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バランガス


「全ての生命がゴーデスの一部となるんだ。
 どうしてわからない?これは運命だ!」

別名「毒ガス幻影怪獣」。身長79m、体重12万9千t。
邪悪な宇宙生物ゴーデスの手先となった元人間のスタンレー・ハガードに操られている怪獣。
主な武器は体の穴から出す赤い毒ガスで、体を赤いガスに変化させて姿を消す能力がある。
このガス化能力を駆使して、ガス化して移動し相手の背後に回り込むなどの戦法を使う。
さらにテレポーテーション能力も有り、突如として市街地や基地付近に出現し、
防衛チームの注意を引き付けた後にガス化して逃げるなどして防衛チームを翻弄した。
こうした能力により相手を翻弄する戦法を得意とする怪獣だと言える。

この怪獣を操るスタンレー自身も人間の姿だがバランガスの分身のような存在であり、
体をガス化する能力が有る。また手から緑色のスライム状のゴーデス細胞を出すことができる。
人間の姿と言葉で主人公ジャック・シンドーを精神的に苦しめた厄介な相手だった。
最終的にはガス化したスタンレーはバランガスと一体化し、ウルトラマングレートに戦いを挑んだ。
+ スタンレー・ハガードについての詳細

この男を覚えているだろうか?
火星で消えた男、スタンレー・ハガード。
彼は今、生還した……。

「ジャック、帰ってきたよ」

元々は本作第1話冒頭で火星探査に向かっていた宇宙飛行士の青年。
演じた俳優はジェイ・ハケット氏。日本語吹き替えは津田英三氏が担当。
ちなみにハケット氏は歌手として英語版の主題歌や挿入歌も担当している。

ジャックの親友であり、彼と共に火星探査に向かう。
しかしスタンレー達は火星で悪の宇宙生物ゴーデスと遭遇。その際に起きた落石でジャックが動けなくなってしまう。
自らの死を覚悟したジャックは、スタンレーを逃して地球にゴーデスの脅威を知らせるべく囮になろうとしたが、
彼の奮闘も虚しくゴーデスは探査船を破壊し、発進準備を進めていたスタンレーも爆死してしまう。
その後、ジャックはゴーデスを倒しに来たウルトラマングレートと同化して地球に帰るのだが、
殺されたスタンレーはゴーデスに同化されてゴーデスの手先にされてしまう。

ゴーデスの手先となったスタンレーはバランガスの分身のような存在で、体をガス化する能力が有る
また手から緑色のスライム状のゴーデス細胞を出すことができる。
他にはバランガスを倒したように見せかけてUMAのグラント隊長から信頼されて潜入するために、
巨大な偽の光線銃を撃つ姿も見せていた。

スタンレーはバランガスを操って街中に出現させ、自分の光線銃で倒したように見せかけた。
この演技により防衛チームUMAに信頼されてUMAに侵入する。

「強運の持ち主が2人も参加してくれるの?」
「僕らには見守ってくれている者がいるんですよ」
君は命を2つ持ってるんじゃないのか?
「ちょっと幸運だっただけさ。君だって相当な運の持ち主…」

ジーンは強運の持ち主がUMAにいることに感嘆するが、両者の本心は全く異なっていた。

(まさか彼が君も助けていたとはな)
(でも、『助けていた』と言えるのか?)
(何が不満なんだ?)
(借り物の時間の中で生きている気がしないか?)
(時間なんて小さな問題だよ。永遠な存在にとっては……)

バランガスを囮として注意を引き付けさせ、その間に防衛チーム内部のゴーデス細胞探知班を殺害し探知機を破壊、
スタンレーの正体を見抜いて銃を向けたジャックを裏切り者に見せて自分もろとも独房送りにした。
しかしスタンレーは体をガス化させて独房から脱出し、戦闘機に爆薬を仕掛けて破壊、
チャールズのラボからグレートへの変身アイテム「デルタ・プラズマー」を奪い、ヒロインのジーン・エコーを人質にするなど存分に破壊工作を行った。
追いかけるジャックもかつての親友の姿と言葉に攻撃を躊躇わざるを得なかった。
さらに対峙したジャックにゴーデス細胞との同化の素晴らしさを説いてゴーデス細胞との同化を促すなど、彼を散々に苦しめた。

「……僕に何を望んでる?」
「ここから出たいんだ、ジャック。人間の体が邪魔なんだよ!
 完全なゴーデスになりたいんだ!さぁ、撃て!
 そして肉体を殺して俺達を自由にしてくれ!!」

最後は人間の肉体から解放されて巨大なゴーデスの一部となることを望み、
ガス化してバランガスと一体化、グレートに襲い掛かった。
ジーンからデルタ・プラズマーを投げ渡されたジャックはグレートに変身しバランガスと戦うが、
スタンレーを殺したくないジャックはバランガスへの攻撃をためらってしまう。
また、ジーンはデルタ・プラズマーを投げ渡すのと引き換えにゴーデス細胞で満たされた穴へ落ちてしまい、
そのままゴーデス細胞に感染。瀕死の重傷を負ったうえでゴーデスに操られてしまい、軍から抹殺対象とされてしまう。
こうして最後までジャックを苦しめた厄介な相手だった。

ゴーデスの支配下に置かれてからは冷酷さが目立ったが、
火星では落石に巻き込まれたジャックを最後まで救おうとしており、その友情は本物だったと思われる。
悪堕ちしてからも、ラボから脱出する際につけっぱなしだったガスバーナーの火を「火の用心、火の用心」と言いながら吹き消すお茶目な面も。

ゴーデス細胞を大量に吸収しているので「今までの怪獣より攻撃力が高い」と言われており、
ジャックからも「最強の怪獣」と評されていたが、その割に毒ガス以外には目立つ武器を持たず、
パンチや頭突き、踏み付け、噛み付き程度しか劇中では使用しなかった。
戦闘でもガス化でグレートを翻弄し、攻撃力よりも撹乱戦法でグレートを苦しめた怪獣であった
(ただし、グレートの弱点は大気汚染なので、対グレート戦に特化した能力・戦術を持っていたとも言える)。
最後はグレートのアロービームによって倒された。
そしてバランガスから四散したゴーデス細胞を吸収し、ゴーデスは更なる進化を果たす。

ジーン・エコーはゴーデス細胞に冒された。
彼女はこのままでは、ゴーデスに支配されてしまうだろう。
そして、砂漠の地下深くでは、再び1つに融合したゴーデスが
ウルトラマンへの復讐の時を待っている……

グレートとゴーデスの最終決戦を予感させる場面でこの回は終了した。

+ 怪獣デザインと名前について
怪獣デザインは吉田穣。「従来的な四足歩行怪獣」としてのデザインであり、
(といっても巨大な翼があるなど結構斬新なデザインだが)
劇中でも四足歩行で市街地で暴れていた。
それでもグレート戦では後ろ足で立ち上がっての二足歩行で戦っており、
四足歩行は見せなかった。

名前の由来は悪魔バラムの別名バラン+得意技のガスで『悪魔のガス』の意味。劇中の能力と活躍に相応しい名前と言える。
同じ怪獣でも東宝のバランとは関係ない。あと伝説の超サイヤ人の親父ィでもない。

+ ゲーム作品におけるバランガス
海外でSFC用に発売されたゲームにも4番目の対戦相手として登場。
技のバリエーションは乏しく、パンチ、尻尾攻撃、口から吐く飛び道具の赤い毒ガスの3種類しか技がない。
残念ながら映像作品中で使用したガス化やテレポートなどは使えなかった。

+ 漫画作品におけるバランガス
漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、ゴーデス編で金属製ゴーデス細胞による鎧「邪生鋼(エビルブレスト)バランガ」として登場。
両肩の排気口からレーダー能力を持つ霧、目から相手の思考力を奪い動きを封じる毒ガスを噴射し、
無力化した所を素体となったツルク星人の刃で狩る戦法が得意。
「ゴーデス様の悪魔の頭脳を最も強く受け継いでいる」と自称する通り狡猾な性格で、
自ら提案した五人衆の序列争いを他の4体が行っている間、自身は本拠地の海魔星で待ち伏せし、捕らえた獲物ごと仲間も襲うつもりでいた。
そこにタロウが(自称)親友のピッコロ王子とヤプール編で懐かれたブラックピジョンを連れて現れ、
タロウの無力化に成功するが、普段から何も考えていないピッコロとブラックピジョンには毒ガスの効果が出ず、
手当たり次第で放った中途半端な威力の攻撃で生き地獄を味わわされてしまう。
ギガルスを倒した80とジョーニアスの合流もあって退散し、現れたブローガを五人衆の頭と認める代わりに助けを求めるが、
ブローガは中身のウルトラマンに道案内として利用されたうえ既に残骸と化しており
「悪に頭も尻尾もない」と切り捨てられながら拳一発で砕かれ、ツルク星人も解放された。


MUGENにおけるバランガス

Mature4evr氏が製作したものが公開されていたが、技が6つしかなくAIも未搭載なことから出番はあまりなかった。
しかし2015年6月19日にmuu氏が製作したものが公開された。
海外で発売されたSFCゲーム版のドットを使用しているが、どちらも性能は大幅にアレンジされている。
なお、どちらもファイル名が同じなので登録の際は注意。
Mature4evr氏版はスタンレーの使った緑色のゴーデス細胞を飛ばす技などが、
muu氏版はスタンレーを出現させて協力して攻撃する技や毒ガスでのワープ技が搭載されている。

muu氏版にはAIもデフォルトで搭載されており、スタンレーとのタッグ戦法で追い詰める戦法を得意としている。
AI戦でのmuu氏版の強さは大体強ランクだが、
スタンレーとのタッグ戦法で固められると抜け出せないキャラは苦戦しやすく相性が出やすい。
だが1回攻撃されるとスタンレーは消えてしまうので、
飛び道具を多用するキャラや積極的に攻撃する強上位のキャラにはあっさりと倒されやすい。
うるさく喋るスタンレーとのタンデム攻撃はネタ的に面白いので、今後の活躍に期待したい。

+ Mature4evr氏製作
  • Mature4evr氏版製作
前述の通り、技は通常攻撃2つとコマンド技4つのみと少な目。
また、サイズもmuu氏版より小さめ。
通常技の「Light Punch」「Tail Sweep」は直撃すれば1割近い大ダメージを与えられるが、
ガードされればダメージ0と通常技にしては極端な性能。サイズが小さいためリーチは短い。
「Poison Clouds」はガスを口から吐き出す飛び道具で、発生は36Fと遅めだがゲージ無消費で相手にガードされても当てて有利とこちらも癖が強い。
また、ガスとは思えないほど飛び道具の弾速が速く、削りダメージもあるので上手く使いたい。
「Rage Strike」は発動後体が赤く光った後噛みつく技で、当たれば300もの大ダメージだが、発生が遅すぎる上リーチも短いのでまず当たらない。
「Bio Slime」は口から緑のスライム状のゴーデス細胞を飛ばす技で、210ものダメージで強力な飛び道具。
「Smog Blast」もガスを口から吐き出す飛び道具でこちらも弾速が速い。
全体的に癖の強い技が多く、空中攻撃なども無い。
AIは未搭載だが、人操作で使ってみてもいいかもしれない。

+ muu氏製作
  • muu氏製作
常時全身から赤いガス(攻撃判定は無く演出用)を出しており、劇中でのバランガスの雰囲気を上手く再現している。
投げや空中攻撃も搭載されており、技の少ない元スプライトながら一通りの技は揃っている。
毒ガス攻撃もエフェクト変更でかなりガスっぽくなっている。
毒ガスには上、中、下段のバリエーションがあるので使い分けて相手を翻弄しよう。
また毒ガスを出しながらワープする技があり、相手の後ろに回り込むように使うことができる。

だが、このキャラの最大の特徴はスタンレー・ハガードの幻影を出現させて攻撃する技を持っている事。
出現したスタンレーの幻影は操作可能で、うるさく喋りながら銃撃などの飛び道具やパンチ、ジャンプ攻撃してくる。
幻影は1体までしか出せないが、攻撃を受けるまで消えずに襲ってくるので非常に厄介。
この幻影とのタッグ戦で相手を固めてフルボッコにするのがこのキャラのメイン戦法と言えるだろう。

ゲージ技はスタンレーの幻影が存在しているかいないかで技が変化する。
スタンレーの幻影存在時の「悪夢からの使い」はスタンレーが緑のスライム状のゴーデス細胞を投げ付けるというもので、
当たると細胞に囚われて脱出するまでダメージを受け続ける強力な技。
スタンレーの幻影が存在しない時の「Blast from the past」は近接投げ判定の技で、
スタンレーがゴーデス細胞の素晴らしさを演説してくれるので必見。こちらも高威力で空中の相手にも当たるという強力な技である。

なお、このキャラにも同氏製作の他のグレート怪獣同様に、低速での体力自動回復が搭載されている。
…が、体力回復があまり機能しておらずに強さを左右していなかったブローズデガンジャと違い、
バランガスの体力回復は技性能とマッチしてかなり強さに影響している。
というのもこのバランガスは幻影の攻撃で相手を固めることが多いので、その間の体力回復が有効になりやすいのである。
相手にする時には短期決戦を心掛けたい。
プレイヤー操作(2:50~)


「俺達は宇宙を支配する生命の一部となって、
 これから永遠に生き続ける事ができる!
 そして君達もな……

 ゴーデスこそ神なのだ!!」

出場大会

プレイヤー操作

R-9cで色々と戦う動画(part75、part101、共にmuu氏製)


最終更新:2025年12月28日 22:28