高速振動剣
[解説]
高周波振動発生装置により、刀剣類の刀身部分を高速振動させる事で破壊力を増進させる武器。
超高速で振動する刀身が目標物を切削する事で、一般的な刀剣類を大きく超える威力を発揮する。
高速振動によって高熱を発生させ、その熱エネルギーをもって目標物を溶断する武器も、高速振動剣の分類に含まれる場合があるが、聖華世界における高速振動剣は前者に属する。
21世紀の現代社会においても、医療分野で超音波振動メスが実際に用いられている。
またプラスチック模型の工作においても、素材の切断目的に用いるために超振動カッター、超音波カッターなどが市販されているが、非常に高価であるため、欲しくても手に入らない模型ファンも多い事だろう。
超高速で振動する刀身が目標物を切削する事で、一般的な刀剣類を大きく超える威力を発揮する。
高速振動によって高熱を発生させ、その熱エネルギーをもって目標物を溶断する武器も、高速振動剣の分類に含まれる場合があるが、聖華世界における高速振動剣は前者に属する。
21世紀の現代社会においても、医療分野で超音波振動メスが実際に用いられている。
またプラスチック模型の工作においても、素材の切断目的に用いるために超振動カッター、超音波カッターなどが市販されているが、非常に高価であるため、欲しくても手に入らない模型ファンも多い事だろう。
[LEV搭載型]
LEVの主流の格闘武器のひとつ。
エネルギー伝達装甲を貫いてダメージを与えるには、装甲の強度を上回る衝撃か、装甲を焼ききるだけのエネルギーをぶつける必要がある。
高速振動剣は前者の発想に基づき、エネルギー伝達装甲と同じ素材で作られた刃物を高周波振動させることで、装甲を切り裂く威力を持たせた武器である。
エネルギー伝達装甲を貫いてダメージを与えるには、装甲の強度を上回る衝撃か、装甲を焼ききるだけのエネルギーをぶつける必要がある。
高速振動剣は前者の発想に基づき、エネルギー伝達装甲と同じ素材で作られた刃物を高周波振動させることで、装甲を切り裂く威力を持たせた武器である。
便宜上「剣」と呼ばれるが、ナイフ型や斧型、槍型なども数は少ないが存在する。
作動エネルギーは武器にもうけられた接触部をLEVの手のひらに触れさせることで伝達するため、発掘されたLEV用の高速振動剣であっても、擬似的に電力を伝えてやる接触部さえあれば理論上作動は可能。
作動エネルギーは武器にもうけられた接触部をLEVの手のひらに触れさせることで伝達するため、発掘されたLEV用の高速振動剣であっても、擬似的に電力を伝えてやる接触部さえあれば理論上作動は可能。
しかしプラズマ・ソードの改良が進むと次第に取り回しの悪さが問題視され、エーテルを直接刀身とするエネルギーサーベルの開発により、旧人類陣営では終わった武器となった。
[魔導型高速振動剣]
魔導型高速振動剣は、自由都市同盟の冒険者組合が都市同盟軍と共同で開発した武装であるらしい。
旧人類の兵器であった高速振動剣のサンプルを発掘、理論を解析し、魔導理論をもって再現した装備だとの事。
魔力型電磁加速砲(魔導レールガン)と良く似た開発経緯なのだが、噂によると開発者は同一である可能性が高いらしい。
旧人類の兵器であった高速振動剣のサンプルを発掘、理論を解析し、魔導理論をもって再現した装備だとの事。
魔力型電磁加速砲(魔導レールガン)と良く似た開発経緯なのだが、噂によると開発者は同一である可能性が高いらしい。
LEV搭載型の高速振動剣と大きく異なっている点は、振動剣の刀身本体に用いられている素材である。
LEV用の振動剣はエネルギー伝導装甲と同質の素材を用い、エネルギーを伝導する事でモース硬度10を凌駕する強度を得た上で、それを高速振動させて破壊力を強化している。
だが機兵用の魔力型高速振動剣は、その素材にエネルギー伝導装甲材に類する物を使用していないのである。
LEV用の振動剣はエネルギー伝導装甲と同質の素材を用い、エネルギーを伝導する事でモース硬度10を凌駕する強度を得た上で、それを高速振動させて破壊力を強化している。
だが機兵用の魔力型高速振動剣は、その素材にエネルギー伝導装甲材に類する物を使用していないのである。
基本的に機兵の装甲としては、エネルギー伝導装甲が使われていない。
これは単純に、機兵の動力源である魔導炉のパワー不足から来ている。
機兵の魔導炉の出力では、大質量を長時間にわたって分子間引力を強化し、そのモース硬度を跳ね上げる事は困難なのである。
実戦での実用レベルのエネルギー伝導装甲ならぬ魔力伝導装甲を維持するには、最低でも幻装兵級の魔導炉が必要である。
通常クラスの機装兵魔導炉で魔力伝導装甲の稼働を維持しようとすれば、ものの数分も経たぬうちに操手は魔力切れを起こしてしまうだろう。
これは単純に、機兵の動力源である魔導炉のパワー不足から来ている。
機兵の魔導炉の出力では、大質量を長時間にわたって分子間引力を強化し、そのモース硬度を跳ね上げる事は困難なのである。
実戦での実用レベルのエネルギー伝導装甲ならぬ魔力伝導装甲を維持するには、最低でも幻装兵級の魔導炉が必要である。
通常クラスの機装兵魔導炉で魔力伝導装甲の稼働を維持しようとすれば、ものの数分も経たぬうちに操手は魔力切れを起こしてしまうだろう。
高速振動剣においても同じ事が言える。
刀身に魔力なりなんなりを伝達し、そのモース硬度を強化する手法は実のところ理論上は不可能ではないらしい。
しかし一般の機兵の魔導炉では、それを長時間稼働させるのは無理があるのだ。
刀身に魔力なりなんなりを伝達し、そのモース硬度を強化する手法は実のところ理論上は不可能ではないらしい。
しかし一般の機兵の魔導炉では、それを長時間稼働させるのは無理があるのだ。
なお、先程触れた魔力型電磁加速砲では、射出する弾体弾頭部の分子構造に魔力を伝達し、分子間引力を強化することによって弾体のモース高度を10以上、おおよそ13~14程度に跳ね上げる技術を使っている。
しかしそれを行うために、専用設計された機装兵およびそれに搭載された強力な魔導炉を必要としているほどなのである。
しかしそれを行うために、専用設計された機装兵およびそれに搭載された強力な魔導炉を必要としているほどなのである。
その様な理由もあり、魔力型高速振動剣には、エネルギー伝導装甲材およびそれに類する素材は用いられていない。
まあ、仮想敵である魔獣や機兵の防御がそこまで硬く無いと言うためもあるが。
仮に仮想敵が幻装兵であったとしても、エネルギー伝導装甲系の装備を保有した機体は確認されていないのだ。
そのため魔力型高速振動剣の刀身には、強度の非常に高く比較的軽量な錬金金属を用いている。
まあ、仮想敵である魔獣や機兵の防御がそこまで硬く無いと言うためもあるが。
仮に仮想敵が幻装兵であったとしても、エネルギー伝導装甲系の装備を保有した機体は確認されていないのだ。
そのため魔力型高速振動剣の刀身には、強度の非常に高く比較的軽量な錬金金属を用いている。
ちなみに作動に要するエネルギーは、LEV用のそれ同様に、武器の握りに設けられた接触部を機装兵の手のひらに設けられた魔力供給用の端子に触れさせることで伝達している。
(参照:Darius Report)
(参照:Darius Report)
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