使っているのに本編では全く使わないのを残念に思ったファンは多い。
備考
鳥山明氏自身が「女性向けを意識して描いた」と述べているように、『ドラゴンボール』では珍しい正統派の二枚目キャラ。
モデルは『
ターミネーター2』のジョン・コナー。そっくりである。そして鳥山氏の狙い通り女性人気は高い。
だが、これは未来トランクスの話であり、現代トランクスはむしろ子供からの人気が高かったという。
なお、彼の
必殺技はゲーム媒体では「バーニングアタック」「フィニッシュバスター」など、父親のセンスを基にした名前が付けられている。
唯一映像媒体で名称が確定している技は、意外な事に劇場版で悟飯と一緒に
ブロリーに向けてぶっ放した「魔閃光」である。
何故に魔閃光なのかというと、崩壊した未来の悟飯は悟空と修行する前に悟空が心臓病で死んでしまった世界なので
ピッコロに教わった技をメインで使う
(悟飯が父親とまともに修行したのはセル編が初めてであり、かめはめ波を習得したタイミングもこの時と思われる)。
その未来悟飯を師とした未来トランクスが魔閃光を使えるのは当然と言えよう。
そして、頼れる大人も師もおらず、二人きりで必死になって修行した未来の悟飯やトランクスに少し悲しみを感じてしまうかもしれない。
ちなみに、前述のバーニングアタックは両手で印を組むように気を練る独特な動作が加わっているが、最終的な構えは魔閃光に酷似している。
ゲームでは未来悟飯もバーニングアタックを使っているので、悟飯が魔閃光を改良した技と考える事もできる。
しかしながらバーニングアタックはエネルギー弾を放つ技の為本質は魔閃光とは全く別物である…のだが、ゲームでは何故かエネルギー波を撃つ様になっている事が多い。
あの未来悟飯がベジータの技と似たような名前を考え付くというのも想像しづらいかもしれないが、
違う未来とは言え、
グレートサイヤマンと同一人物と考えると、まあ有り得なくはない。違和感はあるが。
現在のトランクスはベジータから特訓を受けているので魔閃光は使えない…というより、戦い方そのものが未来トランクスとは全く違うはずである。
実際、天下一武道会では両腕に集めた気を前方に放射する気功波(名称不明)を使ったが、その構えはベジータのファイナルフラッシュの事前動作にやや似ている。
また、劇場版で悟天と一緒にかめはめ波を撃っており、「かめはめ波」という技名も知っている
(悟天の「かめ
か
め波」という名前間違えを即座に訂正した)事から、過去に何らかのきっかけでかめはめ波を見た事で覚えたのだろう。
なお、未来でセルを倒した時に使った技(原作中では技名は無いが、ゲームによっては「ヒートドームアタック」や前述のフィニッシュバスターなど)は、
ベジータが
ナッパを殺した時に使った技によく似ている。
当時のベジータが技を教えたとも思えないので自力で編み出したのだろうが…やはり
血は争えないという事だろうか。
そしてトランクスと言えば青年期時代の彼が所持していた剣が印象に残るファンも多いだろう。
原作では18号に斬り付けた時に刀身が砕けて以降は使われておらず、劇場版でも合体13号に斬り付けた時に砕けてしまっている。
…が、そのわずか二年後のボージャック一味との戦いでは何の説明も無く元通りの状態に戻っている(ベジータが修復して保管していたという記述もあるが)。
幼年期の方では劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』にて勇者タピオンが持つ剣という設定で登場。
劇場版の中でもトップクラスの強敵であるヒルデガーン相手にちゃんと通用し、最終的にこの剣がトランクスの手に渡る事となった。
ただし、現代トランクスが青年へと成長した『GT』時代の本編では一度も使われなかった(オープニングでのみ使れているが)。
なお、未来トランクスの持っている剣と現代トランクスがタピオンから託された剣が同一の物なのか、
そもそも世界の状況が異なる未来の方も現代の方と同様にこのエピソードを経験したのかどうかは不明。
というのも、「未来トランクスの持つ剣と現代トランクスの持つ剣は別物である」とする記述
(前者は未来の技術で作られた切れ味に優れるだけの普通の剣、 後者は邪神と化す前のヒルデガーンに祀られていた深く由縁のある剣であるとされている)
が存在する一方で、それとは別に「この二つが同一の存在である」という記述も存在しており、設定が統一されていないからである。
ゲーム・アニメの武器を本職の鍛冶屋が再現する動画シリーズでこの剣を扱った時に、
一般的な西洋剣のようでありながら日本刀の特徴である「はばき」が存在する事に着目していた。
+
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ゲーム作品におけるトランクス |
ドラゴンボールを元にしたゲームの中でも再現度が高いと言われる『Sparking!』シリーズでは、
剣持ちトランクスを「トランクス(剣)」、精神と時の部屋以後のトランクスを「トランクス(格闘)」という風に分けて扱っている
(前期後期ではないのは(剣)がボージャック戦に登場したりGTトランクスの代役を担当したりもしているからだろう)。
基本的には格闘タイプの方がパワーもあってバランス良く強い。また、剣から飛ばす衝撃波にはガード不能効果が付いている。
『Sparking!METEOR』では青年期少年期共にオカマの ブルー将軍に狙われるという悲劇に見舞われている。
…原作最終話でもオトコスキーから好意を持たれていた事といい、そっち系の人を引き寄せる何かがあるのだろうか?
「逃がさないわよ、子猫ちゃん♥」
「なんでオレばかりこんな目に…」
『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズでは、
セル編の出来事で時を超えた罪で時の界王神の元で贖罪として働き、主人公(アバター)のパートナーとしてメインキャラで登場している。
なお『2』発売当初は『超』放送前だったため、このトランクスが未来トランクスの後日談扱いだったのだが、
超で未来トランクスが再登場した事で存在が若干ややこしい事になっている。
ちなみに『2』ではこのゼノバースのトランクスに加えて、『超』の時代のトランクスと、『GT』のトランクスまで登場するため、
大人のトランクスが3人も登場する。
また『ドラゴンボールヒーローズ』では本編世界とは別の次元という扱いになったため、
見た目はゼノバースと一緒だが、完全に別人の「トランクス:ゼノ」となった。
ちなみにこちらのトランクスは超サイヤ人3と超サイヤ人ゴッドに変身でき、プロモーションアニメで両方の変身を披露している。
何故かビルス相手には変身せず挑み、当然というか指一本で対処されたが
ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズワールドミッション』では、舞台がヒーローズが大人気の世界のため、
必然的にトランクスとして活動できないため、協力者に変身ブレスを与えられてグレートサイヤマン3号を嫌々名乗っている
(偶然1号&2号と出会い大声で名乗る羽目になった時に、一人だけ滅茶苦茶後悔している)。
劇中ではヒーローズのカリスマプレイヤーとして本人自身は大人気なのだが、
グレートサイヤマン3号という長くてダサい名前をだれも呼びたがらないという理由で、マスターの愛称で呼ばれている。
ちなみにかっこいいと思ってるのは開発者本人と主人公、グレートサイヤマン1号の3人のみ。
見た目自体は1号と星雲仮面マシンマンを折衷したようなデザインで、本家2人に比べると幾分かヒーローっぽい。武器もリボルケインぽいし。
3号としての必殺技は「ジャスティススラッシュ」。若干嫌々叫びながら使うが、正直普段の技名のセンスと大差ない。
なお、主人公も同じ変身ブレスで変身し、ノリノリで「グレートサイヤマン4号」を名乗っている。
ゲーム『 ジャンプアルティメットスターズ』には サポートコマとして登場している。
3コマの技「サウザンドスラッシュ」は剣を持ったトランクスが突進し、相手を連続で斬った後に気攻波を放つ。
このサポート、自キャラの後方に出現するため潰されにくい、ダメージ耐性あり、空中発動可、攻撃力もある、追撃しやすいと強力なサポートである。
星矢3コマやセナ3コマなどと並び、 厨サポート強サポートの一角となっている。
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MUGENにおけるトランクス
海外でのドラゴンボールという作品自体の人気と彼自身のキャラ人気の高さを反映してか、多くの海外産トランクスが存在する。
しかし、ニコMUGENで最も有名なのは超神氏製作の国産トランクスであろう。
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超神氏製作 未来トランクス |
多くのドラゴンボールキャラを製作している超神氏作だけあって、完成度の高さは折り紙付き。
ドットはアーケード版『2』のものを使用しており、初登場時の設定準拠で剣を持っている事と、カプセルコーポレーションのジャンパーを着ているのが特徴。
イントロ中に超サイヤ人に変身し、KOされると通常形態に戻る。
武器持ちのため若干間合いが広いのに加え、ビーム技である「バーニングアタック」、自分の周囲全体を攻撃する「フィニッシュバスター」が強力。
フィニッシュバスターは3 ゲージ技となっており、演出はセルに止めを刺したシーンを再現している。
デフォルトでゴールドエクスペリエンス若本氏による11段階に調節できる AIも搭載しており、レベル11は 超反応となる。
クリリンや18号など、こちらも多くのドラゴンボールキャラを製作しているStig87氏によって、
戦闘中のスプライトを超サイヤ人に変身する前の「紫色の髪」に差し替えるsffも公開されている。
少し古いVer.のため 神竜石やられの絵が入っていないが、sffのみのパッチのため、性能面には変化がない。
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Stig87氏製作 未来トランクス |
上記パッチも製作したStig87氏が、超神氏キャラとは別に製作した未来トランクス。ディスプレイネームは「SSJ Trunks」。
ドットは超神氏製と同じものを使用しているが、ディスプレイネーム通り(と言うか何と言うか)イントロ中も超サイヤ人形態のまま。
一部動作に金色の残像が付く事も特徴。
システム的には超神氏キャラを踏襲しているが、技の構成は超神氏版トランクスとはまるで別物。
3ゲージ技のフィニッシュバスターは「斬撃によるラッシュ→エネルギー波」となっており、こちらはメカフリーザを倒したシーンを彷彿とさせる。
AIもデフォルトで搭載されており、強さ的には超神氏版のAIレベル9~10辺りと互角くらい(超反応ありのレベル11には分が悪い)。
完成度の高さは超神氏版と甲乙付け難いレベルであり、今後の活躍に期待したい所。
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CCI氏製作 未来トランクス |
『 KOF』キャラで有名なCCI氏が製作したトランクス。
超神氏のものと違い、『真武闘伝』のドットが使用されており、黒のタンクトップ姿で剣は持っていない。
CCI氏製作キャラには珍しく(?)、ディスプレイネームにCCIの文字がなく「Mirai Trunks」となっている。
悟空やベジータ、フリーザに特殊イントロが設定されているなど演出面の完成度も高いが、残念ながらAIが搭載されていないため、動画での出番はない。
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Wasaby氏製作 トランクスEX |
精神と時の部屋での修行を経た後と思しき、タンクトップ姿のトランクス。ディスプレイネームが「Trunks Ex」となっている。
ニコ動ではほとんど見かけないが、Youtubeでは活躍しているようだ。
デフォルトでそこそこ働くAIを搭載しているが、海外製作者の宿命なのか、日本語が多少おかしい。
また、超神氏のキャラと比べて二回りほどサイズが小さいので、気になる人はscaleを1.25~1.3辺りに変更すると良いかもしれない。
このトランクスのスプライトを「サイヤ人の戦闘服」に差し替えた改変版も存在する。
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BoyBoyz氏製作 未来トランクス |
『超究極武闘伝』ドットを使用したトランクス。
WinMUGEN、MUGEN1.0以降の両方で使用可能。
ブロリーの製作者でもある氏が、Nightmare氏の作品を改変、修正したもの。
海外の作品ではあるが、ボイスは日本語となっている。
ドットのクオリティは勿論の事、 エフェクトや技演出も凝っており、見栄えは申し分ない。
操作感覚は超神氏性のドラゴンボールキャラに近いものになっており、
高速移動に攻撃範囲の広いエネルギー波と斬撃を駆使して戦うオールラウンダーなキャラとなっている。
デフォルトAIは搭載されていない。
知名度は低いものの、AI以外に動画出演を阻む要素はないため、今後の活躍が期待される所である。
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CobraG6氏製作 未来トランクス |
『超究極武闘伝』ドットを用いた、オーラを身に纏った超サイヤ人状態のトランクス。
海外の製作者による作品だがボイスは日本語。
元々は氏のコンプゲー用のキャラとして作られた。
全体的に技の演出やエフェクトは派手で見栄えの良いものになっており、キャラの完成度自体は随一。
…が、元のゲームでは投げ技が存在しないため、投げやられが表示されないという不具合がある。
超必殺技は父親譲りのビッグバンアタックや、フリーザ戦で見せた剣で滅多切りにして気功波で消し飛ばす技が搭載されている。
強ランク程度のデフォルトAIも搭載されている。
|
これらの他にも、海外では少年トランクスや超サイヤ人3に変身(!?)
*7したトランクスなど、多くのキャラが製作されているようだ。
また、DragonLink氏による『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』のトランクス覚醒シーンをモチーフにした
ステージ、「Gohan's Death」も存在。
「これですべてが終わりましたよ…… ありがとう悟空さんたち……」
出場大会
+
|
一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
|
出演ストーリー
*1
とはいえ、トランクスが原作で倒した敵キャラクターを改めて列挙してみると、
メカフリーザ、コルド大王、人造人間18号、人造人間17号、セル第1形態と、
見方によっては「強大な力を持つボスを複数倒している実力者」とも言える。
実力では彼を上回るベジータですら、ボスクラスの相手を倒した事は殆ど無い。
Z戦士全体の中でも、かなり上位に入る戦績であると言えるだろう。
『ドラゴンボールZ』の劇場版シリーズでも新たに人造人間14号と銀河戦士ゴクアを倒しており、
サンショやドロダボ、クウラ機甲戦隊を倒したピッコロに次いで扱いが良いと言えるかもしれない。
*2
21世紀に入ってからのリバイバルブーム以降のゲームなどで「超(スーパー)トランクス」と称されるこの姿は、
髪型や筋肉が目立つ体型のせいかブロリーに似ていると専らの評判である。
しかも変身途中に一瞬ではあるが白目にもなっている。通称「ムキンクス」。
公式では「超サイヤ人第3段階(SSJ1-3)」とされる。
この形態をデメリット無しで使いこなせるのが伝説の超サイヤ人であり、似ているのはそのためと解釈する意見もある。
*3
この時セルはベジータやトランクスが短期間で急激なパワーアップを遂げた事に興味を覚え、
彼らがさらなるパワーアップを遂げて自分の能力を引き出す練習相手となる事を期待したため、
トドメは刺さずに見逃している。
*4
ベジータも同じくパワー重視の形態に変身できたというのはトランクスの推測であったが、
この後、ベジータはパワーアップ重視の変身に拘るトランクスに「反省してない」と言っている。
なお、このパワー重視の形態の欠点に気付いていた描写があるのはセルを除けば、悟空とベジータだけである。
クリリンと悟飯は欠点に気付かず「これならセルも倒せる」と思い、描写としてはピッコロも気付いていたか怪しい事を考えると、
両者の天才っぷりが良く分かるエピソードである。
しかもこの二人、描写的に
一度も変身せずに欠点に気付いたと思われる
(但し悟空は変身前の様子とその後の会話から変身前に疑念を抱いてはいたと思われるが、それでも実際に一度変身して確認している)。
とまぁ、全くいい所が無かったパワー重視形態だが、
『ドラゴンボール超』のトランクスは敢えてこの形態に変身し、心理戦を仕掛けるという形で活用しており、ようやく日の目を見る事になった。
*5
この言葉の通りだとすると、未来の世界における悟空は心臓病で死亡する前に、
メカフリーザとコルド大王、人造人間合体13号という二度に渡る戦闘を経験していた事になる。
それほど激しい戦闘を経験していたとすれば、現代よりも病気の進行が早まってしまったのも無理はないのかもしれない。
*6
……そこ、
「え?天さんと激闘になるほど苦戦したの?」とか言わない。
この時のトランクスは超サイヤ人になっておらず、かなり手加減した状態である(実際、超サイヤ人になった途端、瞬殺した)。
むしろここはいくら通常状態とは言え、精神と時の部屋での修業を経たトランクスを、
超サイヤ人を使わざるを得ない所まで追い詰めた天さんの健闘を称えるべきであろう。
不戦敗したヤムチャと違って
当時のトランクスの戦闘力を類推し、その1/50くらいが当時の天津飯の実力だと想像するのもまた楽しい。……異常に強くなってないか天さん。
*7
後に公式でもアーケードカードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』で本当に超サイヤ人3のトランクスが登場した。
一応、幼年時代では悟天と合体した姿の
ゴテンクスで覚醒してはいるが、青年期かつトランクス単独での覚醒はこれが初である。
その後の更新でトランクス:ゼノもゴッドに覚醒することが出来るようになった。
最終更新:2023年01月26日 22:54