ロバート・ザ・タイヤ


2010年公開のフランス制作のコメディホラー映画『ラバー』に登場する殺人タイヤ
ロバやん「そこら中で派手にやったる」と車で轢き殺しに来るわけでは無い

元はゴミの山に打ち捨てられた古タイヤであったが、何故か意思に目覚めて動き始め
捨てられたゴミやサソリを楽しそうに踏み潰して進むなど加虐癖に目覚める。
流石に固い瓶は潰す事ができなかったのだが、そこでロバートは念力に目覚めて瓶を破裂させる。
そのまま彼の行動はどんどんエスカレートしていき、動物を破裂させた後は人間に狙いを定めるのだった。

……とまあ、『ジョーズ』や『キラートマト』等から脈々と受け継がれてきたモンスターパニックものに切り込んだ、
まさかの無機物が人を襲う映画作品。
ロボットやら乗り物やらが襲い掛かるものはそこそこあったが、ここにきてゴムタイヤである。
しかも基本的に念力で殺人をしており、傍から見たその絵ヅラは「なんか目の前にタイヤが転がってきたと思えばその近くの人間が爆死」というシュールなもの。
役者側としてはスタントもCGも何も必要なくただタイヤの傍で死に様を演じるだけで済む楽さである

万人受けする作品ではないが、同作は映画好きならまず知っているシッチェス映画祭において、
市民ケーン賞(新人監督賞)など3部門受賞したことで知られている。


MUGENにおけるロバート・ザ・タイヤ

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
一応前置きしておくがのりものキャラではないのでご了承を。
なお、外見上は単なる古タイヤに過ぎないためか、サイズはちびキャラ相当となっている。

モーションは「OPTPiX SpriteStudio」を用いて作られており、作中で披露していた念力攻撃をはじめ、
転がりながら相手に飛び掛かる近接技や、画面上に1体までオートで動くタイヤ仲間を呼ぶ「なかまをよぶ」などの技を持つ。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺念力」「必殺転がり攻撃」「回転攻撃」の3つ。
特徴的なのが何と言っても2種類の念力で、威力は低く発生も極端に遅いものの、相手がどこにいようとサーチしてダメージを与える。
通常版はガード可能かつ予備動作中に容易く潰せるのでぶっちゃけ死に技なのだが、
超必版はガード不能かつ予備動作が無敵なので潰せないという無法な性能をしており、ブロッキングや回り込みといった回避手段を持たないキャラにとっては脅威。
……まぁ原作で念力を喰らった相手は頭部が爆散即死しているので、これでも十分有情なのだが。

AIは並程度の強さのものがデフォルトで搭載済み。
喰らい判定の小ささを活かしてアグレッシブに攻めて来るが、不用意に念力を使おうとして反撃を受ける事も多い。
ただし、上記の通り必殺念力が相手によっては回避不能な上に、性質上AI殺しとしても機能するため、中々侮れない強さを持つ。

出場大会

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最終更新:2025年05月11日 17:41
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