年齢:28才
身長:188cm
体重:87kg
誕生日:5月30日
血液型:AB型
出身地:ギリシア
修行地:ギリシア・
聖域
「奇跡は起こる、キミが諦めない限り何度でも」
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担当声優 |
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曽我部和恭
- TV版、カセットコミック版(悪)
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野島昭生
- TV版『黄金十二宮編』(善)
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関俊彦
- カセットコミック版『黄金十二宮編』(善)
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置鮎龍太郎
- 『冥王ハーデス編』以降の作品全般
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山寺宏一
- 『LEGEND of SANCTUARY』
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立花慎之介
- 『ライジングコスモ』
-
森功至
- TV版
- 置鮎龍太郎
- ゲーム版
置鮎氏ボイス集(『ソルジャーズ・ソウル』)
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『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『
聖闘士星矢』の登場人物。
「双子座」は「ジェミニ」と読む。名前の由来は
「性」(Sa・Gaさが)から採られている。
聖域十二宮の第三の宮「双児宮」を守護する双子座の
黄金聖闘士。双子の弟としてカノンが居る。
「神の化身」と称されるほど優しく清らかな心の持ち主と言われ、
射手座の
アイオロスを除けばサガこそが新教皇に相応しい人物と誰からも認められていた。
しかし、前教皇
シオンが仁・智・勇に優れたアイオロスに教皇の座を任せたことを契機に、
心の奥底に眠っていた悪の人格が発現し、神のような人格と悪魔のような人格の二重人格に苦しむことになる。
アイオロスこそ教皇に相応しい聖闘士として協力を惜しまず一命をかけて尽くすことを誓うが、
一人で居たシオンに自分が選ばれなかった理由を問い、悪の人格が潜んでいることを看破されたことで半ば逆上してシオンを殺害し、自らシオンに成り済ます。
さらに地上を支配するため、まだ赤子だった
女神こと
城戸沙織を殺害すべく黄金の短剣を振り下ろすがアイオロスによって阻まれ、
女神を救出して教皇の間から逃走した彼に女神暗殺の濡れ衣を着せ、
山羊座のシュラを討伐に向かわせアイオロスの抹殺に成功した
(一方で「女神は教皇(サガ)が保護している」とした所為かシュラは図らずもアイオロスが抱えていた赤子を見逃してしまい、
その後に現れた城戸光正に保護されてしまう事になってしまった。
まぁそれは仕方無いとして、射手座の黄金聖衣まで放置なのは仕事が雑じゃないですかね?)。
以後の聖域では「双子座の黄金聖闘士は教皇からの密命を受けて聖域を離れている」と誤魔化されていた。
アニメでは悪の人格が発現した直接の原因はカノンによる悪の誘惑とされる。
女神降臨後にシオンの弟・アーレスを殺害して自らアーレスに成り済まし、
銀河戦争と時を同じくしてシオンをも殺害し、教皇の座に就いて聖域の全権を掌握するに至る。
また、善の人格の時の髪の色は青、悪の人格の時は灰色で描かれ、瞳の眼球の色が悪の人格の時のみ赤く染まる
(原作では善の人格は金髪、悪の人格は黒髪。眼球が赤くなるのは原作でも同様)。
女神不在となった聖域では彼が教皇として実質的な支配者となり、居るはずのないアテナが聖域最奥のアテナ神殿にいるかのように振舞っていた。
善の人格の際の教皇としての挙動は正に神のようで、聖域のみならず近隣の住民からの尊敬も集めていた。
しかし、一方では教皇の仮面に隠された素顔を見た者は悪のサガに殺され、その噂が立つにつれて聖域でも徐々に教皇に対する不審が募っていた。
悪のサガの私生活は
何人もの美女を侍らせて酒池肉林に耽ったり、巨大な肖像画を描かせるなど頽廃したものであった上、
側仕えを自身がたまたま入浴中だった所を覗き見したというだけで殺害する等、残忍な一面をも見せた
(側仕えはサガの人格交代時の苦し気な呻き声を聞き、事情を知らずに身を案じて窺ったのが運の尽きだった)。
城戸沙織が開催した銀河戦争という「見世物」に
天馬星座の星矢達が参加した際は、「聖闘士の力を己の為に使った」として制裁に動いた。
最初は
白鳥星座の氷河を送り込むが、氷河が星矢達に同調して使命を放棄した上、
鳳凰星座の一輝率いる
暗黒聖闘士との私闘にまで発展したため、最早黙認しておけぬと次に
白銀聖闘士を向かわせる。
ここまでは教皇として当然の行為であり、星矢達の粛正および銀河戦争の会場・グラードコロッセオの破壊のみで済ますつもりだったが、
銀河戦争の優勝賞品だった射手座の黄金聖衣が本物であった事と、城戸沙織の正体がアテナであることに途中で気付き、
射手座の黄金聖衣および城戸沙織を(正体は知らせずに)聖域に連れて来るように命じる。
白銀聖闘士がことごとく倒されると、遂に黄金聖闘士である
獅子座の
アイオリアまで日本に向かわせる。
しかしアイオリアは城戸沙織の女神としての小宇宙と射手座の黄金聖衣に宿るアイオロスの霊により真実を知り、
星矢達正抹殺の任務を破棄して聖域に戻ってくる。
アイオリアに女神神殿には女神などおらず、女神は13年前に教皇が殺害をしようとした所をアイオロスに救われ日本に逃がれていたと指摘されると、
髪の色が変わって邪悪な本性を現し、アイオリアの抹殺を図る。
更に教皇を守るために現れた
乙女座のシャカと対峙している隙を狙って相手の精神を支配する
必殺技「幻朧魔皇拳」を繰り出し、
アイオリアを悪鬼に変貌させ、『十二宮編』でも
その洗脳を利用した。
また、シオンと同期である
天秤座の
童虎抹殺のため
蟹座のデスマスクを中国の廬山五老峰に向かわせた
(その時のデスマスクの様子からして、童虎の肉体年齢が先代女神の秘術により243年前から243日分しか加齢していない事は知らなかった模様。
後付け乙とか言うな)。
『十二宮編』では星矢達が双児宮に到着しても教皇に扮し玉座に座したまま教皇の間を動くことはなく、
その場から遥か先にある無人の双児宮へメディテーションにより
小宇宙を送り込み、
彼らを幻覚や空洞の双子座の聖衣で翻弄したが、失明しており視覚に囚われなかった
龍星座の紫龍と、
アンドロメダ星座の瞬は聖衣に装備された
星雲鎖が反応しなかったことで、実体が無いことを見破ることに成功し双児宮突破の契機となる。
この時点で既に紫龍からは遥かな空間を超えた小宇宙攻撃の使い手として恐れられており、
瞬もこの小宇宙の使い手こそが聖域の闘いの鍵を握る者と直感していた。
十二宮を突破された後は教皇の間に辿り着いた星矢の前では一度善の人格で星矢を労い自らの悪事を悔い、
星矢に女神を救う本当の方法(女神の像の盾をかざす)を伝授するが、ほどなく悪の人格を発現させ、
自ら双子座の黄金聖闘士であることを暴露し、双児座の聖衣を装着し初めて正体を明かす。
また、シャカと
牡羊座の
ムウにより異次元から生還し合流した一輝とも激闘を繰り広げつつ、
前教皇シオンを殺害したことも自ら聖域全体に響くほどの心の声で暴露した。
圧倒的な力で一輝を倒すも、奇跡により究極まで小宇宙を高め、
さらに仲間達の小宇宙を受けて再起した星矢の渾身の「ペガサス彗星拳」を受けて敗北。
最後には星矢がかざした
女神の楯の閃光で悪の心が浄化され、善の人格に戻り生還した女神の前で自分の心臓を貫き、自害した。
……自害による最期という事は、言い換えれば星矢達ではついにトドメを刺すに至らなかったということである。
なにせ
聖衣を一切身に着けていない状態で流星拳を喰らってもたじろぎもしないほど頑丈なのだ。
しかもその時は善の人格が悪事を悔いて防御すらしない棒立ちで星矢の拳を受けている。
黄金聖衣を纏った後とはいえ、究極の小宇宙で光速に至った流星拳やペガサス最後の技ローリングクラッシュを受けても平然と立ち上がり、
その上五感を奪われるという最大の窮地を前に星矢は絶望し、シャカと共に次元の彼方へ消えた筈の一輝が駆け付けた事で希望が見えたと思いきや、
彼の鳳翼天翔を何発浴びせても一切通用せず、皆の小宇宙を背負って放つ渾身の彗星拳でようやく一時的に気絶させただけだった。
しかもその後すぐ目を覚まし元気に動き回っていた。
アニメ版ではさらに拍車がかかり、星矢渾身の彗星拳を受け吹っ飛ばされても
華麗にスタッと着地する姿を見せつける始末。
これほどの強大さがあれば、悪の人格がアテナを差し置いて“救世主”を自負するほど増長してしまったのも頷けるかもしれない
(偽教皇の正体を知りつつもサガ側に着いた蟹座、山羊座、魚座も「地上を守るには女神よりもサガの方が良い」という考えだったとされる。
過去を描いた『エピソードG』の山羊座はアニメ版の「女神に最も忠誠心厚き男」との整合性を取るためか、幻朧魔皇拳で洗脳された事になっているが
続編『エピソードGアサシン』では山羊座が主役だが、ブラックホールによる特異点云々による完全なパラレルワールドだから気にするな!)。
『ハーデス編』ではシオンらと共に復活し、教皇に仕える黄金聖闘士という本来の立場に戻った姿が描かれた。
戦場に出て戦っているため、宮の異変に驚愕するなど感情を露にする描写も増える。
冥闘士のキューブを小宇宙を絶った状態で倒す、ギガントの動きを小宇宙だけで封じる、
カノンが教皇の間から双子宮に作り出した幻影を遠隔攻撃で放ち打ち消す、
自分達を精神攻撃によって篭絡するシャカへ衝撃波を放ち処女宮を大破させるなど、その行動の端々に実力の強大さが表れている。
最後は冥界の嘆きの壁を破壊するため魂だけの状態で復活。
黄金聖闘士全員の小宇宙を込めた一撃で嘆きの壁を破壊し、星矢達を決戦の地・エリシオンに送る突破口を開いて消滅していった。
必殺技は前述の「幻朧魔皇拳」の他、敵を
異次元に送り込む「アナザーディメンション」、
銀河の星々をも砕くと言われる最大最強の奥義「ギャラクシアンエクスプロージョン」を持つ。
黄金聖闘士の中でも随一の実力の持ち主であり、聖衣を纏わずしてアイオリアでさえ見切れない拳を放ち、
シャカをして最大奥義とする五感剥奪を光速拳のみで行い、相手を意のままに操る精神攻撃も得意とするなど、
その絶技はあらゆるシリーズにおいて
「最強の黄金聖闘士」と称されている。
また、攻撃力や小宇宙による特殊攻撃などの一分野においてサガに追随する聖闘士も存在するが、
前述のとてつもない耐久力に関してはサガに比肩できる聖闘士は一人も居ない。
「何度倒されても立ち上がってくる」という不死身さでは星矢や一輝が頂点であろうが、「そもそも死なない」のはサガが一強であろう。
おかげさまで黄金聖闘士の強さカッコよさがそのまま当時の読者の子供達の自分の生まれの星座に、
そして学校での立場や序列に直結することとなった通称「星座カースト制度」においては、
蟹座や魚座が「車田先生は魚介類に何か恨みでもあるのか」と嘆いているのを横目に双子座生まれが圧倒的な頂点に君臨したのであった
なお、教皇の法衣の下には衣服を身に着けておらず、戦闘時に聖衣を纏うために法衣を脱いだら全裸で、
そのまま素肌の上に双子座の聖衣を身に着けて戦ったというスタイルがよくネタにされている。
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アニメ版や外伝作品での活躍 |
アニメオリジナルの『北欧アスガルド編』では最終局面にて冥界から星矢に声を届ける。ページ冒頭の台詞はこの時のもの。
星矢の心を奮い起こし、逆転への契機になった。
同じくアニオリの映画『真紅の少年伝説』では、ゼウスやアポロンに封じられていた(元)太陽神アベルによって死から蘇る。
アベルの配下として再び敵対するものの、アテナの死と度重なる敗北に捨て鉢になっていた星矢にセブンセンシズとは何たるかを説き、
己の命と引き換えに敵の一人・やまねこ座のジャオウを倒して星矢を送り出した。
この映画では倒すべき敵が大ボス1・中ボス3・再生怪人2の6人しかおらず、
主役組でもないのに敵の一人を撃破する活躍を見せたのは本当に異例の厚遇である。
そして蟹座と魚座はますます地位が転落する羽目に。水瓶座と山羊座もアテナのために戦いはしたがほぼいいとこ無しで敗北
『黄金魂』では、嘆きの壁で消滅した後に、他の黄金聖闘士と共にアスガルドの地で復活。神闘士グラニルのシグムンドと対決する。
シグムンドは以前の神闘士の中で最強の戦士であり、ヒルダへの忠誠も篤い勇者ジークフリートの兄であった。
以前のアスガルドと聖域の戦いは海皇ポセイドンに仕組まれたものであり、その元を辿れば(後述する)サガの弟・カノンが全ての元凶と言える事件である。
シグムンドは聖闘士への怒りを露わにして暴走気味に戦いを繰り広げるが、サガは実力の差を見せつけて圧倒。
サガはシグムンドもまた真の戦士であると認め、彼を支配するオーディーンサファイアを破壊して暴走を止め、命を救った。
今回の戦いの元凶である邪神ロキとの戦いでは黄金聖闘士全員が力を合わせて戦い、
その際にアイオロスに謝罪を述べ、共に神聖衣を纏って攻撃を繰り出す場面も見られた。
ロキを倒した後、北欧の神オーディーンによって一時的に蘇った命が尽き、他の黄金聖闘士と共に再び消滅していった。
外伝作品『海皇再起』では、敵の英魂士アイネイアースが創り出した「ポセイドンが復活せず、海闘士達が戦士にならなかった世界」におけるサガが登場。
ここでは悪心に取り憑かれていなかった模様で、カノンが女神を暗殺しようとしていたのを制止し、狂奔した弟を涙ながらにその手にかける。
そして教皇アイオロスの右腕として、来るべきハーデスとの聖戦に向けて盤石の態勢を整える。
この世界がその後どうなったのかは描かれていない(アイネイアースが世界を存在させるのを止めてしまったかも知れない)が、
星矢達が聖闘士にならなかった世界で黄金聖闘士達がどのように世界を守り抜くか想像するのも楽しい。
「黄金聖衣では神にはかなわないので星矢達がいない以上負ける」とも、
「『黄金魂』で神聖衣になれる事が実証されたのでアイオロス達でハーデスに勝てる」とも想像できる。
少なくとも、最初に十二宮に攻め込んでくる冥闘士達が双児宮で全滅する事は間違いないだろう……。
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ゲーム作品での活躍 |
ファミコンゲーム『黄金伝説』では まだ教皇の正体が誰なのかはっきり分かっていなかった時期に無理矢理発売したために、
教皇の間に到着するとシャドーなる謎の聖闘士が ラスボスとして現れる。
教皇自身では無く、その配下らしい事は確かなのだが正体は一切不明。
技名も無く、ただ構えを取るだけで星矢達に大ダメージを与える謎の攻撃を繰り出してくる。
後に発売された『黄金伝説 完結編』ではきちんと原作のストーリーが再現されており、当然ながらそちらでは影も形も無い。
さらにワンダースワンで発売されたリメイク作『聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition』でも原作通りサガがラスボスである。
このまま 黒歴史として消えて行くかに思われたが、後年スマホゲー『聖闘士星矢 ゾディアックブレイブ』にまさかの登場。
BGMも『黄金伝説』の戦闘曲のアレンジが使われた。
当時のジャンプ作品のオールスタークロスオーバーもの『ファミコンジャンプ』では、全5章構成+最終決戦というゲームの中で、
第3エリアのボスとして、そして最終決戦では13人の敵キャラのうち最後から三番目の順で現れる。
サガの後には世紀末覇者 ラオウ、そしてラスボスの マジュニアしかいない、ここでも非常に優遇されたポジションで登場。
そのポジションに相応しい実力を誇るが、不条理ギャグ漫画『ついでにとんちんかん』の抜作先生に弱く、
真面目な性格が災いしてギャグに対応できない苦労人気質が偲ばれる……。
ところでこの作品では 北斗神拳も ペガサス流星拳も弾き返すパーフェクト・ゴールキーパー、『キャプテン翼』のジノ・ヘルナンデスが有名だが、
ヘルナンデスは「イタリア人なので抜作先生の日本語のギャグが理解できない」との理由で抜作先生をも無効化する。
逆に言えば「サガはギリシア人だが日本語のギャグを理解できる」わけである。
(偽の)教皇として世界中の聖闘士を指導する立場のため、語学に堪能だったのが災いしたのか……。
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弟カノンについて |
サガの双子の弟で、外見は瓜二つだが、原作では爪の形状、アニメでは髪色が異なる。
兄に近い力を持っており、その実力はサガに生き写しと言われたり、やはり及ばないという評価を受けたりもするが、
冥界における聖戦で見せた能力は確かなものである。
しかし、その存在は聖域でも誰も気付かない、双子座の影であり続けた
(何故隠す必要があったのか、黄金聖闘士クラスの小宇宙を持っている者の存在を何故誰も気付かなかったのかは不明。
まぁ前者は後述する性格だったから、後者はサガの小宇宙と区別が付かなかったからかもしれないが)。
サガは善と悪の人格の狭間まで苦しんでいたが、カノンは悪の人格しか持たないと自称し、
兄に教皇殺害を持ちかけて怒りを買い、スニオン岬の牢獄に幽閉される。
偶然にも牢獄の奥に隠されていた海皇ポセイドンの三叉の鉾を発見し、その封印を解いてポセイドンを復活させてしまい、
自身を海龍の海闘士だと偽ってポセイドンに取り入り、神を操って自身が地上の支配者になろうと目論む。
しかし海界は攻め込んできた星矢達に敗れ、ポセイドンも再びアテナの壺に封印されてしまう。
その際に、スニオン岬の牢獄に幽閉されていた時に幾度もアテナの小宇宙に命を救われていた事を知らされて改心。
自身の命を擲ってポセイドンの攻撃をその身に受けて、アテナを守る事で贖罪とした。
この事件については、ポセイドンも最初からカノンの企みを見抜いていたらしく、
星矢に敗北した際には遊び半分だったと話しており(本気なら「聖戦」なので、アテナ軍も全黄金聖闘士を出撃させている)、
後の『海皇再起』でカノンに再会した際にも鷹揚に許している。
まぁ双子座は古代から中世の地中海沿岸では航海の守護神として崇められて多くの船首に像が付けられていたといい
アルゴ船の冒険で双子座の兄弟を難破した船乗りを救助する守護神に任命し、嵐を鎮める力と2頭の白馬を授けたのはポセイドンとも言われるので、
正体を承知の上で海の者と見做していたのかも知れない。
神の攻撃を受けても絶命しておらず、冥王ハーデスとの聖戦では、兄サガの後を継いで双子座の聖衣を身に纏って聖闘士として参戦。
流石にそれまでの所業を責められはしたものの、蠍座のミロの制裁に耐え抜いた事で真の同志として認められる。
双子座の聖衣を遠隔操作で操り双児宮を守ろうとした事で、弟が改心した姿を見届けたサガに感激の涙を流させるまでに至る。
冥界に突入してからの戦いでは、冥界三巨頭の一人・天猛星ワイバーンのラダマンティスと幾度も激闘を繰り広げ、
また多数の冥闘士を討ち取る大活躍を見せる。
最後は復活したサガに双子座の聖衣を返却し、生身の肉体でラダマンティスと戦闘。
ギャラクシアンエクスプロージョンの自爆によって最期を遂げた。
外伝作品では、聖戦終了の直後・まだアテナや星矢達が地上に戻って来ていない間に復讐の女神ネメシスが地上に攻めてきた事件『海皇再起』に登場。
聖闘士に代わって地上を守るべく、海闘士としてハーデスに復活させられ、再びポセイドンのもとで戦う事になる。
やはり海闘士からは責められて立場を無くしていたものの、ポセイドンの赦しを得た事や、後にカーサやアイザックの制裁を素直に受けた事で受け入れられる
(またこの事により、カノンは成りすまし等ではない正規の「海龍の海将軍」である事が判明した)。
その際、悪のサガがネメシスへの寝返りを持ち掛けてくる幻覚をカーサに見せられた際には、
「万が一サガの悪の人格が蘇ってもその誇り故にカノンがやったことの二番煎じを持ち掛けたりはしない」という評価を下された。
戦闘では 竜牙のカドモス、 不滅のポルクスと言った恐るべき強豪と戦い、正面からの戦いでは圧倒されつつも、最後には勝利を収めている。
『海皇再起』については ソレントのページにまとめているので詳しいことはそちらを参照。
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双子座空洞体(謎の男) |
『十二宮編』の双児宮で星矢達を待ち受けていたマスクで素顔を隠した謎の男。ゲームでは「双子座・???」と表記される。
正体はサガが操る中身が空洞の双子座の聖衣で、瞬の起死回生の攻撃「サンダーウェーブ」で中身が空洞だと暴かれたため、
教皇の間でサガが双子座の聖衣を纏うまで双子座の聖闘士は最初から存在しなかったと思われていた。
聖衣のみで動いているため、聖衣以外の箇所(主に口元などの露出した肉体)への直接攻撃は物理的に不可能で星雲鎖での攻撃すら無効だった。
『ハーデス編』では双児宮を突破せんとするサガ達の足止めとして改心したカノンが同様に双児宮へ送り込んだ。
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サガ、カノン以外の歴代双子座の聖闘士について |
神話の時代よりそういう宿命でもあるのか、「実の双子」や「二重人格」といった理由で双子座の聖闘士候補が二人存在し、互いに争い合う展開が多い。
『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』に登場する双子座の聖闘士。243年前の時代の人物。善良な性格であり、後述のアベルの存在に苦悩する。
時代を超えて未来からやってきた一輝から「これまでの相手の中で最強」と評され、その言葉が正しければサガやシャカよりも強いという事になる。
「聖闘士には一度見た技は通用しない」という法則によって、一輝はすでに幾度も見た事があるギャラクシアンエクスプロージョンに耐える事ができたが、
そうでもなければ命は危なかった事だろう。
作中では実力の片鱗を垣間見せるに留まり、本来の聖戦の場面は描かれずに終わったが、ハーデスとの聖戦において戦死する運命が語られている。
だが作中では沙織達による 過去への介入により、本格的な開戦前に冥界三巨頭が全滅、黄金聖闘士が12人全員健在、と圧倒的に聖域が有利な状況になっており、
本来の歴史では79人中77人が戦死するという悲壮な展開であったのが、被害が大きく軽減されていった可能性がある。
『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』に登場する、カインの悪の人格らしき存在。
カインとは入れ替わるように現れたり、悪の野望を嘯いたりと、二重人格や影のように描写されていたが、
その正体は、カインが成長するにつれて自然に入れ替わっていく脳細胞の一部に別の人格が生まれたもの。
そのままではアベルの人格もまたカインの人格に統合され、消えゆくはずであった。
しかしアベルは自己の存在を維持するために、善なるカインとは逆の悪を演じる事で独立した人格として存在し続けた。
「実は悪人では無く、一人の人間として存在するために無理に演じていただけ」とオデッセウスに看破されると、
偽悪を押し通せなくなったアベルは進退窮まり、カインに「正義の聖闘士としてアテナを守るように」との本心を言い残して消滅した。
『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』に登場する双子座の聖闘士。243年前の時代の人物。後述のアスプロスの弟。
当初は聖闘士としての身分を明かしておらず、カノン島に住み着く「鬼」として テンマを鍛え上げた。
このくだりは原作者の 伝説の打ち切り作品『男坂』の喧嘩鬼をモチーフとしている。
また、「ペルセウス座の聖闘士が持つメドゥサの盾は、以前の聖戦で活躍していたに違いない」という読者の予想を、
この人が壊しちゃったという形で物語から退場させた。 あるとそれだけで勝っちゃうチートアイテムだからね
聖戦が進むうちに双子座の聖衣を身に着け、冥闘士となっていた兄アスプロスと対決。
ギャラクシアンエクスプロージョン同士の激突の末に敗北、消滅した。
しかし、その命と心はアスプロスの真の正義を呼び覚まし、以降の戦いはアスプロスに引き継がれる。
実力、キャラの濃さ、共に双子座の聖闘士として恥じない実力者であるが、
兄が強すぎる&濃すぎるために読者からの評価も二番手に甘んじる事になる……。
『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』に登場する双子座の聖闘士であり、双子座の冥闘士。243年前の時代の人物。前述のデフテロスの兄。
生誕時に、物語の黒幕・刻の神カイロスによって魂を狂わされており、
野望に狂奔して教皇セージを暗殺して権力を掌握に掛かるが乙女座のアスミタに阻止されて失敗、反逆者として死亡。
双子座の聖衣はデフテロスが継承する。
後に冥王ハーデスの配下の冥闘士として復活し、聖戦において挑んできたデフテロスを激しい戦いの末に殺害する。
だが、デフテロスの死によって自分自身に掛けていた幻朧魔皇拳の影響から解放され、双子座の聖闘士としてハーデスに挑むが、
そこに天魁星メフィストフェレスの杳馬としてハーデス陣営に潜り込んでいたカイロスの妨害を受ける。
杳馬=カイロスの目的は、聖戦の行方を操る事によって「神殺しのペガサス」を手駒に納め、
自分を封印したクロノスや、自分の存在を無視し続けてきた神々に復讐する事だった。
そのために人生を狂わされたアスプロスは激怒してカイロスに挑む。
空間に歪みを造り出して異空間に放り出されればアナザーディメンションで対抗、
時間を逆流されて「誕生以前の時間」にされて消滅に追い込まれてもすでに冥闘士=死人となっていたアスプロスには効かなかった、
と彼にしか為し得ない数々の対処手段で神の攻撃をかいくぐり、ついにはカイロスを打ち破った。
戦いの後、その時代の女神サーシャにこれまでの人生を労られ、最後の最後まで「我」を貫き通して消滅。
彼が消え去った異空間には、本来身に纏うべき双子座の聖衣と、カイロスの野望を打ち砕いた双子座の冥衣が並んで遺されていた。
聖戦の後にカイロスがなんとか復活した後も、アスプロスの存在はよほどトラウマとなっていたらしく、
神から悪魔呼ばわりされたり、「さすがにもうあんなのは二度と現れんだろう」という扱いで言及されていた。
時系列上では先になったがラスボス(ハーデス)では無いにしろ裏ボス(カイロス)を倒すという活躍、
聖闘士であり冥闘士でもある彼にしか為し得ない激闘の展開、
いつも「この世の愛と正義のために」が信条の聖闘士にあって「我」のために生き抜いた行動理念、
それをアテナにも認められつつも言動は揺らがないままだった最期、
死後に邪神から悪魔扱いされるほどの強いトラウマ……と、
「 原作で冷遇された星座に活躍の場を与える」方針のロストキャンバスに於いて、
「原作で厚遇された双子座に、原作以上の最上級の大活躍をさせる」事になった人物である。
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(以上、Wikipedia及ピクシブ百科事典より引用・改変)
MUGENにおける双子座のサガ
Master Saga氏とGenmaken氏が共同製作した悪のサガが存在。
現在は海外サイト「Extreme Team M.U.G.E.N」にて代理公開されている。
ドットのベースは『
KOF2001』の
ハイデルンと思われる。
ボイスは外国語。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種
コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
操作方法は6ボタン方式で、二段ジャンプが可能。
ギャラクシアンエクスプロージョンやアナザーディメンションなど、原作の技が一通り揃っている他、
ゲージが満タンになると金色のオーラを纏う演出も搭載されている。
また、全体的にステータスが高めに設定されており、やたらとタフで5割以上ダメージを与えたり、倒すのにもかなり時間が掛かる。
他の『聖闘士星矢』キャラ同様ニコニコでは出番が少なく、主にYouTubeで活躍している。
この他、双子座空胴体もTonyADV氏とThePizzaman氏の共同製作でMUGEN入りしており、
こちらも現在は海外サイト「Extreme Team M.U.G.E.N」にて代理公開されている。
かつてはMARKZGZ氏とTecla2000氏によるアーレス教皇も存在していたが、現在は入手不可。
「このサガ、本当は正義のために生きたかったのです…」
出場大会
最終更新:2025年07月08日 14:22