ビット
[解説]
旧人類が開発、運用した小型の無線/有線誘導で遠隔操作する兵器の総称。
ビットは誘導装置、推進部とそのプロペラント、武装と照準装置を内蔵した兵器で、LEVや無人兵器(鋼魔獣)などに搭載される戦闘支援用の装備として作られている。
ビットは誘導装置、推進部とそのプロペラント、武装と照準装置を内蔵した兵器で、LEVや無人兵器(鋼魔獣)などに搭載される戦闘支援用の装備として作られている。
基本的にパイロットの負担を軽くする為、射出後の操作はAIに一任される場合がほとんどであるが、中にはビットを自在に操ってみせる猛者も存在する。
ただ、複数機を遠隔操作する事で単純に火砲の数を増やせるし、相手の死角を突く事も可能であったので、そういった意味でとても強力な兵器である事は間違いない。
搭載兵器
旧世紀および新世暦初期の頃はレールガンやプラズマ・カノン、レーザー砲を装備した射撃兵装として用いられた。
これらの火砲は小型でも威力が高いものだった為、ビットの搭載火器として積極的に取り入れられた。
特に物理的な弾薬を必要としないプラズマ兵器やレーザー兵器は相性が良い。
これらの火砲は小型でも威力が高いものだった為、ビットの搭載火器として積極的に取り入れられた。
特に物理的な弾薬を必要としないプラズマ兵器やレーザー兵器は相性が良い。
もっとも、弾薬にせよエネルギーパックにせよ、搭載重量の制限が厳しいので、装弾数はどちらも多くはない。
新世暦後期以降は幻装兵(というよりも魔導障壁)の登場により、火砲を搭載したビットは全くの役立たずとなった。
そこでWARESが取った対策は、直接打撃に弱い魔導障壁の弱点を突く為に、ビットに高速振動剣やプラズマ・ソードを搭載し魔導障壁にぶつける使い捨ての特攻兵器にする事だった。
そこでWARESが取った対策は、直接打撃に弱い魔導障壁の弱点を突く為に、ビットに高速振動剣やプラズマ・ソードを搭載し魔導障壁にぶつける使い捨ての特攻兵器にする事だった。
その完成形である『テトラ・ビット』では推進器も高出力のものを搭載して飛行能力を向上させている。
もちろん、コストも上がっていながら使い捨てというなんとも無駄の塊となってしまったのだが、そうでもしないと幻装兵に通用しないほど、WARESは追い詰められていたのである。
もちろん、コストも上がっていながら使い捨てというなんとも無駄の塊となってしまったのだが、そうでもしないと幻装兵に通用しないほど、WARESは追い詰められていたのである。