セシリア(ファイアーエムブレム)


「ご不満?なら 一戦交えてもよろしくてよ。
 もっとも そのいかめしい竜騎士だけでこの数を相手にできるのかしら??」

ゲームボーイアドバンスで発売された『ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場人物。
『タイトル未定 DS』の方のセシリアはセシリアのページを参照のこと。

原作について

ゲームボーイアドバンスで発売されたGBA3部作の一番最初の作品。
「エレブ大陸」を舞台とした作品で新しいシステムとして支援会話や魔法3すくみ、
ハードモードの実装など最近のファイアーエムブレムのシステムの基礎を築いた作品でもある。
GBA第2作目の『烈火の剣』は『封印の剣』の前日譚に当たり、『封印の剣』に出てくるキャラの親世代が活躍している。
またこの『封印の剣』は主人公ロイが発売前に『スマブラ』に出演したり、Vジャンプでコミカライズされたりしたため、中々の知名度を持つ。
「スマブラでFEを知って封印からプレイした」という人も多いだろう。

原作でのキャラクター

主人公ロイが属するリキア同盟の隣国「エトルリア王国」の軍事の要である「三軍将」の一人、魔道軍将その人。
以前ロイに兵法や戦術を教えた師匠みたいな人。実際チュートリアルでは彼女にゲームのやり方を教わる。
年齢は20代
しかし漫画『覇者の剣』では主人公のアルに初対面で「オバサン」と言われてしまった
ちなみに、ロイと支援A状態でEDを迎えると国の復興に尽くすとか言いながら最終的に結婚してフェレ家に嫁入りしてしまう。*1

原作中の性能

クラスはヴァルキュリア。馬に乗って魔法や回復の杖が使える上級クラスのキャラである。
中盤である14章の開始時に仲間になるが、はっきり言うと弱キャラの部類に入りレギュラーとして使うには愛が必要。

上級クラスの状態で参戦する即戦力系キャラだが、まず大前提としてこのゲームは「初期から上級職のユニットより下級から育てたユニットの方が強い」。
セシリアの初期能力は加入時点での14章でも不安が残るレベルで、成長率も高くはない。
下級クラスから同じヴァルキュリアにクラスチェンジできるクラリーネが優秀な成長率を持ち高い回避率を誇る強キャラのため劣化感も否めない。
王国の三大将軍の一人のくせに*2敵の無名ヴァルキュリアの方がステータスが高いというネタにまでされている
(後に『烈火の剣』に登場した魔道軍将が極めて優秀なこと*3も扱いに拍車をかけた)。
支援会話で支援効果を獲得できる相手も同僚(上級クラス)や非戦闘ユニットが多数を占めており今一つ。
ただし同僚のパーシバル将軍は上級職としては優秀な部類であるまあ逆に優秀なパーシバルの支援相手を埋める価値がセシリアさんにあるかどうかは謎だが
幸い主人公のロイやバ火力魔王ヒロインのリリーナと支援を結べるが、強力なユニットであり支援相手の選択幅も非常に広い彼らに、
限りのある支援回数*4を埋めさせる理由は薄い。
おまけに対抗馬のクラリーネは、この作品のナバール枠にして、
バランスブレイカーのルトガー(ソードマスターへのクラスチェンジで必殺補正+30%)と支援の相性が良い
(クラリーネは雷、ルトガーは闇なのでお互いの長所がチート化更に大きく伸びる。
 余談だがルトガーを筆頭にソードマスターやバーサーカーは支援と装備の組み合わせで必殺率が100%を超える。自重しろ)。
さらに二人とも同じ章で仲間になるので、この二人に支援を付けて無双状態にするのが慣れたプレイヤー間では鉄板戦術となる。
こいつら二人を本陣に突っ込ませたら敵部隊が1、2ターンで全滅しているとかはザラ。支援MAXのセシリアさんを敵陣に近付けたら1ターンで死亡とかザラ。
さらにクラリーネの支援相手はルトガー以外も優秀なキャラばかりのため、クラリーネとの年齢差的意味も踏まえセシリアさん涙目の状態である。

ユニット性能そのものを除いても、
第13章の登場シーンで表ラスボスであるゼフィールに一撃で粉砕され「つ、つよすぎる……」と言い残し気絶するという噛ませ犬役回りを受け、
その後牢内で先に捕まっていたソフィーヤという少女に治療を受けて一命を取り留める。
13章クリア後に救出され続く第14章で加入するのだが、このマップは騎馬系ユニットの移動に制限のかかる砂漠マップなのにセシリアがわざわざ強制出撃してくる。
よって加入早々ろくに動けないので、砂漠のことを考えて編成を整えた人ほど彼女が足手纏いと化す
…そもそも目的地の住人であるソフィーヤは道案内としてわからなくもないが、何故負傷直後の彼女が出撃するのだろうかという疑問が…。
前述の登場シーンを考えたら「負傷したせいで弱体化してるんだよ!」などと言い訳できそうだが、ステータスは変わっていないことがイベント前に見える
なお、このシーンは『覇者の剣』でも再現されているが、
何気に相手の武器が剣に変形する前=「真の姿」でない状態での一撃で倒されており、微妙に悪化してたりする。
+...

そんな有様から一部ファンからは魔道軍将(笑)扱いされ、「その熟れた肉体で今の地位を手に入れた」などと謂れのない風説が流布し、
今では魔乳軍将というありがたくない称号も付けられてしまった。イラスト見る限りは至って普乳だけど。
(補足しておけばセシリア自身「エトルリアの名門貴族の出身で家柄的には何ら問題はなく、
 実力そのものも若い女性ということでやっかみを受けていたのを実績で黙らせたという本当か?と疑念が浮かぶ逸話が聞ける)。

まあ、ここまで何だかんだと馬鹿にしてきたが、戦闘力を諦めて杖使いと割り切って運用すれば一応使い物にはなる。
極端な話、杖使いに必要なのは効果に影響する魔力と行軍用の移動力だけであり所属クラスのヴァルキュリアはその観点から見れば非常に優秀。
仮想敵のクラリーネは魔力の成長が今一つなので、杖を振るだけならばセシリアの方が有用とも言える(そもそも別に同時に採用しても困りはしないし)。
もちろんこれは極端な話であって、ユニット単体で言えばクラリーネの方が間違いなく強いが*5
相対的には低い成長率も、上級スタート組の中では上の方だったりする
(『初代』をリスペクトでもしたのか、『封印の剣』には微妙すぎる上級職キャラや下級職でも使い道の見当たらないキャラが多く、
 役割が存在するセシリアはマシな方)。
また、上級ユニット限定の制限プレイなどの場合、初めての杖かつ魔法系ユニットという重要な役割。
最終盤で購入できるドーピングアイテムをつぎ込めば夢のセシリアさん無双もできるぞ!
ドーピング前提なら支援の面からクラリーネの方がいいとか言うなよ!絶対だぞ!

そんなこんなだが『覚醒』のDLCで『封印の剣』枠にまさかの高水準な能力値を引っさげ参戦。
公式側も↑のように馬鹿にされまくってるのを気にしていたのかもしれない。
汚名返上と言いたい所だが、案の定「ト、トリックだ!」「ドーピングだ!」「すり替えておいたのさ!」等と言われ、
スキル・深窓の令嬢(ヴァルキュリアになれる下級職のトルバドールのスキル)も歳を考えろと突っ込まれ、
今回も貧弱ステータスネタで弄ろうと期待していた方々には大変不満なようで、
『覚醒』本スレでは1日1回は鬱憤晴らしと言わんばかりに過去の醜態ネタが話題に上がるようになってしまった。汚名返上どころか汚名炎上である
ちなみに得意ステータスが技なので、魔法系(魔力・魔防)より物理系(力・守備)の方が限界値が高かったりする。
DLCユニット特有の特典スキル(初期クラス上習得してないはずのスキル)は「魔の達人」(魔道書装備時に魔力+5)と魔道軍将らしいものとなっている。

スマホアプリ『ヒーローズ』ではリリース当初から登場。こちらでのCVは行成とあ氏。
緑属性の魔道士かつ騎馬ユニットであり、その中でも比較的入手しやすいキャラクターである。
今回の性能はスキルや運用方針次第で十二分に活躍できると言った所。


MUGENにおけるセシリア

あゼル氏によって手描きで作成されたものがドット絵板で公開されている。
DEF60と打たれ弱く原作と違い徒歩で移動したりワープしたりする。いや馬で来られても困るかもしれないが。
また必殺技はエイルカリバーやフォルブレイズなど原作の魔法を使用する。コマンドは各ボタン一つで即発動という親切設計。
フォルブレイズは瀕死時に威力アップする。

出場大会

  • 「[大会] [セシリア(ファイアーエムブレム)]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
余談になるが、サウル(美人を見れば見境なくナンパしてばかりいる生臭神父)との支援会話でセシリアが語った所によると、
彼女の父親(本編には未登場)は、娘が男の友人を自宅に招き入れたのを見た際に、
思わず剣を抜き放ち、周りが止めようとする最中にテーブルを二つにする等して、お茶会を闘技場のような有様にするような、
少し気難しい(セシリア談)人物だそうである(その友人は命からがら逃げおおせたらしい)。
ついでに言うと、祖父(こっちも未登場)はそれに輪をかけて気難しいらしい。具体的にどうなのかは、サウルが急用を思い出して話を中断したので不明。
…ペアエンドになった場合のロイは果たして大丈夫だったのか、聞きたいような聞きたくないような話である。
まぁサウルと喋る時のセシリアさんは彼の話がただのナンパであることを早々に見抜いていたのか、どうも会話を適当に受け流しているような印象があるので、
もしかするとその辺の逸話も冗談や誇張を交えていた可能性がある、かもしれない。多分。

*2
とはいえセシリアよりは高い他二人の軍将の初期能力も、エトルリアでクーデターを起こした宰相と地方総督(いずれも章ボス)より合計値が低い。
敵将が味方の初期能力より弱いのではバランス的に問題があるのは確かだが、
彼らにとっての仇敵、それも軍人ですらない人間に負けているというのも情けない話である。
また、騎士軍将パーシバルは上級ユニットでありながら場合によっては一軍入りも狙える優秀なステータスの持ち主であり、
ハードモードに至っては下級から育てたユニットを嘲笑うほどのチートステータス(通称PAR様)だが、
大軍将ダグラスは「全キャラ中速さワースト」、「アーマーナイト系列が『封印の剣』では不遇」、
「ステータスも育てた初期からのユニットを押しのけるほど高くない」、
「アーマーナイト系列を複数採用するにしても、トライアングルアタックを使用できるオスティア三人組を使う」と下手するとセシリアさん以上に不遇。
ちなみに能力バランスの都合、上記の同職のタイマンでは騎士軍将は合計値で上回るはずの地方総督を2回攻撃で圧倒するのだが、大軍将は鈍重な宰相相手に2回攻撃を食らって負ける程。

*3
『烈火の剣』で登場する魔道軍将のパントは、
下級職から成長させた魔道士にも勝るとも劣らない初期能力を持つ上成長率もそこそこあり、終盤まで十分使って行ける。
しかも、同様に砂漠マップで(NPCとして)初登場する際にも、
放っておいてもそうそう死なず、そのまま敵将を勝手に倒す暴れっぷりで、プレイヤーに「強い」印象を強烈に残す
(ちなみに、『烈火の剣』では彼に限らず他の上級職スタート組もそこそこ成長率が高く設定されている)。
また同作中にはパントの弟子であるエルクという序盤で仲間になる下級職の魔道士少年キャラがいるが
パントのあまりの強さとエルク本人のイマイチさの相乗でいらない子扱いされることが多い。
セシリアさんはそのエルクの教え子であるという説があり、師が師なら弟子も弟子なのか……という説が浮上したり。
でもパントは優秀だしどうして実力が継承されなかったのか…美人の奥さんとイチャイチャし過ぎたんだろう、エルクもそれに遠慮してたし

*4
一人のユニットが支援を付けられるのは最大5回で、同じ相手とは3回までしか結べない。
ロイとリリーナの支援相手候補は『封印の剣』で最も多い10人だが、この制限により支援を結ぶ相手を取捨選択しなければならない。

*5
クラリーネは回避力が伸びるため成長させれば最前線に出ながら味方の回復を行うことも可能だが、
セシリアのステータスでは後方に下がった味方の回復に徹さざるを得ない。
ただし、後半からは後方からでも使用できる遠距離回復用の杖が登場し、回復できる範囲も魔力量に比例するために、
この杖を使用するなら魔力のあるセシリアさんの方が有利ではある。


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