「君達まとめてこれ一枚で十分かな♣」
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担当声優 |
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高橋広樹
- 旧アニメ版
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浪川大輔
- 新アニメ版
浪川氏ボイス集(『JUMP FORCE』)
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漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物。
奇術師のような格好の快楽殺人鬼で、特に強者との殺し合いを好む危険人物。
漫画では彼の台詞の語尾に
トランプのスートマークが付くのが特徴となっている。
主人公の
ゴン=フリークスとは第287期ハンター試験で出会って以降、
時に共闘、時に敵対する奇妙な腐れ縁となっている。
自分こそが最強と信じており、誰にも属さないと決めている。
一時期幻影旅団に所属していたが、これも団長の
クロロ=ルシルフルと対等な状況で殺し合う機会を探るためであった。
本編開始以前の来歴については劇中では詳しく語られておらず、「ヒソカは過去に興味が無い」と地の文でも解説されているが、
『東京喰種』の石田スイ氏により描かれた外伝にて、モリトニオという念能力者の奇術師との出会いが、
奇術師的な振る舞いと念能力の取得に繋がった事が明かされている(原作者公認)。
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ヒソカ エピソードゼロ |
何らかの理由で瀕死のまま行き倒れていた若きヒソカは、モリトニオ率いるサーカス団に拾われた。
素性も分からないヒソカをメンバーは訝しみ保護することを拒んでいたが、
元ストリートチルドレンだった経歴を持つ座長のモリトニオが押し通す形でヒソカは団に所属する。
そんな中、事故でケガを負いショーに出れなくなったメンバーのかわりにヒソカが手を上げた。
彼は曲芸を練習したことはなかったが見ただけで完璧にマスターしてみせ、
メンバーは自分が磨き上げた技をヒソカに盗まれることを恐れ、
モリトニオなど一部の親しい団員以外は彼に近づく事すらなくなった。
そんな時、念の修行をしていなくともオーラが見えていたヒソカの才能を知ったモリトニオは、
ヒソカに唯一仲良くしていくれる女性団員アバキと共にヒソカに念の修業を課し、
ヒソカは先に念を学んでいたアキバ以上の速度で念能力をマスターした。
アキバ曰く、モリトニオはかつてハンターになることを志していたらしいが、
彼が参加したハンター試験でただ1人の合格者となった「本物」の圧倒的才能に打ちひしがれその道を断念しており、
自分達にその夢を託そうとしているのではないかとの事だった。
そんな時、近隣に出没していた次々と顔を変える謎の殺人鬼「ジョン・ドゥ」にアキバが襲われる事件が発生。
アキバは念能力で撃退しようとするがジョン・ドゥも念能力者で追い詰められるも、悲鳴を聞き駆け付けたヒソカに救われる。
サーカス団達にも緊張が走るが、ヒソカは大きなステージでのショーを無事成功させた後の打ち上げで、
モリトニオとヒソカは屋上で二人きりになったときに指摘する……モリトニオこそジョン・ドゥの正体だと。
実はモリトニオは手品で人を驚かせるのに充実感を抱くのがエスカレートするあまり、快楽殺人鬼になっていたのだ。
普通に暮らしたかったがもはや人の驚く顔を見たい衝動は自分でもどうにもならないというモリトニオに、
「自分を驚かせてみてくれ」と挑発して交戦し、激しい戦いの末に致命傷を負わせる。
どこか解放されたような表情で事切れたモリトニオにヒソカは布を被せ、曲芸を真似た時のようにモリトニオの能力を模倣。
彼の顔をジョン・ドゥに変えると共にサーカス団を去った。
最後にヒソカがモリトニオの顔を変化させたことで、モリトニオは犯人としては扱われず失踪したことになる。
それは彼を慕うアキバを気遣った事なのか、あるいはモリトニオの名誉を汚さないためのものだったのか。
いずれにせよ『HUNTER×HUNTER』においてただ一度、ヒソカが自分が殺した者を「弔った」出来事である。
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何気に読者の間で有名な念能力者のオーラ別性格分析に言及したのが彼である。
血液型性格分析と同じで根拠は無く、全てヒソカの独断と偏見とされているが、
劇中では結構当たっていたりする。
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戦闘能力 |
非常に高いフィジカルを誇る他、トランプにオーラを纏わせ凶器に変えて攻撃する戦術を好む。
また、非常に卓越した戦闘センスの持ち主であり、その時は興が乗る勝負を終えた後で感覚が研ぎ澄まされていた事情もあるが、
円を使わずに完全な絶を行っている人間の位置を正確に当てるなど並外れた感知を見せたことがある他、
第287期ハンター試験でも試験官の剣術を一度見ただけであっさり模倣する程の才覚を見せている。
下記の念能力も利便性こそ高いが単独では直接攻撃力や殺傷能力には乏しく、
ヒソカの狡猾さと戦闘センスと連動して悪質な効果を生むものとなっている。
オーラにガムとゴムの性質を発現させる変化系能力。
オーラでガムやゴムを具現化している訳ではないので注意。
オーラはガムのようにくっついて、ゴムのように伸び縮みするため、
人や物にくっつけて引き寄せたり、反動を生かして物を飛ばすなども可能。
ただし変化系能力者であるヒソカは放出系の適性がイマイチで、
ヒソカの体から離して使用した時は、10m以上伸びると切れてしまう。
もっとも、この弱点を逆手に取り、ヒソカ外伝のかつてヨークシンを騒がせた殺人鬼ジョン・ドゥとの戦いでは、
敵の能力で具現化した柱のあちこちにバンジーガムを蜘蛛の巣のように張り付けて、
伸びたオーラをまとめている中核部分を相手に投げ付けて、身体から離れ伸縮力を失ったオーラを一気に収束させて、
くっつけた柱を一斉に引っ張って圧死させるという戦術を用いている。
名前の由来はヒソカのお気に入りだった菓子の名前から。
オーラを様々な質感に変えて、シールのように物体の表面に張る能力。
例えるなら非常に上質で精巧なカラーコピーで表面を覆うようなもので、
硬度や触刺激までは再現できないが、再現できる質感は自身の肌の他、染料、鉱物、繊維、動物の皮膚など軽く千を超え、
さらにタブレットや紙の上から文字だけ上書きするという芸当も可能。
負傷した部位に張り付けて無傷のように見せかける事も出来るが、あくまで見せかけだけなので治療は出来ない。
こちらも名前の由来はヒソカが子供の頃に流行ったおまけ付きお菓子。
なお、ヒソカ外伝にて念能力を会得した頃に対決したジョン・ドゥの念能力「スカーフェイス」を見様見真似で模倣した能力と明かされている。
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いわゆる戦闘狂、殺人狂的なキャラクターではあるものの、実は「殺人が許容される状況・環境・相手」以外での殺人は本編中で確認できない。
唯一の例外と言えるハンター試験編1次試験での「試験官ごっこ」も、受験者は全員が命のリスクを承知で参加している環境で、
「試験官を攻撃してはならない」という指示はきちんと守ったため問題にならず、豚の丸焼きやスシやゆで卵も作り、
3次試験で試験官トガリを殺害しているが、これも彼がヒソカに復讐するため試験を名目に襲いかかったのを返り討ちにしただけ。
4次試験は殺害の許容される受験者同士のバトルロイヤルのため、ヒソカに限らず受験者に殺害された者は幾人もおり、
途中で行われたネテロ会長による面談でも問題なく、彼と戦いたい旨を伝えてスルーされても反発する素振りも見せず、
殺害禁止の最終試験にも素直に参加、戦闘シーンは描かれなかったが対戦相手の歴戦の格闘家を殺すこともなく勝利し、
最終的には特にペナルティを受けることもなく、ハンター試験に無事合格している。
その後も殺人禁止の競技や戦いなどに参加した際、特に文句を言わず、むしろ楽しんで参加している所が描かれており、
GI編の恋愛都市アイアイでは大半の美少女NPCの攻略方法を熟知してゴンにアドバイスをするなどやりこみまでして満喫している。
ヒソカが語った「自分にとって戦闘行為は性行為とイコールである」という性癖こそ異常なものの、こうした作中の描写や、
「楽しく戦いたい」「その上で楽しく相手と殺し合いたい」「でも楽しく戦いたいから相手のルールを尊重するし成長も待つ」というスタンス、
自分の性癖を満たすため「生死問わずの犯罪者を狩る賞金首ハンター」という、社会に許容される職業を選んでいるあたり、
快楽殺人鬼と違って、
かなり「まとも」な常識人ではないか……とファンから評される事も。
幻影旅団に大打撃を与えられたのは危険を承知で潜入してくれた正義のハンター・ヒソカさんのおかげだろ!!
ハンター試験編、天空闘技場編、ヨークシン編、グリードアイランド編となんだかんだゴン達と対決したり共闘したりと腐れ縁が続いていたが、
キメラアント編には参加せず
異種姦は趣味じゃないんだって、クラピカに施されたクロロの念の封印を解くため除念師捜索に赴き。
そしてついに暗黒大陸編では念願叶い、除念の報酬としてクロロと一対一の決闘に挑む。
結果、様々な念能力を巧みに駆使するクロロ相手に奮闘するも、善戦むなしく敗北。
致命傷を負ってしまうが、あらかじめ
自身の念で心肺蘇生する仕込みを用意しておいたことで辛くも生還を果たす。
ヒソカ自身は全力を出し切った殺し合いだったため敗北しても爽やかにそれを受け入れ、むしろ満足さえしていたのだが、
積み重なった違和感、旅団員の発言などからクロロが一対一と言いつつ実際は旅団員と共闘していた疑惑が濃厚となり、約束を反故にされたと激怒。
旅団総掛かりで戦うのがクロロの「一対一」なら、こちらが旅団員を殺すのも「一対一」だろうと構成員を次々惨殺してまわり、
暗黒大陸を目指す豪華客船内で、クラピカ、ヒソカ、幻影旅団の三つ巴の戦いが開幕するのであった。
ちなみにゴンやキルアのように成長した彼ら(本人曰くお気に入り)を狩る事を想像して、
下腹部が眩しく光るほど反応するという、
別のベクトルで異常なサイコパス感を放っている。
股間に重なったフキダシがグググッと持ち上がる芸も披露した
しかもゴンさん同様、プレミアムバンダイ限定として
「股間が光るヒソカ」のフィギュアが販売される始末。
(そんな目で見つめるなよ♠
興奮しちゃうじゃないか…♥)
ネット上では、『
ポケモンSV』のヒロインの一人、ネモ(
エゥーゴの量産機ではない)は後輩の面倒見のいい少女に見えて、
その実彼らの成長ぶりを見届けたら勝負を仕掛ける好戦的気質が判明した事でヒソカと絡めたネタが散見された。
MUGENにおけるヒソカ=モロウ
この他、LemonStream氏によるものも存在していた。
下記の大会に出場しているのはこちらのヒソカである。
「カンペキに勝つ♣だろ?ゴン♥」
出場大会
最終更新:2025年09月20日 09:43