「どうしたのだ?さっきまでの勢いは…笑えよ、ベジータ」
その体は
孫悟空、
ベジータ、
ピッコロ、
フリーザ、
コルド大王といった戦士達の細胞を取り込んでおり、
これにより「かめはめ波」「ギャリック砲」など多くの技を修得している。
アニメ版では
天津飯の細胞も組み込まれ、
4体に分裂し同時に攻撃できる代わりに、
1体ごとの力も1/4になる欠点を持つ「四身の拳」を全く戦闘力を落とさず使うなど、オリジナル以上に使いこなしている。
「その気になれば元気玉さえ出来るだろう」と豪語しており、実際に
超必殺技として使うゲームもある。
*2
それとヤムチャが「気円斬を繰気弾のように操ってる!」と興奮していたが、界王様に「あれはフリーザの技じゃ」と即否定された。
さらにピッコロの細胞により、体を欠損してもすぐに再生してしまう。
しかし当初はそんな能力があると知らずに驚いていたので、もしピッコロの再生を見ていなければ使えないままだったかもしれない。
本人曰く頭部に核があり、それが無傷である限り再生が可能との事だが、核が無いと再生できないとは誰も言っておらず、
悟空が放った全力のかめはめ波によって上半身が消し飛んだ時も問題なく再生していたため、核が常に頭部にあるわけではない様子。
*3
ナメック星人の再生能力に加え、死の淵から生還するごとに戦闘力が上昇するサイヤ人の特性、
宇宙空間でも生命活動を行えるコルド一族の特性も併せ持っている。
このため、追い詰められた時にはフリーザと同じく星を破壊する攻撃を行っており、
アニメ『ドラゴンボールZ』では、実際に宇宙空間で活動している姿も見られる。
完全体になった後は分身である「セルジュニア」達を生み出す事も可能となった。
このセルジュニアの戦闘力は完全体となる前のセルを上回り、セルゲーム当時のベジータ・トランクスやピッコロとほぼ互角。
原作でもヤムチャの腕を折ったりしていたが、アニメ版ではベジータの「ファイナルフラッシュ」を蹴り返すなどの芸当を見せた他、
かめはめ波や魔貫光殺砲を使用した。
親と違って再生能力は持ち合わせていなかったのか、超サイヤ人2になった
孫悟飯に瞬殺され絶命している。
*4
極めて高い知能を持ち、自らの生きる目的について哲学するシーンも見られた。
セルの元々の目的は「孫悟空を倒す」事だったが、これは彼を作った
ドクター・ゲロが植え付けたものであり、
完全体となった後は「今となっては大した意味がない」と思っており、また「支配などという俗なものに興味はない」。
その目的は「自分の更なる力を引き出す練習」と「恐怖に怯え引き攣った人間の顔を見る」事になった。
一方でユーモアにも富んでおり、追い詰められた演技までして
「なんちゃって!」とおどけたり、
セルゲームの舞台となるリング作りに真剣に凝って、そのせいで壊れるのが惜しくて空中戦に持ち込んだり、
セルゲーム開催までの準備期間を長くしすぎたと後悔しながらも悟空との約束を守って10日間大人しく待ち続けたり
(某ゲームではそのために悪夢にうなされたり)と憎めない面もある。
アニメでは列車の窓から無邪気に手を振る幼女に虚を突かれたような表情をした後、笑みを向けるという、一見すると改心フラグのように見える場面もあった。
とはいえベジータやフリーザの細胞が組み込まれているためか基本的には邪悪であり、自分のパワーを強化するために大量の人間を吸収し、
セルゲーム開催に当たり「挑戦者達が自分を倒せなかった場合、地球上の人間全てを殺す」と宣言するなど、やっている事は非道そのもの。
セルゲームの告知をしにTV局に乱入する場面もどこかシュールで笑えるが、アナウンサーやスタッフ達を殺害している。
サイヤ人の細胞を持つためか、セルゲーム開催前にZ戦士に修行期間を与えたり悟飯を追い詰めて覚醒させるなど、
強い相手と戦いたがる傾向にあるが、自身が追い詰められると、一転して地球諸共対戦相手を消し飛ばす行動に移るあたり、
ベジータやフリーザの気質も色濃く受け継いでいるようだ。
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各形態について |
「オレはお前の兄弟だ」
自分が生まれた未来世界では完全体になるために必要な17号・18号共々既に倒されていたため、トランクスを殺してタイムマシンを奪うも、
図体が大きくて乗りこめず(意外に思うかもしれないがこの形態のセルはかなり大きく、身長226㎝のピッコロより巨大に描かれている)、
タマゴにまで自分を退化させて乗り込み、倒される前の時代へとやって来て孵化、四足歩行の幼虫形態で3年間地中で熟成の時を待っていた
(劇中特に触れられていないが、この「3年間」というのは、
丁度マジュニアがピッコロ大魔王の分身として誕生してから成体になるまでの時間とほぼ同じである)。
人間に尻尾を突き刺して生体エキスを吸う事でパワーアップするのだが、ただ体液を吸うのではなく 肉や骨も溶かして吸っているようで、
登場してから正体が判明するまでの演出、一般市民の姉弟を執拗に追い掛け回す様はまるでホラー映画のような不気味さ。
初登場時の実力は、神と合体したピッコロには劣っていたものの、その後大量の一般人を吸収し続けた結果、
ピッコロや17号を大きく上回り、 16号と互角の戦闘を繰り広げてみせた。凄まじいインフレっぷりである。
他の形態と違い、実力を上回る相手に追い詰められて冷静さを失う描写が無い。
なお、この形態のみ手足の指が3本ずつになっている。(第二形態以後は手5本・足が靴状で指なし)
また、中の人・若本氏の代表的な雄叫びとして 様々なキャラに継承された「 ぶるああああああ!」という雄叫びは、
元々はこの形態のセルでのみ発声されていたものである。
なお、人造人間編の最終盤、トランクスが自分の未来世界に戻った際にそこで産まれたセルがタイムマシンを奪いに現れたが、
最早修行を積んだトランクスの敵ではなくあっさりと倒された。
「完全体になるのはいいけど、
この甘いマスクまで変わっちゃったら ちょっと やだな~~」
17号を吸収した事で人間に近いがっしりした体格になり、パワーやスピードが飛躍的に上昇した。
タラコ唇と、チョビ髭に見えなくもない模様が特徴。正直ブサい
この形態だけ昆虫風な羽がないが、元々武空術で飛んでいるので飛行は普通に可能。
第1形態時互角だった16号を圧倒するが、その後は天津飯に足止めされたり、精神と時の部屋で修行したベジータには苦戦するなどいまいち振るわない。
性格は他の形態に比べやや荒っぽい所があり、完全体から18号を失ってこの形態に戻った際に怒りのあまり自爆しようとした。
外見も相まって脳筋っぽく見えるが、ベジータの好戦的な性格に付け込んで完全体化に協力させようとする一面も。
「では、君が私のウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」
完全体。多くの人にとって馴染み深い姿だろう。
本当に甘いマスク精悍な顔立ちになり、吸収を必要としなくなったため尻尾が退化した事で、より人間らしい姿になった。
性格は最も落ち着いており、態度も悠然としている。ベジータ戦で演技した挙句おどけてみせたり10日間待ってる間に退屈だと零すなどボケも多いけど
完全体だけあってその強さはベジータやトランクスを全く寄せ付けず、悟空ですら戦う前から「敵わない」と思っていたほど。
有名な本項冒頭の台詞はこの姿でベジータを圧倒していた時のものである。
また、第2形態に逆行時の自爆後に再生・パワーアップした姿(見た目は完全体と同じ)は「パーフェクトセル」と呼ばれ、
超サイヤ人2のようなオーラを放つ。
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原作ネタバレ |
セルゲーム本番では ミスター・サタンを一撃で場外負けにした後、悟空と激しい戦いを繰り広げるが、
戦う前から「自分ではセルには勝てない」と踏んでいた悟空は降参し、自分以上の力を持つ戦士として悟飯を指名する。
強い相手と戦いたいセルは、戦いを拒む悟飯の潜在能力を引き出すべく、
セルジュニアを生み出して他の戦士達をいたぶり、悟飯を怒らせ覚醒させる作戦に出る。
結局、自分を道連れに自爆しようとした 人造人間16号を破壊する事で悟飯の怒りを爆発させはしたが、
いざ戦ってみると、超サイヤ人2に覚醒した悟飯に手も足も出せず圧倒されてしまう。
そこでかめはめ波で地球ごと悟飯を消し飛ばそうとするが、悟飯に撃ち返され失敗。
「ち…ちくしょう………ちくしょう…!!! ちくしょおおおお…………!!!」
冷静さを失い、かつて自身がトランクスに対し「力が上がってもスピードが落ちては意味がない」と指摘した事も忘れ、
筋肉を膨張させ力任せに挑みかかり、悟飯の 腹パン攻撃を受けて体機能に変調を起こしてしまい、
せっかく吸収した18号を吐き出して第2形態に戻ってしまった。
挑発するだけして手も足も出ないという展開は、やはりベジータの細胞のせいだろうか。
自暴自棄になったセルは地球諸共自爆しようとするが、悟空が瞬間移動で界王星にセルを連れて行ったため失敗に終わる。
この時、悟空と界王はセルと共に死亡し、界王星も消滅した。
だが、セルは核が奇跡的に無傷だったため復活し、よりにもよって18号無しでも完全体の状態を維持する事ができるようになった。
加えてサイヤ人の細胞のお陰で復活した際に飛躍的に戦闘力が上昇し、悟空の瞬間移動をも学習し体得した。
地球へ帰還してトランクスを殺害し、息子を殺された怒りに我を忘れたベジータを半殺しにし、
ベジータを庇った超サイヤ人2の悟飯をも負傷させ気を半分以上削いでしまうなど、自爆前とは比べ物にならないほどパワーアップしていた。
さらには本人曰く「太陽系を破壊できるほど」の威力のかめはめ波で悟飯達を地球ごと消し去ろうとするが、
あの世の悟空からの言葉で再び戦う意志を固めた悟飯とかめはめ波の撃ち合いになる。
最初はセルの攻撃で負傷した悟飯の片腕が使えなかったり、気の半分近くを消耗した事もあってセルが有利だったが、
ベジータの攻撃で注意が逸れた隙を突かれて敗北し、核も消し飛ばされ完全に消滅した。 *5
なお『ドラゴンボール』の世界にはタイムマシンの登場によって、
「パラレルワールド」(所謂「タイムパラドックス」を埋めるための平行世界)の概念が生まれており、
上記の経過とは異なるセルの運命も描かれている。 *1
アニメ『ドラゴンボールZ』とその続編『ドラゴンボールGT』では、地獄でフリーザや他の悪人達と行動を共にしている様子が描かれている。
『ドラゴンボールZ』では、地獄に落ちて間もなくフリーザやコルド大王、 ギニューを除く 特戦隊員らと共に反乱を起こすも、
重い胴着を着たパイクーハンに倒された。
生前は「支配などという俗なものに興味はない」と言っていたのに、
鬼達に 「ここの支配者は誰だ?言ってみろ」「セ、セル…!!」「セル『様』、だろ?」などと小物っぽく振る舞っている。
また魔人ブウ編では、上記のメンバーやドクター・ゲロ、 バビディらと共に、
界王神界での悟空達と 魔人ブウの戦いを観戦しており、ブウの戦いぶりに感心していた。
『ドラゴンボールGT』では、地獄でフリーザと共に修行してパワーアップしており、
「ヘルズバスター」という合体技まで用意して悟空に挑むが、本気を出させる事もできずに敗北。
『GT』の悟空は、序盤で既に通常形態でも魔人ブウ以上のパワーを持つリルド将軍と戦える程の実力があり、
この時点では最早パワーアップした彼らでも敵わなかったようである。
実を言うと、結構複雑な経緯から生まれたキャラクターであり、
当初、人造人間編は 人造人間19号を前座において、ドクター・ゲロをラスボスにする予定で鳥山氏は進めていたのだが、
編集側に 「ジジイとデブじゃないですか」と文句を言われ、仕方なく容姿端麗な17号・18号を登場させた。
しかし 「今度はガキじゃないですか」と再び文句を言われて最終的にセルがボスとして登場する事になった。 *6
ところがいざセルをデザインしてみると 「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね」などと文句を言われてしまい、
第2形態にしてみれば 「今度の奴、馬鹿みたいじゃないですか、早く完全体にしましょう」と言われ、予定より早く完全体にさせてしまったのだという。
鳥山氏曰く「完全体セルは近藤さん(担当編集、現『Vジャンプ』編集長)好みのかっこいいキャラにした」との事。
流石にもう文句を言われたくなかったのだろう。
つまり 彼がイケメンなのは口うるさい編集部の要望のおかげだったのである。
しかしそういって誕生した彼の容姿そのものも制作陣を悩ませた。
彼の体の斑点模様は鳥山氏が「見た目が寂しいから」という理由でなんとなく描いたものなのだが、
毎週毎週相当のコマ数のセルにサインペンでグリグリと斑点を書き込んでいく作業は非常に面倒臭かったという。
これはアニメスタッフも同じで、当時はデジタルのデの字もないような時代で、CG処理は無く全てセル画で製作していたため、
セルが登場する全ての原画と動画に斑点を一つ一つ描かなければならず、さらに斑点に影も付けていたため、
その苦労は並大抵ではなかったという。
つくづく制作者泣かせのキャラクターである。
余談だが、同じく鳥山氏がキャラクターデザインを勤めた『クロノ・トリガー』のラスボスである ラヴォスの設定がセルと似ている事が度々話題になる
(あらゆる生物の遺伝子を組み込んでいる、など)。
さらに、ラヴォス第二形態の姿は、よく見るとセルにかなり似ている…。
他に、鳥山氏の別の漫画『貯金戦士キャッシュマン』と似ているという事がジャンプの読者投稿コーナーで突っ込まれていたが、
作者が同じだからしょうがない。
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ゲーム作品での活躍 |
SFCソフト『超武闘伝』では ラスボスとしてプレイヤーを苦しめた。
パーフェクトアタックに涙した諸兄らも多いだろう。
また、『超武闘伝2』のセルは地味に 前タメコマンドの使い手でもる(しかもそれがメテオ技)。
ちなみに『舞空闘劇』のifストーリーでは、セルゲームに勝利した後一気に地球人を全滅させるのではなく、
セルジュニアを使ってじわじわと追い詰める手段を採った。
人間達を極限状況に置く事で、いつか自分すらも超える存在が現れる事を期待し、永い眠りに就いた。
……が、後に 魔人ブウが現れ、宇宙にはまだまだ強い奴が幾らでも居て、別に地球にこだわる必要は無い事を悟る。
そして、 更なる強者を求めて太陽系をぶっ飛ばしてから宇宙へ旅立った。
PS2の『ドラゴンボールZ』のifストーリーでは、 クリリンを吸収して 弱体化した セルリンというキャラが誕生する。
もっとも、このエピソードは夢オチだったのだが。
アーク制作の格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ(DBFZ)』にもプレイアブルキャラとして実装。
原作での設定通り、様々な技を使いこなす万能キャラとなっており、 飛び道具・対空・突進・ コマンド投げと技のレパートリーは豊富。
加えて コンボの面でも優秀で、高いダメージを与えてゲージ回収をしつつ壁際に相手を追い込む事が可能と、正に原作通り「パーフェクト」な強さ。
稼働初期(シーズン1)は 純粋ブウ、 バーダックと共に『DBFZ』の3強を形成。
特に、アシスト攻撃が優秀かつ本体性能も高い 超サイヤ人ベジータとのコンビ 「セルベジ」は高い使用率を誇った。
目立った弱点は無いが、 ニュートラルポーズで直立しているため喰らい判定が大きいのが弱み。
シーズン2以降は弱体化調整を受け、DLCキャラを含む新たな強キャラの躍進もあって、ややダイヤグラムの位置は下落。
使用率はシーズン1に比べると大分落ち着いた。
最新の大型アップデートであるシーズン3でも中堅上位の評価に落ち着いており、3強と言われた全盛期のランクこそ失ったが、
豊富な技のレパートリーやコンボそのものは健在であり、今なお「中堅」と侮る事のできないポテンシャルは有している。
また、豊富な技故に研究による伸びしろも多い。
現在では画面端で3.5ゲージあればメテオ超必殺技で大ダメージを与えつつ固定ダウンを奪い、
起き攻めで0.5ゲージを消費して通るとほぼ死ぬ表裏完全二択という恐ろしいセットプレイを仕掛けられるようになっている。
また小ネタとして、『超武闘伝』と同じくしゃがみMのスライディングキックが ベガの「ホバーキック」にそっくり、という声優ネタがある。
なお、担当声優の若本規夫氏は各形態で演じ分けをしており、2000年代以降のゲームでは特に差別化が顕著になっている。
『ドラゴンボールZ』本編収録時の若本氏はセルが形態変化すると言う事を知らなかったため、形態ごとの演技はあまり区別は無かったが、
人造人間編終了後の収録では完全体との差別化のために第1形態はバケモノ然とした演技に、第2形態は体格にあわせた厳つい声に切り替えている。
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その様子 |
この差別化は『改』でも踏襲されており、物議を醸した。
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更なる進化形態 |
「……思い知るがいい……!!」
日韓共同製作で開発され、2010年から2013年まで運営されたオンラインMMORPGのPC用ソフト『ドラゴンボールオンライン』では、
「捨てられた洞窟」という場所でボスキャラクター「セルX」として登場する。
セルXの見た目は上半身が完全体のセルに近い姿で、下半身が蜘蛛のような4本足になっており、
パーフェクトセルが更なる収斂進化を遂げたような姿である。
それとは別の個体に、第1形態のセルが蜘蛛のような4本足になった雑魚敵もおり、黄緑色と紫色の2種類が生息。
ちなみに「セルXジュニア」も存在している。
その後は長らく日本で日の目を見る事がなかったが、
本作より後年に製作されたアーケードカードゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』シリーズにて、まさかの逆輸入で復活参戦。
同作のセルXは暗黒魔界の魔神達に無理やりエネルギーを与えられ、強制的に変身させられるという形で登場する。
その他の点では、ピッコロの細胞が組み込まれているからなのかは不明だが、
ナメック星人特有の巨大化もできるようになっており、 ヒルデガーン並に巨大化してプレイヤーを見下ろし、圧倒的な戦闘力を見せてくれる。
「これで貴様達も……終わりだああああ~~!!!!」
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MUGENにおけるセル
MUGENでは、もっぱら超神氏製作の「パーフェクト・セル」が各地で暴れ回っている。
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超神氏製作 パーフェクト・セル |
DBキャラでお馴染み、超神氏の手掛けたセル。
アーケード版第2作目『ドラゴンボールZ2 Super Battle』のドットを使用している。
元がラスボスなだけに技性能は異常に高く、いくつかオリジナル技もある。
時折り割り込みに放つかめはめ波は 発生が遅いため総じて潰されやすく、 ゲージを消費する割に余り機能できていないが、
相手に攻め込まれてもすかさずバリアー技「エネルギーフィールド」で相手にダメージを与えつつダウンを奪える仕切り直し能力と、
ガードで削りダメージ、躱されても追いかけて命中し、しかも一回の発動で複数体呼び出す AI殺しのセルジュニアは脅威だろう。
AIは平成㌢氏によるものらしく、インフレが進んだ今日でも相当な強さを誇る。
外部AIは亞氏によるものが有名だったが、引退によりブログとOneDriveを解約したため現在入手不可。
低ダからの高速 中段や すかし投げが崩しの中心。ゲージがあると強烈な火力のコンボを叩き出す。
ガードが固く、発生1Fの 通常投げの使用頻度も多いので守りも固い。
ただ空中ガード不能技との相性が悪く、空ガ不能の無敵対空やリーチの長い技で対空を取ってくる相手には厳しい。
netyzh氏によるAIも存在し、亜氏に負けないぐらいの魅せと強さを持っている。
この他、Heal the world氏によって超究極武闘伝のスプライトに差し替えるパッチが公開されている。
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めるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)製作 アルティメット・セル |
- めるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)製作 アルティメット・セル
上記超神氏製の改変版で、現在は入手不可。
ノーマルカラーで並~強、9Pカラーで狂上位、10Pカラーで準神、12Pカラーで中位神~上位神、11Pカラーは直死や%nを使う攻撃論外である。
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名無しのぽろろ氏製作 強化セル |
2016年に公開された、超神氏のセルを強化改変したセル。 そのまんまである
強さとしては完全に 狂キャラ。
デフォルト設定の1Pは狂中位に足を踏み込んでおり、11Pや12Pでは狂上位のキャラとも渡り合える。
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この他、海外製作者による完全体セルも数多く、
さらに第一形態セル、セルジュニア単体のキャラも散見される。
「退屈だ… 十日後というのは長すぎたな…」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
なお『ドラゴンボール』の人造人間編はタイムマシンの登場によって原作中でも「パラレルワールド」の概念が生まれており、かなりややこしい事になっている。
ある程度まとまった考察として『ドラゴンボールの秘密(データハウス)』シリーズでは以下のように推測されている。
- 物語本編のブウ編に繋がる「未来から来たトランクスがいろいろ教えてくれたので皆助かった世界」(A)(=本編基本世界)、
ただしこの後にゴクウブラックが誕生した(A')(=本編並行世界)に分岐派生してしまう。
- 未来から来た方のトランクスが元居た「悟空が病死、他の皆も人造人間17・18号に殺害された世界」(B)
- 未来から来たセルが元居た「B世界に近いが、17・18号は既に(恐らくトランクスがD世界に行ったおかげで)撃破された世界」(C)
- BとAの関係のように、Cと対になる皆が生存世界(D)
(以後の説明でも分かりやすさのため、このABCDを使用)
本編未登場のC・D世界が存在する根拠は、まずA世界の時間軸ではセルはドクター・ゲロの研究所の隠し部屋で開発中だった所を、
トランクス達に破壊されてしまい未誕生。(単行本31巻)
一方トランクスが帰還した後のB世界では人造人間達が倒されてしまっていたので、過去の時代の人造人間を吸収するため、
トランクスを殺害してタイムマシンを奪おうとしたが、既にセルが来る事を知っていた彼によって返り討ちにされている。(同35巻)
作中ではこれで全てが解決した事になっているが、セルがA・B双方の世界で始末されたのにこいつがA世界に来たという事は、
セルがトランクスに勝利してタイムマシンを奪い取った世界が別にあった事になる(C)。
集英社公式の「Dragonball Forever―ドラゴンボール完全版公式ガイド」ではこの3世界だけでまとめられているのだが、
セルの説明通りなら、C世界のトランクスもタイムマシンを持っていて最低でも一度は過去に移動しているので、
こちらでも皆が生存している対になった世界(D)が存在しているはずである…と、非常にややこしい流れである。
+
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まとめるとこうなる |
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A(本編基本世界) |
B(トランクスが元居た未来) |
C(セルが元居た未来) |
D(Cのトランクスが戻った過去) |
「公式ガイド」での表記 |
III |
II |
I |
なし |
悟空 |
トランクスにより治療・セルゲームで死亡 |
心臓病で死亡 |
心臓病で死亡 |
トランクスにより生存? |
トランクス |
無事成長 |
A世界に参戦し帰還後この世界のセルを返り討ちにする |
D世界に参戦し帰還後17号・18号を倒してB世界のトランクスの一年前のA世界に戻ろうとした所をこの世界のセルによって殺害される |
無事成長? |
セル |
開発中に破壊 |
未来でトランクスに返り討ちされる |
未来でトランクスを殺害しA世界でセルゲーム開催 |
未来で完成? |
未来からの干渉 |
B世界のトランクスが来る・B世界のトランクスの一年前にC世界のセルが来る |
不明 |
不明 |
C世界のトランクスが来る(C世界のトランクスが帰還後奇襲を受けた事から未来からのセルは来なかったと推測される) |
人造人間17号・18号 |
C世界のセルに吸収されるが、復活し平和に生きる |
凶悪な性格でZ戦士を全滅させるがA世界から帰還したトランクスに破壊される |
Z戦士を全滅させるがトランクスがD世界に行った事で破壊される |
C世界からトランクスが来た事により破壊される? |
地球 |
セルが暴れるがドラゴンボールにより復活 |
人造人間により荒廃 |
人造人間により荒廃 |
人造人間が倒され、セルが来ないので恐らく平和 |
図解すると恐らくこんな感じ。 ┌─悟空の心臓病を治す─セルゲーム─トランクスが修行を積んで帰る─A │ └────┐ ┌──エイジ764─悟空心臓病で死亡─人造人間により滅亡─トランクスがエイジ764へ─トランクス帰還─人造人間倒す─セルを倒す─B │ └──────────────────────────┘ ├─────────────────────────────────────────────────────────┐ │ │ エイジ763─エイジ764─悟空心臓病で死亡─人造人間により滅亡─トランクスがエイジ764へ─トランクス帰還─人造人間倒す─セルがエイジ763へ─C ├─────────────────────────┘ ┌────┘ └悟空の心臓病を治す─トランクスが人造人間対策(多分停止装置)を得て帰る─D
※あくまで「公式ガイド」での説明が正しいとするなら、
セルが誤解をしていて
C世界のトランクスは一度も過去を変えずに人造人間を倒し、対処法を過去に告げに行く所だった
という可能性もある。
|
なお、C世界のトランクスが17号・18号を撃破した方法については、
「(タイムマシンで向かったD世界で知った)緊急停止コントローラで動きを止めたのではないか」とする説が有力である。
B世界トランクスも「ここ(A世界)活動する事で自分の未来が変わらなくても、人造人間の弱点とか分かれば…」と言っていた上、
セル第1形態(神融合ピッコロ~
人造人間16号ぐらいの強さ)によるタイムマシンを乗っ取った時に、
(奇襲されたとはいえ)C世界トランクスはあっさりと息の根を止められてしまう程度の強さである事を考えると、最も信憑性の高い説であると言える。
実際、ゲーム『舞空闘劇』のセルが主人公となるifストーリーでは、トランクスがこれを使って対処した事が語られている。
なお、B・C世界におけるセルは、青年トランクスが未来世界に2度目に帰還してから間もなく活動を開始している。
この時間の経過から考えて、現代の研究所で開発が続けられていたセルを青年トランクス達が破壊しなかった場合は、
魔人ブウとの戦いが終結した4年後(アニメで言えば『ドラゴンボールGT』の1年前)に活動を開始していたと思われる。
また、D世界では心臓病の薬が渡されているうえセルゲームが発生していないはずなので、悟空が生存している可能性は高い。
こうして見ると、D世界もC世界トランクスの末路以外はハッピーエンドのように見えるが
セルゲームがなく、恐らく緊急停止コントローラで人造人間を倒している以上、精神と時の部屋の修行も無く、
誰も超サイヤ人2になれていない(下手すると悟飯が超サイヤ人になれない)、ピッコロも神様と融合していない可能性が極めて高い。
よって、D世界では
誰も超サイヤ人2になれないまま魔人ブウ編に突入というとんでもない展開になる可能性もある
(悟空とベジータが修行を続けているだろうからこの二人が覚醒する可能性はもちろんあるが)。
それどころか、フュージョンの方法については誰も知らない、神様がピッコロと融合していない可能性が高い(=デンデが地球にいない)ので、
ピッコロが死んだだけでドラゴンボール使用不可、そもそもドラゴンボールの効果もデンデ時より低い、
さらになんとか魔人ブウを撃破したとしても、その後に
ブウを超えた強さを身につけたD世界のセルが現れる可能性まである
(
スパイロボットが破壊されていないので、ブウとの戦いでの悟空達や
バビディ一味の細胞が採取される可能性が高い。
17号と18号が破壊されているので完全体にはなれないだろうが、
ダーブラだけでも完全体セルぐらい強いと悟空達が言っているし…)。
こうして見ると、考えれば考えるほどお先真っ暗な世界である……
一部では「
セルゲームの時期のはずなのに平和な描写から始まる劇場版」は、
セルが来ていなくてトランクスが来てて皆が生きてるDの世界の住人だったのではないかという説もあるとか無いとか……。
ただしこれを採用すると『危険なふたり!超戦士はねむれない』の展開から、
結局悟空は何らかの事情で死んでいる(ついでに18号も破壊されず改心している)事になる
なお、B世界に後にバビディ達が現れた事が『ドラゴンボール超』で確定したので、
トランクスが死んだC世界はバビディ達が現れる事で問答無用で詰みになる。
さらにそのB世界に『ドラゴンボール超』では、
ゴクウブラックが登場した事(A世界からの分岐派生したA'世界から)によって最終結果的にB世界は滅びてしまっている(アニメ参照)。
*2
尚、元気玉の使用条件についてしばしば「邪悪な心の持ち主には使えない」と言われているが、
原作で言われているのは
「邪悪な心の者でなければ無傷で跳ね返せる」という事だけであって、使えないとは一度も言っておらず、
その設定はあくまで劇場版アニメでのみ明言されているだけである為、正史ではセルも本当に使える可能性は否めない。
最新のゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT』でも第1形態の段階でセルが「このオレに元気をよこしやがれーっ!!」と元気玉をポイポイブン投げてくる。
どこのどいつから集めてるんだ、その元気。
え、「一部ゲーム作品の超サイヤ人悟空も使える」?「一部ゲーム作品でセルを吸収したブウ(悪)も使える」って?…色々あるんだよ、色々。
*3
あるいはファンの推測の一つとして
「頭部に見えるのは尻で腰のあたりが真の頭部ではないか」と言う説があり、
根拠は劇中で捕食はすべて尻尾から行っているのに、ダメージを受けて18号を出したのが頭部の口である事。
後述のセルジュニアは尻尾から産んでいたが、能力元のピッコロ大魔王は口から卵を産んでいた事などから尻尾→口、口→肛門…。
原作やゲーム「アルティメット武闘伝」でも、はっきり頭指さしながら言ってるとか言っちゃダメ
*4
ただしこの再生能力、扱いが非常に曖昧である。
核が頭部にあるはずなのに上半身が吹き飛ばされても再生したセルだけでなく、
オリジナルのピッコロに関しても石化した状態でバラバラになっても頭部が無事なため石化解除後に再生した事もあれば、
頭部は無事そうなのにナッパの攻撃から悟飯を庇って死亡してしまった事もある。
ピッコロに関しては同じ戦闘タイプのネイルが腕を再生させた際に、フリーザに「体力は回復していない」事を指摘されていたため、
ナッパ戦はダメージで体力が尽きたのであって、ブウ編では以前より遥かに強くなったおかげで全身バラバラでも耐えられた可能性もあるが。
セルの子供として分裂しており、かめはめ波や魔貫光殺法を使える事も考えると遺伝子的に同じ存在である可能性は高く、
であるならば、頭部が無事なのに悟飯に瞬殺されてる事を以て再生能力が絶対に無いとは言い切れない。
事実、漫画版
超では単行本巻末のおまけ漫画にて
意外な形で再登場している上に、
悟飯に瞬殺された個体が再生能力で復活した可能性も示唆されている。
*5
『ドラゴンボールZ』では、ベジータがセルに攻撃する前に、
ピッコロ・天津飯・クリリン・ヤムチャも悟飯の援護に加わっている。
結局は力及ばずセルの気によって吹き飛ばされてしまったものの、
彼らが悟空親子に対する日頃語らない想いを吐露し、
Z戦士達の絆が表現された場面として、こちらの展開を好むファンも多い。
*6
その前(17号&18号の後)にも人造人間16号をボスの予定として登場させたが、
それでも編集から
「リクームじゃないですか」と言われていた、
と、古くからファンの間でも語られているが、実は16号に関してのみは確かなソースが明らかになっていない。
最終更新:2024年12月19日 17:59