トライエース製RPG『
ヴァルキリープロファイル』のクリア後ダンジョンに出現する
ザコモンスター。
見た目は何の変哲も無い、ただの可愛いハムスターなのだが…
- 体格が極端に小さい上に回避力が高いため、攻撃を当てにくい。キャラによっては全ての攻撃が当たらない。
- HP40万。これでも同ダンジョンの敵としては中の下程度だが、本編の敵と比べるとかなり高い。
- 攻撃力は同ダンジョンの敵の中でも上位レベルで、特に全体物理攻撃「カモンレミング」のダメージは強力。
- 1体でも厄介なのに、同時に4体出現する。
- 頑張って倒しても、経験値が非常に少ない(ただし有用なレアアイテムを2種類も落とすため、全く割に合わないわけではない)。
…このように並のモンスターよりも遥かに強いため、多くのプレイヤーからは、
「最深部のボスより強い」「史上最強のハムスター」「最強小動物」「クリア後ダンジョンの裏番長」などと畏怖されている。
特定の敵シンボルと接触し、かつ出現がランダムで低確率という条件があるので、意図せず遭遇する危険性が低いことが救いだろうか。
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使用する攻撃 |
大量のハムスターを呼び出して突撃させる全体物理攻撃。最大11ヒット。
前述の通り高威力だが、装備と補助魔法をしっかり整えれば、後衛でも1ダメージに抑えられる。
残りHPが半分を切るまではあまり使ってこないので、準備時間は充分にある。
種を飛ばして攻撃する。
ランダムで「1ダメージ」か、「食らう側の現在HP-1のダメージ」。
仰向けにひっくり返ってじたばたするだけ。何も起こらない。
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一般的な対策は「ヴァルキリー+魔術師3人で先制し、1ターン目に大魔法を3連発して殲滅する」というもの。
そんなハムスターでも、その気になればヴァルキリー1人で倒せるようだ。
続編『ヴァルキリープロファイル2』『咎を背負う者』にも登場。しかも同種の「公太郎」がいる。
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なんでこんなにハムスターが強いの… |
あくまで噂の領域なのだが、この頃のトライエース制作陣に 大のネズミ嫌いがいたらしく、
ネズミに対するトラウマと日頃のストレスをぶつけるべく制作されたのではないかとされている (※あくまで噂である)。
当時はハムスターがペットとして広く認知されて久しい時期であり、
恐らくスタッフがネタとしても使えると考えて悪乗りした結果であろう。
なおトライエースという会社は、こうした 悪ノリ遊び心を隠し要素でふんだんに盛り込んでくる癖がある会社であり、
本作の 隠しキャラクターに制作の裏話を語らせたり、コスプレした犬が本編のシーンを再現した小芝居を演じたり、
隠しボスを最初に倒した際のボーナスアイテムの名前が「トライエース」だったりとかなりフリーダム。
同社のRPG『 スターオーシャン』シリーズや『ラジアータ・ストーリー』でも、
隠しキャラクターとしてレナス・ヴァルキリーを登場させたり(『 SO3』では ロリ化)、
シリーズの枠を超えて色々と身内ネタをぶち込んでくるなど、色々やらかしている。
ちなみに、トライエースの前身となったウルフチーム時代の作品を見ると、
歴代キャラが多数登場し、謎解きに取扱説明書やゲームディスクが必要になる『あーくしゅ』や、
レアアイテムのくせに性能が初期装備にも劣る「 スケベほん」(一部移植版は「ピンナップマグ」)を出した『 テイルズ オブ ファンタジア』など、
当時から遊び心満載で悪ノリの片鱗を見せていたことを追記しておく。
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MUGENにおけるハムスター
3体ほど確認されているが、やはりと言うかいずれも強烈なキャラである。
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アフロン氏製作 |
ネタに定評のあるアフロン氏が製作。もちろん ちびキャラ。 HP4000だけどな!
VP1のグラフィックを使っており、「カモンレミング」「キラーシード」を使ってくる。
対戦時に要注意なのはもちろんカモンレミング。ライフを一気に減らされるので決して食らわないように。
…キラーシードでランダムで残りライフ1にされることがあるため、ある意味こちらの方がヤバいかも知れないが。
救いは何も起こらない「だだをこねる」をしっかり搭載しており、それをむやみやたらに発動すること。
上記の理由で プレイヤー操作の方が強いタイプなのである。
原作ターンバトルだからこそ成せる高い回避率も、生憎とMUGENでは再現不可能。
せっかくの美味しいチャンスなので、ここぞとばかりに投げやコンボで畳み掛けてしまおう。
ちなみにこいつを選択すると、どの ステージだろうと「未確認神闘シンドローム」が専用 BGMとして必ず流れる。
ニコロダにて AIが公開されていたが、同所の閉鎖により現在は入手不可。
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SAMSARA氏製作 |
神みずかの作者であるSAMSARA氏による、CPU専用の狂改変バージョン。
アフロン氏のものとファイル名が同じなので、うっかり上書きしないようバックアップは必須。
「HP40万が同時に4体出現」という忠実な 原作再現版…って、いやもうマジで勘弁して下さい。
しかも原作に存在しない ごっついエフェクトがかかる(直後に即死)。
りどみによれば「回避不能&ガード不能の全画面即死攻撃」だとか。
「キラーシード」も広範囲に展開する東方STG弾幕風に改変されており、ほぼ回避不能。
その上「カモンレミング」も直撃なら即死ダメージと凶悪化している上に、
タイムアップ時に体力を全回復する仕様なので、判定負けに持ち込むことも不可能。
もちろん無意味な技の「だだをこねる」もきっちり搭載。4匹同時に発動する様は壮観…なのか?
なお、「未確認神闘シンドローム」はオミットされている。
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出場大会
最終更新:2020年01月29日 22:23