テレビ東京系列で放送されたアニメ『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』の主人公。
ホロライブ0期生のエイプリルフール時の姿ではない。
過去にはTBS制作・著作の魔法少女物の特撮ドラマとして二作品作られていたため、「アニメ版」もしくは「三代目」と区別される
(ただし初代と二代目の題名は単に『コメットさん』である)。
設定は作品によって微妙に異なっているが、基本的な部分は一緒である。
演者は初代が九重佑三子女史、二代目が
大場久美子女史、三代目(アニメ版)が
前田亜季女史。
*1
コメットは英語で「彗星」という意味。魔法を使う時の掛け声は「エトワール」(フランス語で星)。
ちなみにライバルのメテオさん(英語で流星)の魔法の掛け声は「
イーゲルシュテルン」(ドイツ語で星)。
宇宙の果てトライアングル星雲のハモニカ
星国からやってきたお姫様で、地球でのトラブルを魔法によって解決していく。
地球ではお手伝いさんとして住み込みで働いている。割といたずら好きな女の子。
モデルはアメリカの文学作品『
風に乗ってきたメアリー・ポピンズ』らしい。
本シリーズを一番はじめにコミック化した際の執筆者は、『
鉄人28号』『魔法使いサリー』『
マーズ』等で知られるかの横山光輝氏である。
中でも『魔法使いサリー』は日本で最初に製作された魔法少女物であり、「魔女っ子」の元祖として漫画史に名を残している。
ちなみにサリー自体はアメリカのTVドラマ『可愛い魔女
ジニー』が元ネタとされている。
当時は少年漫画家が少女漫画家を掛け持ちしている事は珍しくもなく、
他にも
手塚治虫氏(『
ふしぎなメルモ』)、
藤子・F・不二雄氏(『アン子 大いに怒る』)等は勿論、
赤塚不二夫氏(ひみつのアッコちゃん)、
石森章太郎氏(『
さるとびエッちゃん』)、
永井豪氏(『魔女っ子チックル』)等、
今の目で見れば意外な作家も少女漫画を執筆していた。石森氏曰く漫画家ではなく「
萬画家」。
格闘ゲームにおけるコメットさん
脱力研究所制作の同人格闘ゲーム『まじかるヒロインズplus!』及び『まじかる★チェイサー』に出演している。
ドラマ版の最初の方はモノクロだった
*2程なので、当然同ゲームの元ネタでは一番出典が古い。
まあ採用されているのは2001年の初アニメ化のバージョンの物なのだが。
『まじかるヒロインズplus!』では、見た目とは違ってやや接近戦寄りのキャラクター。
魔法のバトンを使った攻撃もさることながら、「星の子!」で様々なキャラクターを降らせて攻撃するスタイルである。
それ以外にも、移動技「星のトンネル」や
ゲージタメ技「私に力をください…」などバリエーションも豊か。
超必殺技も、
飛び道具「ゼツボーの星」を除いて接近戦仕様である。
そのため、中距離から「星の子!」で牽制しつつ、隙をついて接近技を刺してゆくことになる。
MUGENにおけるコメットさん
上記の同人ゲームの
スプライトを用いたものが2体確認されている。
+
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とけい氏製作 |
『まじかるヒロインズplus!』の スプライトを使用したもの。なお、きちんと制作元に許可も取ったようである。
現在は伊吹川氏のサイトにて代理公開されている。
元ネタには忠実だが、「星の子!」にランダム召喚技が追加されていたり、 必殺技発動時にムービーが入るなど、
いくつかアレンジも施されている。
sight氏による AIパッチが公開されているが、活動を停止しているため、最新版(2017年6月更新)に対応していない。
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+
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Toshio氏製作 |
現在は入手不可。
こちらは『まじかる★チェイサー』のスプライトを使用しており、 MUGEN1.0以降専用。
基本的に元ネタに忠実のようだが、元ネタには無かった前田亜季ボイスの他、飛び道具を防ぐ技が追加されている。
より元ネタに忠実なMCバージョンも別途公開している。
なお、両バージョン共にAIは搭載されていない模様。
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出場大会
*1
純粋なリメイクではなく、本作のコメットさんは三代目と言う扱いで、
母親である王妃の声が九重女史、叔母の声は大場女史と言う、前2作との関連を思わせる配役がなされている。
なお叔母は三代目からは「スピカ叔母様」と呼ばれているため、こちらが本名のようである。
ちなみに初代は悪戯が過ぎて、修行の為にロケットに縛り付けられた状態で地球に飛ばされた(本作ではそんなそぶりは見せないが)。
二代目は卒業試験として「美しいものを探しに」地球に来訪した。ロマンスも多かったからか本作では地球人と結婚して帰化している。
三代目は失踪したタンバリン星国の王子(コメットとメテオは、お后候補)を探しに地球へやって来た。
*2
ドラマ化した1967年当時、まだカラーテレビは登場して間もない時代であり、
基本的に当時のテレビ局は
カラー放送への移行の真っ直中であり、モノクロ放送がまだ主流な頃だった
(今の時代で言う、アナログ放送から地上デジタル放送への移行みたいな感じである)。
この作品も放送開始時はモノクロ放送だったが、第19話にてにカラー放送へと切り替わった。
1978年には前述の通り2度目のドラマ化もされている。恐らく年相当の人にはこちらの方が印象が強いかも知れない。
最終更新:2025年05月11日 17:50