「OH Do-Do-Do-Do-Do ドーナツ♪」
―「DONUT SONG」(歌・山下達郎)より
小麦粉に水・砂糖・バター・卵などを加えた生地を油脂で揚げたリング状の揚げ菓子。
「ドーナッツ」と表記されることもある。
世界的には「ミスタードーナツ」あたりが有名なチェーン店だろうか。
オランダの小麦粉・砂糖・卵で作った生地を酵母で発酵させて、
ラードで揚げたボール状の菓子「オリーボーレン」が起源とされており、
17世紀頃にイギリスで迫害を受けた清教徒がオランダに逃げ延びた際にこの菓子の存在を知り、
その後のオランダ移民によって再度アメリカに持ち込まれるなどして存在が広まっていったとされる。
特徴的なリング状の形状は揚げる際に熱の通りを良くするためのものだが、
必須という訳ではなく穴を開けない球形あるいは扁平球形のものや棒状の種類も存在する。
誕生初期のドーナツにはこのような特徴は無く、少なくとも19世紀中頃辺りから見られるようになった特徴とされる。
この形状になった経緯に関しては経緯は諸説あるが、ドーナツの名前の由来は、
生地を意味する「Dough」とクルミなどを意味する「Nut」を合わせたものとされており、
起源となった菓子は原則ナッツが使用されるのがデフォルトで、やがて時代を経る過程でナッツはオミットされ、
名前にその名残だけが残ったのは確からしい。
故に海外の昔話では、
「ドーナツの穴は元々ナッツを入れるためのものだったが何らかの理由でナッツだけ外すようになったのが定着した」
(「ナッツが手に入らなかった人が横着してナッツ無しで作った」
「ネイティブアメリカンが矢を放った時にナッツを貫通して真ん中に刺さったまま油の中に落ちて火の通りが良くなると偶然判明」)
という昔話が多いが、上記の通り諸説あるので実際の所は不明。
ホーマー・シンプソン、
ヤダモン、
シャーロット・カタクリ、
ミケ(フレンチクルーラー)など、ドーナツを好物とするキャラクターは数多い。
格闘ゲームにおいては、
ファウストの「何が出るかな?」で出現するアイテムの一つにドーナツがある他、
『
ストリートファイターV』における
バーディーのVスキル「ブレイクタイム」がドーナツを食べてVゲージを回復する技である。
格ゲー以外のゲームだと『
スーパーマリオワールド』や『スーパーマリオカート』に登場する「ドーナツへいや」も有名か。
他には、
ゴテンクスの技には「ギャラクティカドーナツ」がある他、仮面ライダーヴァレンのドーマルフォームはドーナツをモチーフにしている。
また、
ワーロックの「フォービトンフォース」や
八坂神奈子の注連縄といった、造形から「ドーナツ」あるいは「ポンデリング」と呼ばれる技や装飾も存在する。
MUGENにおけるドーナツ
本来は単なる揚げ菓子であって間違っても戦うような代物ではないのだが、
単体キャラとして
2体もMUGEN入りを果たしている。……うむ、
最早何も言うまい。
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ルピ氏製作 |
2023年5月1日公開。
readmeによると、同じ食品キャラの いくら軍艦を製作した圧縮箱氏にけしかけられたのが製作のきっかけらしい。
外見はドーナツ専門店「ジャックインザドーナツ」で販売されている「ショコラdaポン」から。
コード技術を使用しているためWinMUGEN専用であり、容量が大きいため4GBパッチの適用が必須。
また、DtC無効などの隔離技術を封殺するキャラとの対戦、同キャラ同士の対戦は禁止されている。
技は様々なドーナツを召喚して攻撃する他、
穴からビームを出す「ポンデビーム」やポンデライオンを召喚しての攻撃、
果てはブラックホールを生成して相手を吸い込むなどカオスな技が多い。
さらに演出もただのドーナツとは思えないほど派手。
これでも製作者のTwitterでは 「どこにでもいる普通のドーナツ」と説明されている…… お前のようなドーナツがいるか。
AIはデフォルトで搭載されており、9種類存在するカラー差により狂下位~撃破挑戦まで強さが変わる。
1Pカラーは設定を自由に変更できるカスタムカラーで、2~11Pは狂中位から狂上限に対応。
12Pは 神キャラ向けの撃破挑戦で、普通に攻撃してもダメージを与えられないが即死は可能。
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howaaaaaaaaaaaaaaaaa氏製作 ドーナツくん |
- howaaaaaaaaaaaaaaaaa氏製作 ドーナツくん
サメド『Neptunian Donut』を再現したもので、2019年12月より凶悪ロダにて公開されている。
攻撃手段は一切無くオワタ式 で死亡音はもちろん
アレ
の かみキャラだが、
勝手に現れる 無差別判定のサメとオイル缶に相手が触れるとダメージを与えられる。
原作通りサメに触れると画面下に連れ去られて即死、オイル缶は触れると真っ黒になるが即死ではなく50ダメージの垂れ流し。
また、サメは背びれから尻尾の先まで判定の塊だった原作とは異なり、口にしか判定がない有情仕様となっている。
無駄にカラー差もあり、2Pは立ち打撃以外に無敵、12Pでオプションの秒数(デフォルト10秒)無敵化する。
11PはRS=2になると同時に荒ぶる無数のサメが全キャラを食い尽くす試合にならないカラー。最高でもDKO、即死が効かない相手には逆論外。
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出場大会
最終更新:2024年12月22日 16:41