ミミロップ


     
分類:うさぎポケモン
タイプ:ノーマル
高さ:1.2m
重さ:33.3kg
特性:ぶきよう(持たせた持ち物の効果が発揮されない)
   メロメロボディ(異性の接触技を受けた時3割の確率で相手がメロメロ状態になる
           フィールドで先頭にすると異性のポケモンが出現しやすくなる)
隠れ特性:じゅうなん(まひ状態にならない)

体毛は 暖かにして 実に 軽量。
カラテマスターの如き 蹴りを 放ち 相対す者を 造作なく 撃退す。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第4世代(『ダイヤモンド・パール』)。
ミミロルがなつき度を上げた状態でレベルアップすることで進化する。
初音ミクの髪型のような長い耳が特徴で、耳先の毛繕いを怠らない綺麗好き。
警戒心がかなり強く、危険を感じると軽やかに飛び跳ねて走り去る。
戦いは好まない気質だが、しなやかな足から繰り出される蹴りの破壊力は高い

なお進化には十分に懐かせる必要があるのだが、大抵のポケモンは捕まえた直後のなつき度は70前後なのに対し、
ミミロルは上記の警戒心が高い図鑑設定を反映したのか0スタートなので、進化に手間がかかる点には注意。

ネーミング元は見たまま読んだままの、ロップイヤー・ラビット(垂れ耳うさぎ)からと思われる。
愛らしい見た目から女性やケモナーのユーザーからの人気は高い。当然、薄い本などでも人気
メロメロボディの特性など、いかにもメス限定っぽい造詣をしているため誤解されがちだが、普通にオス個体も半々で存在する

アニポケでは主に『ダイヤモンド&パール』で登場。パリスの手持ちの声優は 林原めぐみ 女史。

コミック『ポケットモンスターSPECIAL』でも7章主人公の1人であるプラチナ・ベルリッツの手持ちとして登場。
エイチ湖に向かう途中で捕獲した。


原作中の性能

HP:65
攻撃:76
防御:84
特攻:54
特防:96
素早さ:105

素早さは100ラインを超えている反面、耐久は平均よりやや上だがHPは微妙な、序盤ポケモンらしい控え目な種族値が特徴。
よって「ねこだまし」によるタスキ潰しと、「あまえる」「アンコール」「すりかえ」「マジックコート」「でんじは」「どくどく」
「なかまづくり」「コスモパワー」「バトンタッチ」「フラフラダンス」などの各種補助技を駆使したサポーターとしての起用がメインになる。
特性「ぶきよう」は一見するとデメリット特性に見えるが「かえんだま」「とつげきチョッキ」などのデメリットありの道具を持たせて、
「すりかえ」でリスク無しで相手に押し付けるという運用で用いられる。
「メロメロボディ」も耐久はそこそこ高めなので使えなくはないが、耐久特化できる程ではなく回復手段も「ドレインパンチ」程度で居直り性能自体は微妙な上に、
発動があくまで確率な点や相手の性別にも左右されるなど、安定性には欠けるので「でんじは」と組み合わせたい。
攻撃技は火力が乏しいので上記の「ねこだまし」含め追加効果目当てで採用するのが基本になる。
また、「ミラーコート」「がむしゃら」で心理戦に持ち込む戦術も悪くなく、タッグ以上のバトルではそれなりに使える評価であった。

『ダイヤモンド・パール』では、ほのおタイプの使い手である四天王オーバがパーティに加えている。
これはシンオウ地方はクリア前までほのおタイプのポケモンがゴウカザル、ギャロップの2系統しかいなかったためである。
『プラチナ』や『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングバール』の再戦時には流石に外されている。









第6世代『ORAS』ではメガシンカ態「メガミミロップ」が実装された。
こうげきとすばやさが飛躍的に伸びただけでなくタイプがノーマル・かくとうに変化し、
特性もゴーストにノーマル・かくとう技を無効化されない「きもったま」となったためアタッカー適性が増した。
単純な火力面では他のメガシンカ持ちに劣る部分もあったが、
特性によりヌケニンを除く全てのポケモンにタイプ一致技だけで等倍以上をとることができる攻撃範囲と、
当時猛威を振るっていたサザンドラ&ギルガルドのタッグに弱点をかくとう技だけで突くことが可能で、
懸念材料の「キングシールド」も「アンコール」で封殺可能であった。

また、何気に第7世代まで「おんがえし」をレベルアップで覚えることができる唯一のポケモンだった。

第8世代ではメインウェポンに「メガトンパンチ」「メガトンキック」「ずつき」「かたきうち」
サブウェポンに「インファイト」「とんぼがえり」「アクロバット」「あなをほる」「じゃれつく」と技が大きく増えた一方で、
メガシンカが使用不可能になりメガシンカ型が使えなくなってしまったこの環境では、
アタッカーとして起用する必要性が大いに減ってしまったせいで、攻撃技のレパートリーが増えても活かしきれず、
おまけに「どくどく」「がむしゃら」も没収され、サポーターとして有用な技もむしろ減ってしまったため、
総評して強化はされたがミミロップの性能に見合ったものではなく恩恵が今一つであった。
一応メガシンカ、Z技の廃止で「すりかえ」が通りやすくなったなど、環境的な恩恵が全く無いわけでもなかったが。

メガシンカ型以外のミミロップ対策としては、早々に「ちょうはつ」で封殺するのが有効。
「ミラーコート」対策でなるべく特殊アタッカーは使わず、物理型のかくとう技で攻めたい。


MUGENにおけるミミロップ

Resentone氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
スプライト及び技は同人ゲーム『タイプ:ワイルド』がベースとなっており、
耳や蹴り技などを駆使したリーチ長めの近戦向け性能なのも同様だが、
システムはOHMSBY氏の『GUILTY GEAR』など各種アークゲーを参考にしたものを踏襲している。
AIはデフォルトで搭載済み。
紹介動画(公開先へのリンク有り)

出場大会

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最終更新:2025年09月25日 20:59