アーチャー・フィッシュⅢ


[解説]
自由都市同盟冒険者組合に出向している機装兵技師ダライアス・アームストロング技術中佐が、自分の普段使いの機兵として造り上げた機装兵。
彼は先代のアーチャー・フィッシュⅡを、秘書役兼都市同盟軍との連絡役であるララ・エルナンド中尉に譲り渡し、自身の専用機としてこの機体を新たに建造した。
彼は先代のアーチャー・フィッシュⅡを、秘書役兼都市同盟軍との連絡役であるララ・エルナンド中尉に譲り渡し、自身の専用機としてこの機体を新たに建造した。
アーチャー・フィッシュⅢは、カーライル王朝・聖王国から輸入された聖華鍛冶師協会製の量産型第六世代機兵、ミーリテスの中古品をベースにして造られている。
ミーリテスは第五世代機兵ミーレス系列に源流を持ち、カスタマイズ上限値が桁外れに高い機体だ。
その基本骨格にダライアス技術中佐が持てる技術を惜しみなく注ぎ込んで、実験的装備までも投入して造り上げたこの機体は、基本性能では800年代の平均的な機兵を凌駕している。
ミーリテスは第五世代機兵ミーレス系列に源流を持ち、カスタマイズ上限値が桁外れに高い機体だ。
その基本骨格にダライアス技術中佐が持てる技術を惜しみなく注ぎ込んで、実験的装備までも投入して造り上げたこの機体は、基本性能では800年代の平均的な機兵を凌駕している。
右手の大口径魔導砲、左手の小銃型魔導砲、両腰の長銃身高威力長射程型魔導砲など各種銃器を装備し、両肩と両脛には噴進砲を装備するなど、圧倒的な砲戦火力を誇っている。
しかしこの機体の本当の強みは、その繊細なまでの精密射撃能力だ。
ダライアス技術中佐は敵機兵の関節部を撃ち抜く、『関節貫き』と呼ばれる技を得意としている。
この機体は、技術中佐の技量を十全に活かせる精密射撃能力を備えているのだ。
しかしこの機体の本当の強みは、その繊細なまでの精密射撃能力だ。
ダライアス技術中佐は敵機兵の関節部を撃ち抜く、『関節貫き』と呼ばれる技を得意としている。
この機体は、技術中佐の技量を十全に活かせる精密射撃能力を備えているのだ。
ちなみにカラーリングはアーチャー・フィッシュ、アーチャー・フィッシュⅡと大きく異なる。
これは単に、冒険者組合の工房でグレー系の塗料が大量に余っており、安価に手配がついたから、それを使ったと言うただそれだけの話だったりする。
これは単に、冒険者組合の工房でグレー系の塗料が大量に余っており、安価に手配がついたから、それを使ったと言うただそれだけの話だったりする。
[武装]

[背部ムーバブル・バーニアポッド]
ダライアス・アームストロング技術中佐が、後付けで追加したもの。
大型で高効率のバーニアで、緊急時にはパージ可能。
これにより、アーチャー・フィッシュⅢは異様なまでの高機動性を獲得している。
なお技術の進歩により、アーチャー・フィッシュ、アーチャー・フィッシュⅡのムーバブル・バーニアポッドよりも、小型化と高性能化が図られている。

[大盾]
ミーリテスの基本装備。
アーチャー・フィッシュも使っていたピラニア用の大盾を、700年代の技術で造り直した再生産品である。
800年代の機兵用盾にも、これに勝る性能の物は多く無い。
値段的にも妥当であり、極めて有用である。
ダライアス技術中佐は、盾裏に『DAD-801-3 高速振動銃剣』を装備している。

[DA-801 試作魔導砲]
機体の右手に装備されている大口径長砲身の魔導砲。
一見して威力が高そうに見えるし実際に普通の魔導砲よりも若干強力だが、実は威力よりも遠距離に対する射撃能力に重点を置いてある。
砲弾は自由都市同盟都市同盟軍の大口径魔導砲と同一規格であり、弾薬の共有化が為されている。

[DA-802 試作魔導砲]
機体の左手に装備されている小銃型の魔導砲。
中距離~近距離射撃用の、普通の魔導砲。
ただし連射速度や射撃精度などで一般の物よりも強化されている。
砲弾は自由都市同盟都市同盟軍の小銃型魔導砲と同一規格であり、弾薬の共有化が為されている。

[DA-803 試作魔導砲]
機体の両腰に装備されている、長銃身高威力長射程型の魔導砲。
火のルーン式を採用しており、銃身が長い事もあいまって、その威力は魔導砲の標準からすれば桁外れである。
ただし連射性能は、あまり高くは無いし、独自規格の砲弾を使用しているため、ランニングコストも高くつく。
主砲身下に三連装回転銃身式の速射魔導砲を装備しており、近接戦闘においても威力を発揮する。

[DA-805-A 試作噴進砲]
機体の両肩に装備されている、高威力の噴進弾を射出する特殊武装。
命中しさえすれば機兵を撃破可能。
ただし初速が遅く、命中率は悪い。
ダライアス技術中佐は、他の火砲との併用で敵機を追い込み、噴進弾を命中させるという手段を用いる事が多い。

[DA-805-B 試作噴進砲]
機体の両脛に装備されている、更なる高威力の大型噴進弾を射出する特殊武装。
命中しさえすれば重機兵をも撃破可能。
ただし初速が遅く、動きが鈍い重機兵相手でも命中率は悪い。
ダライアス技術中佐は、他の火砲との併用で敵機を追い込み、噴進弾を命中させるという手段を用いる事が多い。

[DAD-801-3 高速振動銃剣]]
魔力駆動式の、小型の高速振動剣。
最後の最後、弾丸切れしてしまって、もう他に手段が無い時、それこそ文字通り最後の手段として使うために、大盾の裏に1本だけ装備してある。
これはダライアス技術中佐が現代に魔導理論をもって蘇らせた、高速振動剣方式の銃剣だ。
正真正銘、最後の武器である。