アイドルホットライン 中山美穂のトキメキハイスクール とは、【ファミリーコンピュータ ディスクシステム】用のゲーム。
アイドルホットライン 中山美穂のトキメキハイスクール |
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ふりがな |
あいどるほっとらいん なかやまみほのときめきはいすくーる | |
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ハード |
【ファミリーコンピュータ ディスクシステム】 | |
メディア |
ディスクカード | |
ジャンル |
恋愛アドベンチャー | |
発売元 |
任天堂 | |
開発元 |
スクウェア 任天堂 |
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プロデューサー |
横井軍平 | |
ディレクター |
坂本賀勇 | |
プレイ人数 |
1人 | |
発売日 |
カード:1987/12/01 (日本) 書き換え:1987/12/14 (日本) |
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値段 |
3,500円(税別) | |
対応機能 |
ディスクファックス | |
日本販売数 |
販売:40万本 書き換え:12万回 |
【ファミリーコンピュータ ディスクシステム】向けに発売したゲームソフト。
1987年当時に大流行していたアイドル歌手、【中山美穂】?との恋愛アドベンチャーという、当時でも今の視点で見ても任天堂にしては異色の作品。
「アイドルホットライン」のタイトル通り、現実で実際に電話をかけてヒントを得るという大胆なゲームシステムが存在している。(ただし現在は全く関係ない場所に電話がかかるため使用厳禁)
ゲーム部分では「顔を選ぶ」という選択肢に表情を追加する珍しい要素があり、選択肢と表情の両方が一致していないと先へ進めないため、そのポップなタイトルに反して鬼畜な難易度で知られている。
また、本作は青いディスクカードが採用された「ディスクファックス」対応ゲームの第四弾でもある。
ハッピーエンドを達成したデータを送信したプレイヤーから抽選8,000名にサイン入りビデオテープ、抽選8,000名にサイン入りテレホンカードがそれぞれ贈呈された。
元々は『ファミコン少年探偵団』という【ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者】の元となる企画が進行しており、坂本賀勇がゲーム内容を書いていた所、当時のスクウェア社長の宮本雅史から「テレホンアドベンチャー」という電話を用いたアドベンチャーゲームの企画が持ち込まれ、本作が制作されるに至った。
スクウェアのみでは資金力に乏しかったものの、任天堂であれば無名の声優ではなく有名アイドルを採用できるという事で、岡田智が面白いとしてこれを許可。小泉今日子や南野陽子はスケジュールが空いていなかったため、後発で人気が出ていた中山美穂が選ばれた。
制作期間はわずか2週間というとんでもないハイスピードで、しかも当時のスクウェアの主力スタッフだった坂口博信、植松伸夫、時田貴司が『ファイナルファンタジー』の完成直後からそのまま参加している。
更に本作の開発中には糸井重里が任天堂に顔を出しており、本作の間に持ち込まれた企画がきっかけで【MOTHER】が開発されたという逸話が存在している。
色んな意味で任天堂らしからぬタイトルだが、本作の開発に関わった豪華なスタッフ陣や、『MOTHER』との関連性など、後世から見るととんでもない作品である事がわかる。
なお、当然ながら一度も移植されていない。
トキメキ学園に転入することになったボク。ひょんなことから、ひとりの女の子に恋してしまったんだ――。
ボクは17歳の高校3年生。お父さんの転勤の都合で、このトキメキ学園に転入することになった。今日は転校1日目というわけなんだ。
ボクはあのスーパーアイドル中山美穂ちゃんの大ファンなんだ。美穂ちゃんのレコードは全部持ってるし、彼女が出演するテレビ番組は欠かさず観てるもんな。あと趣味は、なんてったってファミコンだよねっ!
そーゆーわけで、ボクのトキメキ学園での新しい学園生活が始まった。不安と期待とでボクのハートはいっぱい! クラスメイトたちと仲良くなれるかな?(もちろんかわゆいガールフレンドもほしいよね――!)
なぁ~んて心配はいらなかった。となりの席に座ってる山村貞吉って、ユニークなヤツと友達になったんだ。京都から転校してきたとゆー彼は、関西弁でまくしたてるお調子もんだけどいいヤツみたい。なんと、彼も中山美穂の大ファンだって。
そんなある日のこと。ボクは廊下でひとりの女の子とぶつかった。彼女を見て驚いた。だって中山美穂そっくりなんだもの! 彼女が立ち去った後にはマスコット人形が残されていた…
主人公はアナタよ。アナタと一緒にトキメキたいなぁ