アイスドラゴン


星のカービィ2』に登場するボスキャラクター。
「虹の島々」と呼ばれる7つの島の1つ「アイスバーグ」に生息しており、ゲーム中では4番目のボスを務めている。

プププランドにおけるドラゴンの一種だが、つぶらな瞳にでっぷりとしたおにぎりのような体型が特徴で、
ダメージを受けると涙目になるなど、仰々しい名前に反して愛嬌のあるキャラとなっている。
名前のイメージ的にもっと違うかっこいいドラゴン想像してた?ごめんなさい、これ『星のカービィ』なんですよ
とはいえ、後年には『SDX』『USDX』のレッドドラゴン及びグランドドラゴン
『Wii』のランディアといったテンプレでそれらしいデザインのドラゴンも登場している。

そうした外見や仕草に反して、横スクロール戦闘だった前面のボス・スイートスタッフとは別のベクトルで難易度は高め。
『2』における1~3のステージはそれぞれのしもべ達のチュートリアルも兼ねた構成のため、
ボス戦の難易度が一気に跳ね上がる区割りを担うキャラとなっている。
口から冷気を吐き出す「アイスブレス(ブリザード)」は範囲こそ広くはないが、移動しながら使ってくるのが厄介。
体力が減ると移動距離が飛躍的に伸びるため、油断していると痛い目に合う。
また、尻尾をプロペラのように回して宙を漂い、カービィめがけて落下する「押しつぶし(ヒッププレス)」も侮れない。
地上にいるのは危険だが、不意に飛び上がってくるため空に浮かんでも確実に回避できるわけではない。クーで戦っていても同様である。
十分な距離を取っていても、氷の塊を凄い速さで弾き飛ばしてくる「アイスキック(カーリングアイス)」で攻めてくる。
しかも体力が減っていると二連続で飛ばしてくるため危険。
最後に最も厄介なのが切り札である「つらら」落とし。
地面を鳴らして天井から3本のつららを落とす技だが、範囲が広い上に落下中にしか吸い込む事ができず、
さらに地面に衝突したつららが割れて飛び散った破片に触れてもダメージを受けてしまうので非常に避け難い。

前述のように体力が減ると各種攻撃が強化される上に間を置かずに矢継ぎ早に攻め立ててくるため、
慣れていないと中々反撃の隙を見出しにくい。
とはいえ、攻撃のタイミングに注意さえすれば理不尽な難易度ではない。


『3』ではアド、『64』ではアドレーヌが敵に操られた状態で襲い掛かり、絵に描いたアイスドラゴンを実体化させてくる。
これらはつららを落とさないので、代わりにアイスキックの氷が吸い込めるように変更されている。

『ロボボプラネット』ではホログラフ防衛システムズがホロ・アイスドラゴンを実体化させる。
こちらは『2』の技の他、アニメで使った「結晶カッター」を習得している。
「メタナイトでゴー リターンズ」では強化版のRe:ホロ・アイスドラゴンが登場。*1

本編とは別の世界が舞台である『みんなで! カービィハンターズZ』では22年ぶりに本物が登場。
『スーパーカービィハンターズ』ではアイスドラゴンに加え属性違いのエレキドラゴンが新登場。

『スターアライズ』では『64』代表のドリームフレンズとして追加参戦したアドレーヌの技で実体化したアイスドラゴンを操作可能。
「アイスブレス」がぶっ壊れレベルの威力を誇るが、敵に接触すると1発で消えてしまう。

アニメでは第20話「さよなら、雪だるまチリー」に魔獣として登場
暑さで我慢の限界だったデデデ陛下が、カスタマーサービスから注文したもので、
初期の頃は小さなサイズだったが、後に巨大化してププビレッジの気温を下げつつ雪を降らせた。
口から冷気のブレスを吐いたり、巨大化させた鋭い雪の結晶を吐き出す技を持つ。
自身の分身的存在であるチリーにカービィの暗殺を命じるも失敗。
最後はチリーの協力を得たカービィによって、体内から凍らされて粉々になった。
後にコイツをモチーフにした「アイスドラゴン・ロボ」が登場。

アニメのパイロット版ではメタナイト率いる敵軍団の一員として登場。
しかしカービィにあっさり吸い込まれてアイス能力を与えることになってしまう。
この時アイスカービィに凍らされたのはダークマター(『3』の姿)。両者共に大ボスとしての面目丸潰れである……


MUGENにおけるアイスドラゴン

圧縮箱氏の製作したキャラが公開中。
LIFEが60000もあるが被弾式であり、特定回数攻撃を加えれば倒せる。
なお、被弾回数はカラーによって異なる。
常時攻撃判定持ちで、原作でも使用した「アイスキック」「つらら」「アイスブレス」などの技に加えて、
マッシャー、ブレイド、バッツを呼び出す「ザコ召還」や、リックアイスを模した「アイスバリア」といった技もある。
AIは未搭載だが、交差氏により外部AIが公開されており、神クラスの大会以外では導入必須となっている。

出場大会



*1
Re:ホロ・アイスドラゴン戦においてポーズ時に見られる説明文によれば、
かつて 存在した、古代のドラゴンという
生命体の データから 生み出された
ホログラフだが、もしかしたら 今でもまだ
どこかの 島の どうくつの おく深くで、
ひそかに 生きのびて いるのかも しれない。
とある。
「かつて存在した」という文面から、どうやらオリジナルのアイスドラゴンは絶滅種らしい事が見て取れる。
それでも上記の通り、別の場所で生存している可能性を挙げられてはいるが……。
「どこかの島=アイスバーグ」だとするとカービィの手により完全に根絶やしにされてしまった事になるが。
『2』以降の本編世界では偽物しか登場しないのって、もしや……


最終更新:2025年09月29日 19:48
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