仮面ライダーサガ




「王の判決を言い渡す…死だ!!」

■スペック
身長:2.05m
体重:110kg
パンチ力:12t
キック力:35t
ジャンプ力:90m
走力:100mを2秒。

特撮『仮面ライダーキバ』に登場する仮面ライダー。「運命の鎧」の別名を持つ。
サ”イ”ガではないし双子座の黄金聖闘士とは無関係。
劇中における3号ライダーであり、変身者は「チェックメイトフォー」の現代編キングであるファンガイアの登太牙(のぼり たいが)。
某大学院生でも闇医者でもない
人工モンスター「サガーク」がバックルとなり、ジャコーダーをバックルに挿入することで変身する。

+ 変身者「登太牙」詳細
ファンガイアの最高権力者「チェックメイトフォー」の現代編におけるキングの地位にいるファンガイアであり、
過去キング(バットファンガイア)と真夜(パールシェルファンガイア)の息子。
劇中ではファンガイア態は見せていないが、リザードクラスのファンガイアであることは示唆されている。

表向きでは巨大投資企業「D&P」の若社長を務めているが、その裏では「人間の進化(ファンガイアにとっての脅威となる技術の発展)の抑制」という、
チェックメイトフォーにおけるキングの使命を遂行しており、投資を餌に寄ってきた科学者達を密かに粛清していた。

過去にキャッスルドラン内部で育てられた後、過去キングの死後に「青空の会」の嶋により育てられた。
嶋は人間とファンガイアとの共存の希望として彼に期待するが、結局はファンガイアである太牙を信じることができずに不信を買い、
嶋の本音を察した太牙が襲撃する形で決別している。
とはいえ、嶋が幼い自分を育てたことに対する義理は捨て切れておらず、複雑な心境を見せている。

上記の経緯ゆえ、人間を「食料」と見なす姿勢を崩さないが、
他の大多数のファンガイアと異なり、「キング」としての使命感を強く持っているがために務めてそうした態度をとっているらしく、
劇中で部下を動かしたケースも含めて粛清した人間は多いものの、むやみに一般人を襲うことはしておらず、
ファンガイアの中では比較的穏健派である。

しかし、自らの行動や考えが最善であることを信じて疑わない父譲りの独善性を持っており、
そのおかげで渡や深央、さらには最終的に部下であるビショップからも不興を買っている。


本編で登場したのはダークキバを除けば最後期だが、設定的には15世紀頃ファンガイアの政治が体系化され、
チェックメイトフォーが設立されて他種族への侵攻が開始された時代において、
ファンガイアの技工士の兄弟が初代キングに献上した鎧であり、劇中ライダーの中では最も古い時代に作られた武装である。
つまりはキバやダークキバのプロトタイプともいえる存在であり、
胸部に装着された魔皇石の数もキバと異なり1つと少ないが、これは「漆黒の魔皇石」という歴代キングが受け継いできた中で最も貴重なレア物であり、
単独で通常の魔皇石の数倍の出力を実現しているらしい。
手足を取り巻く鎖「デュナミスカテナ」は黄金のキバのように装着者の力を抑制するのではなく、
装着者の運動能力を数倍に高める自動補助装置である。
専用武器「ジャコーダー」は変身に使用するだけでなく、ロッド剣状の「ジャコーダーロッド」、
鞭状の「ジャコーダービュート」の2種類の形状の武器として使用可能。
元々は笛として奏でることで魔皇力を覚醒させる機能も備わっていたが、武器に増幅機能を持たせると暴発する危険性があったため、
機能を独立させて別途設計されたのがキバも使用している「ウエイクアップフエッスル」である。
必殺技はジャコーダービュートで標的を貫通ないし拘束し、魔皇力を直接送り込むことで破壊する「スネーキングデスブレイク」。
上空に出現した皇帝の紋章にジャコーダービュートを通して対象を宙吊りにするパターンと、そのまま魔皇力を直接送り込むパターンがあるが、
前者はそのビジュアルから「必殺仕事人」と言われたりしていた。

また、「マザーサガーク」や「ククルカン」などの蛇型モンスターを使役できる。

3番目に登場しながら設定的には最初に作られたという設定は『仮面ライダー555』に登場する仮面ライダーデルタと酷似しているが、
デルタの場合は、初期型故にスペックだけなら一番高い(後続はスペックを落として安定性と拡張性を高めた)のに対し、
サガの後続のダークキバはサガで得たノウハウを発展させまくり開発者の想定すら逸脱した戦略兵器と化してしまった点が異なる。
とはいえ、基本形態でエンペラーフォームに比肩するスペックを見れば分かる通りサガは単なる型落ちのヴィンテージ品という訳ではない。
そもそも、キバやダークキバの鎧は装着者であるファンガイアの能力を見極めその力を最大限まで高める増幅器であるのに対し、
サガの場合は鎧自体に宿っている蛇の力を装着者に上乗せする仕様のため、コンセプト自体が異なる。
太牙がダークキバ入手しちゃったから終盤では出番少なかったけどな!

+ 余談
実はサガの鎧を使用した当時のキングがレジェンドルガに敗北した後で闇のキバが作られたは確かだが、
そこからダークキバを使用したキングの解釈が一定しておらず、ファンの間で物議を醸すことがある。
「超全集」には先代キングがダークキバを使用してレジェンドルガを根絶したと書かれており、
当時の資料では本編の過去編キングはまんま「過去編キング」という記述で表記されることが多かったこともあり、
長らくこの「先代」は「過去キングの先代のキング」を指しているという解釈の方が主流で、
「自爆技のキングスワールドエンドで先代キングが勝利はしたが反動で他界して過去編キングに代替えが起きた」と思われていたが、
後年の『仮面ライダーWeb』で公開された設定では、
「先代のキングはレジェンドルガ族との戦いで命を落としファンガイア族は劣勢に立たされたが、
 この時完成したばかりのダークキバの鎧を纏い、形勢を覆したのが過去編キング」
と記述されており、超全集の「先代」とは太牙の先代である過去編キングを指している解釈で書かれている。

登太牙を演じた 山本匠馬 氏は太牙役で出演する前に、劇場版『魔界城の王』で仮面ライダーレイ/白峰天斗を演じていた。
そのため太牙が「白峰さん」と呼ばれるネタがしばしば見受けられたりする。
また山本氏は後に『キバ』のメインライターである井上敏樹氏が関わった、『衝撃ゴウライガン!!』にもレギュラー出演している。
ゲーム『クライマックスヒーローズ』シリーズでは滑川洋平氏が代役を務めている。


MUGENにおける仮面ライダーサガ

P-poke氏の製作したキャラが公開中。
元々は仮面ライダーディエンドの召喚ライダー用に作っていたらしい。
通常技はリーチが長く、必殺技でマザーサガークを召喚して攻撃するなどトリッキーな戦い方が可能。
超必殺の「スネーキングデスブレイク」は画面アップで現れ必殺技を仕掛ける迫力ある演出となっている。
「これから先さらに作りこむかは不明なので改変フリー」とのことで、
ガ・タキリ・バ氏のAIボイスパッチも公開されている。

また、藤山氏が改変を施したバージョンも公開されており、こちらにはDaMarioMemer氏による外部AIが存在する。
DaMarioMemer氏AI

出場大会



最終更新:2025年03月19日 20:56