「道草を楽しめ。大いにな。
欲しいものより大切なものが、きっとそっちに転がってる。」
週刊少年ジャンプの漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物。
アニメ版の声優は
東地宏樹
氏(1999年フジテレビ版)、
小山力也
氏(2011年日本テレビ版)。
主人公・
ゴンの父親で、ゴンの里親であるミトの従兄にして、ゴンの旅立ちとハンターを志す動機となった人物。
12歳になる直前に「欲しいモノがあるんだ」と言い残しハンターを目指して故郷のくじら島を飛び出し、第267期ハンター試験唯一の合格者となる
(余談だがこの試験には後に
ヒソカ=モロウの師となるモリトニオが参加しており、
「本物」であるジンとの才能の差に打ちのめされハンターの道を断念している)。
以降はハンターとして世界を股にかける活躍し、本編時点では複数の異なる分野で歴史的な業績を残した二ツ星ハンターとなっており、
とりわけ遺跡発掘の分野においては行った仕事がそのまま遺跡保護のマニュアルとして組み込まれ世界的に普及している程。
教え子の
カイトによれば、申請を面倒がっているだけで実際の功績は最高位である三ツ星ハンター相当だという。
その反面、ハンター協会の最高幹部「十二支ん」の一角に数えられながら、数々の規約違反を犯したり年に数回行方不明になるなどのいい加減な性格でもあり、
グリードアイランド製作者などの親しい者たちはともかく他のハンターからはあまり快く思われていない。
総評していい加減なトラブルメーカーだが、実力的にも知力的にも優秀すぎて手に負えない存在であり、
ジン自身も自分がロクデナシなのを自覚しているが、改める気は無い。
くじら島を出てから10年後、突如帰郷して赤ん坊のゴンを祖母(ゴンの曽祖母)と従妹のミトに預け、
以降一度も帰らなかったため、ミトは親両親は交通事故で亡くなったとゴンに説明していた。
妻の詳細は不明で、一応ゴン宛のメッセージボックスに情報を残していたようだがゴンは聞かなかった。
ジン本人もハンターを優先しゴンを置いて行った事には引け目を感じており、自分から会おうとはしておらず、
「会いたいなら自分で探して会いに来い」のスタンスを取っており、それ故に彼をとの再会がゴンの当面の目的の一つであった。
長らく接点のある人物からその人となりが語られる程度であったが、会長選挙編にてついに本格的に登場。
会長選挙終了直前、キメラアント編で瀕死状態だったゴンが復帰したことにより不本意な形であったが対面を果たす。
ぎこちない対面ではあったものの、カイトの件で気落ちするゴンを励まし送り出すなど父親らしい姿を見せた。
念能力者としては「世界の5本指に入る」と称される人類最高峰の念の使い手。
劇中ではコピー系の能力を使わずに単純な念の精度と喰らった感覚だけで他人の念を模倣している他、
神字
*1の補助ありきだが「再生を停止したテープを自動で巻き戻し再録音する」など既存の道具に念のプログラムを仕込むという芸当もできる。
固有の「発」は現時点で不明。劇中の描写から最低でも放出系の素養はある模様。
MUGENにおけるジン=フリークス
『
JUS』風キャラ製作者交流サイトの製作者達によって共同製作された
MUGEN1.1専用の
ちびキャラが、SrChimuelo氏により公開中。
高い近接戦性能と、レオリオの能力を真似た放出系能力などの遠距離攻撃が揃ったオールラウンダーな性能をしている。
また、一定時間オーラを纏って火力を高めつつ、攻撃を受けるとオートで相手の背後に回る技も持つ。
AIは未搭載。
出場大会
*1
同作に登場する文字記号。
念能力者がオーラを込めながら時間をかけて書くことで、能力を底上げしたり発動を補助・増強する効果がある。
「制約と誓約」と違って手間はかかるが比較的にローリスクで念の強化や補助を行えるメリットがあり、
固有の「発」では不可能な能力の使い方が可能になったり、上記のように特定の条件で発動する遅効性のプログラムとして念を仕込むことも可能になる。
最終更新:2025年02月06日 02:53