ヴァン

        

カプコンのアクションゲーム『ロックマンゼクス』の主人公(男)。ゲーム開始時に、彼か女性主人公(名前は「エール」)のどちらかの選択する事になる。
CVは『ゼクス』では 小林沙苗女史。4年後が舞台の『ゼクスアドベント』では 野島健児 氏。
言うまでもないが、ガイアが囁いたりカギ爪の男を追っかけ回したりはしない。後、「オイヨイヨ!」とも言わない。
ちなみに今シリーズは『ロックマンゼロ』シリーズの数百年後の世界が舞台となっており、レプリロイドは『ロックマン9』のロボット同様に寿命が設定され、
人類も身体を機械化した「ヒューマノイド」となっている(耳に付いてる機械も補聴器やヘッドホンの類ではなく改造された耳)。
DASH』への過渡期と言った所か。

運び屋「ジルウェ・エクスプレス」で働いている少年。
10年前のイレギュラー襲撃事件で母親を失い、駆け付けたジルウェに引き取られた。
少々気が強く、突っ走ってしまいがちだが、他人のピンチを見過ごせないという一面を持っている。
この辺りの設定は女性主人公のエールも共通している。

意思を持った謎の金属「ライブメタル・モデルX」の力により、「ロックマン・モデルX」へと変身(ロックオン)する。
さらに、先輩であるジルウェから受け継いだ「モデルZ」の力と合わせ、ダブルロックオンする事で「ロックマン・モデルZX(ゼクス)」となる。
ZとXがそなわり最強に見えるような紹介をされるが、実際には(1+1)÷2といった性能でありダブルバスターが使えなくなるので、
むしろモデルX単品より弱体化という声も…… なんだか剣質「極」のようである。
ただ、ジャンプ中に出せる回転斬りはモデルZのモチーフ元同様に強烈な削りが可能なので、中型以上のサイズのボスには強みがあったりする。
ちなみに、ある条件を満たせばモデルZ入手後もモデルXが使用可能になる。
モデルZ以外の組み合わせでHX・LXなども可能…というよりむしろこっちが真価で、
攻撃力倍化や一部アクションに無敵状態が付く「O.I.S(オーバードライブ・インヴォーク・システム)」の使用が可能となり、
相性次第ではボス敵が3秒で死ぬような火力を発揮する。…が、発動中はエネルギーがガンガン減り続けるので発動/終了タイミングが重要になる。
ちなみに作中の世界では、彼のようにライブメタルの力で変身する者の事を「ロックマン」と呼ぶ。

続編の『ゼクスアドベント』では女性主人公のアッシュ(とは関係ない)でプレイした時に登場する。
ガーディアンの研究所から盗まれた4つのライブメタルを追っており、前作から4年経過した事で精神的にも大きく成長を遂げている。
…のだが、つい最近ロックマンになれるようになったばかりの新主人公との対決にて(エールもだが)あっさり負けたような雰囲気なのはなんとも。
ボスキャラとしての性能も低く、に張り付きながら豆を垂れ流すという人間がやりそうな攻撃パターンなど、開発時点でネタを含ませた感もある。
攻略自体もヴァン(エール)の反対側で壁蹴りしていれば余裕。自機としてのモデルZXは最強レベルなのだが……。
とはいえ、同ステージでこの後戦う事になる中ボスをセイバーのチャージアタック一撃で粉砕し苦戦していた新主人公を助けたり、
最終ステージでは盗まれた4つのライブメタルの力をそれぞれ持つボス四体を一人で相手取り、新主人公をラスボスの元に行かせるなどしているため、
新主人公と戦った時は本気ではなかったと見るのが妥当か。
なお、ヴァン(エール)のボス部屋の前でギガクラッシュを放つとエラい事になる。

また、前作ではショートヘアだった髪型が、先輩のジルウェをリスペクトしてかロングヘアとなっている。
公式ブログ内でのコーナーにおいては、
『アドベント』でのエールの変身ムービーに対しオヤジ臭いコメント(成長していない胸にも)をして彼女にひっぱたかれていたり、
好きなキャラクターの投票の際のコメントを受け、キリンに負けている事に落ち込んだりしている。

+ 完全なる余談
『アドベント』の主人公であるアッシュ(及び男主人公のグレイ)はライブメタル・モデルAの力により、
倒したボスキャラの姿に変身する事ができる。それはストーリー中一度戦うヴァン(またはエール)も例外ではない。
そして、変身しても性格までは変わらない。当然と言えば当然だが、重要なポイントである。
即ち、アッシュがヴァン(モデルZX)に変身した状態でダメージを受けると、男の声で「きゃあっ!」と叫ぶのだ。
まぁ、ヴァンに限らず男性ボス全般に言える事だが。一体誰が得するんだ……?
対して男主人公、グレイの場合は特に変化が無い……のだが、一部ボスの変身ボイスが妙にエレガントになっている。

+ 女性主人公・エールについて
『ロックマンゼクス』の女性主人公。
CVはヴァンと同じく小林沙苗女史。こちらは『アドベント』でも変更無し。ちなみに一人称は「アタシ」。
ヴァンを主人公に選んだ場合彼女は登場せず、逆もまた然り。
ただし、漫画版などでは双子の兄妹(姉弟?)とされる事もある。もっとも漫画での露出自体が少ないのだが。
シリーズ初の女性型ロックマン(初の女性主人公はスピンオフで『トロンにコブン』が作られたトロン・ボーン)。
また、『エックス』シリーズにも同名の別人が登場するが、こちらは男性型のレプリロイドで名前以外は似ても似つかない。

性格は基本的にはヴァンと似た感じで、困っている人を放っておけない正義感の強いタイプ。
ただ、先輩のジルウェに対して異性として憧れを抱いている、というのが大きな違いと言えるかもしれない。

性能面では、生身の時には移動速度やノックバックに微妙な差異があるものの、
変身すれば全く同じになるためあまり気にするほどではない。

ストーリーでは、ヴァン編が「イレギュラーの謎を中心に『ゼロ』のおさらいと『ゼクス』世界そのものの話」が中心なのに対して、
エール編は「ロックマンの謎を中心に『ゼクス』のこれからの話」に関する話が中心となる。
そのためヴァン編は、『ゼロ』経験者にとっては既に知っている話が多く、エール編と比べて退屈という意見も有ったり無かったり。
ちなみにエール編のみ人間形態のカラーチェンジが可能。ガーディアンの女性モブっぽくなったり、ジルウェっぽくなったり…。

続編の『アドベント』では男性主人公のグレイでプレイした際に登場する。
その際、変身シーンをアニメーションで披露してくれるのだが、それがヴァンより1.5倍も長い
具体的に言うと、ヴァンは1分で、エールは1分半。やってくれるぜ!
……まぁ、エールの方は無駄が多いだけとも言われるけど。

『ロックマンX Dive』ではヴァンを差し置いてパンドラと共に参戦。レア度は『X』と『ロクゼロ』両作品のゼロと同じAランク。
モデルZXにしか変身できず、しかも変身していられる時間に制限が設けられているが、
変身中はダメージを受けず、普段の姿でも装備させた武器を使って戦う事が可能。
原作で使用したセイバーもAランクのレア武器となっており、育成させる事で斬った相手の素早さを下げたり、
ダッシュして斬った際のダメージが増える等の効果を持つようになる。

ハロウィンイベントには「甘狂(かんきょう)のエール」が登場。こちらは期間限定と言うこともありSランク。
こちらは対シールドの攻撃力が高く弾の追尾性能も高くなりPvP向け。
ちなみに同期配信は「漆狂(しっきょう)VAVA」と「艶狂(えんきょう)のマリノ(ロックマンXコマンドミッションのキャラ)」。

+ エロスの権化?(紳士向け注意)
全くの余談であるが、上の公式イラストでは戦闘力は年相応(もしくはそれ以下)に描かれているものの、
pixivなどでは胸が割と大きめに描かれている事が多い。お前らそんなにロリ巨乳が好きか
とはいえ、説明書のLXとPXの絵では結構大きく描かれているが。
耳の部分に金属的なパーツがあるため(『ゼクス』の世界の住人のほとんどに言える事だが)そこからクラッキングされてR-18な事になってたり…。良い子はpixivでチキチキでタグ検索すんなよ!
近年じゃこんなMADも
作者はイレギュラー
そして大増量
サムネキマシタワー

また、『ゼクス』には触手型の中ボスがいるのだが、攻撃パターンの一つに「吸い付いて体力を吸収する」と言うものがある。
実際には継続的にダメージを与えるだけなので体力を回復されているわけではない。が、エール相手だとビジュアルがどうしても卑猥に…。
当たり方によっては股間に吸い付かれてしまう

ちなみにこの吸収攻撃をしてくる触手、データベースでその姿を見られるのだが、
先端部が細やかな動きをしておりスタッフどこに力入れてるんだと突っ込まざるを得ない。
原作のゲームでこんな敵がいる上に、二次イラストでは戦闘力を増し増しにされて描かれる……似たような境遇の彼女とは気が合うかも知れない。

なお、これらの敵は今の所MUGEN入りしていないようだが、
『エックス』の触手プレイのアーティスト8大ボスのランチャー・オクトパルドが存在するため再現は可能。

+ 各モデルの性能
  • モデルX
最初に手に入るエックスをモデルとしたライブメタル「モデルX」をロックオンして変身した状態。
移動面では特筆する性能はないが攻撃面はダブルチャージによりかなり優秀。性能的にはX2のダブルチャージに近い。
二発目は3ヒットするがボスには一発しか当たらないためどちらかといえば中ボス、ステージ攻略向けのモデル。それでも強いけど。
ZXになった後はこのモデルに変身できなくなるが、ヴァン編・エール編の両方をクリアした後の週は続けて使用可能。
ちなみに、本来適合していないモデルX以外のライブメタルをヴァン(エール)が使えるのは、モデルXの「ダブルロックオン」という能力のおかげ。

  • モデルZX
タイトルにもなっているゼロがモデルの「モデルZ」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。
基本的にゼロシリーズのゼロと似通った能力になっているが、バスターが「モデルX」のものとなっており、
二段階チャージでダブルバスターの二発目と同様の効果を発揮する。
チャージバスターからセイバーのチャージアタックや三段斬りがヒットするため対ボスに強い。
移動面はモデルXとほぼ変わらないが、セイバーを使用して壁蹴りを高速化する事ができる。
空中では多段ヒットの回転斬りも使えるが、生かせる場面はちょっと少ないかも?

  • モデルHX
賢将ハルピュイアがモデルの「モデルH」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。
雷属性を持ち、移動に優れた形態…なだけでなく攻撃性能も高い能力を持ちバランスブレイカーすれすれ。
バスターなどの遠距離攻撃は持ってないが前後、上方向へのエアダッシュが可能で、ホバリング能力も持つ。ダッシュジャンプ後にエアダッシュも可能。
一段階目のチャージ攻撃は雷属性の追尾弾で使い勝手は微妙。しかし真価は二段階チャージ攻撃の「プラズマサイクロン」にある。
この技は多段ヒット技で威力が高いため、弱点を突ける炎属性だけでなく、弱点属性の無い無属性にも多大なダメージを与える事ができる。
ダメージを与えられる部位が動かないラスボス第二形態相手に使えば、安定してごっそり体力を奪いあっさり勝ててしまうほど。
ただし、弱点部位にゴリゴリ当たるので、クリアレベルを下げたくない人は注意
(8ボスにある弱点部位に攻撃を当てた回数が多いほどOISゲージの最大値が下がるため)。
また、チャージ中でも別ボタンで攻撃できるという特性がある。
それ以外でもOIS状態での三段斬りが単純に高威力。三段目で多段ヒットする衝撃波が発生するが、システム上ボスには単発になる。
炎属性ボスは弱点に攻撃を当たりやすい事もあり、OIS三段切りだけでも敵のライフが一気に消し飛ぶ。
その代わりレベル4フィニッシュの障害になりやすく、イライラさせられるのも弱点剥き出しの炎属性ボスだがな!

  • モデルLX
妖将レヴィアタンがモデルの「モデルL」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。氷属性を持ち、水中戦に優れた形態。
武器はハルバードのみとシンプルで、上手く当てれば二段ヒットするが、ボスには一発のみ。
チャージ攻撃で氷塊を出したり、氷の龍を出せるが威力は微妙。ボスにはOIS状態で通常斬りを当てるのが基本となる。
水中において他のモデルが水の抵抗を受け移動速度が落ちるのに対し、Lxはそのデメリットを受けない。
その他に「スイム」という能力を持ち、水中で8方向に移動できる。
ダッシュも可能だが通常ダッシュジャンプより遅いため、必要時以外は使わなくていいかも。
また、隠されたアイテムを探査する能力がある。

  • モデルFX
闘将ファーフニルがモデルの「モデルF」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。炎属性を持ち、遠距離攻撃とパワーに優れた形態。
ZxやHxがボスキラーならこちらは中ボスキラー。両腕別々にチャージが可能なため、チャージ攻撃を連続して当てる事ができる。
これを駆使しないととれないサブタンクもある。ちなみに失敗するとマグマによってティウンティウンする。
ちなみにチャージ攻撃のパンチ部分が無属性のためZXのチャージセイバーのような感覚で使える。
バスターの移動撃ちができないが代わりに基本威力が高く、上方向にも撃ったり、バスターエディットによって軌道を変えられるため地味に対空性能は随一。
ちなみにエネルギーが無くなってもチャージによるパンチングは可能。

  • モデルPX
隠将ファントムがモデルの「モデルP」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。
…なのだが、このモデルは特筆する点があまり無い。
クナイが微妙に無敵時間に引っかかってさほど当たらないため他のモデルより火力が低く、OISも無属性のため相手の弱点属性を突けない
(攻撃力自体は上がるがこれは他のモデルも同様)。
移動面では鉤爪を使って特定の地形に引っかかる事ができる。
また、OIS中は「シャドウダッシュ」による無敵移動があるため、回避性能だけは高い。
対ボスではOIS状態での手裏剣が生命線となる。
地形走査能力があり、真っ暗闇のマップが彼のほぼ唯一輝ける場所となる。
割とどうでもいい点として、水中で少しだけ他のモデル(Lx除く)より早く動ける。…水遁の術?

  • モデルOX
謎のライブメタル「モデルO」と「モデルX」のダブルロックオンで変身した姿。
とある場所で出会える謎の敵を撃破すると手に入るアイテムを、本拠地の研究者にクリア後の状態で渡すと使えるようになる。
(それ以外にも、『ゼロ3』と『ゼロ4』の両方のソフトをダブルスロットで読み込ませて戦える旧ボス8体を倒しても入手可)
色んな意味で他のモデルと隔絶した性能を持っており、最大の特徴はOISゲージが無いのにOISを使える、つまり無限にOIS状態になれるという事。
OIS状態ではキー入力+セイバーや空中斬りが炎・氷・雷が使えるようになる他、バスターが一段階チャージ状態で連射できるようになる。
更に↓+バスターで特殊な技が使え、チャージする事で性能が変化する。
ちなみに水中でもLxと同様にスピードが落ちない。流石にスイム能力は無いが。


MUGENにおけるヴァン

N64Mario氏が製作した物が存在する。
ほぼ原作を再現したキャラクターとなっており、モデルX、モデルZX、モデルOXに変身できる他、
FC版ロックマンの姿になるオリジナルの「モデルM」にも変身できる。ちなみに由来はMegamanの「M」。海外製なので。
実は『アドベント』でFC版ロックマンっぽい姿に変身できる「モデルa(antique)」が登場しているのだが、公開時はまだ未発売だったからしょうがない。
また、女性主人公であるエールも同氏によって製作されており、ヴァンとの特殊イントロも二種類用意されている。
参考動画

出場大会

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出演ストーリー

~Lying Blue HERO~(エール)
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ(エール・現在名前のみ登場)


最終更新:2022年11月30日 09:17