エンジェル


+ 日本語吹替声優
西村知道
『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』
中村大樹
1992年アニメ版(テレビ東京版)
鈴木貴征
『X-MEN:エボリューション』
川田紳司
『X-MEN: ファイナルディシジョン』(劇場公開版)
髙階俊嗣
『X-MEN: ファイナルディシジョン』(テレビ朝日版)
濱野大輝
『X-MEN: アポカリプス』

マーベルコミックの人気作『X-MEN』の登場キャラクター。初出は1963年の『The X-Men #1』。
鉄拳』シリーズの隠しキャラではない。またエンジェル=天使そのもののキャラをお探しの方は「 天使 」でタグ検索されたし。

サイクロップスジーン・グレイビーストアイスマンらと同じく「ファーストファイブ」と呼ばれる初代X-MENの一員。
本名はウォーレン・ワージントン3世。身長183cm。体重68kg。
大富豪の御曹司でプレイボーイの一面を持つ。
天使のような翼を持つミュータントで、その姿から「エンジェル」のコードネームで呼ばれる。
その力をアポカリプスに見込まれて洗脳・改造され、青い肌と機械の翼を持つ黙示録の四騎士(フォー・ホースメン)の一人デスにされてしまうが、
X-MENに救出され、以来アークエンジェルとコードネームを変更。
その後、元の翼や肌の色に戻ってコードネームもエンジェルに戻したり、
エンジェルモードとアークエンジェルモードの使い分けができるようになったりしている。

当初はアークエンジェルモードに戻れる事は他メンバーにも隠していたが、
『アンキャニィX-MEN』の「M-Day」絡みの事件で強敵を相手にやむを得ず使用し、隠し事をしていたために一悶着起きている。
+ 余談だが、その強敵がメタ的に物議を醸した事も
その相手は巨大な怪物「リヴァイアサン」。
スターク・インダストリで巨大ロボットを開発した事もあるユリコ・タキグチ博士が研究所の機密保持のために生み出した改造生物である。
「M-Day」解決のためにエンジェルやビーストら科学陣が国後島のタキグチ博士の研究所に向かうが、
研究所に籠っていて情勢の変化を知らないタキグチ博士は、突如訪れた外国人集団を北方領土を巡るスパイと誤解しリヴァイアサンを起動。
強靭なリヴァイアサンにエンジェルはやむを得ずアークエンジェルモードを使用し、口から延髄を貫通して倒したという流れ。

さてこのタキグチ博士が過去に作ったロボットとは、1977年、マーベルにゴジラが登場した時の対ゴジラ兵器である
(ちなみにタキグチ博士の「M-Day」以前の登場は全てゴジラ絡みで、
 ゴジラの連載がDCコミックで始まると同時期に急死するなどゴジラとセットのような人である)。
そしてリヴァイアサンの姿は、微妙にゴジラと似ているのだ。そもそも1977年版のゴジラの姿も結構微妙だし
このように、ゴジラを連想させる材料が散りばめられている上に、(当時マーベルに版権が無いので)ゴジラ自体には全く言及されず、
また別の怪獣とも明言されていなかったため、リヴァイアサンとゴジラを同一怪獣と思った読者も多く、
エンジェルは一時非公式にゴジラを殺したとされていた事もある。

その翼は自身の2倍の物まで持ち上げて飛べる。最高飛行高度は約9km。最高時速は約241km。
強化された肺によって高高度でも呼吸が可能。また。並外れた視力に加え、治癒力を持った血液が流れている。


MUGENにおけるエンジェル

Arkady氏が製作したMUGEN1.0以降専用のキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
一部の技のモーションを見るに、翼の部分はルアンがベースになっていると思われる。
名義はアークエンジェルだが、カラーパレットでエンジェルとアークエンジェルを使い分ける事ができ、
1P~6Pはエンジェル、7P~12Pはアークエンジェルになっている。ただしカットイン小ポトレはエンジェルで固定。
また、エンジェルとアークエンジェルで使用できる技が多少変化する他、本体性能にも若干の差異がある。

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、スーパージャンプやチェーンコンボが可能。
ただし、地上立ちチェーンは近距離で初段をヒットさせるとオートで最後まで出し切るという変わった仕様になっているため、反撃には注意したい。
エンジェル、アークエンジェル共にふわっとジャンプするため飛び込みはとても遅いのだが、
ジャンプ中に再度↑へ入力すると一定時間飛行する事が可能。
持続時間は短く、何かしらの攻撃を出すと解除されてしまうものの、自在に空中を飛び回れるのは大きなアドバンテージである。
また、空中強Pなどの翼を使う技はリーチが長く、攻撃判定も広い。
突進技が豊富で空中でも使用可能な技が多いため、飛行と併せて相手を撹乱していきたい。
中でも錐もみ回転しながら突っ込む「Tornado Launch」は多段ヒットで発生が早く、空中戦やエリアルの〆などに絶大な効果を発揮する。
隙も少ないので一見削りにも使えそうだが、実は連続ガードにならないという落とし穴があるので注意。
翼を回転させて飛び上がる「Whirlwind」は左右に巨大な攻撃判定が発生し、ヒットすると相手を浮かせる効果がある。
なお、一見対空技っぽいが無敵は無く、それほど高く飛び上がるわけでもないのでそういった用途には不向き。
共通の超必殺技としては、まんまルアンの天昇偽鳳「Whirlwind」の強化版と言うべき「Reaping Whirlwind」と、回復技の「Healing Factor」がある。
前者は出掛かりに無敵があり、発生も速いのでコンボの〆や対空で活躍する。
後者は最大で1/3ほどライフを回復する技だが、発動時に無敵こそあれど回復中は隙だらけなので、基本的には死に技
……が、回復中に攻撃判定が出ているのかAI戦では相手が固まる事が多く、意外と役に立ったりする。

エンジェルはニュートラルポーズで浮いているため足下に喰らい判定が無いのが最大の特徴。
とはいえ、地面から少し浮いている程度で大抵の下段技が当たるので、どこぞの鳥ほどの理不尽さは無い。
飛び道具は空中限定で使用可能な「Wind knock down」のみで、他は突進技オンリーという肉体派。
斜め上空に体当たりする対空技「Uplifted」も所持しているが、無敵は無いので過信は禁物。
専用超必殺技の「Fallen Angel」と「Air Sky Scraper」はいずれも空中から急降下して襲い掛かる技。
何故か途中からガード不能になるという恐ろしい特性を持つが、前者は非ロック式乱舞技なので、当たり方が悪いと最後まで繋がらないのが難点。

アークエンジェルは地上と空中で使用可能な羽を飛ばす飛び道具を持ち、遠近両方で戦えるのが強み。
何気に通常投げの威力がエンジェルより高いのも特徴。
ただし、しゃがみ中Pの根元の攻撃判定が小さく、相手の喰らい判定によってはしゃがみPチェーンがまともに繋がらない場合がある。
専用超必殺技は空中から大量の羽を飛ばす「Aerial Daggers」と、突進を繰り返しつつ翼で切り刻む「Hyper Swoop」。
前者はヒット数と威力が安定しないものの、当たり方が良ければ7~8割ほど吹き飛ばす超火力を叩き出す。
削りダメージもかなりのもので、発動時に無敵があるためぶっぱしても強いと優秀だが、羽の発射前に真下へ潜り込まれると当たらないので注意。
後者は非ロック式の乱舞技で、「ガード不能の初撃で相手を気絶→急降下体当たり→連続突進へ移行」という流れになっているのだが、
当たり方が悪かったり相手の気絶中の喰らい判定が小さかったリすると、肝心の連続突進まで繋がってくれないという非情の技。
一応コンボにも組み込めるが上記の性質上安定性に欠ける。
ゲージは「Aerial Daggers」につぎ込むか、共通技の「Reaping Whirlwind」に回した方が無難かもしれない。

以上のようにどちらも一長一短なので、性能をよく把握しておこう。
AIはデフォルトで搭載されているが、簡易的なものなのかあまり強くはない。
ただし、空を飛べるだけにフライングをやらかすのでその点には注意。

ちなみに現行版からはオミットされているが、かつては試合中にエンジェルとアークエンジェルの切り替えが可能だったり、
竜巻を発生させる技や、他の四騎士を召喚して4人がかりで相手をボコボコにする技が搭載されていた模様。
旧バージョン紹介動画



出場大会

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最終更新:2025年05月29日 19:54