『
メタルスラッグ3』に登場するボスキャラクター。
古代遺跡が舞台となるミッション4のボスを務める謎の巨像で、
モーデン軍の兵器ではなく遺跡の守護者であるらしい。
詳しい設定は不明だったが、アプリゲーム『メタルスラッグ アタック』にて断片的に明かされた情報によると、
石像のような外観は額の宝玉「
太陽石」を収める器であり、内部には地球内エネルギー生命体が宿っている模様。
恐らく
超古代文明の遺産(所謂オーパーツ)的な存在なのだろう。
『メタスラ3』経験者からはシリーズ史上最凶ボスと名高い相手であり、「ロカ様」と呼ばれ畏怖されている。
まず、攻撃を当てられる場所が額の宝玉にしかない上、常に高空を浮遊しているため、真下から撃たないとこちらの攻撃が当たらない。
ボス戦で手榴弾を一気に使って発狂前ないし発狂直後に短期決戦という、シリーズのセオリーとも言うべき戦術がこいつには通用しない。
(言い換えれば道中で使い切ってしまっても問題無いとも言える)。
攻撃パターンは以下の4種類。
- 本体下部のドーム状の部分から放つ紫色のビーム。画面の端から端を横切りながら発射し、当たるとコインにされる
- 両脇の筒状のパーツから放つ2発の狼型の気弾(霊魂?)。しばらく画面内を漂った後、自機目がけて突っ込んでくる
- 額の宝玉から自機狙いで放つ赤色の収束弾。複数回連続で撃ってくる
- 額の宝玉からランダムでバラ撒かれる黄色い弾
これらの中でも特に凶悪なのが黄色
弾幕攻撃で、左右に落ちたらアウトな狭い足場の上でこれをバラ撒いてくる。
もちろん当たれば1ミス。
しかも一定ダメージを与えると全身が赤くなって発狂モードに突入。
密度・弾速が跳ね上がり、
「動けば死ぬ」「止まっても死ぬ」「何をやっても死ぬ」と
無理ゲーとしか言えない弾幕を展開してくる。
加えて攻撃パターンもランダムなので、運が悪いとこの発狂弾幕が連続して飛んでくる始末。
勘弁してください。
また、遺跡登頂ルート(上へ上へと進むルート)では上空から飛び降り、それ以外のルートでは階段を登って戦闘フィールドに到達するという演出上、
直前まで乗っていた乗り物を強制的に破棄してしまうのも難易度上昇に拍車をかけている。
回避の難易度が高い弾をばら撒くタイプのボス戦は、救済措置として乗り物に乗ったまま戦闘突入できるパターンが多く、
乗り物を降りる際の無敵を利用する通称「鬼避け」と呼ばれるテクニックで弾を避けるのが通例となっているが、
前述の通り戦闘が始まる前に乗り物を乗り捨てて来てしまうので鬼避けも使用できない
(ちなみに同作
ラスボス戦では鬼避けをガンガン行える仕様になっている)。
他の攻撃も強化されている(紫ビーム→スピードアップ、狼弾→2発から4発に、収束赤弾→高速化)ため、油断していると弾幕以外でも余裕で死ねる。
おまけにこのボスに限っては一定時間ごとに落ちてくる捕虜がある種の罠となっており、
ロカ用に持ち込んだショットガン(連射が利かないが短射程・超威力)、フレイムショット(火炎放射器)、レーザーガン(直線軌道の光線銃)が、
ヘビーマシンガンに変えられて台無しになるという悲劇も多発する(ヘビーマシンガンは弾が散ってしまう特性上、的が小さい相手を狙い撃つのが難しいため)。
これらの理由から、メタルスラッガーからはトラウマ認定を受けている。
動画を見て「この程度の弾幕避けるの楽勝じゃね?」と思う人もいるかもしれないが、
このゲームは四方八方に自由に移動できて喰らい
判定も極小のシューティングゲームではなく、ジャンプアクションゲームである。
キャラクターの当たり判定も見た目と同等な上に、移動範囲も制限されている中で、この黄弾を避けるのは見た目以上に困難なのである。
タワーディフェンス系アプリゲーム『メタルスラッグ ディフェンス』及び続編の『メタルスラッグ アタック』にも登場。
『アタック』では通常時が「ソル・デ・ロカ(origin)」、発狂時が「ソル・デ・ロカ・ラース」とそれぞれ別ユニット扱いになっている他、
器を破壊された事で内部のエネルギー生命体が暴走状態に陥った「ソル・デ・ロカ・アニマ」、
一度は破壊されて眠りに就いたものの、とあるAIと同調して復活した「ソル・デ・ロカ・アルケー」、
そして、翼と手足を展開して巨大ロボと化した究極形態「天道聖王ロカ」といった新形態が追加されている。『3』本編に出てこなくて本当によかった
+
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色々ロカ様 |
『ディフェンス』版
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オリジン
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ラース
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アニマ
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アルケー
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天道聖王ロカ
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MUGENにおけるロカ様
アフロン氏により原作
ドットを用いて製作されたロカ様が公開中。
CPU専用キャラで操作する事は出来ず、
BGMも原作ボス戦時のもので固定される。
攻撃手段は原作で見せたものを完備しており、紫ビームでコインにされる演出もしっかり再現。
もちろん発狂モードも存在し、ライフが半分を切ると苛烈な攻撃を仕掛けてくる。
だが、原作と違って食らい判定が体全体にある上に、紫ビームと狼弾以外の攻撃はガード可能。
食らったとしても
一撃死したりはしないので、原作と比べてかなり有情な性能である。
捕虜の妨害も無いし
加えて常時
ハイパーアーマーという性質上、意外な攻撃に弱かったりする。
7P以降は原作通りの食らい判定&諸々の強化が施された「ACレベル8モード」となる。
メタスラキャラやSTGキャラで挑戦してみるのも一興だろう。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2022年09月23日 09:44