「さて0時の鐘が鳴った……私達も本気でいくぞ。
ホロホロホロ……ここから逃げられると思うなよ!!マヌケ共!!」
尾田栄一郎氏の漫画『ONEPIECE』の登場人物。
担当声優は
西原久美子
女史。
氏は過去にも『
GS美神』で六道冥子、『
悪魔くん』で幽子と幽霊系のキャラを演じていた事がある。
ゲッコー・モリア率いるスリラーバーク海賊団の幹部格「三怪人」の1人である女性。
登場時点では23歳だが、ファンシーなもの好きで
(ただし、
バーソロミュー・くまに旅行するならどこに行きたいと問われた際に、
「怨念うずまく古城」と返すなどその美的センスはかなり一般女性からかけ離れている)、
常にゴスロリ系のファッションとゴーストを模した日傘を持ち歩いているのが特徴。
スリラーバークでは動物ゾンビやびっくりゾンビの指揮を担当している。
対外的にはモリアの部下という事になっており、ペローナ自身も部下の体裁で接しているが、
実際には幼い頃に孤児となりモリアに拾われて育てられた来歴があり、
義父と義娘のような関係にあったらしい。
スリラーバーク編後はくまによって
ミホークの居城へと飛ばされ、ミホーク及び同じく飛ばされてきたゾロと共同生活を送る事に。
割と面倒見はよく、ミホークに言われてゾロの治療をしたり、農業にも参加している描写があり、
2年後、方向音痴のゾロ一人では絶対に目的地に辿り着けないため、一緒にシャボンディ諸島まで同行して彼を案内してやっている。
その後はしばらくミホークと共同生活を送っていたが、死んだと思われていたモリアの生存を知り、ミホークと別れてモリアの元へ向かう事に。
エッグヘッド編の幕間では単身で黒ひげ海賊団の本拠地であるハチノスへ潜入していたと判明しており、
同時期に捕虜にされていた
コビーをモリアの居場所の情報提供と引き換えに牢から解放した。
その後の動向は描写されていないが、ティーチの台詞を見る限りモリア共々脱出した模様。

+
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戦闘能力 |
超人系悪魔の実「ホロホロの実」の能力者で、霊体(ホロウ)を自在に生み出して操る事ができる「霊体人間」。
霊体の身体を通過した者を強制的に ネガティブ状態にする「ネガティブホロウ」や、
破裂して物理的に衝撃をもたらす霊体を生み出す「ゴーストラップ」(とその強化版の「カミカゼラップ」)などの技がある。
特に前者は一度喰らえばどれほどの強者でも簡単に無力化してしまう初見殺しかつ、
霊体は壁や床もすり抜けて追ってくるため回避は困難。
更に奥の手として傘や服など持ち物を含めて本体と全く同じ風貌で 幽体離脱できる。
この状態では敵にも触れられないが霊体を生んで攻撃は可能なため、
幽体離脱のカラクリを見破らない限り、相手は空を飛び壁をすり抜けながら追ってくる上に自分の攻撃は一切当たらないペローナから、
攻撃は一方的に受け続けながら戦闘せざるを得ない状況を強いられる。
ただし、使用中は本体が無防備になるので、どこかに身を隠す必要があり、
本体を見つけ出されると一転してペローナの方が不利になる。
また、霊体の生成・破裂には手を振る、指を鳴らすなど腕を用いた特定のモーションを取る必要があり、
手や腕が動かせない状況下では能力が一切使用できない。
回避が困難かつ我慢や抑制などの根性論では防げない精神干渉攻撃の使い手という事もあり、
一見対処不能に見える「ネガティブホロウ」だが……?
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実は… |
このネガティブホロウには 「元からネガティブな者には通用しない」という弱点があった。
このため、麦わら一味がネガティブになり戦意を喪失、追い詰められた中でただ1人、
ウソップにはネガティブ化が一切効かず、これがペローナが攻略される要因となってしまった。
今までこの弱点をペローナ本人は知らなかったらしく「なぜネガティブにならないんだ!?」と問うと、
「おれは元々ネガティブだからだ!!」と返され 変顔で驚いていた。 *1
その後、おもちゃの ゴキブリを本体にばら撒かれて涙目になった所に、重さ10トン(嘘)の「ウソップゴールデンパウンド」を喰らって敗北した。
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当初はあくまで敵勢力の一幹部として登場したペローナだが、
可愛らしいゴスロリ感溢れるデザインやネガティブホロウという強烈な個性のおかげか人気は結構高く、人気投票ではそれなりの成績を納めている。
彼女のグッズが多数存在したり、『海賊無双』の『2』と『3』ではプレイアブルキャラとして参戦したり、
外伝小説で主役の一人を務めたり、彼女が主役の特別読み切りが存在したりとその人気ぶりが窺える。
MUGENにおけるペローナ
Team One Piece Mugenの製作者達に作られたコンプゲー仕様のキャラが存在する。
主に霊体による飛び道具や霊体の設置技などを用いて戦う性能となっている。
また、クマシーを呼び出して攻撃させる技もある。
AIはデフォルトで搭載されている。
「何度メシつくってやったと思ってんだ」
「おれの方が多く作った」
「畑も手伝ってやったぞ!!」
「おれは住ませてやった」
「出てく!!後腐れなくていいな!!」
「気をつけて行け」
出場大会
*1
この時に見せた変顔は、空島編の大ボスであるエネルがルフィとの初戦時に見せた表情が初出であり、
読者からはこの表情で驚く時の表情を彼に倣う形で「エネル顔」と呼ばれている。
エネルは自然系「ゴロゴロの実」の雷人間で、戦闘では電撃攻撃を主力とするのだが、
ゴム人間=絶縁物であるルフィには至近距離からの放電すらも効かない相性最悪の天敵であった事や、
「ゴム」の存在をルフィとの戦闘まで知らなかったために
1ページまるごと使ってまで驚きの表情を見せていた。
作者曰くそれまでエネルがとっていた如何にも大物らしい泰然自若とした態度自体、この「エネル顔」の前振りだったのだとか。
これが読者や作者のツボにハマったのか、これ以降も同様の表情で驚くキャラが度々登場しており、
当のルフィもまたドレスローザ編において
死んだと思っていたもう一人の義兄弟と再会した際に1ページ全部使う表情で驚いていた。
最終更新:2025年05月11日 22:05