「上に立つ者は 下の者の
 気持ちは汲んでも顔色は窺ったらあかん」
 誕生日:5月10日
 身長:176cm
 体重:60kg
 斬魄刀:逆撫(さかなで)
破面篇にて登場した、
虚の力が発現(発症)した死神の集団「仮面の軍勢」(ヴァイザード)のリーダー格。
自身も虚化の使い手であり、
黒崎一護に虚化を制御するきっかけを与えた存在である。
関西弁を話し、ひょうきんな性格を演じているが、実の所頭が切れる。
その正体は100年前に
藍染惣右介の実験対象として魂魄を虚化させられた、当時の護廷十三隊五番隊隊長。
当時副隊長だった藍染惣右介の上官にあたり、現在よりも長髪であった。
中央四十六室の裁定で虚として消滅させられそうになっていた所を浦原喜助らに救われ尸魂界を逃亡し、
自分と同じく虚化した仲間達と治療を受けつつ現世に身を潜めていた。
空座町決戦では藍染打倒と一護の手助けのために参戦し、護廷十三隊と共同戦線を張った。
藍染捕縛後は名誉回復され、瀞霊廷上層部との話し合いの後に空位になっていた五番隊隊長に復帰している。
    
    
        | + | 戦闘能力 | 
実力こそ隊長格だが後述の通り斬魄刀は能力こそサポートには有用なものの単純な殺傷性自体は高くはない。
一方で、斬魄刀を解放することなく虚化だけで元十刃級の破面ですら圧倒できる程の直接戦闘能力を誇り、
 さらにアニオリで高度な九十一番台の破道「千手皎天汰炮」を詠唱破棄で放つほどの鬼道の腕前を持つなど、
 平子自身の戦闘力が非常に高い。
 
 
解号は「倒れろ~」。
柄の先にリングが付き、刀身に等間隔で穴があけられた形状の刀。
 周囲に甘い匂いを放ち、匂いを嗅いだ相手の感覚器の認識を逆転させる能力を持つ。
 つまり、この効果を受けた相手は感覚上において上下左右前後と斬られる方向が逆になり、
 非常に不利なハンデを背負った状態で戦いを強いられる事になる。
 しかし本編では早々に能力の内情をべらべら喋り、それで原理を把握した藍染に「慣れた」の一言で簡単に対処されるという、
 清々しい噛ませムーブを見せたのだが……。
 
 
    
    
        | + | ネタバレ注意 | 
成田良悟氏による小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、逆転状態のオンオフを切り替える事が可能と明かされている。
 
上記のバトル漫画でありがちな能力を解説する行為は、実はこの切り替え込みの戦術の一環であり、 
相手が平子の言葉を額面のまま鵜呑みにして逆転した状態に対処した場合、
 
わざと説明を省いていた切り替えで「上下の感覚は普通のまま、左右だけを逆転させる 」などを細かく繰り返し、
 
相手を翻弄する使い方を行うのが、本来の平子の戦闘スタイルと判明している。
 
同作でこれを使われた已己巳己巴 の分身達は自分達を舐めて能力を明かしたのだろうと判断してあの手この手で対抗しようとするが、
 
平子の言葉を鵜呑みにした対策ばかり取ろうとして、逆に翻弄されるなど術中に嵌っていた。
 
実は原作の件の場面でも、敢えて平子は手の内を晒しつつ切り替えができる事を巧みに伏せて、
もし一護に藍染が鏡花水月を使おうものなら、一護に逆撫を使用して彼が解放の瞬間を見ないようにするつもりだったが、
 藍染が一護に鏡花水月を使おうとしなかったので目論見が外れてしまい、噛ませにしか見えない形で倒された…というのが真相らしい。
 
 
また、千年血戦篇ではバンビエッタ・バスターバイン と交戦してこの能力で追い詰めたものの、
 
途中で死神が卍解を取り戻したことで、騎士団達も完聖体を開放。
 
視覚を狂わせようが無差別全方位攻撃を行ってくるバンビには逆撫では相性が悪く、返り討ちに遭ってしまった。
 
このように逆撫はきちんと使用すれば強い上に、使い手である平子に策の練り方や行動方針などで大きな落ち度もなかったが、
 
原作内ではいずれの使用時も相手の性質や状況が悪すぎてほとんど活躍の機会に恵まれておらず、
 
強いて言うなら奇襲を仕掛けたバズビー の「バーナーフィンガー4」をこれで凌いだのが数少ない活躍であった。
 
だが、上記の小説で鏡花水月をコピーした敵が登場した際に、藍染戦で考えていた鏡花水月対策が思わぬ形で役に立っている。
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本体の姿は不明だが、小説『The Death Save The Strawberry』にて嘘ばかりつく性悪な性格の斬魄刀と明かされている。
 
 卍解「逆様邪八宝塞」
 
平子の卍解。
 
解放すると、撫子 の花のような巨大な花型の台座が出現。斬魄刀の刀身も剣先がリング状の錫杖のような形に変化する。
 
「効果範囲の対象の敵・味方の認識を逆転させ、同士討ちを誘発させる」という能力を持つ、
 
乱戦に特化、それも一対多数というピンポイントな状況でのみ実用性のある癖の強い卍解。
 
よって始解の方が主に強者単独相手にする場合に使用され、卍解は主に実力の劣る雑兵が物量戦を仕掛けてくる場合に使用されるという、
 
卍解が奥の手かつ強者相手に使用されるケースが多い一般の斬魄刀とは真逆な、捻くれた能力となっている。
 
性質上、効果範囲の対象は敵味方問わず無差別広範囲に効果を及ぼすため味方がいる状況では使用できず、
 
されどタイマンで使用しても旨味が無いため敵味方入り乱れた乱戦ばかりの本編では使用する機会が無かったが、
 
小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』で増殖能力を持つ已己巳己巴の分身に1人で相対したためようやく披露した。
 
アニメ版千年血戦篇ではアニオリ展開でこの卍解を披露している。
 
平子の場合は包帯巻きのミイラ を模したようなデザインの仮面となっている。
 
この状態になると隻腕かつ互いに斬魄刀開放及び帰刃を未使用の状態の戦闘だったとはいえ、
 
前述した通りグリムジョー・ジャガージャック がなすすべなく圧倒される程の実力を発揮できる他、
 
本来は虚の技であるはずの虚閃を放つことも可能となる。
 
ただし消耗も激しく、短時間しか維持できない。
 
原作では隊長に復帰してからは未使用であったが、千年血戦篇の神赦親衛隊ジェラルド・ヴァルキリー戦がアニメで描かれた際に、
 
原作では省かれた戦闘場面が描かれ仮面の軍勢のメンバー全員が虚化した姿で再集結して交戦していたと明らかにされた。
 
会得条件は不明だが、作者曰く理論上は虚化中に帰刃も可能らしい。
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MUGENにおける平子真子
Mounir氏の製作した『
JUS』風
ドットで製作された
新MUGEN専用の
ちびキャラが公開中。
天井に立って攻撃したり、逆撫による当て身技を使用するなど、トリッキーな性能が特徴。
虚化して放つ、一瞬で画面端まで届く
飛び道具も存在する。
超必殺技「逆様邪八宝塞」は、対戦相手が虚に囲まれてリンチを受ける演出となっている。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
「俺らは藍染の敵、ほんでもって一護の味方や」
最終更新:2025年10月01日 21:55