ブロリー



    

「オレが"化け物"?

 違う…オレは"悪魔"だ…!」

「カカロットォォォォー!!!!!」のシャウトでお馴染み、(スーパー)サイヤ人
劇場版『ドラゴンボール』発祥の人気ライバルキャラクターである。
アニメ『ドラゴンボールZ』の劇場版に計三度も敵として登場し、そのインパクトの強さのおかげか、結構有名。
幼児期の頃に孫悟空の泣き声に泣かされていた事で悟空に対して異常に強い憎しみを持っている。

キャラクターデザインには鳥山明氏も関わっている(アニメスタッフが提出したデザインに鳥山氏が手直しを加えたとの事)。
声優 島田敏 氏。
『ドラゴンボール改』以降は青野武氏や八奈見乗児氏に代わってピッコロ大魔王バビディを演じている。
もちろんブロリー声ではないが。
特にシャウトの多いブロリーを演じるのも年のせいかだんだんきつくなってきており、
収録現場では切れをおこし、悟空役の野沢雅子女史に背中をさすって励ましてもらった事も。
(島田敏氏は1954年生まれ、野沢雅子女史は1936年生まれ。……何かがおかしい)。

+ ボイス集です…」
『レイブラ』
『ゼノバース2』
『ファイターズ』
『超武闘伝2』

+ 以下、原作での設定や軽い考察
ブロリー四面相
原作の超サイヤ人達が頭を打った事や、平和な地球に影響を受けた事から良識を持っているのに対して、
彼は超サイヤ人の伝説が示す通りの「血と殺戮を好む最強の戦士」として生み出されたキャラクターである。
また、悟空ベジータが怒りによって超サイヤ人として目覚めたのに対して、
ブロリーは、フリーザによって惑星ベジータが破壊された時に「悲しみによって目覚めた超サイヤ人」である。
ただ星が破壊された事や張本人であるフリーザに対しては執着する様子が見られず、後から作られたゲームなどでも特殊な会話はない。
『真武道会』では「お前(フリーザ)が惑星ベジータを破壊してくれたおかげで超サイヤ人に目覚める事ができた。命の恩人だ」と皮肉ってさえいるため、
星が破壊された事そのものに執着はないらしい。
幼い頃から持った異常なパワーと自分でも制御出来ない破壊衝動に運命を狂わされたという悲劇的な設定がある。
何故あれ程悟空に執着してたのかについては様々な見解があるが、
「宇宙を破壊して回って無敵を誇っていたが、唯一カカロットに赤子の頃とは言え泣かされたため」との説が有力。

幼児の頃から超サイヤ人に変身可能であるが、登場した当初はその力を恐れた父、パラガスの手で額の制御装置により力を抑制されており
頭髪が従来の金髪ではなく制御の度合いによって紫や青に変化していた。肌の色も1作目では色白だったのが、2作目では父親の様な浅黒い肌になっていた。
とは言え、パワーが制限されているこの形態でも相当に高い戦闘力を持っている。
尚この制御装置は緊箍児(きんこじ)西遊記の孫悟空が付けている額の輪っか)が元ネタとなっており、
ブロリーのコンセプトの一つでもある「もう一人の孫悟空」を強く意識した設定である。
映画1作目では、冒頭では南の巨大銀河を一瞬で破壊し、ベジータの猛攻を受けても平然としていた。
2作目においても、超サイヤ人となった悟天とちびトランクスの攻撃をものともしなかった。
フルパワー時は上画像の様に筋肉量が大幅に増加、緑がかった金色の髪を持つ「伝説の超サイヤ人」形態になる
(当ページやニコニコ動画内のブロリー台詞コメントが緑でほぼ統一されているのも、
 名前ネタがブロッコリーに由来しているからこのシンボルカラーが意識されているため)。

劇場版ではありがちな事ではあるが親父共々地球と縁の無いサイヤ人としては珍しく「気」の概念を知っており、
ゲームでは孫悟飯の気がカカロットに似ているとも発言している。

DBの中でも一、二を争う程のサディストであり、
「手加減ってなんだぁ?」と言いながらも簡単に殺せる筈の悟空達を半死のままネチネチと痛め付けるシーンや、
奴隷として連れてこられたシャモ星人の目の前で「いつか帰れるといいなぁ…」と言いながらシャモ星を破壊(つーか蒸発)する場面などから、
そのドSっぷりがうかがえる(このシーンで流れるBGM「悪魔のブロリー」のイントロこそがあの\デデーン/なのである)。
その凶悪さは父親のパラガスをして「サイヤ人そのもの」と言わしめ、ベジータを脅えさせ続けた程
(ちなみに通常の超サイヤ人である時の姿はシリーズでも一、二を争うイケメンと言われている)。
しかしながら自分の力に慢心していて、映画では二回も油断してる所を突かれて倒されている。
それでもタイマンでは誰一人ブロリーに勝利出来ず、アニメコミックスに「暴走するパワーには限りがなく、破壊と殺戮にのみ喜びを感じる」、
大全集では「まさしく最強のサイヤ人」と記され、企画の森下氏に「最強のサイヤ人という設定」、
ブロリー出演の映画三作を担当した脚本家の小山氏からも、
「ドラゴンボール世界最強の存在」、「傲慢になって隙をみせない限り絶対誰も勝てない存在」、 「脚本を書いている時に恐怖した」と評されている*1
また、脚本家事務所「ぶらざあのっぽ」の掲示板「のっぽと遊び隊」にて最強と評した理由について、
「私達が次の作品の対戦相手を考える際に彼以上の相手が考えられなかったため、劇場版で3作も登場したからというのが本音」、
「強大なパワーを制御するため子供の頃から装置を付けられていた男など他にいない。サイヤ人の王子であるベジータでもそんな必要は無かった。
 プロデューサー達と一緒にブロリーの設定を考え、シナリオを書いた私が言っているというだけでは駄目ですか?」と述べている反面、
「最強説にそれ程拘るなら、サイヤ人最強には違いないという事で良いのではないか?
 双葉山と白鵬と大鵬、誰が一番強いかという質問に誰も答えられないが、そういう類の問題」とも発言している。

Vジャンプでは戦闘力を「1,400,000,000~」と掲載した事があり、これを公式とするなら伝説の超サイヤ人状態では最低でも戦闘力14億以上の様だ。
DBのゲームでも彼が出演するものでは、彼はかなりの優遇を受けている(隠しボスだったり特別なシナリオがあったり性能が優秀だったり)。
『ドラゴンボールZ3』のシナリオモードにおいて2周目以降、魔人ブウ編で分岐シナリオを進めるとブロリーが登場し、
悟空編とベジータ編ではその際「魔人ブウよりヤバイかもしれない」と二人に評されていた。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、クリア後の隠しボスとしてドラゴンボールの「最強の敵とたたかいたい」という願いを選ぶと登場。
昨今でもDB史上最強戦士の設定は受け継がれている様だが、超サイヤ人になる前の悟空達の前に登場するというのも非常にえげつない話である。
流石にバランス調整のための補正がかかっている様ではあるが、それでもラスボスを倒した直後に戦えばほぼ無理ゲーとなる強さを誇る。
また、アーケードカードゲームや家庭用対戦ゲーム『DRAGONBALL RAGING BLAST』にて、
何と超サイヤ人3になったブロリーなんて化け物が登場してしまった。*2

+ モフリーです…
もうだめだ…おしまいだぁ…
ブロリストには見慣れた技が…
トレーニングした結果がこれ↑だよ!

しかも前者は現行のゲーム『DRAGON BALL HEROES』において、
バビディに洗脳され、更に強化した超サイヤ人3ブロリー(破壊王ブロリー)までもが登場する始末。
また、最近のドラゴンボールの格闘ゲームでは殆どに登場し、Z3とMETEORのOPムービーでゴジータと戦ったり、
インフィニットワールドのムービーでボスがタイマン勝負を挑まれるのに対して、
ブロリーのみ超サイヤ人悟飯とベジータの複数に挑まれる等実力者としての位置付けをされている。*3
『レイジングブラスト』のムービーでは超サイヤ人状態の悟空とタイマンを張っている。
『ドッカンバトル』では超パワーキャラとして参戦。
気玉を獲得すると防御力がダウンするものの攻撃力が大幅に上がり、ゲーム内でもトップクラスの火力を得られる。
……が、同作においては「防御力>超えられない壁>攻撃力」なので完全産廃ネタキャラと化し、
ペラペラ装甲のブロリー、略して「ペラリー」という不名誉な通称を頂戴する羽目に……。

+ そして…
『DRAGON BALL HEROES』4周年記念のPVにて、遂に超サイヤ人4ブロリーが登場。
正に公式ナイトメアブロリー…。

流石に善のサイヤ人という前提条件がある超サイヤ人神にはなれないだろうから一安心である…?
と思っているのか?
ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションでブロリーゴッドが爆誕してしまった。何でゴッド化したのかは永遠の謎
一応ベジータが推測するに悟空へ募らせた長年の執念の力で覚醒したのではないかとの事だが…。
超武道伝2でのブロリーのテーマ「ファイナルバトル」

こちらはオーケストラアレンジ。
かなり人気があり『sparking!』シリーズの動画でブロリーが出現する時には高確率で使われる。
4:36~

+ ネタ要員としての彼
誰に対してもカカロットと呼んだり、カットシーンが出る時にヘタレる場合がある事から、ネタ要員としてもかなり愛されている。

PS2ゲーム『Sparking!METEOR』では悟空vsブロリー戦にて一定時間が過ぎるとなんと亀仙人MAXパワーvsブロリーへと進む事が出来る。
しかも悟空へキャラクターチェンジする手段はないため、亀仙人(しかも酔っ払っている)に負けるブロリーという酷過ぎる図を見る事が出来る。
当然ながら、周りのメンバーにとってもこれは異常事態らしく、亀仙人が勝つとクリリンが「えぇ!?ほ、本当に勝っちゃった!?」と驚く。
PS3ゲーム『BURST LIMIT』では援護でノリノリで仙豆を投げてくれたり、褒められて上機嫌になったり、セルと漫才の様な会話をしたり…カワイイ!

PS2ゲーム『ドラゴンボールZ3』の専用シナリオでは、ルートの一つで念願のカカロット打倒を果たすも、
固執していた標的を失った事で更に暴走し、破壊に狂ってしまう。
またファンの間では「哀しき破壊人形」の呼び名がある。ブロリーにとって破壊とは、呼吸をしたり食物を取るかの如く必要な事。
それ故に存在を否定されてしまったのかも知れない。

+ ハッピーエンド?
そんなブロリーにも、珍しく救いのあるストーリーがあったりする。
DSの舞空烈戦において、破壊するかされるかのルートの中、地球にたどり着いた直後記憶を失うという、
悟空と同じ道を辿った上で、なんとミスター・サタンに救助されるというストーリーが存在する。
サタンは、八百長試合の報酬を取り立てに来た18号をあっさり退けたブロリーの強さに味を占め、
ブロリーを弟子と称して格闘大会で連戦連勝するも、Z戦士達にブロリーが発見され戦う事に。
結果、ブロリーが勝ちトドメを刺そうとするものの、ミスターサタンが制止すると、
恩人故か、長い葛藤の末になんとその制止を受け入れてしまった。

……以降、悟空が居る時はやや不安定になるものの、
ブロリーが狂暴になる事は二度と無かったという……サタン、マジで救世主。

「お…親父のコントロールから…解放されたというのに……今度は…おまえがオレを…!!」

『レイジングブラスト』のIfシナリオでは氷河からドクター・ゲロに回収され制御下におかれるが、自らの意思によってコントロールをはねのける。

「誰もオレに命令などできない…オレは、オレの意思でカカロットを倒す!!」

『ゼノバース2』ではトワに強化されたブロリー(極悪化)が登場する他、
一定条件を満たす事でなんと伝説の超サイヤ人状態のブロリーを先生にする事が出来る。
先生とはいうもののブロリー視点では、主人公をカカロットを探す下僕扱いしており、
技を教わる先生クエストでは主人公がカカロットを探そうとしないため、それにキレて襲い掛かって来るという流れ。
だが、主人公もブロリーの技を模倣しつつ抵抗する(主人公は教わればボディチェンジなども完璧に再現出来る超天才)。
ブロリーとしても教えたわけでもないのに必殺技をマスターしつつ、ブロリーとも渡り合える程主人公が強いため、
それが気に入って「殺すのは次にしてやる……」などと、結局は見逃してくれる。

バイオ(ry
余談だが3作目はパニック映画『ジュラシックパーク』の影響を大いに受けたらしい。その結果が(ry
とはいえ普通に人造人間18号や超サイヤ人のトランクス(幼年期)と悟天の攻撃をものともしないあたり、培養液で人工的に作り出されたものとは言え、
やはりブロリーには違いない事が窺える。なおサイヤ人特有の尻尾がある事も確認出来る(他に確認出来るのは赤ん坊の頃のみ)。

+ 『ドラゴンボール超』
『ドラゴンボール超』において、「サイヤ人が惑星プラントに襲来せず母星の惑星サダラで平和的に暮らしている平行世界」
のサイヤ人が登場したが、その名はキャベ、カリフラ、ケールと、全員ブロッコリーに近いアブラナ科の野菜が由来だった。
その内の一人、ケールは大人しい女性サイヤ人だが、悟空やベジータから超サイヤ人へのなり方を教わり、特訓の中で覚醒するも、
他の二人とは違って暴走し、何故かブロリーと似た白目で筋骨隆々の緑色のオーラを発し、キャベを血祭りにあげる宣言をして岩盤に埋めてしまう
というブロリーMADと見紛う光景を繰り広げた。
『Z』の劇場版とは別の世界観のため悟空達はブロリーの事は知らず、何故この様な特異な現象が起きたのかは解明されていないが、
ベジータは「サイヤ人の本性そのものかも知れん」と警戒し、
漫画版では本編世界における超サイヤ人の伝説とほぼ同じ「伝説のサイヤ人」の伝説が第6宇宙にある事がキャベによって語られた。
ブロリー程の圧倒的な強さはなく、打ち込まれる事も多いが、打たれ強さはブロリーを彷彿とさせる。
暴走していない時はそれほど体格は変わらない緑髪の超サイヤ人となる。

そして…










 「お父さんのこと…

  悪く言うのは、いけない」
ブロリー四面相(2018ver)
2018年公開の劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』にて、とうとう本作の世界観におけるブロリー本人が登場
本作ではベジータと同じ年に生まれており、悟空とは縁がない。
悟空が生まれる前にベジータ王にその力を恐れられ、追放されるまでは旧作と同じだが、
生まれた時から戦闘力10000という異常な数値から恐れられた旧作と違い、920とまともな値に収まっている
(それでも成人した非戦闘員サイヤ人よりは遥かに強いが)。
ベジータ王は「ブロリーの強大な力はいずれ宇宙を滅ぼしかねない」という大局的な判断であるとしているが、
パラガスは「どうせ自慢の息子のベジータ王子の立場がブロリーに脅かされるのが怖いんだろう」と言い返す。
結果として、戦闘力1000以下ではまともに生きるのも困難だという危険な惑星バンパに送られてしまうが、
周囲の制止を振り切ったパラガスが宇宙船で助けに来てくれたのだった。
しかし、危険宙域を無理に突っ切ったせいで宇宙船は修復不可能なまでに故障してしまい、
そこから40年間パラガスと二人で過酷な惑星で暮らす事になってしまう。
パラガスからはコントロール装置ではなく電気ショック装置を取り付けられているため、
自我が抑えられた様子はなく純真な若者と言った感じ(実際は40代の中年なのだが)
パラガスの事は「自分を助けに危険な惑星まで来てくれた唯一の肉親」として純粋に慕っており、
過去に大猿になった時に手が付けられなくなった事もあって、電気ショック装置の事も受け入れている。
ベジータ王に復讐を誓うパラガスの特訓や、大猿になる度に尻尾を切られた結果、
黒髪に緑のオーラを纏った人の姿のまま大猿の力を使う「怒り」という形態に変身出来るようになっている。
何分力の源が大猿なため、外見的な変化は薄いものの、ほとんど暴走状態にあり、
1作目の「性格の悪いブロリー」をすっ飛ばして2作目以降の「理性のないブロリー」になるといったイメージとなっている。
以上の経緯から、旧作のブロリーの根幹をなしていた「悟空への執着」の要素は皆無。
一応旧作同様、自分達が追放される原因を作ったベジータに関しては恨みがないわけではないのだが、
結果的に惑星ベジータの破壊から逃がされる形になった事を知ってか知らずか
「お父さんが許せない相手だから俺も許せない」程度の漠然とした恨みであり、
殆ど因縁らしい因縁が無い彼がこの二人と戦う事になってしまったのは、悟空とベジータを潰そうと暗躍したフリーザのせいである。
当初は変身もしていないベジータが余裕の笑みを浮かべながら相手出来る程度だったが、戦いを通して急激に成長。
油断は出来ないと踏んだベジータが超サイヤ人に変身するとまたすぐに突き放されるが、少し拳を交えるとあっという間にこれを追い抜く。
悟空とベジータは神の領域たる超サイヤ人ゴッドになってこれを相手にすると、前述の「怒り」形態に移行し、さらにこれを圧倒する。
その後も急激な戦闘力の向上は留まる所を知らず、
気が付けば黒髪状態のまま超サイヤ人ブルーとなった悟空と対等に渡り合うという凄まじい光景を見せ付ける。
その想像以上の強さは彼を鍛えていたパラガスでさえ「かつてベジータ王が言っていた事は正しかったのかもしれない」と戦慄するほど。
そしてフリーザはかつて悟空がクリリンの死で覚醒した経験を元に、そのパラガスを殺害。
40年間二人きりで共に暮らした肉親の死という怒りと悲しみから超サイヤ人への覚醒を果たす。
そこからは「もう1対1に拘っている場合じゃない」と判断した悟空とベジータの超サイヤ人ブルー二人がかりでも敵わない圧倒的な力を見せ付け
ついでにフリーザを1時間ボコボコにして
(ちなみにフリーザの策略には(彼に限らず誰も)気付いていない)、
お馴染みの筋肉ムキムキの最終形態「超サイヤ人フルパワー」になった際には、超サイヤ人ブルーとなったゴジータにさえ食らい付く。
最終的にはゴジータブルーには一歩力が及ばず、かめはめ波でトドメを刺されそうになるも、
ブロリーと仲良くなったフリーザ軍兵士のチライとレモの機転によって、
「DBの力で地球から惑星バンパに強制送還する」という形で救われ、生存。

その後、瞬間移動で惑星バンパを訪れた悟空からは、
「オラも強さには自信があったのに同じサイヤ人で自分よりずっと強い奴がいたなんて」「多分ビルス様より強い」と称えられ、
同じサイヤ人としての良きライバルとして認め合い、悟空の笑顔に、彼も僅かではあるものの笑顔で返していた。
作中でも「ひたすら純粋で、本当は戦いが嫌いなのに、父親に無理矢理戦わされているだけ」と、
一般的にイメージするサイヤ人とはかけ離れた穏やかな存在として扱われており、
かつて悪魔と称されたブロリーに慣れ親しんでいた多くのファンは驚きの声を挙げた。
全体的に『超』の世界観におけるサイヤ人は惑星ベジータに関わらなければ穏やかな心を持っている
悟空もブロリーとの戦いを通じ「自身がサイヤ人である事」への心境の変化があったらしく、
ブロリーには戦いの後「孫悟空、それとカカロット」と名乗っている。

劇中では特別な「伝説の超サイヤ人」とはされていないが、
大猿要素(超サイヤ人4)や善の心を持つサイヤ人(超サイヤ人ゴッド)といった、
過去の作品で「伝説の超サイヤ人」との関連が示唆された形態の要素が散見される。

続編『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』にもわずかながら登場。前作の後もチライとレモと仲良く暮らしている様子。
依然として高い実力を持つものの、ちょっとした手合わせでもすぐに暴走しかねないので、悟空からは力を制御する修行を付けて貰っている。
まだまともに手合わせするのも危険な状態なので、悟空とベジータの組手(変身・気功波無し)を見学していたが、
レモと共に「漢同士の死闘」を目の当たりにして涙するなどコミカルな様が描かれ、チライには呆れられていた。
こちらのブロリーにはこのまま健やかに過ごしてほしいものである。

+ 『スーパードラゴンボールヒーローズ』
時系列的には『ブロリー』の後日談であるプロモーションアニメでは、アニメよりも前の時系列に倒されたブロリー(なお性格は旧ブロリー)が、
ダブルベジットとフューの決戦の最中に「カカロットォ!ベジータァ!」と突然乱入。
復活パワーアップで以前より遥かに強くなっているとはいえ、
伝説の超サイヤ人の姿では超フルパワーサイヤ人4・限界突破になったベジット・ゼノの相手にすらならなかったのだが、
そこで終わらないのがブロリー、なんと単身で超フルパワーサイヤ人4・限界突破ブロリーへと変身。
孫悟空・ゼノとベジータ・ゼノはこの形態になるために、4人のサイヤ人の協力が必要だったため、
ベジット・ゼノは「限界突破……一人でそれになっちまうのか!」と驚いている。
その後も第三勢力として戦いに乱入し、圧倒的な戦闘力で蹂躙するはた迷惑な存在と化している。
とはいえ、ゼノの二人からすると既に何度も戦った相手であるため、合体戦士の状態ならば攻撃パターンに慣れてしまったらしく、
ドミグラにさらに強化された状態かつ、超一星龍からの連戦でも「ワンパターンな奴め」と軽口を叩きながら優位に戦えるようになっているなど、
単体では強敵だが、合体戦士よりは互角かやや下程度の扱いになっている。

+ そもそも「伝説の超サイヤ人」とは何なのか
ところで、劇中では全く説明されないのだがそもそも「伝説の超サイヤ人」とは一体何なのだろうか
初出はサイヤ人襲来編の際に地球へ向かうベジータとナッパの会話の中で、
「サイヤ人と地球人との血が混じりあうと強力な雑種ができる」というベジータの考察に対し、
ナッパが「スーパーサイヤ人てとこか」と語った所から始まる。
この時点ではただの混血サイヤ人が強いというだけであり『超サイヤ人』ではなく『スーパーサイヤ人』なので完全に別物と見られている。
その後フリーザ編でその存在が確定した際は「超サイヤ人は千年に一度現われる伝説の戦士」と、
超サイヤ人それ自体が伝説の存在として扱われていた。
つまり悟空も悟飯もベジータもトランクスも「伝説の超サイヤ人」という事になる。
フリーザ編での言及を追っていくと、
ベジータ「サイヤ人の強さの壁を超えた!俺が超サイヤ人だ!」→「違った!カカロットが超サイヤ人だ!」
→悟空・悟飯「見た事ない変身した!これがベジータが言ってた超サイヤ人か!」といった流れで、
お馴染みのあの形態が本当に伝説の言う「超サイヤ人」であるかどうかは、
実の所自称でしかない(ないし千年前の超サイヤ人の形態を知らない者からの判定)のは確かである。
全然千年に一人でも何でもないが(そこはそれ、数多くの天才が生まれた黄金時代だったという事で)、
少なくとも原作漫画では一貫してそういった扱いのはずである。

しかし映画ではパラガスの「伝説の超サイヤ人が出たので倒してください(意訳)」という台詞に対して、
悟空もベジータも特に疑問を抱く事なく受け入れている。この場には既に超サイヤ人が4人も居るのに
悟空達「超サイヤ人」が伝説の言う超サイヤ人の定義を満たしていないために、伝説とは別物だという共通認識のある世界観なのだと思われる。
よって、ここで言う「伝説の超サイヤ人」とは「千年前の超サイヤ人本人」あるいは「千年前の超サイヤ人と同じ形態」と解釈出来る。
しかし当然ながら悟空と同い年のブロリーが千年前の張本人のはずはないし、千年前の超サイヤ人と同じ形態かどうかも知りようがない。
ここで言う「伝説の超サイヤ人」とはとにかくめっちゃ強い超サイヤ人くらいの認識で十分なのかもしれない。

他にも超サイヤ人4や超サイヤ人ゴッド、千年前にタイムスリップしたバーダックといった、
それらしい形態やら人物は色々出ており、結局の所明確な定義なんてものは無いのかもしれない。

こういった定義の曖昧さもあってか、映画『超』におけるブロリーの変身形態は単純に「超サイヤ人」と呼ばれるだけであり、
いつもの白目でマッチョなブロリーも、「超サイヤ人フルパワー」と一種の暴走形態のような扱いとなっている。

+ ニコニコ動画におけるブロリー
主にブロリーの台詞を巧みに編集して原作ではあり得ない台詞を喋らせるブロリロイドや「もしもブロリーが地球に送り込まれていたら 」を筆頭とする、
「もしブロ」や「ブロリー乱入シリーズ」が有名。
ただし、音源の都合で「ゆ」を言えないという弱点がある。
島田氏が演じる他のキャラの台詞から使用される例は少なく、親父ぃの「あーう」の様に本来の台詞逆再生させる事で、
無理やり「ゆ」を言わせてドラえもんの歌(一番の歌詞の「あんなゆーめ、こんなゆーめ」の下り)を歌わせるMADもある。

他にも『アイドルマスター』の伝説の超ド変態大人(たーれん)ブロデューサーや『ブロクエ』などの実況プレイヤーとしても有名。
更には、カリフラワーという妹が居たり(カリフラが誕生する以前に投稿された動画)、
築き上げた帝国に中の人ネタで圧政を強いたり、
軽音楽部員だったり、新惑星ベジータに咲く一輪の花キュアブロッコリーに変身したり、
白い悪魔と血祭りしあったりと出番は多い。
また、毎月26日は「ブロの日」としてブロリー動画が大量にアップされる。

そして「知力26」という脳筋キャラにされたり(下には下がいた)、少女や幼女(カワイイ娘ェ)に対して気が高まる「ブロリコン」というネタも多い。
「このロリコンどもめ」

ニコニコでも古くからあるネタでありながら、未だネタ切れや人気の衰退の気配はなく、今やブロリーやメインキャラだけでは飽き足らず、
新境地の開拓を目指しタコ科学者や銀河の至る所から集められたならず者達、アンゴル、モア、面接官などのモブキャラや映画に出てないキャラはおろか、
一人用のポッド、グモリー彗星、宮殿やDoor(寝室のドア)などの物体までも貪欲にネタに取り入れており、
ブロリーの戦闘力のごとく無限の広がりを見せている。

+ 岩盤とクレーターについて
簡単に言うと王子の死亡フラグである。
ベジータがニコニコやpixiv等でブロリーと戦ったり挑発したりすると、岩に叩き付けられる事が多く、
その際に出来たクレーターをベジータに見立てて名付けられたもの。
しかし、ベジータ限定ではなく、ニコニコやpixiv等ではこいつこんなやつらも叩き付けられている。
そして、ブロリー以外のキャラクターがベジータを叩き付けたり、
増殖したり、自我が芽生えて周囲の人物を次々と吸い込んで自分に叩き付けるなど、岩盤が主役の動画まで作られている。

ある意味、ネタじゃなくて攻撃として見た方がいいかもしれない。でもMADだから仕方ない

所詮、⑨ズは⑨ズなのだ…。


格闘ゲームにおけるブロリー

スーパーファミコンの『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』で初登場。
この時は孫悟空と共に隠しキャラクターということもあってか、最強クラスの性能。
またストーリーモードでは(後発のボージャックを差し置いて)隠しボスとしても登場。ボス補正でさらにステータスが強化されている。
以降暫く登場機会は無かったが、PS2『ドラゴンボールZ3』で登場して以降は、(格ゲー以外も含めて)多くのゲームに登場している。

アーク制作の格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ(DBFZ)』ではプレイアブルキャラ(DLC)として実装。
DBFZのプレイアブルキャラの中でも原作通り群を抜いて大柄であり、同キャラ対戦やクウラ16号などと並ぶと画面が狭く感じるレベル。
大半のプレイヤーの予想通り、コマンド投げスーパーアーマー付きの各種技を生かして攻め立てるパワーキャラ。
通常技は巨体故の長いリーチを持ち、加えて一部の技には1ヒットのみのスーパーアーマーが付与されている。
このアーマー付きの通常技各種と、同じくアーマー付きの突進技「ラリアットエクスプレス」、
さらに飛び道具を一定時間防ぐバリア技「パワードシェル」により攻撃性能は高く、
これらの技を嫌って消極的になった相手をコマンド投げ「ギガンティッククロウ」などで崩してコンボを叩き込む…という戦法が得意。

またデカキャラながら共通システムの「超ダッシュ」「バニッシュムーブ」により移動面の不安が少なく、
「パワードシェル」で相手の気弾・ビームによる牽制も物ともせず進んでいけるため、ガン待ち・ガン逃げにも対応出来る。
5Sの気弾攻撃も相まってデカキャラ・パワーキャラの側面を持ちつつも器用に戦える一面も持ち、一方的にやられる展開にはなりにくい。
こちらも原作を再現するかのように瞬間火力も高く、その象徴と言えるのがメテオ超必殺技(3ゲージ必殺技)「ギガンティックミーティア」。
これは「相手の頭上から気弾を落とし、相手にヒットすると気弾が多段ヒットして大ダメージを与える」という技なのだが、
「気弾ヒット時に相手をロックする」タイプと「ヒット時に相手をロックしない」という2種類の技をコマンドで使い分ける事が出来る。
この後者の「ロックしない」版は発生と弾速が遅い代わりに気弾が地面に叩き付けられるより先にブロリーが行動可能になるという特徴を持ち、
気弾が地上に落ちる前に追撃してコンボを伸ばす事が出来る。専用のコンボルートを組む必要があるが、これを絡めたコンボのダメージは強烈。
Zアシスト、Sparkingなどを絡めればワンチャンスから9割~即死まで持っていく事も可能で、相手の体力を一瞬にして根こそぎ奪っていく様は正に「悪魔」。

弱点はズバリ、デカい事。相手の様々な攻撃や固め・崩し連携を喰らいやすく、デカキャラの宿命で専用の高火力コンボもある。
加えて『DBFZ』には全キャラに体力差がなく、防御力の概念も無いため、こちらもワンチャンスから殺されやすい。
また前述のアーマー付きの技は総じて補正が重く、ゲージを吐かないと原作のイメージとは裏腹にコンボは安い
要するに、守勢に回ると一気に脆さが露呈してしまうため、アーマー・パワーキャラのイメージとは裏腹に、
運用には他のキャラとの連携、そして状況を的確に判断出来るプレイヤー側の繊細さが求められる。

ドラマチックフィニッシュ(特定のキャラ同士の組み合わせかつ特定のステージで、相手をKOした際に流れる特殊演出)は、
超サイヤ人孫悟空青年悟飯にKOされた際に用意されている。
前者は『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、後者は『危険なふたり!超戦士はねむれない』の原作再現となっているが、
後者では、悟空が生きているというアレンジがなされている。

また、後にDLCにより『超』版のブロリーも参戦している。
こちらのブロリーはゴジータ(SSGSS)で勝利した際のドラマチックフィニッシュが用意されており、
なんと映画版のラストを完全に再現している。


MUGENにおけるブロリー

ドラゴンボールキャラは同じものが複数体存在する事が多いが、彼も例外ではなく多数作られているようである。

+ FlowaGirl氏/The Necromancer氏製作
  • FlowaGirl氏/The Necromancer氏製作
ニコニコ動画で最もよく見ると思われるブロリーがこれ。
元は、SFCソフト『超武闘伝2』で登場したものだが、それがより綺麗に描き直されている。
ちなみに立ち絵や一部のモーション等はゴッドルガールからトレースしている。
似た様なポーズをブロリー映画第二作目の『危険なふたり!超戦士はねむれない』にてよく披露しているため、原作再現でもある。
残念ながら製作者のサイトは存在していない模様。

性能的にはかなりアレンジされており、演出も派手。
一部の必殺技は攻撃ボタン2つ同時押しで入力する事により、
パワーゲージを少量消費するが性能が若干強化された技を使用する事が可能(エネルギー弾は、追跡エネルギー弾に変化)。
要はスト3の「EX必殺技」である。
パワーゲージの最大値は5000で、なおかつ少しずつだが自動回復もあるため、殆ど気にせず使いまくる事が出来るだろう。
これは「暴走するパワーに限りがない」という原作設定を再現したものだと思われる。

AIも標準搭載されており、その強さは凶キャラの中でも上位レベルを誇る。
特徴としてはガードを捨て高速移動やワープの無敵時間を使って攻撃を回避する事が多い。
また殆どの攻撃にスーパーアーマーが付与する特性を持っている。
攻撃する度にアーマーが発生しているので、非常に技を潰されにくい(4発程度でやっと怯む)。
しかもこのアーマーは投げをも通さないので、投げるためには攻撃(アーマー)の途切れた一瞬を狙うしかない。
また、DEF125と頑丈なのでダメージを気にせずガンガン攻める事も可能。しかも特殊な防御能力も持っているらしく、DEFの値よりも硬い模様。
気を溜める事も可能で、溜め続けていると画面が次第に暗くなり、
稲妻が発生し始めるという某エリートサイヤ人を無気力にさせたアニメ(映画)の一場面が非常に上手く再現されている。

また、その巨体に似合わず無敵高速移動や急襲技で相手との距離を一気に縮め、壁際まで追い詰めガン攻めする。
その姿はまるでどこぞの某世紀末を彷彿とさせる。
意外と火力は高くはない(ATK80)のでコンボで攻めるキャラでもある。
画面端に相手を追い込んだが最後、反撃をアーマーで潰し延々とラッシュを仕掛け、大抵の相手は何もさせずに倒してしまう。
そのためトーナメントなどで見かける事は少ないが、出場すると結構な活躍をする。
前述の特性から意外とギリギリの状態からでも逆転するキャラなので、熱い試合を見せてくれる事だろう。
ただ、タメ技やコマンドが面倒な技が多いため、人操作だと意外と使い辛いとの評価が多い。
しかしながら技の性能自体は優秀なので、コマンド入力を必要としないAIはフル活用してくる……ズルイ。

+ 以下、ブロリーの技についての軽い説明
()内がリドミでの技の名称
  • 通常技
    • 【気障壁(Ki Shouheki)】:気合を入れてバリアで相手を吹っ飛ばす技(少しゲージ消費)。
    • 【武空術(Bukuu Jyutsu)】:空を飛ぶ、AIは全然使わない。物凄く使いづらい。
    • 【残像拳(Zanzouken)】:高性能瞬間移動。相手の後ろに回り込む性質。AIは飛び道具を回避する時に多用。

  • 必殺技(ボタン二つ押しでEX版に、EX版は少量だがゲージを使う)
    • 【連続エネルギー弾(Kikou Ha)】:連続で3発までだせる、発生が速いので相手の出を潰せる。EX版でホーミング機能追加。
    • 【強エネルギー弾(Gou Kikou Ha)】:気を貯めて大きなエネルギー弾を放つ。貯めてる間は周囲にダメージ判定あり。
    • 【爆発波(Bakuenha)】:ヨハンのアース・ドラゴンに似ている技。ダウンした相手も浮かせられる。連続で2発出せる。EX版は3発柱が出る。
    • 【気合砲(Geki Kaze)】:見えない気功波を放つ、本気になったMr.カラテの虎煌拳の性能に似ている。EX版あり。
    • 【アトミックボンバー(Tosshin Toubu Dageki)】:相手の眼の前に急接近してからラリアットをぶちかます技。EX版はバリアを纏いながら突進する。
    • 【スマッシャーラリアット(Tobi Rariatto)】:急に前進しつつラリアットを放つ技。EX版あり。
    • 【廻り拳(Mawari Ken)】:前進しつつフックを出す技。EX版あり。AIは良くコンボに組み込んでくる。
      前進しながら出るので壁コンに最適だが、人操作ではよく他の技が暴発する。
      連続で繰り出す事も可能で、3発(EX版は5発)連続で当てると〆に気を込めて敵を殴り付ける。
    • 【圧倒的撃破(Attouteki Gekiha)】:飛び込んで叩き付ける様なパンチを喰らわす技。
      敵が空中にいる場合、掴んで地面に叩き付ける投げ技に変化(大穴が出来る)。タメ技なので人操作では使いづらく、やはりAIの方がフル活用する技。
    • 【奈落落とし(Naraku Otoshi)】:相手に凄まじい速さのとび蹴りを喰らわす技。急襲するのに使いやすい。EX版はバリアを纏いながら蹴り込む。
    • 【マシンガンシューター(Satsubatsu Yakushin)】:5発の蹴りを前進しながら放つ技。
      出が速く非常に強力であり、様々な技に繋げられるが、この技もタメ技なので人操作よりもAIの方が活用出来る。EX版は速度がさらにアップする。
    • 【ヘルズスマッシュ(Jigoku Wari)】:蹴り上げた空中の相手を掴んで地面に叩き付ける投げ技、叩き付けられた場所には穴が開く。
      超武道伝2ではメテオ技の中でもトップクラスの威力だった。ヘルズフラッシュではない
    • 【ギガンティッククロー(Zugai Hasatsu)】:相手の頭を掴んでエネルギー弾を直接ぶつける豪快な投げ技。コマンド投げ

  • 超必殺技(弱・中・強の3種類に分かれており、弱は威力は弱いが出が速く、中は普通、強は出が遅い代わりに破壊力が高い。)
    • 【イレイザーキャノン(Gekimetsu Dama)】:巨大なエネルギー弾を貯めて、ラリアットで豪快にぶっ放す技。
      エネルギー弾は貯めてる時も攻撃判定有り(強エネルギー弾と同じ)。
      一見すると、貯めてる間は隙が多く見えるが貯めてる時に出る攻撃判定のおかげで潰されにくい。
    • 【スローイングブラスター(Minami Ginga Gouka)】:気障壁で相手を吹っ飛ばしてから巨大なエネルギー弾を投げ付ける技。
      イレイザーキャノンよりダメージがでかいが、隙が大きく潰されやすい。
    • 【???(Magyo Satsuriku)】(運送技):ルガールゴッドプレスに似ている。ダメージはブロリーの持つ技の中では最高。
      最低でも4ゲージ使うのでAIではなかなかお目にかかれない(しかしゲジマユ状態だと…?)。
      王子に喰らわすと凄いデジャヴ感に襲われる事請け合い。サイヤ人の王子(笑)

人操作の時はコマンド変更して技を出しやすくすると、君も伝説の超サイヤ人になれるかもしれない…快適なブロリーライフを堪能しよう…
しかしコマンド変更してもAIには出来てプレイヤー操作だと出来ないコンボも多い。
(例・地面に叩き付ける通常投げからのコマンド投げ等)これ等はAIがよく使ってきて見栄えもいいのだが…諦めよう。

ブロリーのAIがどのくらい優秀かというと、
火力を自重してないtokume氏AIのジェネラル(ハード)に勝るとも劣らないレベルと言えばわかりやすい。
キャラとしての更新は2006年6月頃に終了。
+ 大会ネタばれ注意、ハード尖兵とブロリーの熱き戦いの例
正にDBでやれ状態

「また一匹、虫ケラが死にに来たか」

更にこのキャラ、一定の条件を満たすと、それに応じた台詞を喋るという特殊な機能を搭載。
大体はCPUが使用する時にしか喋ってくれないが、自分で使用する時も勝利時等には喋る模様。
字幕が出て原作(映画)のセリフを喋るという、ファンならニヤリとする演出である。

「何なんだぁ今のは…?」
+ ライバルへ託した叫び(大会ネタバレ注意)
ライバルであるカカロットとの奇跡の共闘を果たしたこの大会では、
「カカロットォォォォー!!!!!」と叫ぶ演出中に倒されるという奇跡染みた光景が見られた。
「カカロットォォォォー!!!!!」は11:48頃から
この光景はこの時の対戦相手の1人が使役するストライカーが、演出中でも行動出来たからこそ見れた一種の奇跡なのかもしれない
(演出中は基本的に敵味方全員一時停止する)。

クズが…まだ生きていたのか?」

上位互換に通称「ハイパーブロリー(ブロリーEX)」というキャラがいる。
普通のブロリーに比べてドット絵が綺麗になっている上、技のエフェクトも派手なので動画栄えするだろう。
またゲージの溜まり方が普通のブロリーの比ではなく、ゲージ上限も倍なので普通のブロリーが中々使えない超必もガンガン使う。
そして元のブロリーよりもはるかに高い攻撃力、変わらないガン攻め鬼ラッシュ。
そしていくつかの新技も搭載されている。
凶悪なのが超巨大な気弾を貯めて打つ大技であり、相手のライフが標準なら7割近くは消し飛ぶ威力を誇る
(ATKは80のままなので、技自体の破壊力が増していると考えるべきか。ちなみにDEFは155とノーマルブロリーよりかなり硬い)。
……がAIは滅多に使わない。恐らく製作者が狂キャラなりのゲームバランスや、人操作での撃破等を考えた有情仕様だと思われる。
商業ゲーで使用される似た様な技に因み、ニコ動でこの技は「ギガンティックミーティア」や「オメガブラスター」等と呼ばれている。

+ その技を自重しなかったらどうなるの?
こうなる
服装のダサい男氏によって上記動画の自重なしAI&改変パッチが公開された。
このAIでは凶悪な技であるギガンティックミーティアを連発する戦法で、狂中位に安定して勝つ事はもちろん、
ゼットンといった狂上位にも勝てるようになるが、レアアクマといった狂最上位相手には不利な模様。
現在URLの張られている紹介動画は削除されているがDLは可能。

そんな事からエルクゥより強いので狂キャラの仲間である。
しかしゲージが一瞬で貯まる擬似ゲジマユ状態なため、隙の多い大技をすぐぶっぱしがちになり、
その結果ノーマルブロリーで倒せた相手が倒せなくなる場合もある。
当然ノーマルブロリーよりは倒せる数も多いし強いのだが、そこは相性なので仕方がない。ニコニコよりもyoutube等でよく暴れ回っている。

「大人しく殺されていれば痛い目に遭わずに済んだものを…」
「終わったな……所詮、クズはクズなのだ」

ちなみに元ネタの超武道伝2のブロリー動画
MUGENのブロリーと大分違う事が分かるだろう。

+ わにわに氏(どん氏)製作
  • わにわに氏製作
現在は公開先であったyahoo!ボックスのサービス終了に伴い入手不可。
初公開は2012年4月6日初公開で、最終更新日は2014年6月23日。
ドットはNDSの『舞空烈戦』のものを使用している。

技の発生が軒並み遅く、ダッシュも急停止が出来ない等小回りが効かないものの、
1発1発の威力は高く、ガードされても相手の硬直が長かったり、スーパーアーマー付加動作も多いためどんどんゴリ押していける。
開幕時はゲージが最大になっており、消費しても徐々に増え続けていく仕様になっている。
ゲージ技もかなり強力な物が揃っているが、基本的に技の発生は遅いため、ゲージ量が少ない時に攻め込まれると切り返すのが厳しい。

+ 出来上がったばかりでこの始末☆
動画コメントで多数寄せられた「デデーンを是非!」というリクエストに応えるべく、
暫定完成版にてブロリストモードが搭載された。
「.cns」内のスイッチをONにして、7P以降のカラーを選択する事で使用出来る。
性能そのものは変わらないが、その名前からボイス等がどうなっているかは推して知るべし

亞氏、めそっぷ氏による外部AIが公開中だが、亞氏のAIは最新版には対応していないので注意されたし。
ちなみにめそっぷ氏はブロリーMADを多数製作している一級ブロリストでもある。
めそっぷ氏AI

+ 大会ネタバレ
集え!強~凶ランキングタッグバトルには、双方とも劇場版の作中において、
悪魔を自称した繋がりで、暁美ほむらと「I am devil(劇場版)」チームを組んで参戦中。
ブロリーがアーマー技で突っ込んだ所に、ほむらが飛び道具で支援する戦法で活躍した。

+ BoyzBoyz氏製作
  • BoyzBoyz氏製作
海外の製作者によるブロリーで、ボイスは日本語。
MUGEN1.0以降専用だがWin向けに改変されたものも存在する。
わにわに氏のブロリーの改変であり、ドット絵は『超究極武闘伝』のものに差し替えられており、デフォルトで強いAIも搭載されている。
強力な技が多数追加され、既存の技も発生の早さやアーマーが大幅に強化され、性能は凶クラス。
さらにボスモードも搭載されており、大幅にステータスが上昇。
TightRiam氏のKOFボスキャラ相手に互角以上の戦いを行えるようになるため、凶上位~最上位の実力と思われる。
製作者動画

+ Mr.Ansatsuken氏製作 『ドラゴンボール超』版
  • Mr.Ansatsuken氏製作 『ドラゴンボール超』版
MUGEN1.0以降専用。MUGEN1.0及びMUGEN1.1 OpenGL用に専用パッチがそれぞれ同梱されている為使い分けると良い。
上記BoysBoys氏製のブロリーを『ドラゴンボール超』版のブロリーに描き変えたもので、凶悪な性能はそのままに、エフェクトや動きを変更して上手く差別化を図っている。
デフォルトでAIも搭載されており、ボスキャラにふさわしい強さを誇る。
+ Ryon氏製作
  • Ryon氏製作
MUGEN1.0以降専用。
2011年8月に公開された海外製ブロリー。スペルが「broli」となっている。
「ブラスターメテオ」を始め、主な必殺技はほぼ実装されている。
作者によるAIはごく簡易なものだが、元々の性能自体がヤバイので恐ろしく強い。

+ 五五七氏製作
  • 五五七氏製作
     
超神氏のDBキャラをイメージした手描きキャラ。
他のブロリーと同じくかなりの大柄で、原作の光弾技を使う。
5回まで耐えられるアーマーを持つ。空中ダッシュや投技も搭載されている。
しかしゲージ上限が3であり、気を溜める事は出来るとはいえ自動回復が無いため、他のブロリーと比べて見劣りしている感は否めな(デデーン
AIは未搭載のようだが、CPU操作の時はやたらと気を溜めたがる。

+ Infinite氏製作
  • Infinite氏製作
MUGEN1.0以降専用。
ボイスは海外のものだが、上記のブロリーとはまた違うボイスである。
非常にサイズが大きい迫力ある見た目だが技1つ1つの威力は小さく、コンボを中心として戦うキャラとなっている。
ゲージの自動回復がなかったりアーマーがごく一部にしかないなど、ほかのブロリーと比べてやや有情な強さ。
かなりぶっぱ気味のAIが搭載されている。

+ 駄菓子菓子氏製作 クローンブロリー
  • 駄菓子菓子氏製作 クローンブロリー
ドットは3DSの『超究極武闘伝』のものを使用。
「ドロリーがドロドロにならず正しく伝説の超サイヤ人として世に放たれていたら」という設定らしい。
クローンなのにカカロットとか叫んでる?気にするな!お約束というものだ!
アーマーで耐えながらぶん殴るごり押しキャラで、ビームを撃って地面を吹き飛ばしたり殴って空間を割ったりと動きが派手。
基本の「通常」、スパークを纏う「怒り」、稲妻が起きる「伝説の超サイヤ人」の3段階のあり、後ろに行くほど火力やアーマーが増えていく。
カラー差は伝説状態になれない狂下位前後の1P~5P、一回り強くなり伝説状態では狂上位クラスになる6P~11P、
通常状態でも常時アーマーかつライフ管理しており、怒り状態でステ抜け解禁、伝説状態だとタゲライフや超即死を使う12Pとなっている。
オプションで移行する状態の上限を設定可能。

+ Blue Kimex氏製作
  • Blue Kimex氏製作
JUS』風手描きドットを用いて作られた『ドラゴンボール超』のブロリーで、MUGEN1.0以降専用のちびキャラ
海外製ながらボイスは日本語である(キャラがキャラだけにほとんど叫び声だが)。
相手を地面に叩き付けたり、超サイヤ人フルパワーになってビームを吐くなど、映画をモチーフにした技が一通り搭載されており、
ストライカーとしてチライを召喚する技もある。
なお、勝利時にもフルパワーになるのだが、その時の演出が結構長い。
DLは下記の動画から


狂~神の狭間キャラとしてナイトメアブロリー(こちらはgulthor氏の製作)がおり、こっちの事を指す場合も多い。
また、かませ氏がこのナイトメアブロリーを元に製作した限界突破ブロリーβ版が公開されている。詳しい事はナイトメアブロリーの項目へ。
変わった所ではベジータを叩き付けた岩盤もMapelao氏によってMUGEN入りしており、
じわじわと追跡してくる上に、攻撃するとカウンターが発生して自分が叩き付けられる
9:40より岩盤戦

この他に、AVPboy6754氏作の新惑星ベジータステージが存在する他、
前述のブロリーを彷彿とさせるサイヤ人のケールもPlaneptune氏によってMUGEN入りしている。
こちらは『JUS』風ドットのちびキャラで、MUGEN1.0以降専用。
ステージ参考動画
DLは下記の動画から


「まずはお前から血祭りにあげてやる…」

出場大会

+ 一覧
+ ブロリー
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
  • ボスハルクが普通のトーナメント
非表示
+ ハイパーブロリー
【ハイパーブロリー】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
  • 強タッグ、狂凶キャラ混合トーナメント
非表示
+ 限界突破ブロリー
【限界突破ブロリー】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出場ストーリー

+ 一覧


また、MUGENでは数々のAIを製作しているJ.J氏がMEGAMARIをパロディしたゲーム『MEGABURO』を製作。
体験版ではうどんげステージのみプレイ可能(ボス戦は無し)だったが、現在は全8ステージがプレイ可能。


*1
ただし、今は亡き劇場版公式ホームページ「劇場版ドラゴンボール ヒストリー」では、
劇場版最強の敵はジャネンバ、それに次いでヒルデガーンであるとされ、
ブロリーについては「劇場版の悟空最強の敵といっても過言ではない」と書かれており、やや曖昧である。

2013年の映画『神と神』には「史上最強」という触れ込みで破壊神ビルスが登場。
小山氏もビルスとブロリーには横綱とふんどし担ぎほどの差があるという発言をしている。
そしてそのビルスでさえビビるDB界最強のキャラ、全王まで出てくるこの始末☆

また、SFCゲーム『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』及びその攻略ビデオOVAに、「ハッチヒャック」というキャラが登場。
サイヤ人への怨念増幅装置が暴走して実体化したキャラであり、ジャネンバと似た様な経緯で誕生した。
時間軸は『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』と『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』の間であり、
OVA版では悟空をして「ブロリーよりパワーは上かもしれない」とまで言わしめたほどである。
10年以上後に発売された『レイジングブラスト2』の初回特典に付属したリメイク版OADでも、台詞はやや異なるが同じ意味の発言をしていた。

余談だが、『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』は後にプレイディアと呼ばれるゲーム機体でも発売されている。
そちらではゲーム進行にアニメを施され、進行ルート次第では自身の分身を多数作り出しタコ殴りにしながら本体がエネルギー波を放つ、
悟空達のかめはめ波を受ける直前、一瞬で形態変化させてパワーアップするなどチートじみた事をしている。
この全ての作品に、小山氏は関わっている。

ただ、『サイヤ人絶滅計画』に関しては、時間軸上公式でその後パワーアップを果たしているので劇場版HPの件ほど曖昧ではない。
(大全集とヤムチャ&ウーロンの制作日誌ブログでブロリーは二度目の登場時にパワーアップを果たしているとある。
 恐らくはサイヤ人特有の死の淵からの復活によるパワーアップであろう)。

*2
ちなみに、PVでは「伝説の超サイヤ人より超サイヤ人3が強い」という発言をしている。
なお、脚本家の小山氏は自身のHPで、自分は関わっていない、想定にも無いとしている。

*3
ただし、同じく最強候補として扱われる超一星龍はムービーに登場はしたが、戦闘は行っていない。
また、ムービー中で戦闘を行っている魔人ブウは「善ブウ」と呼ばれる太った体型のブウであり、純粋ブウではなく、相手もゴテンクスと相応に強敵である。
ジャネンバは『METEOR』のムービーではブロリー、ブウと組んで戦闘するシーンがあり、アルティメット悟飯と戦っている。


最終更新:2024年01月28日 10:11