【クッパ7人衆】

クッパ7人衆 とは、マリオシリーズのキャラクターの総称。

プロフィール

クッパ7人衆

他言語

Koopalings (英語)

別名義

コクッパ
コクッパ7兄弟
コクッパ7人衆

ふりがな

くっぱしちにんしゅう

種族

【カメ】

所属

クッパ軍団

初登場

【スーパーマリオブラザーズ3】

【クッパ】の手下の7人組の幹部、ラリー【モートン】ウェンディ【イギー】ロイレミー【ルドウィッグ】の総称。
クッパと同様のトゲ甲羅を身に着けている。
かつてはクッパの子供という設定で「コクッパ」と呼ばれていたが、【New スーパーマリオブラザーズ Wii】以降は改められ、クッパ軍団の幹部級という立ち位置に落ち着いた。

かつてはルドウィッグが長男、ラリーが末弟という設定が存在していたが、他の5人がどの立ち位置なのかは資料によって異なり曖昧になっていた。
『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降は兄弟呼ばわりすらされておらず、年齢順がどのようになっているのか・そもそも血の繋がりがあるのかは不明。

名称の経緯

「コクッパ7兄弟」という名称は【スーパーマリオブラザーズ3】の説明書、「コクッパ7人衆」という名称は【スーパーマリオワールド】の説明書で確認できる。
現在の「クッパ7人衆」という名称は「マリオカート8 Direct 2014.4.30」で初めて使用され、現在でもスーパーマリオメーカー2のページで使用されている事が確認できる。

日本国外での「Koopalings」という名称は「Koopa」(カメ一族)と「Siblings」(兄弟)を合成した造語。
こちらはいつごろ登場したかはっきりしないが、初期の『スーパーマリオブラザーズ3』や『スーパーマリオワールド』の説明書ではまだ使用されず「Koopa Kids」「Bowser's Kids」等の表現が使用されていた。
しかし、少なくとも【スーパーマリオコレクション】の英語版である『Super Mario All-Stars』の説明書にて、上記の他の表現との併用ではあるものの「Koopalings」の単語も確認できる。
その後の作品でも使用されており、やはり現在でも日本国外の『スーパーマリオメーカー 2』のページで使用されている事が確認できる。

作品別

当初は「クッパの子供たち」という扱いだったため、新たに登場した一人息子の【クッパJr.】の登場後は曖昧な扱い*1が続いていたが『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降の作品で設定が整理されてからは積極的に絡むようになった。

【スーパーマリオブラザーズ3】

各ワールドの城へ襲いかかって魔法の杖を奪い取り、各国の【王様】を動物の姿に変えてしまった。それぞれ飛空船を持っており、各ワールドボスとして戦闘する。
原則、ジャンプで3回踏むか、ファイアボールを10発当てると撃破できるが、踏んだ場合はダメージを与えるごとに一旦甲羅の中に丸まって、復帰後はジャンプ力が上がり、攻撃も激しくなっていく。
なお、踏んだ回数とファイアボールの回数はそれぞれ別カウントになっているため、例えば2回踏んだ場合もファイアボールは10発必要。ただし、踏んで丸まっている間もファイアボールが効く。
初見で戦うとかなりの強敵で、もし飛空船内でミスしてしまった場合は、マップ内の何処かに飛空船が移動してしまう。

本作の時点ではクッパの子供たちと紹介されており、「コクッパ7兄弟」としてデビューした。
説明書では7人それぞれがセリフを喋っていたが、この当時の口調は後に設定がリニューアルされた際には反映されていない。
この時点では個別の名前が無く、当時の資料では「コクッパ○(数字)」や「○○の国のコクッパ」という名称が使用されていた。イラストはあるのにあんまりである。
後の英語版にて、アメリカの任天堂のスタッフによってミュージシャンの名前が付けられた。

この時期の名残で未だにコクッパと呼称するユーザーも一部存在する。

【スーパーマリオアドバンス4】

城を襲うシーンが追加された。完全クリアでも、城に入ればまた襲ってくる。
カードe+のコースカードの裏面では各コクッパが一言コメントを行っているが、口調は『スーパーマリオブラザーズ3』の説明書準拠であり、こちらも後のシリーズと異なる。

【スーパーマリオワールド】

本作での総称は「コクッパ7人衆」。魔法の杖を持っていないため肉弾戦で戦う事が多い。
ルドウィッグ以外は攻撃パターンがそれぞれ2人ずつそっくりなものになっている。イギーとラリー以外は基本的に3回踏めれば倒せる。
本作以降は日本版でも、英語版『スーパーマリオブラザーズ3』にて付けられた個人名が逆輸入され、説明書ではカタカナの名称、EDでは英語名を確認できる。
ただし本作の時点ではウェンディを「ウンディ」と表記しており、あまり安定性が無い。
日本版では各コクッパと戦えるのは一度きりだが、英語版ではLR同時押しすることでクリア済の城に再挑戦できるため再戦可能。

【スーパーマリオアドバンス2】

一度クリアした城と砦もエンディング後に再挑戦できるようになったため、こちらも再戦可能になっている。

【New スーパーマリオブラザーズ Wii】

『マリオ&ルイージRPG』以来、久々に登場。
本作からクッパJr.との共演にあたって設定やデザインがリニューアルされ、「クッパの手下」と称された。
『スーパーマリオブラザーズ3』のように個別の魔法の杖を持っているが、今回は王様から盗んだわけではなく【カメック】が制作した物。
以降の作品でも魔法の杖は通常装備の武器として扱われていく事が多い。
各ワールドの砦で一度倒すと逃走し、城でもう一度カメックの魔法でパワーアップして再戦というパターンになっている。

【New スーパーマリオブラザーズ 2】

クッパJr.を差し置いて全員登場。例によって各ワールドの城のボスを務める。
クッパ城では全員で【クッパクラウン】に乗り込みマリオの邪魔やクッパの強化をする。
Wスター-城でもクッパクラウンに乗っており、ここでは【ほねクッパ】を巨大化させる。

【New スーパーマリオブラザーズ U】【New スーパールイージ U】

再びクッパJr.と共演。今回は各ワールドの城の最後の扉から大砲で彼らが待つ飛行船に行ける。
一部のメンバーが魔法の杖の代わりに、モートンならばハンマー、ロイならば大砲など、特有の武器を使う。
本作の公式サイトや説明書では総称が「クッパの手下」表記だった。

【New スーパーマリオブラザーズ U デラックス】?

今回は現行の「クッパ7人衆」表記に改められている。

【スーパーマリオメーカー 2】?

ver.3.0のアップデートにより7人全員参戦。ただし【スーパーマリオ 3Dワールド】のスキンでは使用不可。
『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降のデザインに準拠し、『スーパーマリオブラザーズ3』のスキンでは原作をベースにドット絵が若干変更されている。
新規登場の『スーパーマリオブラザーズ』のスキンではクッパJr.と同様、クッパをベースにしたデザインになっている。
それに加え、全スキンともに魔法の杖を使って地上で戦うためか、『スーパーマリオワールド』のスキンではドット絵が原作と全く異なるものに一新されている。
『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオワールド』のスキンでは基本的に『スーパーマリオブラザーズ3』当時のカラーをベースにしているため、現行の『New スーパーマリオブラザーズ U』スキンとはラリーとイギーの体色が緑と青で入れ替わっている等の違いがある。
攻撃方法は全スキン共通で、主に『スーパーマリオブラザーズ3』や『New スーパーマリオブラザーズ Wii』をベースに一部アレンジされており、中にはロイやモートンのように本作独自の攻撃方法を持つ場合もある。
7人いるからか、7人衆全員分を合わせて同時に計7体まで配置可能で、メイン・サブ両エリアを合わせると1コースに最大14体設置可能。
本作では自由にコースを作成できるため、7人全員を同時に配置したり同一キャラを7体配置したりすることもできる。

【マリオカート8】

『マリオカートシリーズ』初登場にしてまさかの全員参戦。今作では隠しキャラクター。
本作で初めて「クッパ7人衆」という総称が付いた。

【マリオカート8 デラックス】

7人ともデフォルトで最初から選べるようになった。
性能がより細分化されたことにより、今回は7人全員がそれぞれ違う性能になっている。

【マリオカート ツアー】

「トーキョーツアー」から全員登場している。全員レア度はノーマル。
ラリーだけ「ホリデーツアー(2回目)」でウルトラレアのバリエーションが与えられている。Miiスーツは全員存在する。

【マリオカート ライブ ホームサーキット】

CPU専用ドライバー。クッパクラウンに乗っている。CPUとしてクッパJr.と共にランダムで対戦相手となる。

【ペーパーマリオ カラースプラッシュ】

『ペーパーマリオ』初登場。『マリオシリーズ』で初めて7人それぞれ固別の戦闘BGMが流れる。
『New スーパーマリオブラザーズ U』のようにそれぞれが特有の武器を使うことが多く、対応するモノカードがないと倒せないことが多い。

【マリオ&ルイージRPG】

ラストダンジョンのクッパ城でボスとして登場するがセリフは一切無い。【ゲラクッパ】に呼び出される際は「コクッパ軍団」と呼ばれていた。
後半に登場するキャラクター(ロイ以降)からは【じげんボム】が登場するようになり、そのターン数以内に倒さなければならなくなる。

【マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX】

本作でようやくRPG系のストーリーに絡むようになった。
本作以降は『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のフィギュア説明文に準じた口調になっている。
明確なセリフが付けられたことにより、今までよく分からなかったクッパJr.との関係がハッキリと描かれた。

【マリオ&ルイージRPG1 DX】

本編ではリメイク前と変わらずボスとして登場するが、新たに固有のセリフが追加されている。
一方、本編でゲラクッパに呼び出されるシーンは「クッパ軍団RPG」での描写との兼ね合いもあってかカットになった。
攻撃パターンは原作に準拠しているものの、元よりも強化されている箇所が多い。また、ルドウィッグは倒し方が変化している。
「クッパ軍団RPG」では本格的に登場し、セリフもあるためストーリーに絡むようになる。全員1度は【ゲラコビッツ】達の支配下に置かれてしまう。

【マリオ&ルイージRPG3 DX】

本編には原作同様出ないが、追加モード「クッパJr.RPG」に登場。全員をサブリーダーに設定することが可能。それぞれ固有のスキルも持ち合わせている。
ストーリー面でもメインキャラクターとして活躍。ただしほとんどはSSカンパニーやゲラコビッツらに操られてしまう。

【ヨッシーのロードハンティング】

序盤のステージボスとして登場。ウェンディのみ生身で、それ以外の全員がメカを操る。

【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】

3DS版の隠しファイターであるクッパJr.のカラーバリエーションという形で全員参戦した。Wii U版では最初から参戦。
色違いの量産型【クッパJr.クラウン】に乗っており、性能はクッパJr.と全く同じだが、それぞれボイスは固有になっている。
本作では7人全員の体格がクッパJr.に合わせられているため、これまで大きく描かれることが多かったロイやモートンも従来よりやや小さめ。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

隠しファイターのクッパJr.と共に引き続き全員参戦。やはり見た目以外の性能はクッパJr.と同じ。
今回はクッパJr.のハンマーの代わりに魔法の杖を鈍器として使うようになったため、上空中攻撃のワザ名が「鉄のハンマー」から「天井砕き」に変更された。
7人それぞれで丁度良い外見をしているためかスピリッツバトルでの出番が結構多い。

構成員

関連キャラクター

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最終更新:2024年12月20日 22:29
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*1 スーパーマリオサンシャイン(2002年)以降しばらくの間、出番自体がなかったことにされていたわけではなく、マリオ&ルイージRPG(2003年)ではJr.の出番がない一方で彼らは登場していた(ただし全員無言であり、ゲラクッパからもコクッパ軍団としか言われないため親子関係かは不明)。また、スーパーマリオブラザーズ3の移植作であるスーパーマリオアドバンス4の説明書等でも、設定を改めることなくまだクッパの子供扱いされていたため、Jr.との関係が不明瞭だった。