デススタッフ






デススタッフは こごえる ふぶきを はいた!

エニックス(現スクウェア・エニックス)のゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスター。
初出は『ドラゴンクエストVI 幻の大地』。
マジンガ様などと並ぶ、ドラクエVIにおける強い雑魚敵の一体として有名。

骸骨の様な頭部をした杖のモンスターで、下位種に「エビルワンド」が存在する。
公式ガイドブックでは下位種共々「魔杖属」に分類されている。
出現場所は本編クリア後に行ける隠しダンジョン「お楽しみダンジョン」。

ステータスは同地域のモンスターと比べて守備力と素早さがやや高いが、HPは460(DS版は368)と低い。
吹雪系のブレス攻撃では2番目に強い「こごえるふぶき」を吐いてくるが、
ダンジョン前半では他の敵に混ざって1~2匹で出現する程度なのでそこまで驚異ではない。
しかし、後半になるとその小ささを活かして一度に3~4体の群れで出現し、こごえるふぶきを一斉に繰り出して致命傷を与えてくる強敵と化す。
こごえるふぶきのダメージは耐性なしで120~140、耐性ありでも100前後は喰らうのが普通。
前作なら吹雪に完全耐性のあるモンスターが仲間になったのだが、今作では加入が激ムズのはぐれメタルを除くとダークホーンとキラーマシン2の半減が限界。
それに対して味方のHPは適正レベルの場合、前衛職やHPが高いキャラでも500に届かないほどで、そうでないキャラはさらに低い。
この状態で1ターンに400~500のダメージを全員が受けるとなると……言うまでもなく全滅待ったなしである。
これ以外にも「ルカナン」や「メダパニ」、「メガザルダンス」も使うが、こごえるふぶきのインパクトが強いせいで印象に残らない。
データ上ではメガザルダンスの次にこごえるふぶきを優先して使うように設定されているが、頭が良いのでメガザルダンスは仲間が死んでいる場合しか使わない。
それ故こごえるふぶきを優先して吐いてくるのである。

まともに戦うには、ブレス系のダメージを半分に抑える呪文「フバーハ」を素早い仲間に唱えてもらう事が必須。
下位種同様ゾンビ系なのでゾンビぎりが有効だが、複数で現れる事が多いので、
弱点であるデイン系の呪文や「ギガスラッシュ」、吹雪や炎のブレスで一気に全滅させるといい。

ドロップアイテムは、仲間であるチャモロの初期装備且つ非売品の「ゲントのつえ」であり、
ゲント族はこんな強いモンスターを捕まえて加工していたのかとネタにされる。
この杖は道具として使うと回復呪文「ベホイミ」をMP消費無しで使えるためチャモロ加入時は重宝するが、
隠しダンジョン挑戦時点でベホイミは焼け石に水であり、しかも売れないので手に入れたところで袋の肥やしにしかならない。

本編でこれだけ強大なインパクトを残したにもかかわらず、外伝作品には中々お呼びがかからなかった。
下位種のエビルワンドはモンスターズシリーズに度々出演したにも拘らずである。
しかし、2017年に発売された『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』でようやく出演が叶い、エビルワンドとの共演を果たした。
自分の攻撃時に相手の氷結属性の耐性を下げる「氷結ブレイク」を最初から覚えており、
ブレス攻撃のダメージ量を上げ消費MPを下げる「ブレスのコツ」を成長で習得するという形で、本編の高火力ブレスを再現している。


MUGENにおけるデススタッフ

サクラ氏による手描きキャラが存在する。初公開は2012年10年31日。
見た目はカンフーマンの三分の一ほどの大きさだが、食らい判定はカンフーマンと同じぐらいあるためちびキャラではない。

LIFE368、DEF205とDS版のステータスを再現した低体力かつ高守備力のステータスで、
通常の耐久力(LIFE1000、DEF100)の75%程度の耐久力を高性能の技と数の暴力でカバーする、原作らしい性能となっている。
一番強力な技はやはり「こごえるふぶき」であり、飛距離が長く発生も早いうえ、直撃で4割、ガードされても2割を削る高火力。
他にも発生時に無敵があり連発可能な「こうげき」、相手の動きを止める投げ技「メダパニ」、
原作通り自分の命と引換えに仲間を復活させる「メガザルダンス」と他の技も強い。

カラーによって数が変わり、2匹以上いる場合は全て倒さないと勝利とならない。
デフォルトでは、1~2Pが1体、3~4Pが2体、5~6Pが3体、7~8Pが4体、9~10Pが5体、11Pが6体、12Pが12体となっている。
設定でカラーに関わらず決まった数にすることも可能で、その場合20体まで増やせる。
この他、技の無敵を増加する事も可能。

AIはデフォルトで搭載されており、設定で強さを強~狂上位まで調整可能。
1体ならこごえるふぶきに注意しつつ攻めれば強クラスでも勝ち目はあるが、
2体からは数の暴力によるこごえるふぶきの連発が強く、狂クラスに強さが跳ね上がる。
4体以上になるとメガザルダンスを使うようになり、倒しても復活の連続でジリ貧に陥りかねない。
ただし食らい抜けやダメージ無効はないため広範囲かつ高火力の攻撃には弱い。

readmeによる強さの目安は、
  • 1匹で無敵増加オフ:強ランク相当
  • 1匹で無敵増加オン:凶ランク相当
  • 2匹で無敵増加オフ:狂下位相当
  • 4匹で無敵増加オフ:狂中位相当
  • 12Pカラーで個数デフォルト:狂上位相当
となっている。

出場大会



最終更新:2024年01月11日 02:36