孫悟空

孫悟空とは中国四大奇書の一つ『西遊記』の登場人物。信仰の対象にもなっている
(「奇書」と言っても「変な奇怪な)書物」ではなく「面白い小説」と言う意味である)。

日本でも西遊記の人気、知名度は極めて高く、そのまま映像化した作品や設定を借りた作品、
あるいは西遊記をモチーフとした作品が無数に存在しており、複数の格闘ゲームに「孫悟空」というキャラクターが参戦している。
当然、MUGENにもそれら多数の孫悟空が参戦している。
また、孫悟空本人ではなくかりんソンソンなどの「子孫」と言う設定のキャラクターも存在する。

余談になるが、日本では1978年の日テレ版の影響で三蔵法師を女性としている作品が少なくない
(そもそも原典の三蔵法師もヒロイン枠だし…。と言うか。日テレ版は「女性と見間違うほどの美形」という設定の男性だったりする)。
『ドラゴンボール』のブルマも元々は超が付くほど俗物だが三蔵法師に相当するキャラである(ヤムチャ沙悟浄、ウーロンが猪八戒に相当する)。
『最遊記』の三蔵法師はイケメンだが、そもそも腐女子向け作品に女はお呼びじゃないのでノーカン。
ドリフの西遊記』はザ・ドリフターズに女性メンバーが居ないから仕方たがない。主題歌はピンクレディーだけど

一方で『映画ドラえもん のび太のパラレル西遊記』では、タイムマシンで「本物の三蔵法師」を見たのび太が「女の人じゃない」と驚くと言うネタをかましている
(なのだが、同作でのび太達が三蔵法師一行を演じた際はしずかちゃんが三蔵法師役となった。
   そして、のび太が悟空、スネ夫が沙悟浄、ジャイアンが猪八戒、ドラえもんがドリフのカトちゃん御釈迦様役)。

更には、英語圏では原典の孫悟空の事は、ピンイン表記に準じて「Sun Wukong(スン・ウーコン)」と表記するので、
英文中で「Son Goku」と記述している場合は、原典ではなく日本製の二次創作キャラクターを指していると考えてほぼ間違いない。
…と言うか十中八九『ドラゴンボール』の話だろう。
+ ピンイン
英語の発音記号に倣い、1958年に中国で制定された発音記号。
日本で言う「漢字のふりがな」に相当するため、現代の中国の子供達は漢字よりも先に(アルファベットを基とした)ピンイン記号を習う
(ただし漢字に慣れた大人は忘れている事も多いとか)。
ただし発音記号なので50種類もあり(英語の発音記号も50種類あるが内容が違う)、
孫悟空の(北京語での)ピンイン表記は正確には「Sūn Wùkōng」である。

目次

  1. 孫悟空(ドラゴンボール)
  2. 孫悟空(ワールドヒーローズ)
  3. 孫悟空(東東不死伝説)
  4. 未分類大会情報

孫悟空(ドラゴンボール)


「オッス、オラ悟空!」

誰もがお馴染み『ドラゴンボール』の主人公。孫悟空と聞けばではなくこちらを思い浮かべる人も多いだろう。
日本における英語表記は"Son Gokou"。勘違いされがちだが、"Goku"は主に海外における表記(ちなみに海外では苗字が付かない)。
…だったのだが、令和に入ってからは日本でも"Son Goku"の表記で統一されている。やはり無理があったか
Klilyn→KrillinFreeza→Friezaなど、他のキャラも同様に海外での表記に統一されている)。

中の人は声優業界の大御所、 野沢雅子 氏。
作中のキャラを多数演じており、差別化のためか悟空の演技では東北訛りが凄い事になっている場合が多い。
そのため悟空=訛りの印象が強く持たれがちだが、原作では殆ど標準語を話していたりする。
特にゲームなどでは訛りが強調されすぎていたり、声に張りが足りなかったりと衰えを心配する声も多かったが、
『ドラゴンボール改』での演技では訛りはなくなり、それ以降では声の張りも取り戻している。
なお、野沢氏はこれまでに息子で長男の悟飯や容姿がより近い次男の悟天、さらには実父であるバーダック、子孫の「Jr.」も兼任。
容姿が似ているが全くの別人のターレスや、かつてのギニュー同様に肉体を入れ替えた存在のゴクウブラックを含め、
同シリーズ内で一人7役をそれぞれ演じている。
ドラゴソボール実写版『EVOLUTION』の日本語吹替は 山口勝平 氏が担当。
余談だが、山口氏は後に『ドラゴンボールゼノバース2』及び『スーパードラゴンボールヒーローズ』にてフューを演じている。

海外でも多数の方が吹き替えを担当されているが、
その中でも特に有名なのはFunimation版で担当し、ゲーム等にも出演している Sean Schemmel 氏だろう。
Sean氏はネイルと北の界王(キング・カイ)を兼任しているが、悟飯やバーダックなどは別の声優が担当している。
少年期は悟飯と同じく Stephanie Nadolny 氏や Colleen Clinkenbeard 氏が担当。

西遊記」のパロディ色の濃かった物語序盤では妖怪変化の類のように表現されていたが、後に宇宙人である事が判明。
赤ん坊の頃に故郷が滅亡し個人用ポッドでたった一人地球に辿り着いた、というかなりスーパーマンの影響が窺える出自を与えられた。
青年期以降の世界観の変化や舞空術を習得した事に伴い、「西遊記」を彷彿とさせる「如意棒」「筋斗雲」も使わなくなっていった*1
と言うかジャンプ漫画お約束の凄まじいインフレにより、如意棒は簡単に折られ、筋斗雲に乗るより走った方が早いだろう事は想像に難くない
(実際、魔人ブウ編序盤にてグレートサイヤマンに変身した孫悟飯が筋斗雲をあっさり追い越してしまう描写がある。
 ちなみに原作漫画ではこの際筋斗雲が驚くような反応を見せた)。

本項目ではMUGEN内でよく見られる「サイヤ人編」以降の悟空の詳細を主に記載する。
あと「悟空介護画像」で検索するなよ!絶対するなよ!!?

来歴

故郷の惑星の名はベジータ。そこに住んでいたサイヤ人という戦闘民族の数少ない生き残りの一人である。
産まれた時は戦闘力が(下級戦士の家系の生まれだという事を考慮しても)かなり低く、
そのためサイヤ人達の生業である「惑星の売買」のために大した敵のいない地球に宇宙船で送り付けられた。
その後は、本来なら成長と共に地球の生き物を滅ぼして、地球を商品として扱えるようにするはずだった。
このように悟空が地球に送られた事と故郷が滅んだ事に因果関係は無いため、難民である前述のスーパーマンとは全然別物である…はずだったのだが、
現行の設定だと、フリーザの行動に不信を抱いたバーダックが万が一の事態に備え、わざと地球へと送り付ける形で避難させており、
地球人に溶け込む事を願っていた(地球を滅ぼす意図がなかった)事が判明している。
そうなると色々と矛盾も出てくるがなに、気にすることはない

なお、最序盤で大猿化したのを目撃したウーロンの口から「こいつ宇宙人なんじゃないか」と言われてたのはファンの間では有名。
悟空自身も話が進むにつれ、サイヤ人編以前から自分が普通の人間とは違う事は薄々察していたようである
ピッコロ大魔王との対決で、「オラ尻尾あるから人間じゃないかもな…」と言っている)。

孫悟空という名は地球に来てから育ての親に付けられた名であり、サイヤ人としての本名は「カカロット」。
性格は真面目で素直で天真爛漫、だが本来のサイヤ人の本能である戦闘狂っぽい一面も持っている。
息子ではなく育ての親の方の孫悟飯じいちゃんによると、幼少期には非常に凶暴だったが、
ある時、谷に落ちて頭をひどくぶつけてから温和で無邪気な性格に一変したとの事。
この性格の変化は、本来悟空に与えられていた「命令(地球の生き物を滅ぼす)」を、
頭に強い衝撃を受けた事で忘れてしまったために起きたらしいとされていた。
現在は前述の経緯からその命令自体が無かった事になったが、同時に完全な赤ん坊ではなくある程度成長するまでは保育ポッドにいたため、
そこでされていたであろう情操教育の記憶が消えたと考えられる。
つまり、悟空のような立場のサイヤ人は、本来は産まれてすぐにマインドコントロール染みた「命令」を与えられ、それに従って生きる事を強いられるようだ
(劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、
 「頭を打たずに成長した悟空」というコンセプトのキャラであるサイヤ人の下級戦士「ターレス」が敵役として登場する)。
また、地球上には亀仙人を初めとする達人や、天界に住む地球の神様がおり、
「初期の戦闘力や成長率の低さから地球侵略は不可能なのでは?」という意見も皆無ではない。
しかし、悟空がカカロットとして成長しているだろうと考えて襲来したラディッツは、地球で最も高い戦闘力をカカロットと確信して探っていた事、
命令さえ覚えていれば地球人類を絶滅できていたと断言している点からも、
悟空の成長過程はサイヤ人として異端であるため、一般的なサイヤ人の成長には当て嵌まらないのかもしれない。

趣味は修行と強いヤツと戦う事で見た目以上の大飯喰らい*2
戦いが大好きではあるが、相手の命を奪う事にはこだわりが無く、戦闘不能に陥った相手を無闇に殺す事は無い。
これには相手がまた強くなって、自分と再戦する事を期待している部分もあるようだ。
人々を危機に陥れるような相手以外は基本的に武術の試合感覚である。
しかし、一度は見逃そうとしたフリーザが地球を襲いに来てから以降は思い直したらしく、
基本的に「どうしようもない悪は止めを刺す」という考え方になっている。
というか、あくまで戦闘不能の相手への積極的な殺傷は行わないだけで、フリーザの地球襲来以前でも、
本当に必要な場合、あるいは全力で戦った結果として、相手に止めを刺す事も厭わない。そのため、実は不殺主義ではない。
これは元気玉を使う時は相手を殺すつもりでいる事からも窺える
(ベジータが直撃を喰らって墜落してきた際に死体だと思っていたり、
 フリーザに対して使った際も使用後にフリーザが死んだ事前提の会話をクリリン達としている)。
原作では最終盤のブウ以外トドメ刺せなかったけど

卑怯な悪党は嫌いで、そういった奴らの悪行には一発ドーンとぶちかましている(特に少年時代)。
また「熱血バカの王道主人公」というイメージが先行しがちだが、冷静で的確、一歩先を見越した発言や判断を下している。
水晶のように透き通った心を持ち、純粋な者しか乗れない筋斗雲に乗れる
(物語後半では俗っぽい面を見せるようになった事から、この時点で筋斗雲に乗れるのか疑問を覚える読者もいるが、
 「裏表がなく邪念が一切無い」という点は変わらないためか、単行本のあらすじや最終回表紙でしっかり乗れている)。

サイヤ人編以降は敵に止めを刺さない場面が目立つが、実は少年時代の方が敵に容赦が無かったかもしれない。
ピッコロ大魔王編ではクリリンの仇であるためか、生まれて初めて明確な殺意を口にし、戦った敵全てを殺している他、
レッドリボン軍編でも殺した敵が何人かいる(ブラック補佐など)。
このあたりの心境の変化はラディッツ戦とブウ編最初の天下一武闘会で語られており、
悟空自身が初めて死ぬときにクリリンに「死」というものが嫌なものだと語って以降はセルまで「自身で対処できる相手」、誰一人として命を奪おうとはせず、
他の戦士が他者の命を奪った時には批判をし、未遂とはいえナメック星でフリーザを倒した時には敵とはいえ複雑な表情を浮かべていた。
(さすがに超サイヤ人に変身する前でのフリーザや完全体セルは自身ではどうしようもない為、とどめを刺しに行ったり悟飯に催促したりしているが)
しかし、セル戦で再び死を経験し、その後生き返らずに生活する中で死者の体というものが案外嫌なものでもないと感じるようになってからは、
ギニュー特戦隊の時と違いベジータがプイプイを殺しても批判せず、自身も何の躊躇いもなくヤコンを殺しており、
またダーブラによりクリリンとピッコロが石にされた際、二人を助ける方法が「あのダーブラが死なないかぎりは……」と界王神から聞いた時には、
「なんだあるんじゃねえか そんなカンタンな方法が……!」とダーブラを殺す気満々でもあった。

作者である鳥山明氏の別作品『Dr.スランプ』に登場した則巻アラレに通ずる、「人間的な悩みを持たない」キャラクター。
感動話やシリアスな苦悩を極端に避ける傾向のある鳥山氏の、ある意味テンプレートと言える理想的な主人公である。
少年時代は正に天真爛漫を絵に描いたような性格だが、人との交流のない山奥で育ったため一般常識はやや欠如している。
そのため周囲の感覚とは大きく異なり、作品の世界観の推移に伴って仙人染みた人格に移って行った。
自作品に対する思い入れが希薄な鳥山氏としては珍しく、インタビューの度に多く語り、一番好きなキャラクターとしても挙げている。
物語後半になるにつれて「遅れてやってくるヒーロー」役が定着し、本編への絡みが少なくなっていくように思えるが、
敵襲の数々は多くの場合が彼を起点としているため、物語に多大な影響を及ぼしている。
青年トランクスが生きる絶望の未来では、ドラゴンボールの消滅と悟空の死が暗鬱な世界観を明示している事からもそれが窺える。

原作漫画やアニメ・ゲームなどの異なるメディアによっては微妙にキャラクターが異なる。漫画版に比べアニメは大衆向けの熱血漢になっている他、
ジャンプアニメ伝統の引き伸ばしと中の人の演技で、より大食漢で脳天気なキャラクターとなっている。
また何故かヌードを晒す頻度が高い。サービスカットなのだろうか。

アニメ版のイメージからか「オッス、オラ悟空!」「オラワクワクすっぞ!」といったセリフのイメージが強いが、実は原作ではそんなに言ってない
しかも、が強すぎてワクワクできなかった事も何回かある。「お前はもう死んでいる」「伊達にあの世は見てねえぜ」みたいなものか。
間違っても「オッス、オラ極右!」なんて事は絶対に言わない。某芸人の「ぶっ殺すぞ」は……実はタンバリンに対して「ぶっ殺す」って言ってるんで……
またDBパロで「地球のみんな!オラに現金元気をわけてくれ!」といった台詞を他作品でよく見かけるが、
実はこれは誤り(一部のゲームではこのセリフが使われているが)
正確には「大地よ 海よ そして生きているすべての みんな……… このオラに ほんのちょっとずつだけ 元気をわけてくれ…!!!」。
超有名ながら、色々と頭の中でいつの間にかできたイメージが先行しがちなキャラである。

+ 原作のあらすじ(サイヤ人編以降)

サイヤ人編

息子悟飯を連れて久しぶりにカメハウスで仲間と再会した悟空は、巨大な気の接近を察知する。
その気の正体は実の兄ラディッツであり、彼は悟空の出生の秘密を伝え、彼ら兄弟の正体が戦闘民族サイヤ人であると判明する。
ラディッツは、他の惑星を侵略するために悟空を仲間に引き入れようとするが、悟空は「罪もない者を殺す事はできない」とこれを拒否。
人質として悟飯を拉致された悟空は、一足先にラディッツと戦っていたピッコロとタッグを組みラディッツに挑む。
圧倒的な戦闘力を持つラディッツに大苦戦するものの、自分が後ろから羽交い絞めにしピッコロの「魔貫光殺砲」で相討ちという形で決着。
悟空は一回目の死を迎えるが、ラディッツの言った一年後に来る自分より強いサイヤ人二人を迎え撃つために、界王の星で力を磨く事になる。
この間の悟飯の言によると、ラディッツ戦で共闘する前からピッコロのことを「昔ほどの悪人ではない」と悟飯に語っていたらしく、
悟飯とピッコロが打ち解ける一因ともなっている。

一年後悟空はシェンロンへの願いで生き返るが、
界王様が帰り道にかかる時間を計算に入れていなかったため、サイヤ人が地球に来襲する時刻に間に合わない事が判明し、
全速力で下界に帰還する悟空であったが、その時既にヤムチャ餃子天津飯・ピッコロは殺されていた。
悟空は怒りを露わにしナッパを圧倒、最後は修行で会得した必殺技「界王拳」で打倒する。

しかし、ナッパより遥かに強い力を持つベジータには大苦戦。界王様から禁じられていた3倍以降の界王拳や元気玉、
さらには途中参戦したクリリンや悟飯、果ては隠れていたヤジロベーまでが死力を尽くし、ようやく地球から追い返す事に成功する。
この時クリリンがベジータに止めを刺そうとするが、悟空が再戦を強く望んだためこれを見逃し、ベジータは自分の星へと帰って行った……。

フリーザ編

ベジータとの激闘で全身包帯まみれの全治4ヵ月状態になっていた悟空だったが、1ヶ月目で仙豆をもらって全快。
ナメック星でのさらなる激闘に備え自分の昔乗ってきた宇宙船を改造してもらい、ナメック星に向かいながら100倍まである重力室で修行に励む。

その修行で以前とは比べ物にならない程のパワーアップを遂げ、ナメック星到着時には、
クリリン・悟飯を大ピンチの状態に追い込み、ベジータすらも圧倒したリクーム及びバータを難なく撃破するまでになっていた。
しかし二人を戦闘不能にするだけで止めを刺さなかった点をベジータに甘いと指摘される。
残った隊長のギニューにはその戦闘力の高さに目を付けられボディチェンジされたものの、
ギニューの慣れない体で苦戦しつつ、紆余曲折の末に体を取り戻しギニューの撃破に成功したが、体がボロボロになったので回復のために戦線離脱。

全快した悟空は死の間際のベジータに惑星ベジータの真相を聞かされ、サイヤ人とナメック星人のためにもフリーザを倒すと誓う。
フリーザの予想以上の圧倒的実力の前に諦めかけながらも、限界を超えた20倍界王拳や巨大元気玉などを駆使しフリーザを倒した……。
しかし、ボロボロになりながらもフリーザは生きており、ピッコロの胸を撃ち抜き、さらにクリリンを爆死させる。
だがこの時、親友を殺したフリーザへの激しい怒りにより、とうとう悟空は伝説の超サイヤ人に覚醒する。

「オレは地球から貴様を倒すためにやって来たサイヤ人…」
「穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…」

「スーパーサイヤ人孫悟空だ!!!」

超サイヤ人に覚醒した悟空の前にフリーザはフルパワーを発揮して応戦するが、地力の差で徐々に押されていく。
焦った挙句自らの技で自滅し、下半身と左腕を失い命乞いをするフリーザに、悟空は非情になりきれず自らの気を受け渡したが、
フリーザは悟空の存在を許せず攻撃、それを悟空は迎撃しフリーザを倒す
(実際には殺しきれずメカ化して地球にやってくるのだが、
 どう考えてもあの時点ではフリーザが死んだようにしか見えないので、悟空の甘さとは言い切れない)。

人造人間編

フリーザとの死闘の末にナメック星の爆発で死んだかと思われた悟空だが、
咄嗟にギニュー特戦隊が乗ってきた宇宙船に乗り込んで脱出し、ヤードラット星へ不時着。
そこで瞬間移動を会得した後、フリーザの死闘から1年後に地球へ帰還した。
そこで出会ったトランクスの警告から3年後、姿を現した人造人間を倒すために超サイヤ人になるが、
トランクスに告げられていた心臓病の特効薬を飲んでいなかったためにその場で症状を発生、促進させてしまい、
人造人間19号を相手に初戦敗退し自宅養生に入る*3。そしてこれを皮切りに半ば主人公を引退した状態となる。

再び目覚めた時は夢の中で状況を知ったらしく、更なる強敵に備えるために「精神と時の部屋」で悟飯と共に修行に励む。
部屋から出た時にセル他の人造人間を吸収し完全体になった事を教えてもらい、
チチと悟飯との束の間のドライブやピックニックなどの家族との交流や、
王国軍がセルに壊滅させられた事を知って、ドラゴンボールを復活させるべくナメック星へ赴きデンデを連れて帰るなどを経て決戦へと臨む。

超サイヤ人を超えた力や瞬間移動からのかめはめ波などを駆使するが
それでもセルには及ばない事を確信すると、ギブアップし自分を超えた能力を持つ悟飯に後を託し、
セルとの戦いで悟飯が真の力を覚醒させる事に地球の未来を任せる。

「やれ、悟飯! 平和な世の中をとりかえしてやるんだ 学者さんになりたいんだろ?」

この事は精神と時の部屋での修行の前から、

「もちろんオラは超サイヤ人を超える力を手にいれるつもりだ」
「どんなやつよりも強くなりたいから……」
「しかし悟飯」
「おめえには そのオラをさらに超えてもらうつもりだ」

と悟飯に伝えているなど、悟空としては精神と時の部屋を使った修行でも自分の強さはセルには届かないが、悟飯なら届くという確信があったようだ
(しかし当の悟飯は自分の強さに無自覚で、悟空の本気の戦闘も手を抜いていると勘違いしていたため、あまり意味が無かったが)。
これらの悟飯の覚醒に期待する作戦を明確には伝えていなかった事について作中でピッコロに批判されており、
「父親としてどうなのか」と突っ込むファンがいるほどだった
(もっとも、悟飯は言われずともしっかり悟空の作戦を理解しているのだが、悟空自身は内心後悔しているのかここから微妙に態度が変わっている)。

悟飯の成長と強さに信頼を置いていたという意味では父親らしいのだが……。
アニメ版では精神と時の部屋での修行の終盤、修行の最中に勢い余って悟飯を昏倒させてしまった際、
悟飯が無意識に僅かな時間ながら超サイヤ人2を発現させたのを目撃した事で、悟飯が完全に自分を超えた事を確信するというシーンが描かれている。

悟飯が真の力を発揮するまでには時間がかかったが、覚醒した悟飯はセルを圧倒……し過ぎていたぶる悟飯に、柄にもなく早く止めを刺せなどと指摘した。
追い詰められると星ごと相手を殺そうとするベジータやフリーザの細胞を持つセルが相手という事もあり、嫌な予感がしたのかもしれない。
案の定、セルは勝てない事を悟ると地球ごと巻き込む自爆で何もかも道連れにしようとしたが、悟空は瞬間移動で界王星に飛びその命を犠牲に地球を救う。
この件により悟飯は自分の驕りで父を死なせてしまったと悔やみ、ベジータは生き甲斐を失って引退宣言してしまった
(原作では何の説明もなく7年後も修行していたが、映像作品では劇場版でボージャックが登場してから戦線復帰した事になっている)。
すぐに界王様達を連れて地球へ脱出できたんじゃないか、というのは禁句
単行本の作者のコメントにおいて「死んでもらうのが展開的にベストだと思った」との事なので言及は野暮というものなのだろう。

何かと非難される事も多い展開ではあったが、
「過ちに気付いた後はすぐさま悟飯の救助に向かおうとする」、「悟飯本人やピッコロ達の誰もが諦める場面で最後まで悟飯を信じて激励する」など、
親子間の父親らしい部分が強調された編でもあった。

魔人ブウ編

セルゲームから7年後、占いババに頼み一日だけ現世に復活し天下一武闘会に出場したが、界王神とバビディの闘いに巻き込まれバビディのアジトに向かう。
そこで自分と思いっきり戦いたくてわざと洗脳されたベジータと戦う事になるが、そのせいで魔人ブウが復活してしまう。
復活したブウを一時的に食い止めるべく超サイヤ人3となって戦うが、直ぐに戦闘を放棄しフュージョンの指導に移る。
しかし超サイヤ人3の激しいエネルギー消耗のため、この世に留まれる時間が極端に減り、数時間後にあの世に帰る。

その後は界王神界で現世の様子を窺うが、息子達がピンチになった事で老界王神の命を譲り受け現世に戻る。
その時偶然にも現世に戻ったベジータと再会し、界王神から譲り受けたポタラで融合、ベジットとなりブウを圧倒する。
わざと吸収され、ブウの体内から吸収された息子達を救い出すが、
ベジータが弱体化を狙うつもりでデブブウを剥がした事により、純粋悪のブウに戻ってしまう。
最後は界王神界で全宇宙の皆の元気を限界まで集めた超巨大元気玉により、ブウを細胞一つ残さず消滅させる事に成功する。
そして、魔人ブウ打倒後から数年後、そのブウの生まれ変わりである少年ウーブと強くなるために旅立つ。
後に加筆された完全版では、筋斗雲に乗るウーブと幼い頃の自分を重ねるなど、セル~ブウ編で強調された「世代交代」をさらに補強するまとめとなった。

この様に、主人公なのにZ時代からは死んだり大ケガしたり心臓病に冒されたりやっぱり死んだりで、
ここぞという所でしか戦えてなかったりする。悟空早くきてくれー!
当時のファミコンゲームではこの辺も忠実に再現されており、
序盤や中盤以降でしか操作できない代わりに、ゲームバランス崩壊級の狂った性能を誇る事が多かった。
『超武闘伝2』ではなんとコマンド入力しないと選択できない隠しキャラであった。

超編

劇場版「神と神」編及び、「復活のF」編は大まかに同じ展開。続く「第6宇宙VS第7宇宙」編、
さらにその後の「未来トランクス編」では、自分と瓜二つの容姿を持つゴクウブラックが現れ奮闘する。
その後の「宇宙サバイバル」編では第11宇宙出身者の「灰色のジレン」と対決し、
ジレンが既に各宇宙の破壊神以上の戦闘力を有し悟空を圧倒したその直後、
悟空が超サイヤ人ブルー以上のパワーを持つ「身勝手の極意:兆」を無意識ながら覚醒する。
この「身勝手の極意:兆」はビルスやビルス以外の他の宇宙の破壊神達をも震え上がらせる究極形態であるが、
その力を以てしてもジレンには通用せず敗北を喫した。
しかしそれでも立ち上がり完成形である「身勝手の極意:極」に覚醒、ジレンも全力で立ち向かい互いに打ち合うが時間切れとなってしまう。
そこにフリーザの提案によりフリーザをジレンに向かって投げ、悟空も突撃、
全身に気を纏いフリーザと共にジレンを倒した。

GT編

時系列はウーブを連れて修行に旅立って5年後のお話。原作には無いオリジナルストーリーだが、アニメではちゃんとした続編。
ウーブとの修行の最終試験を行っている頃、願いを叶えてから一年以内に揃えないと星そのものが消滅し、
人類滅亡となってしまうという究極のドラゴンボールを、世界征服を企むピラフが使ってしまい、
その時の願いを神龍が勘違いした事により、悟空は子供の姿にされてしまう。
悟空は、孫娘のパンとトランクスと共に、ドラゴンボールを集めるため宇宙へと旅立つ。
従来のシリーズと同じく、冒険主体のストーリーから、戦闘主体のストーリーへ移行していく構成となっており、宇宙を冒険する「究極神龍編」、
サイヤ人に滅ぼされたツフル人の王の細胞から作られたベビーと戦う「ベビー編」、この世とあの世が引っ付いてしまう「超17号編」、
ドラゴンボールの願いによって生み出されたマイナスエネルギーにより発生した邪悪龍と戦う「邪悪龍編」と、
概ね四つの話で構成されている。
この話での悟空は子供(肉体年齢12歳)となっているためか、やや精神的に幼くなっている。
また、瞬間移動が使用不可になっていたり、超サイヤ人3になれる時間が極端に短くなるなど、戦闘面でも制限を受けている。
しかし戦闘力の成長は続いており、超サイヤ人になっていない状態でも、
魔人ブウ以上の強さを持つリルド将軍第一形態とも互角に戦い、地獄ではパワーアップしたフリーザセルをも圧倒している。
さらに、界王神界で尻尾が再生した後は、大猿の力を制御する事で、従来より遥かにパワーアップした超サイヤ人4に変身できるようになった。
この形態になると、超サイヤ人3でも全く敵わないような相手でも圧倒できるほど強くなる他、太陽の熱にも耐えられるほどになる。
だがその後、超サイヤ人4と互角やそれ以上に強い敵も現れる事になる。
+ 超サイヤ人4の強化率
超サイヤ人4は公式で唯一明確なパワーアップ倍率は書かれていない。
しかし、超サイヤ人3でも全く歯が立たないベジータベビーが大猿に変身した際、超サイヤ人4の悟空は大猿ベビーと互角に戦っていたため、
3から10倍を遥かに超える強化を果たしていると思われる(大猿=戦闘力10倍に当たるため)。

+ GT終盤ネタバレ
GT終盤では、ドラゴンボールの過剰な使用によって溜まったマイナスエネルギーから発生した邪悪龍との対決に至る(詳細は一星龍を参照)。
そして、邪悪龍を撃破した悟空は、浄化され復活した神龍の背中に乗って各地を回り、その後ドラゴンボールを吸収して姿を消した。

「悟空よ。神龍に伝えておくれ……「ドラゴンボールを、ありがとう」とな」

その後の悟空の消息は不明。
悟空に変化が起きている事や、これから向かう場所についてベジータ・亀仙人・ピッコロは気付いているような素振りを見せたが、
明確にどうなったのかは説明されなかった。
しかし100年後には自分と同じ名前の子孫が登場しており、
最終回ではその子孫とベジータの子孫の天下一武道会の対決を見物し、会場内を歩いてから空へ飛び去っていたり
(この時悟空の姿は大人に戻っていた)、
TVスペシャル版では、パンの病気を治すためにパオズ山にやってきたその子孫と会話をしている。
最終1話前での「一星龍の攻撃を受け深い穴の底に沈んだ後、今まで見せた事がない、どんな攻撃も寄せ付けないオーラを纏う」という描写や、
クリリンとの最後の組手で悟空の足跡が砂浜に残っていなかった事から、
「悟空は一星龍の攻撃で既に死亡している」「神龍と共に人類がドラゴンボール無しで生きていけるか見極める高次の存在になった」など、
様々な解釈が生まれている。

終盤のメインライターである前川淳氏は、悟空のその後について「想像に任せる」と解説しており、
このラストについてはGTの企画当初から決まっていたと話している。
また、前述した中で行き先に気付いているのはベジータだけとも語っており、
「自分の想像ではチチの所にだけはたまに戻っているかもしれない」とも述べている。

悟空がいたから楽しかった。
ドジで、明るくて……優しくて……。
そんな悟空が、みんな大好きだったから。

これで、ドラゴンボールのお話は、おしまい。

劇場版

主人公としての格、その実力の高さから多くのボスキャラを撃破している。
といっても強大な敵が多いため、元気玉の応用、仲間との連携プレイ、原作ではあまり見られない戦闘形式も多く見られた。
だが、劇場版第16作の『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、
アルティメット悟飯、超3ゴテンクスを軽い一撃で倒したヒルデガーンの攻撃を真っ向から受け止め、
必殺技「龍拳」一発で撃破するという、原作でも見られないようなゴリ押しの勝利もあったりする。

+ 『ドラゴンボールZ 神と神』
2013年3月30日に公開された、実に17年ぶりの続編『ドラゴンボールZ 神と神』においては、
破壊神ビルスを相手に、超サイヤ人3になったにも拘らず、たった2発で倒されるという衝撃的な展開を迎えている。
この事には悟空自身も「こんな強い奴がいるのか」と言い、自身の力ではビルスに勝てない事を認めている程である。
その後、ビルスに対抗すべく神龍より伝説の「超サイヤ人ゴッド」へと変身する術を教わり、
ベジータ、悟飯、悟天、トランクス、そしてビーデルの胎内に宿っていたパンの、
5人のサイヤ人の力を集結させる事によって見事ゴッドへの変身を果たした。

肝心の超サイヤ人ゴッドの戦闘力はクリリン曰く「悟空の気が読めない」という事であり、
悟空もまた「こんな力があるなんて」と口にしている事から、通常のサイヤ人とは次元そのものが違う様である。
その力を以てしても最終的にビルスを倒す事は叶わなかったのだから、DB世界のインフレ具合は半端じゃない。

尤も、そんな悟空の真の力はむしろ、破壊神にすらも良い勝負を繰り広げて、最後にはベジータ達同様に仲良くなったその人柄なのかもしれない。
一部始終を見ていた界王神達もそう認めており、悟空というキャラクターの真の魅力はそこにあると口にしている。
+ 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2015年4月18日には劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』が公開された。
『神と神』の後、ウイスの下でベジータと共に修業をしていた悟空だったが、ブルマに「フリーザが復活した」との知らせを聞き地球に急行。
ドラゴンボールで復活を果たし、悟空達に復讐せんと修業によって「ゴールデンフリーザ」と化したフリーザに対抗するため、
悟空はなんと「超サイヤ人ゴッドの力を持った超サイヤ人(通称「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」)」に変身する。もはや何でもありである
しかしその一方で、ウイスからは自信過剰且つ油断するあまりリラックスしすぎているという"弱点"を指摘されてもいる。
そして死闘の末、フリーザをパワー切れ寸前まで追い詰めた悟空であったが、この弱点を突かれてピンチに陥る事となる。

原作終了後に発売された『ドラゴンボール大全集』では裏話として、
作者の鳥山明氏は「一人の敵を多数で戦って倒す事は考えてみれば卑怯」という旨の発言をしており、
これが魔人ブウとの決着直前に悟空が発言した台詞にかかっているとの事。
個人では太刀打ちできない巨悪を倒すために力を結集して立ち向かうのは卑怯ではなく、むしろ当然(王道)なのだが、
やはり悟空の中では敵を倒すという目的よりも、強い相手と自分の力で勝負がしたいという気持ちの方が強いのだろう。
仲間の力を借りなければ超サイヤ人ゴッドになれない事も悔しがっていた。
しかし、前述の通りシリーズが進むにつれて遅れてやってくるヒーロー役が多くなった事もあり、
仲間と同時攻撃する場面は劇場版を除けば確かに少なくなったものの、ピッコロ大魔王を初めとするシリーズの大敵の多くは、
脇役の手出しが一切無い一対一のガチンコバトルは少なく、仲間達の協力あっての勝利もまた多い。
これはバトルをワンパターンに陥らせず、脇役にも見せ場を与えて展開に工夫を凝らした鳥山氏の手腕によるものだろうか。

+ 人格面の評価
上記のように自分だけでなく仲間や地球に対する脅威に対して、防衛の意識が薄め……とよく言われるが、
実際には地球に迫る脅威には断固立ち向かう姿勢を見せており、
決してただ強い奴と戦いたいから地球の脅威と戦ったというわけではない(理由の一つではあるが)。
例えば、フリーザ相手に元気玉を使う際に「ナメック星を諸共にしてでもフリーザを倒さないと宇宙が無茶苦茶になってしまう」と、
かなりの危機意識を見せており、セルゲームでは地球を救うために我が身を犠牲にし、
「自分がいると悪い奴らを呼び寄せてしまう」とドラゴンボールで生き返る事を断り、地球の平和は息子達に託している。
しかし魔人ブウ編では、皮肉にもたった一日この世に戻ってきたがために悟空との決着にこだわったベジータがバビディに操られ、
結果魔人ブウが復活するという形で「悟空がいたために悪い奴らを呼び寄せてしまう」がまたも実現。
たった一日この世に戻ってきただけでこれってもうどうしろってんだよ
自身が一日しかこの世にいる事ができない死人である事を考慮して、本気で戦えば魔人ブウを倒せていたにも拘らず、
これからの地球のために息子達の成長を促し、倒させようとした。
その後、結局息子達はブウに吸収されてしまい、自分は老界王神の命を譲り受けブウを倒し、
セル編で悟飯に主役の座を譲ったはずが、結局自ら舞い戻ってしまった。
この事に関しては、悟空本人としては不本意だったらしく、
ベジータに「本当は若い者に任せたかった」と心情を吐露している(ベジータは聞く耳を持たなかったが)。
一対一の戦いが理想的ではあるものの、状況を選んで柔軟な対応を取れるようである。

また一般常識に欠けているため、妻子持ちなのに家族を顧みる事が少なかったりと、人間性には少々難がある。
ただし完全に蔑ろにしていたわけではなく、2度目の死の直前悟飯に「母さんにすまねえって言ってくれ」とチチを気遣う姿も見せている。
なお、結婚するまではチチが悟空に完全にデレデレだったのだが、悟飯誕生後、教育ママ化してしまい、悟空は恐妻家になってしまった。
尤も、人造人間編ではチチが悟空を心から心配し、悟空の死に号泣している姿も見せており、なんだかんだで夫婦仲は良好だったようだ。
他にも悟飯に「また父ちゃんと釣りに行こうな」と約束したり、セルゲーム直前に一家でピクニックに出かけるなど、家族サービスも行っている。
このため、父親になった悟飯が仕事で忙しいとはいえパンに構わないという問題行動を取った際には悟空の悪い影響を受けたという意見が出た一方で、
悟空が家族サービスには積極的で幼い悟飯の面倒もしっかり見ていた事を再評価する意見も出た

ブウ編冒頭で復活した際に息子二人の成長を喜び、そして父親として側で成長を見守る事ができなかった事を悔やんでいる描写があるなど、
子供に対する愛情もきちんと持っているようだ。
『超』でもゴクウブラックに(ゴクウブラックがいた世界の)チチと悟天を殺したという話をされ、それに激怒して戦闘力を大幅に上げている。
上記の様にセルゲームでの悟飯への態度から父親失格ではないかと言われてはいるが、
ラディッツとの戦いでは悟飯を心から心配していたし、劇場版に至っては、
完全に死んでいたのに悟飯を叱咤激励するためにドラゴンボールも占いババの力も抜きで無理矢理現世に戻るという離れ業を披露するなど、
父親としてちゃんと息子達に愛情を注いでいる。作者には子育てに全く興味ないとか言われてしまったけど
一方で『超』ではブルマの出産が間近なため彼女の傍を離れられないというベジータに対し、
「おめえが産むわけじゃねえんだから別にいいじゃん」
「オラなんて悟飯も悟天も産まれたことさえ知らなかったぞ」なんてとんでもない発言をしていた。
…悟天が産まれた時はセル戦後で自身が死んでいた時期だから仕方ないにしても、
悟飯が産まれた時はサイヤ人編の前でお前普通に生きてた時じゃ…。
これらに対しベジータは「父親としては最低だな……」「オレのほうが正しいぞ… 絶対…」と怒りを通り越して呆れ果てていた。そりゃそうだ

また、悟空の生活という点でよく話題に上るのが、結婚後に(原作漫画中では)一切の労働を行っていないという事。
幼少期は亀仙人の修行の一環で牛乳配達や畑仕事のバイトを行っていたが、他に金銭を稼いだのは西の都での賭け勝負ぐらい
(ブルマ宅を知るために金が要ると思ったので入手して即使った)で、ピッコロ編ラストの天下一武道会の賞金は不明、
結婚後は義父・牛魔王の財産を糧に暮らしており、人造人間編開始時点で「一銭でも稼いだ事があるか」とチチに詰め寄られている。
人造人間編では「戦いが終わったら今度こそ働く」と約束するも戦死してしまったために果たせず、
復活した原作最終回直前でも描かれたのは修行シーンで、新たな戦士ウーブの修行に必要な金銭は
「(息子を通じて親戚となった)ミスター・サタンから貰ってやる」と、徹底的に「悟空の稼ぐ金」という描写が皆無だった。
ドラゴンボールという作品自体、戦士の登場人物はどこか隔世の感があり修行以外の日常描写の類が極めて希薄なため
そもそも常識的な地球人に近いクリリンやヤムチャさえ社会で働いている描写がほぼ皆無なのだが、
それでも無職ネタを弄られるのが悟空やベジータに集中するのは、劇中で「働いてない」事を明言されてしまったからだろう。
サイヤ人の仕事は戦闘そのもの*4だからニート呼ばわりはある意味仕方ないが、
ニートは職業訓練すらしてない人の事を指すので、格闘家を職業と考えれば日々修行をしている悟空(達)はニートではないとも言える。
アニメや映画では薪木を取るために木を倒したり、魚を取ったりと、金銭に直接つながらずとも生活のためそれなりに働いているシーンもあり、
2008年に公開された『DRAGONBALL オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では「平和になったから働く」という約束の元、
チチに畑仕事をさせられる事になり、『超』では明確に「武道と並行して農家をやっている」というシーンが描かれている。
どうやら自給自足というわけではなく、市場で野菜を売ったりもしている模様
無農薬農法で品質の良さに定評があり、高値で買い取られているらしい。
現在では『復活のF』『超』の公開を経た事で悟空は農家、悟飯は学者、悟天は学生と、
孫一家の男性は全員何らかの形で(「Z戦士」とは別の)職業が設定されているのも記しておくべきだろう。

「バカなことやってねぇで 働け!」

問題発言としてよく例に出されるのが魔人ブウ編の「ドラゴンボールで生き返るから気にするな」という人命軽視と取られかねない発言。
しかし、これらは逆に言えば、ドラゴンボールのシステムや戦況を見越した上での冷静な観察眼とも言える。
そもそもこれを繰り出した背景は、悟空はあの世への帰還時期が近く、怒りに任せてピッコロが飛び込み戦死すれば
誰もフュージョンを伝授できなくなりそれこそ希望が潰えるというものなので、デンデも同意を示している。
ピッコロ大魔王編でも、「(既に殺された他の武道家と共に)ドラゴンボールで生き返らせる」と天津飯を見殺しにしようとした事がある
(ピッコロ大魔王が神龍を殺した事を知って思い留まった)。
また、ドラゴンボールによる復活に関しても悟空に限った事ではなく、
魔封波の使用を天津飯に強要したり、悟飯の目の前で悟空がナメック星から逃げ遅れたと軽率に話すブルマや、
セル編でトランクスが殺された事により我を忘れて突っ込んで、結果的に悟飯を不利にしてしまったベジータに対して、
「トランクスはドラゴンボールで復活できたのに!」とクリリンがベジータの行動を批判するシーンがある。
クリリンも18号がセルに吸収された際には我を忘れて突っ込んだのにな
まぁ、自分の大切な人が危険に曝されてるのに後で生き返るからと平然と見殺しにするのは余りに酷薄であり、
その状況下でのクリリンやベジータの行動自体は真っ当な人間性の発露と言えるが(ベジータはこの一件で未来トランクスと和解できたわけだし)。
また、ピッコロもブウ編で人類を餌に時間稼ぎを図るなど、似たような発言・行動をしている人物は多い。
尤も、その考えが更なる厄災を呼ぶ事は知る由も無かったが…。

上記のような事もあってか、世界を救いこそしたが悟空の人格面に対する批判は結構多い。
原作者の鳥山明氏は「純粋だけど真に良い奴ではない」と評しており、インタビューでは悟空の不健全さを度々強調している。
それだけ悟空のキャラクターにこだわりを持っているという証左に他ならないのだが、
原作中で描かれた悟空の優しさや思いやり、正義感や親心などを無視している論調も強いため、齟齬を感じるファンも居る。
上記の通りアニメなどで補完やフォローが入った問題点も多く、原作しか知らないファンとアニメ視聴者との間でも、
悟空の人格面の認識の差はかなり大きいものとなっている。

意外にも哲学的な事を語る事もあり、フリーザに「罪のない者を次から次へと殺しやがって…」と言った後に、
「サイヤ人は罪のない者を殺さなかったとでもいうのか」と嘲笑われた際には、
「だから滅びた……」と、サイヤ人の罪を認め、彼らが滅びたのは因果応報であると結論付けている。
ちなみにこの時点でベジータは死亡中なのでベジータ生きてるじゃんというツッコミは成り立たない
この補完かは不明だが、RPG『激神フリーザ!!』では、かつて父バーダックが襲った星をフリーザ軍の脅威から救った後、
何故か住民はバーダックにカカロットという子供がいる事を知っていたので自らがカカロットである事を明かし、実父が行った事を聞いて、
住民達から感謝されつつも複雑な心境でその星を立ち去る場面も描かれている。
バビディに操られたベジータとの戦いでは、「昔の自分に戻って何も気にせず戦う事ができていい気分」だと嘯くベジータに、
「…ほんとにそうか?」と指摘した事もある。

日本国内は言うに及ばず、海外でも依然として高い人気を誇る。だが、極端に心理描写が少ないため、感情移入されにくい側面も持っているようだ。
元々描かれていない部分は読者・視聴者の想像に委ねる所が大きい本作品の登場人物の中でも、特に際立ってその傾向が強いためと思われる。

+ ゲームオリジナル
また、PSPゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会』に収録されている映画『復活のフュージョン』をベースに、
ブウ編終了直後の事件を描いたシナリオ『ドラゴンロード』では、
DBの各メディアミックス作品の中でも非常に珍しく、悟空の内面を掘り下げる様な描写が多い。
特にセル編直後の時代からタイムスリップしてきた少年悟飯が、セルとの再戦によって父親を死に追いやった自責の念とセルに対しての怒り、
憎しみといった負の感情に囚われて暴走してしまった際に命がけで悟飯の救出に挑み、悟飯を正気に戻すべく家族への想いを語るシーン。
ジャネンバの生み出した偽ベジータとの戦いの中、偽ベジータに取り込まれてしまった本物のベジータに対し、
最後に残った純粋なサイヤ人として自分達の戦う理由と意味を語りかけ、再起を促すシーンは非常に熱く人気が高い。
まあ、本作ではヤムチャからせっかくプレゼントして貰った高価なバイクをバラバラにしてしまっていたり、ベジータやパイクーハンと漫才したり、
フリーザ相手に「俺はまだ2回も変身を残している!」とのたまったり、上述の少年悟飯を自分の孫だと疑って現代の青年悟飯を問い質したり、
少年時代にやらかしたパンパンの事を聞いた18号にボコボコにされたりするなど、相変わらずの大ボケシーンも多いのだが。

アーケードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、タイムパトロールに所属している別次元の超サイヤ人4に変身可能な「孫悟空:ゼノ」が登場。
こちらは悟飯や悟天が成長しているため、GTの悟空程度の年齢だと思われる。
そして映画『ブロリー』終了後からは、『超』のその後を描いたシナリオが登場するようになり、
同時に『スーパードラゴンボールヒーローズ』のプロモーションの一環として、同作品の短編アニメが制作されるようになり、
『超』の悟空とゼノの悟空が共演するようになった。
ブルーと4での実力はほぼ互角なのだが、身勝手の極意がある分『超』の悟空の方が総合的には上となっている。
なお、アニメにおいては『超』の悟空がメインであり、ゼノの方は準レギュラーという扱いである。

ニコニコのブロリー関連の動画では、悟空の性格を極端に汚くした「クズロット」ネタが流行っている。
何が何でも食事を最優先し、危険に瀕したらHな生写真を交渉材料に使い、息子を時間稼ぎに差し出し逃走、不意打ちを躊躇わない様は正に外道。
また、ブロリーとはまた別の映画オリジナルキャラクターであるターレス(悟空と声優が同じ)のボイスが存分に活用されている。
2016年には「ゴクウブラック」という(中身は別人とはいえ)公式クズロットが生まれたりしているが……
無論これらはあくまで内輪ネタである。
ブロリーMADに関係ない動画では、こうしたネタを意味なく出さないようにされたし。


「オレは怒ったぞーーっ!!!フリーザーーーーッ!!!」


戦闘能力

流石主人公と言うべきか、作品中での格闘センスは随一。
格上の相手との戦いでも食らい付き、同等の戦闘力を持つ相手とも互角以上に奮闘する。
ピッコロ・フリーザが使用した自動・手動で自分を追尾する技を逆手に取って自滅させるなど、機転や発想に柔軟性がある。
特に技の応用力に秀で、他人から拝借した技を本家以上に効率的に使う
(かめはめ波を足から撃ったり水中に設置・時間差で発射して囮にしたり、太陽拳を眼下に使い天津飯達の目を潰したり)。
中でも瞬間移動+かめはめ波or気円斬は極悪すぎるコンボ
逆に自分で編み出した必殺技は乏しい。原作では発案者の界王様にとっては机上の理論であった界王拳と元気玉を実際に完成させた事ぐらいか。
一応フリーザ編で「気合砲」という技を使っているが、「気合で吹っ飛ばす」程度の牽制技。
また、ピッコロに「新必殺技とかないのか」と言われて「ない」と言っている場面もある。
次々と新しい技を会得するヒーローが多い中、物語序盤で使用した技「かめはめ波」を最後まで必殺技として使用するという稀有なヒーローである。
劇場版やアニメ『ドラゴンボールGT』では、悟空自身の完全オリジナル技として「龍拳」を使っている。
一部ゲームではかつてピッコロ大魔王を倒したパンチがこれになっていた。
実は天下一武道会で披露した猿拳・狂拳・回転攻撃・尻尾ヘリコプター・高速フットワークなど、体術のオリジナル技は多いのだが、
アニメのZ人気と気功技の印象の強さからかスルーされやすい傾向がある。
新必殺技が無かったのでピッコロにぼやかれたサイヤ人編以降は、戦闘力を上げる意味での強化にも努めるようになり
(同時期にレギュラー入りしたベジータが火力偏重型なので相対的に工夫や発想の転換で戦うポジションを保ってはいるが)、
漫画版『超』の力の大会では、亀仙人からベジータやフリーザに影響されて原点を見失っていることを指摘され、
身勝手の極意と共通する原理の体術を見せられている。

ちなみに、生まれたばかりの時の戦闘力は2だった。
比較するキャラとしては、ラディッツを猟銃で撃った地球人の農民が戦闘力5
スカウターで測定したものであり、生体反応を戦闘力に換算するため、武装を戦闘力に換算する機能は無いと思われる。
それにも拘らず地球の10倍の重力がある惑星ベジータに居てなんともない辺り、サイヤ人恐るべしと言った所か。
また、その生まれたばかりの時に隣にいた戦闘力10000の赤ん坊を泣かし続けた事で、後々大変な目にも遭っているというのは事実上無かった事になった

異星人の血を引いていたり、次から次へと新技を会得している事から天才キャラとして評価されやすいが、
作中でトップレベルの才能を持っているのは息子の悟飯の方であり、本人の成長については努力の比重が大きい。
確かに地球人と比べれば戦闘民族サイヤ人である事は大きなアドバンテージではあるが、
サイヤ人全体から見れば、上記のように出生時の戦闘力が低く血統も良くない。
さらにサイヤ人下級戦士レベルならば、才気ある地球人であれば超越も可能。
彼の父親であるバーダックは最終的に戦闘力10000以上に達し、フリーザ軍の戦士を多数蹴散らしていたが、
これも戦地に赴く度にボロボロになって帰ってきた結果である。
ピラミッド社会のサイヤ人がそんな下級戦士の台頭を上層部が許すのだろうか?という疑問は置いておいて
さらに年がら年中激しい修行しているにも拘らず、息子は少し修業するだけでそれをあっさり越えてしまう。
事実、魔人ブウ編では悟飯の潜在能力の高さに唖然としていた。

……ただし、それは悟飯と比べた場合であり、ベジータが言及している通り、悟空自身も相当の天才であるのは間違いない。
サイヤ人編では、
悟空とベジータが「落ちこぼれでも必死に努力すりゃエリートを超えるかもよ」「では、努力だけでは超えられない壁を見せてやろう」とやり取りしていたが、
サイヤ人の中でも王家の血を引き、子供の頃にバーダックやベジータ王の力すらも超えた天才戦士であるはずのベジータが、
必死に努力しても遂に悟空に追い付けず、悟空がベジータにとって「努力だけでは超えられない壁」そのものになってしまったのだから。
ベジータは本格的な修行を始めたのが悟空よりずっと遅く、悔し紛れの発言も目立つのだが

とはいえ、悟空は12歳の時点で戦闘力10であったのに対し、ベジータは5歳の時点で父親であるベジータ王の力を超えており、
また、悟空が地球上の数千年に値する界王星の修行を終えた状態でも、地球襲来時のベジータには2倍以上の戦闘力の差を付けられていた
(一応フォローすると、DB世界では地球の一般的な格闘家のレベルは宇宙全体では無茶苦茶低いために、悟空が成長できる余地も少なかったとも解釈できる。
 どれくらい低いかと言うと……本人の項でも触れているが、
 対ラディッツ戦のピッコロの戦闘力はナメック星の戦闘タイプですらない若者の約7分の1という始末である)。
さらに、ベジータが明確に悟空をライバルとして意識したのが30歳前後の頃であり、必死に修行に打ち込み始めたのも同時期からであったにも拘らず、
超サイヤ人として覚醒し、人造人間19号と戦った時には既に悟空の力を上回っていたため、先天的な素質ではベジータは悟空よりも優れていると思われる。

同じ天才同士でも2人にここまで力の差が付いてしまったのは、その性格や発想の違いから来ている部分が大きいのかもしれない。
悟空は子供の頃に頭を打ったおかげで素直な性格になり、
悟飯じいちゃんや武天老師、神様、界王といった師にも恵まれ、効率の良い修行の仕方を学んだ。
セルゲーム開催前も、
普段から超サイヤ人の状態を維持し、肉体に負担をかけずに平常心を保つ」という、ベジータやトランクスが考えもしなかった修行方法を実践している。
鳥山氏によると、本編終了後の悟空は、やがて超サイヤ人1を突き詰めた方が効率がいい事に気付き、2や3の上位変身はしないようになるらしい。
また、魔人ブウ編の終盤でベジータ自身が認めているように、
ベジータが「勝つために」修行をするのに対して、悟空は「誰にも負けないために」修行をしているため、
この2人の心構えの違いといったものも大きく影響していたと思われる。
正に長年の努力による積み重ねで、落ちこぼれがエリートを超える事を実践したと言えるのだろう。

これらのベジータとの差について原作を辿り直すと、悉く亀仙人が課した修行が影響を与えている事が窺える。
まず初めに大きく差を付けたフリーザ編では、ベジータはナメック星に向かう際に一人用のポットで寝て過ごしていたのに対し、
悟空は移動の間も重力室で修行を続けていた。
これは、かつて占いババの宮殿から天下一武闘会の会場に移動する際に、修業の一環として走っていった経験から来ていると思われる。
次のセル編においても、超サイヤ人で日々を過ごす事により超サイヤ人1の第4形態を開発しているが、
これも重い亀の甲羅を背負い日常を送るという修業からであろう。
そんな修行をしつつも修行後即実戦という対応は取っておらず、重力室での修行後も超サイヤ人第4形態開発後も実戦までの間に休息期間を置いており、
これは亀仙流の修行として教えられた「よく動きよく学びよく遊びよく食べてよく休む」を体現したものと言える。
また、自身が仕事として選んだ農作業も亀仙人の修業の中にあったものの一つである。
これら悟空の基礎を固めている根っこの部分は亀仙流のものであり、『超』の宇宙サバイバル編でも発した「オラは亀仙流の孫悟空だ」に行き着くのである。

後の劇場版で悟空の弱点は「自信過剰で油断癖がある」とされ、ベジータの弱点は「気を張り詰めすぎてゆとりがない」と評価されている。
エンディングテーマ曲の歌詞も慢心しすぎた悟空を叱るという内容になっている。
この評価はしばしば口論の対象となり、「作中の扱いが敵に情けをかける甘さと自信過剰を混同している」、
「原作で高すぎる自尊心から致命的なミスを度々犯したベジータを差し置いて何故悟空なのか?」、
「悟空は実戦で致命的と成り得る弱点なのに、ベジータは悟空に一歩及ばない理由付けに過ぎない弱点としての指摘で一律には語れない」、
「劇場版以降の時系列の漫画版では悟空よりベジータの言動が明らかに自信過剰で一貫性が無い」、などと突っ込まれる事もある。
悟空も最初期からの描写を踏まえれば油断・自信過剰になっている場面は見受けられるのだが、
それ以上にベジータの失態がそれだけ印象に残っているという事だろう。
それに自信過剰なら息子の悟飯のほうが…ゲフンゲフン

実際の所、悟空の油断癖については「自身の中でケリがついたと判断した段階で戦意を失ってしまう」という表現がより正確と思われ、
第23回天下一武道会の決勝戦では、それが原因で瀕死の重傷を負っている他、
超サイヤ人に変身してフリーザを叩きのめした後で「もう意味が無い」と変身を解いて去ろうとした際に頬を切り裂かれたり、
セルゲームでの試合放棄など、悟空の失策に直接結び付いている部分ではある。
しかしそれが致命的な敗因となった事は原作では一度として無く、悟空の善意に付け込んだ敵の卑劣さは度外視しているなど、
ストーリー展開ありきのダメ出しと思われる趣が強く、悟空よりも一見「緊張感を保ち油断しない」と評価されていたはずのベジータが、
フリーザに不意を突かれ地球ごと爆死している失態を演じている事からも顕著である。

なお『スーパードラゴンボールヒーローズ』ではベジータや孫悟空・ゼノに既存の形態を上回るオリジナル形態が与えられているのに対して、
悟空は身勝手の極意が最強形態のままとなっている。

客演

本編終了後も、鳥山明氏の別作品にはしばしば出演している。
+ 『ネコマジンZ』
猫のような姿をした謎の生物「ネコマジン」の中で、特に格闘術に優れた才能を持つ個体「Z」の師匠として登場。
作品終盤に現れ、ネコマジンZと久々に激闘を繰り広げるが、最後は猫じゃらしを使って逆転勝利という何ともしょうもないオチが付いた。
また、この作品では孫一家揃ってネズミが嫌いという設定であり、
ネコマジンZの元へ訪れたのもネズミを退治して欲しいからというまたもやしょうもないオチであった
(ネコマジンZの友人である少年からも「昭和時代のオチ」と評された)。
ちなみに、原作の悟空は自分のピンチを救ってくれたネズミを助けるために口の中に入れて水中を泳いだ事があるのだが。
あと中の人はネズミのガンバを演じてた
公式ギャグマンガ『ドラゴンボールSD』ではこの時口に入れたネズミが不味かった上に、のちの心臓病の原因のウィルスを媒介していた可能性が示され
それがトラウマになってしまったのではないかとされている。ひどすぎる

ちなみに、この漫画では悟空の他、ベジータを始めとする他のサイヤ人が登場するなど、ドラゴンボール世界とリンクしているような描写がある。
が、同時に設定の矛盾もかなり多いため、パラレルワールドとして見た方がいいかもしれない。ヤジロベー二回描いちゃう人だし仕方ないね

+ 『銀河パトロール ジャコ』(ネタバレ注意)
エピローグにて、ジャコが地球に来訪した理由が「サイヤ人を倒すため」と明かされ、幼少期のブルマが登場するなど、
こちらもドラゴンボール世界のスピンオフ的な内容となっている他、悟空と孫悟飯じいちゃんとの出会い、
さらにコミックス書き下ろしエピソード『DRAGON BALL -(マイナス) 放たれた運命の子供』では、悟空が地球へ来る経緯が描かれている。
なお、アニメやTVSP「たったひとりの最終決戦」では悟空は赤ん坊だったのだが、
この作品では既に戦闘服を身に着けるなどある程度成長した状態となっている他、
TVSPと時系列を合わせると辻褄が合わなくなるなどやはり矛盾する箇所が多い。
尤も、原作者の鳥山明氏はTVSPに関しては「自分ならばこうは描かない」ともコメントしており、
作者にとっては、これが原作の悟空のルーツ、およびバーダックをはじめとする設定なのかもしれない。
この辺りは「鳥山明だからしょうがない」と割り切る方がいいだろう。もっとすごいのが同じジャンプにあるし。

ちなみに、ジャコが話したサイヤ人の特徴だが「幼児体型で相手を油断させ、一定期間を過ぎると大人の体へと急成長する」と語られており、
第二十三回天下一武道会編での悟空の急成長の理由付けが成されている。
クリリンやアニメ版ではピッコロ大魔王編で出番があったチチも第二十三回天下一武道会編で急成長してるけどな!
さらに『-』では悟空の母親であるサイヤ人・ギネが登場。
彼女はサイヤ人には珍しい穏やかな性格で、夫のバーダックからは「甘ったるい病気」と称されていた。
もしかしたら悟空の穏やかな性格は母親の血筋なのかもしれない。
バーダックもフリーザからの突然の招集命令を訝って、夜中にポッドを盗み出してカカロットを送り出すという、TVSPとは大分違う展開となっている。
『スーパーマン』の境遇にさらに酷似した展開となったのは狙っていたのだろうか。


格闘ゲームにおける孫悟空

アーク制作の格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ(DBFZ)』に、当然だがプレイアブルキャラとして実装。
主人公だけあってバリエーション違いで5キャラが実装されており、
  • 主人公らしくバランス良く調整され、遠・近距離どちらにも対応力の高い、孫悟空(超サイヤ人)
  • 遠距離戦の強さは失ったが、高い機動力で相手を翻弄しつつインファイトに持ち込んでいく接近戦キャラ、孫悟空(SSGSS)
が初期実装、後にDLCで、
  • チームの残キャラ数が少なくなるほど威力が上がっていく超必殺技「界王拳」、
    保証ダメージが非常に高いが発生が遅く、特定の攻撃を経由しないとコンボにならないメテオ超必殺技「超元気玉」など、
    若干癖の強い技を揃えた変則万能キャラの、サイヤ人編~フリーザ編における黒髪(ノーマル)の孫悟空
  • ちびキャラの宿命でリーチが短く遠距離戦に弱いものの、近距離では凄まじい爆発力・崩し能力を発揮する孫悟空(GT)
  • 『超』終盤で会得した「身勝手の極意」をイメージしたトリッキーな技を多数持つ孫悟空(身勝手の極意)
が現在実装されている。
まるで孫悟空のバーゲンセール……と言っても上記のように単なるコンパチではなく性能はしっかり差別化されているのでそれぞれの違いを楽しめる。


MUGENにおける孫悟空(ドラゴンボール)

MUGENのDBキャラと言えば彼よりも問題児王子若本宇宙の帝王ウルトラミラクルヒーロー悪魔のインパクトが強かった。
そのせいかチーム戦のDB枠で主人公にも関わらずハブられる事もあった。別に弱いわけではないのだが……。
各地で彼の本名を叫び探し回った悪魔のせいで、何かしらの共通点があれば(例え無くても)「あいつカカロットじゃね?」と言われるのも恒例。 人違いです。

+ 超神氏製作 孫悟空、超サイヤ人孫悟空
  • 超神氏製作 孫悟空、超サイヤ人孫悟空
     
恐らくMUGENでは最も有名な悟空。グラフィックは1993年稼働のAC用対戦格闘ゲームがベース。
通常版と超サイヤ人版の2体が存在し、どちらも結構性能が違う。動画でよく見かけるのは後者。
超必殺技の「龍拳」は攻撃力とリーチは優秀だが、出掛かり無敵ではないので過信は禁物。
せっかく発動した3ゲージ技の龍拳が途中で潰される事もしばしば。
参考動画(1:23~)

AIは程良い強さのものがデフォルトで搭載済み。
通常版の悟空に対応した外部AIも亞氏によって公開されていたが、現在は入手不可。
かなりの強さであり、界王拳からのコンボで7~8割近く奪ってくるが、界王拳の最中は防御が極端に落ちるために火力で押し切られてしまう事も多い。
この他に、超サイヤ人孫悟空のグラフィックをニンテンドー3DSのゲーム『超究極武闘伝』のものに変えるパッチがWestoon氏によって公開されている。
プレイヤー操作
通常版
超サイヤ人版

+ Balthazar氏&Cybaster氏製作 孫悟空、超サイヤ人孫悟空
  • Balthazar氏&Cybaster氏製作 孫悟空、超サイヤ人孫悟空
サイヤ人襲来~フリーザ編をイメージした、Balthazar氏&Cybaster氏製の孫悟空も公開されている。
海外のギルドにて完成度85%の状態で仮公開されていたが、2011年8付き30日にCybaster氏のサイトで更新版が本公開となった。
イントロなどにも力の入った高い完成度を誇るキャラ。ボイスは日本語(野沢雅子女史)と英語(Sean Schemmel氏)がデフォで搭載されている。
田中 亞氏によるAIも公開されていたが、現在は入手不可。
紹介動画
試合(16:07~)、解説(26:53~)

また、2013年6月17日の更新で、Infinite氏製のAIがデフォルトで搭載され、より試合などに使いやすくなった。
ただし、最新版では田中 亞氏のAIには対応していないので注意。
キャラ性能の紹介
デフォルトAIの挙動(0:06~)

さらに、超サイヤ人版の孫悟空も公開された。
同じくデフォルトでAIが入っており、性能も高く中々の強さ。
キャラ性能の紹介
デフォルトAIの挙動(3:10~)

+ Xande Toskomics氏 & Ribeiro氏製作
  • Xande Toskomics氏 & Ribeiro氏製作
こちらはXande Toskomics氏 & Ribeiro氏製作の悟空。
非常にクオリティが高く、AIもデフォルトで搭載されているが、知名度故か出番は少ない。
キャラ性能自体は適当にボタンをガチャガチャしているだけでも軽快にコンボを繋げる良キャラである。
発動条件不明のコンボ専用技などもあり、演出も中々。ただしアピールについては未搭載。
参考動画(8分50秒から)

+ supermystery氏製作 超サイヤ人孫悟空、子供孫悟空
  • supermystery氏製作 孫悟空、子供孫悟空
supermystery氏によって作られた超サイヤ人孫悟空。
エネルギー弾サマーソルトキックなどを持っており、非常に簡単にコンボが繋がるキャラである。
1ゲージ技のメテオスマッシュや、3ゲージの瞬間移動かめはめ波は必見である。
2ゲージあれば、メテオスマッシュの締めにかめはめ波を叩き込んで格好良く決める事も可能。
イージー、ミディアム、ハードの三段階のAIがあり、
ハードは普通の並キャラでは歯が立たないほどの強さを持っている。
しかし凶というには少々弱いかもしれないが、それでも強上位相手にほとんどストレート勝ちできるほどの強さがある。
相性で強上位に負ける程度であり、相性で凶を食えるキャラと言えよう。
また、同氏によりさらに強力に改良された超サイヤ人悟空もいる。

また、同氏は子供悟空も製作している。
優秀なAIも搭載されており、かなりの強さを誇り、恐らく強中位~強上位クラス。
如意棒や筋斗雲を使えたり、瞬時に背後に回る攻撃を放ったり、エリアルコンボも繰り出せる。
アドバンシングガードも搭載されており、そこからかめはめ波などを放つのに使える。
かめはめ波はもちろん、ピッコロ大魔王の胴体を突進して貫くシーンを再現した技や大猿変身も所持。
大猿変身中は機動力はかなり遅くなるが、火力が上がりスーパーアーマーも付加される。
だが、巨大なサイズになるため弾幕系キャラと当たると飛び道具を全弾ヒットさせられてしまう恐れがある。
そのため、飛び道具でチクチク攻められると非常に厳しい。
ライフが瀕死だと強制的に解除されるので、使用するべき相手と状況はよく考えておこう。
なお、海外製のためか声は英語である。

+ SHELD氏製作 超サイヤ人4悟空
  • SHELD氏製作 超サイヤ人4悟空
超ベジットを製作したSHELD氏が手がけたスーパーサイヤ人4の孫悟空。ドット絵は海外の物を使用している。
超高速、超威力の技を繰り出す事ができ、さながらドラゴンボールを再現したかのような動きが可能。
性能としては狂クラスであるため、超神氏のDB勢が出るような大会ではお目にかかる事ができない。
ちなみに下の動画の動きはSHELD氏本人の操作であり、デフォルトで搭載されている簡易AI戦闘ではここまで激しい動きは見られない。
しかし、その出来映えに魅かれた有志が外部AIを製作している。

オカチャンマン氏によるMUGEN1.0でも動作可能な性能改変パッチが公開された。
氏曰く「強さはそれほど変わらないがコンボルートが少し増えた」程度らしい。
バグ修正もされているので人操作で遊ぶなら入れておいて損は無いだろう。
2013年10月9日に公開されたver2.0でAIが導入された。
現在パッチは公開停止され、改変キャラとして公開されている。

外部AIは上記のパッチ以外では超ベジットのAIも製作したアブラカ氏、でづこ@にょ氏の2つが公開中。
どちらもその強さはカラーによって変化する。
アブラカ氏AIは、
  1. 7P:本気
  2. 8P:超本気
  3. 9P:本気→超本気
  4. 10P:イントロ→本気
  5. 11P:イントロ→超本気
  6. 12P:超本気→超界王拳
という具合になっていて、再現を重視したニクい演出をしてくれる。
上記のオカチャンマン氏パッチには未対応。

でづこ@にょ氏のAIは、上記のオカチャンマン氏のパッチとアブラカ氏のAIを改変したものが含まれているため、
性能も強化されていてより高い実力を発揮する。
くらい抜けや超本気の使用の可否がスイッチ式になっており、
カスタム要素が導入され、開幕のゲージ本数を増やしたりライフ回復速度の減少など微調整できるようになった。
スイッチ次第で狂下位から狂最上位まで強さを変化させる事ができる。
後に操作再現AIが搭載され(新AIと書かれている方)、今までの旧AIと比べて動きが変化しただけでなく、
一部の技の使用条件が変化したり、挑発するようになるなど、新たな演出が見られるようになった。
また、7P以降になると究極技(10倍かめはめ波や龍拳など)が強化され、狂最上位の連中も即死させられようになった。
最新版には耐性スイッチが追加され、このスイッチをONにすると、強力な即死攻撃でも条件が揃えばNOKOなどで耐えるようになり、
さらに12Pの状態なら威力の低い宣告のみ防げるようになった。
ただし、最新版は旧AIが削除され、2015年10月には操作再現AIの方も公開停止となった。

+ Vixen X氏&SodonHID氏製作
  • Vixen X氏&SodonHID氏製作
古くから存在している、KOF風に手描きドットの悟空。残念ながらボイスは日本語ではない。
DOS時代に製作されたキャラなので、Win版で使用した際、一部技のアニメーションをひたすら続け、固まる事態が頻発する(修正は可能)。
デフォルトでAIが搭載されているが、ガードをしてこない。

+ 三吉氏(san氏)製作 超サイヤ人3孫悟空
  • 三吉氏(san氏)製作 超サイヤ人3孫悟空
アストレアポップの製作者でもある氏によるもの。
お馴染みの高クオリティードットに加え、演出面も実に気合が入っており、
4ゲージで出せる強化状態「限界ギリギリパワー」かつ体力4分の1の際に、一試合に一度だけの一撃必殺技が出せる。
一撃必殺技は二種類あり、魔人ブウの撃破に使った「超元気玉」と、映画『神と神』から「超サイヤ人ゴッド」。
どちらもアニメのワンシーンが挟まれるが、ドットの方もしっかり動き、演出が長すぎずくどくない程度に抑えられている。

ちなみに7~12Pカラーだと、バーストが浮きの高い超性能化するため、そこから一撃に繋げる事も可能になる。
多くの凶ランク大会で、バーストからの一撃で逆転というシーンが見られるのは、このためらしい。

デフォルトで11段階に調整可能なAIが搭載されており、瞬間移動を絡めた積極的な攻めに加え、
無敵医師氏製カイ=キスク(厨忍氏製AI・レベル10・EXモード)と互角に戦える(下記動画参照)など、
強上位という最も出番の多いであろうランクの強さで、今後の活躍が期待される。
公開当初は注目されつつもあまり出番がなかったのだが、後述の大会での出場以降は出番が急増し、サイヤ人の戦闘能力を存分にMUGEN界に知らしめている。
ダウンロードは動画のマイリストから。
プレイヤー操作での対戦動画(8:02~)
なお、基本的に狂キャラ以上の改変は、公開および動画使用共に禁止である。
2013年11月6日の更新により、いくつかの特例が明言されているので、詳しくはキャラ付属のreadmeを参照。

ちぃたま氏がコンボ記述を追加したAI改変パッチを製作したが、現在は公開停止している。最終更新日は2013年11月27日のままだが、
三吉氏の動画コメントによると「最新版に当てても補正が少し緩くなるだけで正常に動くので御安心を(2014年3月28日)」との事。
このAIを導入するとカラー特性が追加され、11Pカラーでは気合溜め速度がn倍(倍数を設定可能)になり、
12Pカラーともなれば、気合溜めを始めたら一瞬でゲージMAXになるくらい溜め速度が速くなる。

加えてAI改変部分のレベル設定を上げると、12Pカラー専用の動作がONになり、
龍拳から高速気合溜めでゲージを回復してかめはめ波に繋ぐ、という強力なコンボも繰り出すように。
ゲージ依存度が高い点も解消されるため、凶ランクでも十分戦える強さになる。

ちなみに、キャラ付属のreadme.txtには(ちぃたまさんのAI12Pがぎりぎりです・・・これでも十分やばいですが)
と記載されており、強化改変としてはセーフ判定のようだが、この強さが三吉氏の考える上限のようだ。
今の所はエルクゥ未満ランセレバトルが、ちぃたま氏AIの12PカラーでAIレベル2(専用動作ON)の悟空が出場している大会なので、
その動きと強さがどんなものか知りたい人は、下記の動画を参考にして欲しい。
vsクレイジートキ(4:58~)
vsバット氏製ラオウ11P(1:42~)

+ 大会ネタバレ注意
真お神杯凶下位~上位タッグバトルでは因縁の宿敵であるブロリーとの奇跡の共闘が実現し、伝説のサイヤ人として出場。
Part.8にて初登場し、初戦では余り物タッグに対し圧倒的な実力を見せてストレート勝ちし、一時敗退へ追い込んだ。
さらに同パートにおいては仲良し三姉妹にも勝利するなど、伝説的とも言える息の合ったコンビネーションを披露した。
また、3戦目ではジャンプ世代の英雄ケンシロウ空条承太郎との夢の対決が実現。
最終的に敗れはしたものの、1Rを超元気玉でオーバーキルするなど、視聴者を大いに楽しませた。
絶対可憐チルドレンとのジャンプVSサンデー対決においては、サイヤ人の本気とも言える連携を見せ付けこれに完勝した。
鬼畜支援弓との試合では常時発生保障のストライカーに苦戦し1R落とすも、
2R目では相方の悲痛の叫びの断末魔に影響されたのか、相手の隙を突き超元気玉を当てて逆転でRを奪った。
試合自体には敗れてしまったものの、当時無敗を貫いていた相手に対し、彼なりの頑張りを見せたと言えよう。
その後、大会主催タッグとの脱落を賭けた試合では、1R目こそ完封で奪うも、2R目以降は互いに熱い接戦を繰り広げた。
激闘の末惜敗し敗退となったが、最後の最後で至高の名勝負を演じた。
初登場でいきなり2戦披露
10:12~ジャンプヒーロー対決
14:07~サイヤ人の本気
11:48頃に相方からの悲痛の叫びに応え…
7:58~大会主催者との熱い名勝負
敗退後に行われた敗者復活戦では、ランセレに選ばれ復帰優勝のチャンスが巡ってくるが、門番に完封され惜しくも復帰とはならなかった。

+ 今にも落ちてきそうな死兆星の下で大会における改変について(ネタバレあり)
上記の通り狂キャラ以上の改変は禁止となっているが、今にも落ちてきそうな死兆星の下で大会では事前に許可を取ったため出場。
この大会では瀕死状態でしか出せない一撃必殺技をいつでも出せるようになっている。
そのためコンボに繋ぎ、またある時はぶっぱで一撃技を放つ悟空が見られる。
しかし、超サイヤ人ゴッドの演出が「力尽きて超サイヤ人から通常に戻って倒れた悟空が、家族と仲間の声で復活する」というもので、
本来の条件である瀕死時なら違和感がないのだが、体力満タンでも倒れて一撃を繰り出すためネタにされる。通称「貧血」。
特に最初に悟空を呼ぶ妻・チチの声「ゴクウサー」と、演出で流れる挿入歌の歌詞「ギーミギミパワー」「バーリバリパワー」がテンプレにされてしまった。
重ねて言うが、これらはあくまでこの大会のために専用の改造を施した結果起きた現象であり、
通常の悟空は一撃を所構わず出せたりはしないので誤解しないように
(特によく見せる龍拳→超サイヤ人ゴッドのコンボは通常の設定だと限界ギリギリパワーが龍拳で切れてしまうため、絶対に出せない
 ……のだが、ちぃたま氏のAIが更新で瀕死時の12P限定コンボとして搭載してしまった)。
大会主催者の讃岐うどん饅頭氏も「今後、こんな改変をして使うつもりはない」と述べている。

この大会の名勝負との呼び声も高いPart2での対ブロントさん戦およびPart4での対巴マミ戦においては、いずれも1試合5ゴクウサーを達成させている。
ブロントさん戦では前代未聞の1ラウンド3ゴクウサーを発動したり、ブロントさんに超元気玉をヒットさせるも、
乱舞の途中で怒りが有頂天が発動し抜けられてしまい、元気玉で止めを刺せず、
演出終了後乱舞によって残り僅かになっていた体力をエネルギー弾で削ってKOした
巴マミ戦では何度も一撃必殺を回避されて第3ラウンドまでもつれ込んだものの、最終的には勝利したラウンド全てをゴクウサーで制している。
(12:10~)悟空「よし!」視聴者「お前それでいいのか?」
(8:23~)リボン拘束を突破する悟空は必見

最終成績は6勝3敗の堂々たる優勝。視聴者からは一斉に「お前がナンバー1だ」と賛辞を贈られた。

長らく最新版に対応した外部AIが無かったが、他のドラゴンボールのキャラを手掛けたオカチャンマン氏によるAIも公開された。
堅実な立ち回りから一瞬の隙を突き、空中コンボを決めてくる、魅せと強さを両立させた良AIに仕上がっている。
瀕死状態になると元気玉やサイヤ人ゴッドを的確に決めてくるため、瀕死からの大逆転となる試合も珍しくない。

+ 三吉氏(san氏)製作 限界!!!超サイヤ人3孫悟空
  • 三吉氏(san氏)製作 限界!!!超サイヤ人3孫悟空
上記の超サイヤ人3孫悟空を、三吉氏自ら「プレイアブルではなく鑑賞用目的」というコンセプトで強化したキャラ。
無敵や発生・硬直といった技性能全般が強化され、新技として一旦超サイヤ人化を解除し、
相手に攻撃されたら発動する当身版超サイヤ人ゴッドが追加された。
カラー別に強さが分かれており、7P以上では通常版ちぃたま氏AIの12P並の強さを持ち、11P以上は狂クラスでも十分に戦える強さとなる。
2016年3月20日の更新で12Pの性能が調整され、ライフ超回復から微回復に変更された(一応ssjsongoku.cns下部で調整可能だが)。
また、2017年2月19日の更新で高カラー時の無敵が増えた代わりに根性値が減少し、名前のRBがLBに修正された。

ちぃたま氏のOneDriveにて、主にコンボ記述を調整したAI改変パッチが公開されている。
バースト使用制限有無、バースト追撃有無、瞬間移動無敵有無、12P回復有無、フルパワー超かめはめ波ライフ制限有無が設定できる。
通常版旧AI12Pの引継ぎ先用にと7~10Pを製作したものの、強くなりすぎたので1~6Pも作ったが、それでもやっぱり強いとの事。
具体的には1PでもデフォルトAIの通常版超3悟空12Pと互角~若干有利レベル。
カラー別性能が追加され、3~6Pの気合い溜め速度が上昇する。1Pと比べると3Pが2倍、4Pが3倍、5Pが5倍、6Pが10倍となっている。

2017年3月9日には、永久vsシリーズを投稿しているNKYMD氏によるゴクウサーパッチ(一撃脳化パッチ)が公開された。
AI自体はデフォルトからそこまで変わっていないが、設定項目が大幅増加、項目毎の解説も付いているため分かりやすい。
Configではゲジマユ化、常時限界ギリギリパワー化、AIの一撃使用体力変更といったパッチ名通りの設定から、
食らい抜けに関する使用頻度や発動可能回数といった詳細設定、12P時のライフ回復有無などが設定可能。

+ Heal The World氏製作 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人孫悟空
  • Heal The World氏製作 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人孫悟空
超神氏孫悟空を改変したキャラクター。スプライトは3DSの『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』。
性能としては超神氏孫悟空と三吉氏超サイヤ人3孫悟空を組み合わせたものになっている。
超必殺技で超サイヤ人3・超サイヤ人4・超サイヤ人ゴッドに変身する他、超サイヤ人4のベジータを召喚したり、
ベジータとフュージョンしてゴジータになる技もある。
デフォルトAI搭載されてはいるが、改変元の記述を流用しているためか、あまり正常には動かない。
今後の外部AIに期待したい。

+ 280号氏製作 宇宙サバイバル編仕様孫悟空
  • 280号氏製作 宇宙サバイバル編仕様孫悟空
2018年5月21日公開、現在は公開停止。
未来悟飯も製作した280号氏によるもので、TVアニメ『超』の宇宙サバイバル編の要素を取り入れアレンジされた悟空。
最大の特徴として、試合中にモードチェンジが可能となっており、それぞれ「通常」「超サイヤ人」「超サイヤ人2」「超サイヤ人3」「超サイヤ人ゴッド」
「超サイヤ人ブルー」「超サイヤ人ブルー界王拳」、そしてアニメ終盤で覚醒した「身勝手の極意"兆"」へと各種変身が可能。
アニメや映画からキャプチャしたアニメーションを必殺技のカットインとして多用しており、滑らかに動きつつ演出としてクドすぎない、
高クオリティなアニメーションは必見。

AIを加味した性能は以下の順に、
並~強(通常)、凶下位(超1)、凶中位(超2)、凶上位(超3)、狂下位(ゴッド)、狂中位(ブルー)、狂上位(ブルー界王拳)、
狂最上位(身勝手の極意"兆")。
形態毎にステータスや無敵、ゲージ上昇率が上がるが、変身の維持に必要なサバイバルゲージの減少量もアップする(身勝手の極意を除く)。
このランクはコンフィグの初期値であり、設定次第では通常形態でエルクゥを秒殺したり、身勝手の極意状態で凶キャラと殴り合う事も可能。
また、カラー毎に常時形態固定やモードチェンジ範囲固定が存在する。
+ ver2.0版カラー詳細(readmeより抜粋)
  • 1P コンフィグで設定した内容
  • 2P 通常
  • 3P 超サイヤ人
  • 4P 超サイヤ人2
  • 5P 超サイヤ人3
  • 6P 超サイヤ人ゴッド
  • 7P 超サイヤ人ブルー
  • 8P 超サイヤ人ブルー界王拳
  • 9P 通常~超サイヤ人
  • 10P 超サイヤ人2~超サイヤ人3
  • 11P 超サイヤ人ゴッド~超サイヤ人ブルー界王拳
  • 12P 身勝手の極意"兆"


2019年8月22日には大幅に更新されてver3.0となり、強力すぎた既存行動の弱体化、
システム見直しや新技追加・狂上限〜準神クラスの新形態「身勝手の極意」の追加、特定相手との特殊イントロも追加されている。
最新版は2019年11月4日更新のVer3.4。
また、これに伴い9P以降の形態設定も変更された。(=8P以下はVer2.0以前のまま)
+ ver3.0版カラー詳細(readmeより抜粋)
  • 1P コンフィグで設定した内容
  • 2P 通常
  • 3P 超サイヤ人
  • 4P 超サイヤ人2
  • 5P 超サイヤ人3
  • 6P 超サイヤ人ゴッド
  • 7P 超サイヤ人ブルー
  • 8P 超サイヤ人ブルー界王拳
  • 9P 通常~超サイヤ人3
  • 10P 超サイヤ人ゴッド~超サイヤ人ブルー界王拳
  • 11P 身勝手の極意"兆"~身勝手の極意
  • 12P 身勝手の極意
ver3.0公開動画
2019年7月、三吉氏製超3悟空の一撃パッチを製作したNKYMD氏により改変パッチが公開された(最新版対応)。
適用すると全体的なバグ修正が行われ、無敵の量や回復などあらゆる性能を細かく設定出来るようになる。
またAIにも永久を狙う10割スイッチが追加されている。

また、2019年4月1日にはガレオ氏により小物ロダでver2.0の調整版が公開された。
……が、現在はこちらも公開を終了したらしく、データが削除されているため入手不可。
主に弱体化調整がされており、食らい中やタッグ時の先落ち後でもサバイバルゲージが減少(減少速度は低下)、
並強・凶下位時の性能低下などが施されている。
また、ゲージ溜めのバグや一部技のバグ・画面揺れなどが修正された他、
オリジナル要素としてタッグ時限定の身勝手化リザレクションが搭載された。
NoKOではなく超即死利用の蘇生だが、新MUGENにも対応している。
ただしリザレクション発動には7ゲージ以上必要なため、悟空先頭でないと発動自体が不可能な事も。

+ oscarstg1氏製作
  • oscarstg1氏製作
『ドラゴンボール ファイターズ』のグラフィックを使用して作られた悟空。新MUGEN専用。
ボタン連打で繋がるコンボや気弾連射など、元ゲーの要素をある程度残しつつも、普通の格ゲーに近い仕様になっている。
また超サイヤ人に変身する事もでき、変身中は性能が変化する(当身が裏回り攻撃化、一部技でライフ消費しない代わりに威力低下など)。
なお、当然ながらキャラ容量が凄まじいので注意(軽量版ですら約230MB、技ムービーなどが入った通常版に至っては900MB弱)。
DLは下記の動画から

+ ElHuesos Locos氏製作 超サイヤ人カカロット
  • ElHuesos Locos氏製作 超サイヤ人カカロット
JUS』風ドットを用いて作られたちびキャラ
頭を打たなかった悟空が戦闘服を着ていて超サイヤ人に覚醒しているという、IFの存在。
ボイスはターレスのものが使われている。
紹介動画

+ Son Bra Is Good氏製作
  • Son Bra Is Good氏製作
DB格ゲー屈指のクソゲーとして名高い『DRAGON BALL Z : TAIKETSU』のグラフィックを使用した悟空。
お馴染みの気弾を投げる技や瞬間移動に加え、超必殺技で気円斬や超サイヤ人に変身してのかめはめ波が使用できる。
なお、超必殺技のかめはめ波は海外版のボイスで「か~め~は~め~波あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」とやたら騒がしく、
発動後もしばらく響き渡るのでとても耳に残る。


これらの他に、ベジータと合体したものもいるが、そちらは狂クラス以上の大会で出場する事が多い。
悪咲3号氏の作製した超サイヤ人3版も存在したが、現在では入手不可能である。
また、海外では「GODKAKAROT」、「super goku」、「omega goku」、「final goku」など、凶~神クラスまで様々な改変が存在する。
さらに海外の同人作品……という体裁の都市伝説 ドラゴンボールAF 』からも、超サイヤ人4以降のキャラが作られている(SSJ10位まで)。
参考動画


「オラなんだかワクワクしてきたぞ」

出場大会

+ 一覧
+ 孫悟空
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ 超サイヤ人3孫悟空
【超サイヤ人3孫悟空】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ 子供悟空
【子供悟空】
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
+ 超サイヤ人4孫悟空
【超サイヤ人4孫悟空】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
凍結

出演ストーリー

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(288キャラ目操作キャラ(超神氏製・通常版)、399キャラ目操作キャラ(超神氏製・超サイヤ人孫悟空))
超サイヤ人4悟空で凶キャラに挑んでみた
超3悟空をつかっていく!


*1
ただし、アニメ『GT』の最終回のラストカットは「どこからか如意棒を取り出した悟空が筋斗雲と飛び去る」というものであったため、
100年以上経った時期でも悟空にとって思い出の品である事は変わらないようだ
(最終回のこのシーンは『GT』のラスボスを倒してから100年近く経過している事が示されている)。

*2
食欲については(原作で飲食シーンの多い)もう一人の純血サイヤ人もかなりの大食漢であるため、
「元々サイヤ人自体が食欲旺盛な種族なのでは?」と考察される事も多い。
実際、ナメック星編の最後で行くアテもなく地球に住む事になったベジータに「どうせ孫くんと同じですっごく食べるんでしょ」とブルマが言及したり、
魔人ブウ編の天下一武道会直前に悟空・悟飯・ベジータの食事を見て「どうなってるんだ、サイヤ人のハラは」とクリリンが呟いたりしており、
原作中の人物には「サイヤ人=大食漢」の認識が定着しているフシがある。
ただし、ジャンプフェスタの特別映像において、
「ターブル(ベジータの弟。もちろん純血のサイヤ人)が地球在住のサイヤ人2人の食欲に驚く」という描写があったため、個人差はあるようだ。

*3
スマホ専用アプリ『ドラゴンボール レジェンズ』ではこの時の心臓病にかかった孫悟空(SP/黄)が使用キャラの一体として登場するが、
当初はあまりのぶっ壊れ性能だった事から瞬く間に最強キャラに位置付けられた(現在はアップデートにより大人しくなっている)。
どうして死の淵に立たされた者はがハッスルするのだろうか?

*4
ちなみに作中ではベジータを指して「ちっとも働かない」「サイヤ人に働いて金銭を稼ぐという概念はないのか?(意訳)」との発言がある。
また、後の時代でカプセルコーポレーション社長となったトランクスも真面目に勤務しているとは言い難いシーンがちょくちょくあった。
トランクスはともかく、どうやらサイヤ人達の文化ではガチで「働いて報酬を得る」という考え方が希薄だったらしい。
なお『スーパードラゴンボールヒーローズ』のゼノの孫一家は、パンまで含めて全員タイムパトロールのため、
全員命がけで働いているけど、常にチチの心労が大変そうな事になっている。


「おめえはすげえよ。
 よくがんばった…たったひとりで…
 こんどはいいヤツに生まれ変われよ…
 一対一で勝負してえ…待ってるからな…
 オラも、もっともっとウデをあげて…」


「またな!」



孫悟空(ワールドヒーローズ)


      

「おめぇの技なんか、痛くも痒くもねぇぞ!」

 キャッチコピー:斉天大聖
 出身地:中国・花果山
 身長:1cm~可変
 体重:1g(分身)~5t(岩)
 誕生日:11月22日
 血液型:不明
 職業:えらーい坊主のお供、兼一番弟子
 格闘技:如意棒術
 趣味:暴れ回ること
 好きな物:ケンカ、猿
 嫌いな物:坊主とそのお経
 知能指数:猿並?
 宝物:如意棒

ADKの対戦格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズのキャラクター。
『PERFECT』にのみ登場。
CPU戦で特定の条件を満たすと乱入する隠しキャラクターで、プレイヤーが使うには隠しコマンドを入力する必要がある。
モデルは『西遊記』の斉天大聖孫悟空。
もちろん、集英社とは切っても切れないワーヒーキャラだけに、『ドラゴンボール』の孫悟空も含まれていることは言うまでもあるまい。
『SF西遊記スタージンガー』のジャン・クーゴも入っているとか。

「他人には思えない」とフウマに親近感を持っている。
ADKワールドでは 「俺と同じ猿の格闘家がいた」 と発言しており、本当に猿だと思っていたらしい。


原作性能

使い勝手のよい「飛閃棍」をメインに戦う。
また、対必殺技当て身という希有な技「妖瓢酒」を所持している。
飛び道具、対突進と距離を問わずに活躍するため、牽制に使える。
成功すればラスプーチンの特殊技と同じように相手を小さくしてボコることが出来る。
その他にも空中専用の下降無敵技「降岩砕」や空中を飛び回れる「筋斗雲招来」等、個性的な技が豊富。
さらに主人公のハンゾウを差し置いて三角飛びも実装されている。

が、ほとんどの必殺技、通常攻撃の癖が強く、はっきり言ってかなり扱いづらいキャラクター。
機動力は高めだが、全体的にリーチが短めで近付かなければ話にならない。
「猴天翔」は出掛かり無敵だが、判定が出る前に無敵が切れるため対空として機能せず、実質連続技専用。
妖瓢酒は先読みしないとまず決まらず、見てから出しても潰されるのがオチ。
降岩砕は空中で6321478+K(要するに空中で一回転)とコマンドが難しく、
筋斗雲は使用中は移動とジャンプしか出来ない。
これらの癖が強すぎる必殺技を使いこなすのは非常に困難で、安定して振れるのは「飛閃棍」くらいしかないと言う有様である。

超必殺技「聖天舞」は自分の分身を多数発生させる技。
攻撃判定があり、ウロボロスのようにガードを崩したり、相手の連続技を途中で止めたりできる。
ただし、一定時間経つと相手に向かって飛んでいくのだが、ダメージは他のキャラの超必殺技に比べると非常に低い。
ゲージがないと潰されやすいが、ゲージ付きだと発生保証も付いて一気に有用度が増す。

隠しキャラクターとしては、ダン並とまでは行かないが正直名前負けした弱キャラ。
同じく隠しコマンドで出せるキャラとは比べるべくもない。
一応、D2弱PxNというお手軽永久コンボがあるにはあるが…。


MUGENにおける孫悟空

死門氏が製作したものが存在していたが、現在は入手不能。
デフォルトAIは搭載されていないが、おまけの人氏のAIパッチが公開されている。

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孫悟空(東東不死伝説)




「チィテンダーズンチャーズンチャーズンチャー……」

中国製実写格闘ツクールゲーム『東東不死伝説』(Dong Dong Never Die)の登場キャラクター。
ドラゴンボールの方についてはこちらワールドヒーローズこちらを参照。
ピンイン表記は「Sun Wu Kong」。敢えて読むなら「スンウーコン」か。

『東東不死伝説』は、中国の各省(県のようなもの)ごとの代表格闘家が集まって戦うという設定。
孫悟空は山東省の代表キャラである。

勿論名前の元ネタは『西遊記』である。
中国では西遊記の孫悟空の出身地論争が起こっており、山東省はその有力候補の1つであるため、
山東省を表す記号として孫悟空が選ばれたのだろう。単に他にネタが無かったからかもしれない。
サッカーの起源?知らんがな民明書房かよ

原作中の性能

猿の面を被り、白装束に身を包んだ姿。山東省では白装束の生産を行っているからだろうか。
徒手格闘だけでなく、手にしたスプレーやヌンチャクで戦う。
他と比べると体力がやや低い代わりにパワーやスピードに長けたキャラという位置付けのようだ。
実際にゲージを絡めた8割コンボも可能。ただし、このゲームは永久だらけなので全体で見ればさほどでもない。

見た感じいわゆる「色物枠」っぽく見えるが、このゲームでは結構まともな方である。
なにせ他の連中が浮輪で戦うナンパ風のオッサンやら、
幼稚園児の服装をしたお兄さんやら半裸の工事現場のオッサン(しかし、何故か名前がケンジロウ)やら、
棒人間やらマリオそのもの(但し、使う技は某殺意の波動である)やらでカオスな事になっているのだ。


MUGENにおける孫悟空

MelvanaInChains氏による、原作画像の孫悟空が存在する。
技関連は再現されているが、チェーンコンボ周りが繋がらなくなっていたり、
殆どの技で受身が出来てしまったりなど、
原作と比べるとどうにも厳しい性能になっている。
…が、かといって完全再現されても大変な事になる事請け合いだが。
AIは搭載されていないが、IX氏の外部AIが公開されている。
+ 技説明だけど中国語で書かれてる
Moves:
Shuangshuang Jie Gun: D, B, x
Si Lu Shuang Jie Gun: D, B, y
Can Quake: D, F, x
Heavy Can Quake: D, F, y

Supers:
Hou Ying Gongji: D, F, D, F, x / y
Diyu Shuang Jie Gun: D, B, D, B, x / y

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最終更新:2023年05月27日 06:23