壊帝ユガ









「我は神なり。
 闇へと生じさせ、顕現するものなり」
サムライスピリッツ』シリーズのキャラクター。間違っても壊帝ではない。というかユダなのはアスラの方である。
俗に『ポリサム』と呼ばれる3D対戦格闘ゲーム『侍魂』とその続編『アスラ斬魔伝』においてラスボスを務める。
担当声優は『侍魂』では 中村大樹 氏と 南かおり 女史。『アスラ斬魔伝』では 中谷さとみ 女史が演じている。

日本各地に出没する魔界出身の謎多き人形師。暗黒神を復活させ世界を支配しようと目論んでいる。
様々な生物を生み出す能力を持っており、乱入ボスの巖陀羅や『アスラ斬魔伝』に登場した反面のアスラは彼が生み出した。
また、同作のキャラの一人であるは暗黒神復活に必要な因子の「半陰の女」であり、
彼女の家族を皆殺しにし記憶を改変した上で自身の配下として置き、「半陰の女」と対になる「半陽の男」である覇王丸を捕らえるように命令する。

『侍魂』では前座としてユガが作り出した戦闘人形の木偶(♂・♀)と戦い、それを倒した後にユガ本人と対峙することになる。
最初は胡坐をかいた状態で主に飛び道具を中心として攻めてくる。
1ラウンド取ると立ち上がって怒りゲージが常時最大かつガード不能の攻撃中心で攻めてくる。
敗北すると背中から謎の人型の物体が飛び出し、眩い光を発しながら消滅。
ユガ本人の肉体は抜け殻の如く崩れ落ちるが、プレイヤーが彼のもとを去った後、地面に紋章が現れて逃げるように吸い込まれていき、
その様子を密かに目撃していた黒子の不穏な台詞を最後に同作は幕を閉じる。

「いやー素晴らしい!お見事です!」
「…めでたいのですが…
 あの人形師は、いや、壊帝ユガは完全に消滅したのでしょうか?」
「…また、次回、お会いすることになりそうですね。」

その後、黒子の不安は的中し『アスラ斬魔伝』でも再び登場。
同作では立った状態で戦うが、1ラウンド取られるとなんとまさかの女体化
リーチの長い攻撃でプレイヤーに襲い掛かってくる。
解説と攻略

シリーズの未来の物語を描いた『甦りし蒼紅の刃』にもしぶとく登場。
『アスラ斬魔伝』にてアスラに倒されたユガは滅びる間際に色の胎内に宿っていた反面のアスラと色の子に取り憑き、
生まれた子(みこと)の中で育ち、命の別人格のような存在となっていく。
命が成長していくに従い、ユガの残滓であるこの存在も力をつけ、命を乗っ取ろうとする。
一人称は「妾」で高飛車で残忍なこの人格は一度滅びかけたせいか、
あるいは命の持つ力の影響か、ユガとしての記憶はほぼ無いようである。
そのためか、本来敵対していたはずのアスラが反面のアスラと融合した存在である幽堕を「真の闇」と呼び救いを求めるが、
幽堕からは「滅びるべきかりそめの魂」として完全に滅ぼされる。これにより命はユガの存在から解放された。
なお、幽堕からは「時を司る者」「時の蛇ユガ」と呼ばれていた。

また『令サム』こと2019年版『SAMURAI SPIRITS』では色のエンディングにおいてシルエットのみで登場。
ラスボスとの戦いによって崩れ落ちた彼女を抱き上げて深い闇へと沈んでいった。

ちなみにユガとはヒンドゥー教における変遷していく四つの時代とその輪廻を示す言葉で、
世界は徳が支配する黄金時代「サティヤ・ユガ」から徐々に悪徳が支配する暗黒時代「カリ・ユガ」に向けて堕落していき、
最後は白馬に乗ったヴィシュヌの化身カルキの帰還により全ての悪徳が滅ぼされる事で再びサティヤ・ユガに回帰するとされる。
一つひとつの時代の変遷は数万年単位であるとされるあたりが、タイムスケールがやたら大らかなインドらしい話である。
こうした堕落と粛清を繰り返す時代の循環は仏教の末法思想などにも似た物が見られる。
余談だが『スーパーロボット大戦UX』のラスボスも世界の輪廻と容量をコントロールする存在「カリ・ユガ」であり、同じ元ネタと思われる。
あと、女性型とはっきり分かる造型でめっちゃくちゃデカい


MUGENにおける壊帝ユガ

BoyBoyz氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが存在。
腐レ雅氏が製作した未完成版のユガを改変したもので、スプライトも同氏による手描きドット。
ボス仕様でジャンプは不可能だが、テレポートが可能なため機動力自体は高く、
非常にリーチの長い斬撃、落雷、ぶっといビーム、火柱等の豊富な遠距離攻撃手段を備えている。
超必殺技では時を止めることもできる他、巖陀羅を相手の頭上に落とすなど奇抜な技もある。
AIはデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会



最終更新:2025年04月11日 20:08
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