近年彼の治める町で急速に勢力を拡大する謎の教団「黒龍の教団」……
調査に送り出した部下はことごとく消息を絶ち、ついに彼は自ら立ち上がる。
「私の町で不埒な真似はさせん」
シャドルーの親衛隊に所属する少女、ノウェンベル。
本名は彼女にも分からない。
そのことに疑問も不満もない彼女の心が、平和だったあの頃に戻ることはあるのだろうか……
「ベガ様のために、任務、開始するよ!」
どこに行っても追いかけてくるしつこいネスツの連中が、この町に限っては現れない。
彼らを追い出すほどの闇の勢力が、この町にはあるというのだろうか…?
「黒龍…興味が湧いてきましたね」
家督を娘に譲り、気ままな武者修行の旅に出ているかつての草薙家当主、柴舟
しかしふらりと立ち寄ったこの町には、とても見過ごせぬほどの邪気が
とぐろを巻いていた……
「宿命からは逃れられんか」
竜宮の使いが地上に現れるとき、それは大地震が近づいているときだという。
彼女が町に現れた理由……
それは無論、自身の訪れを告げるためである。
町が崩壊する大地震を……
「じきに地震が起きます。ご注意を」
「黒龍」の教団について調査を行うべく、単身町に潜入したレオナだが、
突如として襲われた強烈な破壊の衝動に、我を失う。
もはや彼女は、ただの狂戦士にすぎない――
「ウゥ……アァァァァァァァ!」
ネスツから脱走して以来、幸運にも追っ手に見つかることなく過ごしてきた彼女だったが、
気がかりなことが一つだけあった。
戦闘服を着た少女が現れたと聞き、彼女は駆け出した。
「まさか、あの子が……?」
攻撃力、防御力、そして正体を隠す隠密性、この三点を兼ね備えたのが万能強化服ボン太くんだ!
強い危険性を感じさせる謎の教団を無力化せよ!
ちなみに中の人は謎。
「ふも、ふもふもー! ふもっふ!」
退屈に日々を送っていたゼノンの家に、ある日訪れた教団の使者……
もちろんボコボコにして追い出した彼女だったが、
多くの少女が入信していると聞いては黙っていられない。
「世界の少女をオトすのは私の役目ですわ!」
世界に愛を伝えることを己に課せられた至上の命題と信じる男、それが彼、ラスプーチンである。
彼の想いは、果たして「黒龍」に届くのか……?
正直どうでもいい。
「さあ、愛の素晴らしさを語り合いましょう」
「異端を狩る異端」、ローレンに与えられた次なる任務は、「黒龍」の調査、及び撃破。
町に足を踏み入れた途端感じる強い空間の歪みに、彼女は愛刀を強く握った。
「私が止めてみせる……!」
過去の彼を知る者はいない。未来の彼を知る者はいない。
彼の思考を知る者はいない。彼の嗜好を知る者は、いる。
ただ死だけが、彼の歩みと彼の存在を告げているから。
「……」
結界の向こう側、裏界より地球の支配を目論む魔王の一柱、ベール=ゼファー。
ある日、興味深い力の波動を感じ取った彼女は、
面白半分に「黒龍」の下へ訪れようとするが……
「楽しいゲームになりそうね」
大きな争いのある場所に忽然と現れては、あらゆるものを売りさばく商人、
それがシルフィーである。
この「黒龍」の異変も、彼女に取っては単なるビジネスチャンスなのだ。
「いらっしゃいませ。何をお求めですか?」
モテたい……!しかしモテない……!強くなればモテるはず!更なる敵を求め、行け!
というか、モテないのはその性格のせいだと早く気づいたほうがいいぞ!
「うおりゃあああああ超必殺アブソ
ギャラクシィラグナロクエリミネイ
たまたまガールフレンドと旅行に訪れた先で事件に巻き込まれたとかなんかそんな感じで。
いや、俺ドロウィン氏の事大好きなんだよね……
話したこともないんだけど。
「なにがあっても、羽衣乃と一緒なら!」
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