フシギバナ

               
 分類:たねポケモン
 タイプ:くさ・どく
 高さ:2.0m
 重さ:100.0kg
 特性:しんりょく(HPが最大HPの1/3以下の時、草タイプの技の威力が1.5倍になる)
 隠れ特性:ようりょくそ(天気が「ひざしがつよい」の時に素早さが2倍になる)

はなから うっとりする かおりが ただよい
たたかうものの きもちを なだめてしまう。

+ 担当声優
大友龍三郎
1997年アニメ版、『ミュウツーの逆襲』
『スマブラ』シリーズ(『DX』まで)
伊東みやこ
『アドバンスジェネレーション』(ハルカの手持ち)
石塚運昇
『ポケパークWii』『スマブラSP』
三宅健太
『サン&ムーン』(ククイ博士の手持ち)、『キミにきめた!』(バナード)
最上嗣生
『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』

石塚氏は『スマブラ』においてマタドガスガオガエン等も担当している。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。
初代御三家であるフシギダネフシギソウを経て進化した姿。
『緑』と『リーフグリーン』のパッケージを飾っていることもあり、知名度も高い。

日当たりの良い草原などの開けた場所を好み、そこに引き寄せられるように移動する。
背中の花は太陽電池のように日光をエネルギーに変換させる機能があり、日光浴をするほど元気になる。
花から漂う香りは、日光浴で体温が上がった時や雨天の翌日に特に強まる。
その香りはとても心地よく、嗅いだ者の闘争心を宥めて人の心も癒すとされ、野生のポケモンも警戒心を無くして集まるほどである。
しかし、それでいて何故「たねポケモン」の分類のままなのかは不明である。
雌は花の中央から円錐形の雌しべが生えている。

アニメなどでは鈍重な動きで描写されることが多いが、
『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』の連れ歩きでは巨体に反してカエルのように跳ね回れることが明かされた。
そして「後ろ脚が思ったより長すぎる」とキモがられる羽目になった


原作中の性能

HP:80
攻撃:82
防御:83
特攻:100
特防:100
素早さ:80

特攻・特防がやや高めで、あとはほぼ横ばいで平均の種族値を持つバランス型のポケモン。
なお、初代御三家では進化レベル32と最も早く進化できる種であった。
第一世代当時はエスパーが強すぎたのと、3割の確率で凍る「ふぶき」が猛威を振るい、両方に弱点を突かれるフシギバナは実戦では苦戦を強いられたが
急所に当たる確率の高さが現在の比ではない「はっぱカッター」や、行動不能+起きるのに1ターン潰す「ねむり」の状態異常にする「ねむりごな」、
「やどりぎのタネ」+「どくどく」の重複によるダメージ増加バグなど、弱点さえ突かれなければそれなりに立ち回れるポテンシャルは備えていた。
ニンテンドウカップ97では決勝進出者15人中1人が使用。なお同じ御三家であるリザードンカメックスの使用者は0人であった。

以降は世代を重ねるごとに技を増やして行き、第8世代現在では、
特殊技が「ソーラービーム」「リーフストーム」「エナジーボール」「ギガドレイン」「ヘドロばくだん」「だいちのちから」「ウェザーボール」、
物理技が「パワーウィップ」「はなふぶき」「じしん」「はたきおとす」「げきりん」、
補助技に「やどりぎのタネ」「ねむりごな」「にほんばれ」「つるぎのまい」「のろい」「せいちょう」「ドわすれ」「こうごうせい」「ねをはる」などを備え、
アタッカーから耐久型まで幅広い戦法を実現する高い汎用性を持つポケモンとなっている。

欠点は微妙にサブウェポンのバリエーションに乏しいこと。
特にはがねタイプはメインウェポンを両タイプ半減以下に封殺する上に毒タイプを無効化したり耐久が高めなポケモンが多く、
とりわけ地面技が効かない連中には持久戦でも不利になりやすい。
一応「めざめるパワー(炎)」や「にほんばれ」+「ウェザーボール」などの対抗策はあるが、
4つしか覚えられない技スペースの兼ね合いが悩ましい所(『Pokemon Go』に至っては通常攻撃とゲージ技で2つまで)。

メガフシギバナ

 分類:たねポケモン
 タイプ:くさ・どく
 高さ:2.4m
 重さ:155.5kg
 特性:あついしぼう(炎・氷タイプの技の威力が半減する)
HP:80
攻撃:100
防御:123
特攻:122
特防:120
素早さ:80

メガシンカして さらに おおきく せいちょうした はなを ささえるため
あしこしも たくましく なったのだ。

第6世代『X・Y』ではメガシンカを習得。
より安定して高い種族値となっており、中でも防御の上昇度合いが大きめ。
加えて特性が炎タイプと氷タイプを半減する「あついしぼう」となったことで、実質弱点は飛行とエスパーの2つのみとなっている。
特攻も高いためアタッカーもこなせるが、上記のような理由から対戦では耐久型が主流となっていた。

キョダイマックスのすがた




高さ:24.0m~
重さ:???.?kg
2ほんの ふとい ツルを ふりまわし たたかう。
10かいだての ビルを かるく なぎたおすほど パワフルだ。

第8世代『ソード・シールド』では当初未実装だったが、追加コンテンツ第1弾「鎧の孤島」でカメックス系統共々復活。
メガシンカを失ったものの、新たにキョダイマックスが可能なポケモンとして選ばれた。
イベントでキョダイマックス可能な個体をもらえる他、
ある条件を満たせば他のフシギバナ(進化前でも可)も後からキョダイマックス個体に変化させることができる。

キョダイマックスわざは2本の太いムチを叩き付ける「キョダイベンタツ」
性能はリザードンの「キョダイゴクエン」やカメックスの「キョダイホウゲキ」と同様、
同じタイプ以外の相手に4ターンの間6分の1のスリップダメージを与えられる。
ほのおやみずタイプに比べ、くさタイプは対戦ではマイナー気味なので皮肉にも比較的通りは良い方だったりする。

+ 原作以外におけるフシギバナ
漫画『ポケットモンスターSPECIAL』では初代主人公レッドの手持ちとして登場。
ニックネームは「フッシー」。ただし、このフッシーがフシギバナとなったのは第1章の後半も後半、
シルフカンパニーでのロケット団との戦いの最後の瞬間であった。
進化と共に他の御三家ポケモンと共に放ったワザ(明言されていないが恐らくはソーラービーム)で、
漫画版オリジナルの三身合体させられた伝説の鳥ポケモンを撃退。ロケット団の手持ちから解放することに成功した。
その後はミュウツーのサイコウェーブに他の手持ち共々吹っ飛ばされたり、
サカキとの戦いではボール開閉スイッチを破壊されて参戦すらできなかったりといった憂き目に遭うが、
第1章最終回のポケモンリーグ決勝戦では、グリーンのリザードンとの御三家対決を制する有終の美を飾る。
続く第2章でも、地中から襲い掛かってくる敵ポケモンにツルを張って待ち伏せ、
落下しそうになった人物を絡めて救出と、進化前から相変わらず“ツルのムチ”のロープワークが冴える活躍を見せる。
それにしてもポケモンタワーでのゴースの倒し方といいこのシナリオ担当ジョジョ好きすぎだろ…

また、アニメではハルカが所持していたフシギダネがフシギバナに進化したことが確認されている。
再登場した時には既にフシギバナに進化していたため、フシギソウの状態では1カットも出番が無かったりするけど
映画では劇場版第1作『ミュウツーの逆襲』にて、ゲストキャラのソラオが「バナード」というニックネームのフシギバナを連れていた。

4コマ漫画劇場では、はりぶきしきみ氏がフシギダネ~フシギバナの「ふしぎちゃん」(6文字なのは気にするな!原作でも後に可能になったし)
を溺愛……もとい偏愛するレッドをメインとした話をよく書いている。
例としてはメタモンでふしぎちゃんハーレムを作ったり、マサキに頼んで合体させてもらおうとしたり、
強化案としてナッシーを接ぎ木するという暴挙(ナッシーが五月蠅くて寝不足&養分吸われて弱体化した)に及んだりと、
ふしぎちゃんの受難には事欠かない。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは初代と『DX』と『SP』に登場。
初代及び『SP』ではステージ「ヤマブキシティ」のベントハウスから飛び出すポケモンの一体であり、
「はっぱカッター」または「たいあたり」で攻撃してくる。
『DX』ではアイテムのモンスターボールから出現して「はっぱカッター」…ではなく、「じしん」で周囲にいるファイターを攻撃する。
ちなみに「はっぱカッター」は本作と『X』ではチコリータ、『for』『SP』ではツタージャと草御三家の後輩が使用するようになっている。
また、当時の原作(第2世代)ではフシギバナは「じしん」を覚えられず、覚えられるようになったのは第三世代からだったりする。
このほか『DX』にのみ登場したステージ「ポケモン亜空間」にも足場の一つとして巨大なフシギバナが現れる。

ポケカでは初代の自分の場にある「草」エネルギーを好きなだけ移動させることができる特殊能力「エナジートランス」を持つカードが有名だった。
動かせるエネルギーは草とレインボー限定だが、つけ替える先のポケモンの色に制限がないためリザードンなど草以外のエネルギー加速に利用されることもあった。
ただし、カメックスと異なり1ターンに手札から出せるエネルギーの枚数は限られるため速攻性は無い。
『ポケモンカードGB』では性能が変わっており、自分の番ごとに1回お互いの対戦ポケモンの「どく・ねむり・マヒ・こんらん」状態を全て回復させる、
特殊能力「ソーラーパワー」(フシギバナが「ねむり・マヒ・こんらん」状態のときは使えない)に差し替えられている。
……が、2人のプレイヤーの間で通信を行いそれぞれカードを手に入れるシステム「カードポン!」でのみ入手可能な幻のカード
とされていたが実際はプログラムのミスででは入手できないようになっているため、ポケモンカードGBにて正規の入手方法がないカードとなっている
(「カードポン!」自体ができないVC版でも修正及び入手解禁などの救済措置はされなかった)。
一応、『ポケモンカードGB2』ではゲームセンターの景品としてコイン2000枚と交換で入手可能になっている。

ポケモン以外だと、コロコロコミックで連載されていた『学級王ヤマザキ』の巻末の相談コーナーにおいて、
カエルが苦手な投稿者への返答が「背中に花を乗せればフシギバナ」だった。


MUGENにおけるフシギバナ

KlingoftheCastle氏が製作したキャラが某所で公開中。
接近攻撃は「つるのムチ」、遠距離攻撃は「はっぱカッター」や「タネばくだん」などがあり、
あまりコンボを使わず単発攻撃を繰り返して攻撃するキャラとなっている。
超必殺技の「ソーラービーム」は天空に光を放った後、ビームが空から降ってくる珍しい演出になっている。
ちなみにデフォルトで体力が600と低い。原作では耐性面は弱点が4つあるとはいえ、耐久はそこまで悪くないのだが…。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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最終更新:2023年12月15日 22:34