vol.2④Rachel
「はぁ~」
タメ息ひとつついて忘れることにした。こんなとき、ブラックローズならきっと『1度や2度の失敗で落ち込んでるんじゃないわよ』と叱ってくれるだろう。
(でもな~、その失敗の相手がブラックローズ、速水晶良なんだよなぁ…。まあ、しようがないか)
いま、そのことを気にしていてもどうなるものでもない。当面の問題は、
(夕食、いらないって言って出てきちゃったし。なんか食べて時間潰ししなきゃ)
ということだった。結局、ハンバーガーと飲みもののセットをテイクアウトして、ネットカフェに入ることに決めた。それが一番安上がりで、時間も潰せると考えたからだった。
ハンバーガーにかじりつきながら、9か月ぶりに『ザ・ワールド』にログインする。知り合いに会いたい気持ちではなかったので、初心者向きのΔサーバー、マク・アヌに入る。
懐かしげにあちこち見てまわる。たまに、こちらを見てヒソヒソ話すパーティーはいるが、話しかけられたりはしない。
(もう、過去の人、だよなぁ。まあ、このキャラ・デザイン、目立つから、みんな見るよね)
橋の上では目立つので、魔法屋の裏路地へ移動する。ここなら、だれもこないだろう。と思ったら、
「ちゅいっす! ひさしぶりやね~。どないしてたん?」
聞き覚えのある関西弁。振り向くと、
「レイチェル! あ、うん。受験生だったから、ぼく…」
「そ~か~。ほな、もう高校生になったんやな。おめでとぉなぁ」
「あ、ありがとう」
「なんや、さえない顔して。ははぁ。さては、彼女にフラれたんやろ?」
「いや…、フラれてはいないと思うけど」
「やっぱり、女がらみの悩みかぁ。このレイチェル姉さんに隠し事したらあかんよ」
「ははは…、はぁ~」
「元気ないなぁ。初体験に失敗して落ち込んでる童貞くんみたい、やんか」
恐るべし、女の勘!
「ぎくっ!」
「な、ななななんやてーーーっ!? 図星かいな」
「いや、まあ、その、…うん…」
「ん~っ。ゲームの中じゃ、なんかめんどくさいな。あんた、今どこにおるん? 家じゃないんやろ」
「えっ、あ、…うん。新宿のネットカフェ…」
タメ息ひとつついて忘れることにした。こんなとき、ブラックローズならきっと『1度や2度の失敗で落ち込んでるんじゃないわよ』と叱ってくれるだろう。
(でもな~、その失敗の相手がブラックローズ、速水晶良なんだよなぁ…。まあ、しようがないか)
いま、そのことを気にしていてもどうなるものでもない。当面の問題は、
(夕食、いらないって言って出てきちゃったし。なんか食べて時間潰ししなきゃ)
ということだった。結局、ハンバーガーと飲みもののセットをテイクアウトして、ネットカフェに入ることに決めた。それが一番安上がりで、時間も潰せると考えたからだった。
ハンバーガーにかじりつきながら、9か月ぶりに『ザ・ワールド』にログインする。知り合いに会いたい気持ちではなかったので、初心者向きのΔサーバー、マク・アヌに入る。
懐かしげにあちこち見てまわる。たまに、こちらを見てヒソヒソ話すパーティーはいるが、話しかけられたりはしない。
(もう、過去の人、だよなぁ。まあ、このキャラ・デザイン、目立つから、みんな見るよね)
橋の上では目立つので、魔法屋の裏路地へ移動する。ここなら、だれもこないだろう。と思ったら、
「ちゅいっす! ひさしぶりやね~。どないしてたん?」
聞き覚えのある関西弁。振り向くと、
「レイチェル! あ、うん。受験生だったから、ぼく…」
「そ~か~。ほな、もう高校生になったんやな。おめでとぉなぁ」
「あ、ありがとう」
「なんや、さえない顔して。ははぁ。さては、彼女にフラれたんやろ?」
「いや…、フラれてはいないと思うけど」
「やっぱり、女がらみの悩みかぁ。このレイチェル姉さんに隠し事したらあかんよ」
「ははは…、はぁ~」
「元気ないなぁ。初体験に失敗して落ち込んでる童貞くんみたい、やんか」
恐るべし、女の勘!
「ぎくっ!」
「な、ななななんやてーーーっ!? 図星かいな」
「いや、まあ、その、…うん…」
「ん~っ。ゲームの中じゃ、なんかめんどくさいな。あんた、今どこにおるん? 家じゃないんやろ」
「えっ、あ、…うん。新宿のネットカフェ…」
「よっしゃあ! 30分、そこにおってな。すぐ行くわ。あっ、あんたの携帯の番号、教えたって」
少し躊躇したが、番号を告げてしまう。すぐにレイチェルはカオスゲートのほうに走っていってしまった。
(ハタチか、21歳のお姉さんか…。かわいい、って感じじゃなさそうだし。う~ん、どんな女の人なんだろう)
この場に留まっていてもしようがないし、フィールドに行くのも中途半端な時間だ。あてもなく動きだす。階段を上っていると、
「カ、カイトさんっ!」
またも聞き覚えのある声。逆光でもシルエットだけではっきりわかる。
「なつめ」
走り寄ろうとしてつまずいて、階段から転げ落ちそうになる。ひやひやさせてくれるのは相変わらずだ。
「お久しぶりです。あの、お元気でしたか? 高校、受かりましたか?」
きっとリアルでは目をウルウルさせているんだろうな。こちらとしても、再会がうれしい相手だ。
「うん。受かったよ。なつめは元気そうだね」
「はいっ。あんまり変わることはできませんでしたけど…」
「その双剣、まだ持ってたんだ…」
「スパイラルエッジは、わたしの宝ものですから。カイトさん、約束、わたしは忘れていませんから…」
「えっ? 約束って…」
「あっ、いいんです。…そうだっ。今度、オフで会いたいです。お祝い、させてください」
リアルの大黒なつめと会ったことはなかった。.hackersオフ会は1度あったのだが、なつめは参加していなかった。それもそのはず、初めてのオフ会は、仕切ったミストラルの陰謀…はからいで、ぼくと速水晶良の2人だけが招待されたものだったからだ。
まあ、おかげで無事に2人はカップルになれたのだから、ミストラルには感謝してもしきれない。半面、選択肢を削られたというか、チャンスを逸したともいえるわけだが。なつめにしてみれば、知らない間に想い人を奪われてしまった、ということになる。
「入学式からしばらくは忙しいと思うけど、落ち着いたら連絡するよ」
「うれしいっ! きっとですよ。約束ですよ」
メールで、とはいえ『好きです!』と告られた相手。なにかいいことあるかも、と淡い期待を抱かずにはいられなかった。そんな気持ちを見透かされる前に、
「じゃあ、きょうは落ちるよ」
なにか言いたそうななつめに告げ、そそくさとログアウトした。
少し躊躇したが、番号を告げてしまう。すぐにレイチェルはカオスゲートのほうに走っていってしまった。
(ハタチか、21歳のお姉さんか…。かわいい、って感じじゃなさそうだし。う~ん、どんな女の人なんだろう)
この場に留まっていてもしようがないし、フィールドに行くのも中途半端な時間だ。あてもなく動きだす。階段を上っていると、
「カ、カイトさんっ!」
またも聞き覚えのある声。逆光でもシルエットだけではっきりわかる。
「なつめ」
走り寄ろうとしてつまずいて、階段から転げ落ちそうになる。ひやひやさせてくれるのは相変わらずだ。
「お久しぶりです。あの、お元気でしたか? 高校、受かりましたか?」
きっとリアルでは目をウルウルさせているんだろうな。こちらとしても、再会がうれしい相手だ。
「うん。受かったよ。なつめは元気そうだね」
「はいっ。あんまり変わることはできませんでしたけど…」
「その双剣、まだ持ってたんだ…」
「スパイラルエッジは、わたしの宝ものですから。カイトさん、約束、わたしは忘れていませんから…」
「えっ? 約束って…」
「あっ、いいんです。…そうだっ。今度、オフで会いたいです。お祝い、させてください」
リアルの大黒なつめと会ったことはなかった。.hackersオフ会は1度あったのだが、なつめは参加していなかった。それもそのはず、初めてのオフ会は、仕切ったミストラルの陰謀…はからいで、ぼくと速水晶良の2人だけが招待されたものだったからだ。
まあ、おかげで無事に2人はカップルになれたのだから、ミストラルには感謝してもしきれない。半面、選択肢を削られたというか、チャンスを逸したともいえるわけだが。なつめにしてみれば、知らない間に想い人を奪われてしまった、ということになる。
「入学式からしばらくは忙しいと思うけど、落ち着いたら連絡するよ」
「うれしいっ! きっとですよ。約束ですよ」
メールで、とはいえ『好きです!』と告られた相手。なにかいいことあるかも、と淡い期待を抱かずにはいられなかった。そんな気持ちを見透かされる前に、
「じゃあ、きょうは落ちるよ」
なにか言いたそうななつめに告げ、そそくさとログアウトした。
フェイスマウントディスプレイを外し、デジタルの腕時計を見ると、レイチェルが言っていた30分になろうとしていた。携帯をテーブルに置いて待つ。5分遅れで着信が入った。
「遅れてごめんなぁ。今、駅やねん。どこのネットカフェや? ん~、東口の…、うん、うん、わかったわ」
ほどなくして再び携帯が鳴る。
「店の外におるよ。出ておいで」
一目でわかった。金髪をポニーテールに束ねた長身のスレンダー美人。大きな瞳がチャームポイントだ。
「あっ、初めまして」
「ん~。かたっくるしい挨拶は抜き抜き。ふぅ~ん。わりと男前やねぇ、あんた」
「え、そうかな。ありがとう。レイチェルはPCそっくり、っていうか、PCをもっときれいにした感じだね」
「おっ、若いくせに女性を喜ばす勘所を心得ているやんか。なかなか素質あるで」
「あはは。ねぇ、レイチェル、どこ行くの?」
「どこって、ホテルに決まってるやろ」
そう言って腕を組んでくる年上の美女。腕に押し付けられるやわらかな胸の感触で股間がうずいてしまう。ドギマギして黙ってしまうと、
「なんや、あたしとじゃ嫌か?」
「いやあ、そんなことないけど…。でも、なんで?」
「あんたのことが気に入ったからやって。もし、デブのブ男やったら、そのまま帰ったろ思とったわ(笑)」
「ひっどいなぁ(笑)」
「なあ、あんたの相手って、黒薔薇ちゃんやろ?」
「う、うん」
「そおかぁ。ようやく結ばれるところまできたんやなぁ。よかったなぁ」
「うん。結ばれ、なかったけどね」
「アホぉ。過ぎてしまったことを考えたって始まらん。一つダメやったら、次、次っていかな、な。前向きにいこうや、な」
そうこうしているうちにホテルの入り口をくぐっていた。エスコートしている感じでは、もちろんない。先生に引率される生徒、といった風情だ。
「遅れてごめんなぁ。今、駅やねん。どこのネットカフェや? ん~、東口の…、うん、うん、わかったわ」
ほどなくして再び携帯が鳴る。
「店の外におるよ。出ておいで」
一目でわかった。金髪をポニーテールに束ねた長身のスレンダー美人。大きな瞳がチャームポイントだ。
「あっ、初めまして」
「ん~。かたっくるしい挨拶は抜き抜き。ふぅ~ん。わりと男前やねぇ、あんた」
「え、そうかな。ありがとう。レイチェルはPCそっくり、っていうか、PCをもっときれいにした感じだね」
「おっ、若いくせに女性を喜ばす勘所を心得ているやんか。なかなか素質あるで」
「あはは。ねぇ、レイチェル、どこ行くの?」
「どこって、ホテルに決まってるやろ」
そう言って腕を組んでくる年上の美女。腕に押し付けられるやわらかな胸の感触で股間がうずいてしまう。ドギマギして黙ってしまうと、
「なんや、あたしとじゃ嫌か?」
「いやあ、そんなことないけど…。でも、なんで?」
「あんたのことが気に入ったからやって。もし、デブのブ男やったら、そのまま帰ったろ思とったわ(笑)」
「ひっどいなぁ(笑)」
「なあ、あんたの相手って、黒薔薇ちゃんやろ?」
「う、うん」
「そおかぁ。ようやく結ばれるところまできたんやなぁ。よかったなぁ」
「うん。結ばれ、なかったけどね」
「アホぉ。過ぎてしまったことを考えたって始まらん。一つダメやったら、次、次っていかな、な。前向きにいこうや、な」
そうこうしているうちにホテルの入り口をくぐっていた。エスコートしている感じでは、もちろんない。先生に引率される生徒、といった風情だ。
部屋選びも、前金の支払いも、みんなレイチェルがしてくれた。
「ここはなぁ、フリータイム3時間で飲みものも自由なんや。今度は彼女ときたらええよ」
「はあ。でも、あんまり詳しいと変に思われないかな」
「アホやなぁ。ホームページで見たとか何とか、言っとけばええやん」
「あ、そうか。うん、そうするよ」
「あんた、素直で、まっすぐで、ほんまにいいコやなあ。でもな…」
「うん」
「本当のことを言うたって人は不幸になることもある。逆にウソをつき通せば人は幸せになることだってできるんや。これからすることは、な。ウソを一生つき通さなければならなくなるやろうけど、大丈夫やな?」
「わかってるよ。もう、彼女の涙は見たくないから、ね」
レイチェルは大人の女だ。ザ・ワールドとはまるで違う。ああいうキャラをロールしてたんだ、とふと思った。「じゃあ、始めよっか」
「はいっ。よろしくお願いしますっ!」
「よっしゃあ。あっちのほうも元気そうやな。あたしも楽しませてもらうわ」
さっさと服を脱いでいくレイチェル。あっという間に下着だけになってしまった。
「なんや? 脱がしてほしいんか?」
「えっ、い、いや。レイチェル、きれいだな、って」
「うふふ。早く脱ぎなさいな、ね?」
はっとして慌てて服を脱ぎ、パンツ一丁になる。
「キス、しよかぁ」
促されて抱き合い、言われるままにキスをする。ぽてっとした感触が官能的だ。ややあって唇を離すと、
「零点、やなぁ。いまのは子供のキスや。大人のキス、教えたる」
今度はレイチェルが唇を押しつけてくる。と、強弱をつけて吸われる。さらに唇をこじ開けるように動かし、舌を入れてくる。年上の女性のテクニックに、まさに翻弄されている。
舌が絡まる。されるがままだ。これだけでムスコは痛いほど怒張する。
「んふぅ。…どおや? いい、やろ。女もなぁ、キスで感じるんやで」
「ここはなぁ、フリータイム3時間で飲みものも自由なんや。今度は彼女ときたらええよ」
「はあ。でも、あんまり詳しいと変に思われないかな」
「アホやなぁ。ホームページで見たとか何とか、言っとけばええやん」
「あ、そうか。うん、そうするよ」
「あんた、素直で、まっすぐで、ほんまにいいコやなあ。でもな…」
「うん」
「本当のことを言うたって人は不幸になることもある。逆にウソをつき通せば人は幸せになることだってできるんや。これからすることは、な。ウソを一生つき通さなければならなくなるやろうけど、大丈夫やな?」
「わかってるよ。もう、彼女の涙は見たくないから、ね」
レイチェルは大人の女だ。ザ・ワールドとはまるで違う。ああいうキャラをロールしてたんだ、とふと思った。「じゃあ、始めよっか」
「はいっ。よろしくお願いしますっ!」
「よっしゃあ。あっちのほうも元気そうやな。あたしも楽しませてもらうわ」
さっさと服を脱いでいくレイチェル。あっという間に下着だけになってしまった。
「なんや? 脱がしてほしいんか?」
「えっ、い、いや。レイチェル、きれいだな、って」
「うふふ。早く脱ぎなさいな、ね?」
はっとして慌てて服を脱ぎ、パンツ一丁になる。
「キス、しよかぁ」
促されて抱き合い、言われるままにキスをする。ぽてっとした感触が官能的だ。ややあって唇を離すと、
「零点、やなぁ。いまのは子供のキスや。大人のキス、教えたる」
今度はレイチェルが唇を押しつけてくる。と、強弱をつけて吸われる。さらに唇をこじ開けるように動かし、舌を入れてくる。年上の女性のテクニックに、まさに翻弄されている。
舌が絡まる。されるがままだ。これだけでムスコは痛いほど怒張する。
「んふぅ。…どおや? いい、やろ。女もなぁ、キスで感じるんやで」
「でも、こんな強烈なキスしたら、『だれに教わったの?』とか疑われそう」
「大丈夫や。ホームページ、には出てないけど。愛の力、とか言うとき。それからな。手ぇを遊ばしといたら、あかんよ。胸もむとか、体さわるとか、ブラ外すとか、な。いろいろせな」
「ん。…ねぇ、続き、してもいい?」
脳髄の痺れがとれないうちに、もう一度、あのキスをしたいと思った。
「あんたが望むように」
レイチェルの唇に自分の唇をぶつけるようにキス。いま教わったとおりに強く吸い、唇に舌をねじ込む。そのすべてを受け入れてくれるレイチェル。時々、『こう、するんや』と教えるかのように主導権を握ってくれる。
(あっ、そうだ。手を遊ばせてちゃいけないんだ)
左手をレイチェルの背中にまわして撫であげ、右手はブラの上から豊かな胸をもむ。軽く爪をたててわき腹を引っ掻いてみる。急にレイチェルの力が抜けた。
「はぁ~ん、脇腹、弱いんやぁ」
唇を外し、切なげに漏らすレイチェル。目がトロンとしている。思わず右手に力が入る。
「あんまり強くもんだらダメ。女のコはデリケートなんやからな」
「うん。…ねぇ、レイチェル。女のコって、どこが気持ちいいの? 感じるの?」
「どこも、や。好きな男に抱かれるとき、女は全身が性感帯になるんよ。どこが感じるかは、2人で探していけばいいんや。彼女の、な、体の隅々まで丹念に指を這わせ、舌でなぞりして、な」
「うん、わかった。…レイチェルにもしていい?」
「もちろんや。いまはな、あたしはあんたの恋人、や」
背中に両手をまわしてブラを外す。
「なかなか上手やね。やっぱ、素質あるわ」
ニコっとするレイチェル。あらわになった胸を隠そうともしない。ぼくの目は釘付けだ。お椀を伏せたように盛り上がる2つの丘、いや山といったほうが適切か。
思わず、かぶりつく。乳首を唇ではさみ、両手でもみ上げる。押し倒して寝かせても形の変わらないレイチェルの乳房に興奮を隠せない。本能のまま、むしゃぶりつく。レイチェルが歓喜の声を上げる。
「はぁう、あぁ~、あぅ、あ~」
無我夢中、というか頭に血が上ってしまう。
「大丈夫や。ホームページ、には出てないけど。愛の力、とか言うとき。それからな。手ぇを遊ばしといたら、あかんよ。胸もむとか、体さわるとか、ブラ外すとか、な。いろいろせな」
「ん。…ねぇ、続き、してもいい?」
脳髄の痺れがとれないうちに、もう一度、あのキスをしたいと思った。
「あんたが望むように」
レイチェルの唇に自分の唇をぶつけるようにキス。いま教わったとおりに強く吸い、唇に舌をねじ込む。そのすべてを受け入れてくれるレイチェル。時々、『こう、するんや』と教えるかのように主導権を握ってくれる。
(あっ、そうだ。手を遊ばせてちゃいけないんだ)
左手をレイチェルの背中にまわして撫であげ、右手はブラの上から豊かな胸をもむ。軽く爪をたててわき腹を引っ掻いてみる。急にレイチェルの力が抜けた。
「はぁ~ん、脇腹、弱いんやぁ」
唇を外し、切なげに漏らすレイチェル。目がトロンとしている。思わず右手に力が入る。
「あんまり強くもんだらダメ。女のコはデリケートなんやからな」
「うん。…ねぇ、レイチェル。女のコって、どこが気持ちいいの? 感じるの?」
「どこも、や。好きな男に抱かれるとき、女は全身が性感帯になるんよ。どこが感じるかは、2人で探していけばいいんや。彼女の、な、体の隅々まで丹念に指を這わせ、舌でなぞりして、な」
「うん、わかった。…レイチェルにもしていい?」
「もちろんや。いまはな、あたしはあんたの恋人、や」
背中に両手をまわしてブラを外す。
「なかなか上手やね。やっぱ、素質あるわ」
ニコっとするレイチェル。あらわになった胸を隠そうともしない。ぼくの目は釘付けだ。お椀を伏せたように盛り上がる2つの丘、いや山といったほうが適切か。
思わず、かぶりつく。乳首を唇ではさみ、両手でもみ上げる。押し倒して寝かせても形の変わらないレイチェルの乳房に興奮を隠せない。本能のまま、むしゃぶりつく。レイチェルが歓喜の声を上げる。
「はぁう、あぁ~、あぅ、あ~」
無我夢中、というか頭に血が上ってしまう。
「焦ったらいかんよ」
とレイチェル。すっと体を入れかえ、ぼくの上に乗ってくる。
「舌と唇と手の使い方、こうするんや」
まず舌で唇を嘗められる。と、まぶたにチュっチュっとキス。次は耳を攻められる。外周に舌を這わせ、唇ではさまれる。熱い吐息を吹きかけられ、続いて耳たぶを軽く噛まれる。
「やさしく、丁寧に、な。相手の反応を楽しむくらいの余裕をもって愛撫するんや」
そう言ったレイチェルの唇が首筋に移動する。いつのまにか、レイチェルの手がぼくの胸をなでまわし、指が乳首をもてあそんでいる。
「はぁぅ」
首筋をまず噛まれ、声が出てしまう。まるで、ぼくのことを食べているかのように唇を動かすレイチェル。唇を強く弱くはさむようにし、同時に舌がチロチロ動く。
体をずり降ろし、胸への口撃を開始するレイチェル。
「おっ。乳首、立ってきたで」
と、うれしそうに言う。
(感じると、男でも乳首って立つものなんだなあ)
などと感心していられる余裕は、ない。レイチェルの右手がパンツ越しにムスコを撫でているからだ。
「あぁ、気持ちいい~」
「ふふっ、女のコみたいやね。声出しちゃって」
「だって! ほんと~に気持ちいいんだもん!」
声が上ずっている。
「さあ、今度はあんたの番やで。あたしのことも気持ちよくしてくれたら、もっといいこと、したげるからな」
そう言うとレイチェルは、くるりと体を入れかえた。
耳を嘗める。息をふっと吹きかけ、ささやく。
「きれいだよ、レイチェル」
「あ、あん…。上手やで。彼女には、愛してるとかって言うてるんやろ」
「えっ、いやあ、好きとは言うけど。愛してるって、なんか照れくさくて…」
「LIKEもLOVEも、日本語にすれば『好き』やけどな、女は『愛してる』って言葉が欲しいものなんや」
「あ、うん…。今度からちゃんと言うよ、愛してる、って」
「いっぱい言うてあげな、あかんよ。さ、続き、して」
とレイチェル。すっと体を入れかえ、ぼくの上に乗ってくる。
「舌と唇と手の使い方、こうするんや」
まず舌で唇を嘗められる。と、まぶたにチュっチュっとキス。次は耳を攻められる。外周に舌を這わせ、唇ではさまれる。熱い吐息を吹きかけられ、続いて耳たぶを軽く噛まれる。
「やさしく、丁寧に、な。相手の反応を楽しむくらいの余裕をもって愛撫するんや」
そう言ったレイチェルの唇が首筋に移動する。いつのまにか、レイチェルの手がぼくの胸をなでまわし、指が乳首をもてあそんでいる。
「はぁぅ」
首筋をまず噛まれ、声が出てしまう。まるで、ぼくのことを食べているかのように唇を動かすレイチェル。唇を強く弱くはさむようにし、同時に舌がチロチロ動く。
体をずり降ろし、胸への口撃を開始するレイチェル。
「おっ。乳首、立ってきたで」
と、うれしそうに言う。
(感じると、男でも乳首って立つものなんだなあ)
などと感心していられる余裕は、ない。レイチェルの右手がパンツ越しにムスコを撫でているからだ。
「あぁ、気持ちいい~」
「ふふっ、女のコみたいやね。声出しちゃって」
「だって! ほんと~に気持ちいいんだもん!」
声が上ずっている。
「さあ、今度はあんたの番やで。あたしのことも気持ちよくしてくれたら、もっといいこと、したげるからな」
そう言うとレイチェルは、くるりと体を入れかえた。
耳を嘗める。息をふっと吹きかけ、ささやく。
「きれいだよ、レイチェル」
「あ、あん…。上手やで。彼女には、愛してるとかって言うてるんやろ」
「えっ、いやあ、好きとは言うけど。愛してるって、なんか照れくさくて…」
「LIKEもLOVEも、日本語にすれば『好き』やけどな、女は『愛してる』って言葉が欲しいものなんや」
「あ、うん…。今度からちゃんと言うよ、愛してる、って」
「いっぱい言うてあげな、あかんよ。さ、続き、して」
再び、耳を攻撃。細くて白いうなじに舌を這わす。胸をもみ、指で乳首をはさんでみる。
「はぁうっ、くぅぅ、あぁぁ」
反応に勇気づけられ、攻撃目標を豊満な胸に移行。両手で強弱をつけて揉みしだき、乳首に歯をあてる。
「あっ、あ、あ、あぁ、あふぅ」
レイチェルのあえぎ声が1オクターブ上がった。犬のように体を嘗めまわす。脇腹を下から嘗め上げる。
「あ────っ、いいっ! 感じるぅぅ」
まだ、その部分に関する"講義"は受けていなかったけれど、好奇心には逆らえなかった。パンティの上から指を押し付ける。ビクっとするレイチェル。その反応に少しひるむが、もう止まらない。指に少し力を入れて撫でる。
「あっ! あぁあ、あっ」
手が動かしやすくなるように太腿を広げようとすると、レイチェルはすぐに力を抜いて開いてくれる。掌全体で揉むように撫でまわす。
「あぁんっ。ねぇ…、じかに触ってぇな」
せがむレイチェル。パンティに指をかけると、お尻を浮かして脱がしやすくしてくれる。ドキドキしながらパンティを降ろす。
「ここが、一番感じる、敏感なところ…」
右手をとって、"突起"に導いてくれる。指の腹で軽くなぞってみる。
「んあぁっ!」
一際大きくなったレイチェルの声に驚き、指の動きを止めた。
「はあぁぁ…。一番感じる、言うてるやろぉ…。指、濡らしてから触って」
「濡らすって?」
黙って右手を握り、数㎝下げられる。そこは熱く、そして濡れていた。指が中に入っていく。
(す、すごい…。女の体って…すごいっ)
思わず感動している。人差し指が根もとまで、すっぽり入ってしまった。すき間は、ない。回すように動かしてみる。
(すごい、すごいっ! こんな狭いところに、本当に入っちゃうの?)
レイチェルのあえぎが大きくなっていき、それとともに染み出す愛液の量も増していく。
(あ、っと。一番感じるところ、クリトリスだよね)
指を引き抜き、突起にあてがって、転がすように撫でる。徐々にスピードを上げ、力を入れていく。
「はぁうっ、くぅぅ、あぁぁ」
反応に勇気づけられ、攻撃目標を豊満な胸に移行。両手で強弱をつけて揉みしだき、乳首に歯をあてる。
「あっ、あ、あ、あぁ、あふぅ」
レイチェルのあえぎ声が1オクターブ上がった。犬のように体を嘗めまわす。脇腹を下から嘗め上げる。
「あ────っ、いいっ! 感じるぅぅ」
まだ、その部分に関する"講義"は受けていなかったけれど、好奇心には逆らえなかった。パンティの上から指を押し付ける。ビクっとするレイチェル。その反応に少しひるむが、もう止まらない。指に少し力を入れて撫でる。
「あっ! あぁあ、あっ」
手が動かしやすくなるように太腿を広げようとすると、レイチェルはすぐに力を抜いて開いてくれる。掌全体で揉むように撫でまわす。
「あぁんっ。ねぇ…、じかに触ってぇな」
せがむレイチェル。パンティに指をかけると、お尻を浮かして脱がしやすくしてくれる。ドキドキしながらパンティを降ろす。
「ここが、一番感じる、敏感なところ…」
右手をとって、"突起"に導いてくれる。指の腹で軽くなぞってみる。
「んあぁっ!」
一際大きくなったレイチェルの声に驚き、指の動きを止めた。
「はあぁぁ…。一番感じる、言うてるやろぉ…。指、濡らしてから触って」
「濡らすって?」
黙って右手を握り、数㎝下げられる。そこは熱く、そして濡れていた。指が中に入っていく。
(す、すごい…。女の体って…すごいっ)
思わず感動している。人差し指が根もとまで、すっぽり入ってしまった。すき間は、ない。回すように動かしてみる。
(すごい、すごいっ! こんな狭いところに、本当に入っちゃうの?)
レイチェルのあえぎが大きくなっていき、それとともに染み出す愛液の量も増していく。
(あ、っと。一番感じるところ、クリトリスだよね)
指を引き抜き、突起にあてがって、転がすように撫でる。徐々にスピードを上げ、力を入れていく。
「っ! っ──────っ!」
レイチェルは激しくのけ反り、発するのはあえぎ声というより絶叫に近い。不意に、動きが止まる。
「はぁ、はぁ、はぁ~、はぁ~、…んはぁ~」
息も絶え絶え、といったふうのレイチェル。
「はぁぁ、はぁ、はぁぁぁ、あんた、上手やぁ…」
「そうなの、かな」
褒められて調子に乗ってしまう。器用に指が動いてくれる。指2本を動員して、クリトリスをはさんだり、ときには"穴"に出し入れしたり…。
「あっ! またっ! ぁあ─────っ」
胸にむしゃぶりつこうと覆いかぶさったとき、レイチェルに抱きつかれる。背中にまわされた腕に力が込もり、息が苦しくなるほどだ。
ふっとレイチェルの力が抜ける。今度は指を離す。
「レイチェル?」
返事はない。何がどうなったのかわからず狼狽する。
(どうしよう)
考えあぐねていると、レイチェルはゆっくり目を開け、
「…よかったぁ…。ほんまに、よかったぁ。いかされてしもうたわ…」
のろのろと体を起こし、ぼくを押し倒すレイチェル。
「ご褒美や。いいこと、したげる」
そう言って、ぼくのパンツを引き降ろした。レイチェルはゴクっと唾を飲み込み、
「うっひゃ~ぁ、ごっつう、ええモノもってるやんかぁ」
と、うれしそうに声を上げる。と、上目遣いにぼくを見ながらムスコを右手で起こし、口を大きく広げて呑み込んでいった。
(えっ? えっ? こんなこと、するんだ…)
男と女の営み、その深さに触れ、魂を揺さぶられる。
(晶良さんも、いつかはしてくれるかな?)
ほかの女性のことを考えるのは失礼かな、と思い全神経をムスコに集中する。
レイチェルは激しくのけ反り、発するのはあえぎ声というより絶叫に近い。不意に、動きが止まる。
「はぁ、はぁ、はぁ~、はぁ~、…んはぁ~」
息も絶え絶え、といったふうのレイチェル。
「はぁぁ、はぁ、はぁぁぁ、あんた、上手やぁ…」
「そうなの、かな」
褒められて調子に乗ってしまう。器用に指が動いてくれる。指2本を動員して、クリトリスをはさんだり、ときには"穴"に出し入れしたり…。
「あっ! またっ! ぁあ─────っ」
胸にむしゃぶりつこうと覆いかぶさったとき、レイチェルに抱きつかれる。背中にまわされた腕に力が込もり、息が苦しくなるほどだ。
ふっとレイチェルの力が抜ける。今度は指を離す。
「レイチェル?」
返事はない。何がどうなったのかわからず狼狽する。
(どうしよう)
考えあぐねていると、レイチェルはゆっくり目を開け、
「…よかったぁ…。ほんまに、よかったぁ。いかされてしもうたわ…」
のろのろと体を起こし、ぼくを押し倒すレイチェル。
「ご褒美や。いいこと、したげる」
そう言って、ぼくのパンツを引き降ろした。レイチェルはゴクっと唾を飲み込み、
「うっひゃ~ぁ、ごっつう、ええモノもってるやんかぁ」
と、うれしそうに声を上げる。と、上目遣いにぼくを見ながらムスコを右手で起こし、口を大きく広げて呑み込んでいった。
(えっ? えっ? こんなこと、するんだ…)
男と女の営み、その深さに触れ、魂を揺さぶられる。
(晶良さんも、いつかはしてくれるかな?)
ほかの女性のことを考えるのは失礼かな、と思い全神経をムスコに集中する。
レイチェルの舌が軟体動物のように動き、ムスコに唾液を塗りつけていく。強く吸われると、たまらず、
「ぅゎあ、あっ」
と声を出してしまう。それを聞いてレイチェルは嬉々として唇と舌の動きに変化をつけてくる。そして、大きく頭を上下させる。
「ん、んん、チュバ、んぐっ、ンチュゥ、ん、ジュル、ヂュ、ん、んん」
「ぁぅ、ぁふ、あ~、き、気持ち、い~。…レ、レイチェルぅ、ダメだよぉ、出ちゃうよぉ…」
「んふぅ。ど~や、あたしのお口」
「すっごく気持ちいい!」
「褒められると、うれしいもんやね。…まだ、出したら、あかんで。もっと、いいことしよぉな」
そう言って、今度は玉袋に舌を這わせてくる。さらに玉を口に含みムスコをしごく。
「ぅわぁ、ほんっとに、はぁあ、気持ち、いい。ああっ、もう…ダメかも。ねぇ、出しちゃダメ?」
「あかんっ。お初はあたしがいただくけど、お口くらいとっとかな、申し訳ないやん」
「わかったぁ。わかりましたぁ。だから、さ。ちょっと休憩、させて。刺激、与えないで。お願い」
「まあ、しゃあないか」
レイチェルは名残惜しそうにムスコから手を離してくれた。
「なあ、彼女、年いくつなん?」
「2つ年上だよ」
「そうかぁ。年上だからって、甘えたらあかんよ。女っちゅうもんは、かよわいんやからな」
「うん。頑張る」
「ところで、あんた。ちゃんとスキン使こたんか?」
「えっ、スキン?」
「こっのぉ、どアホーっ! そんなん、男の義務、思いやり、エチケットやーっ!」
「うん…。気がまわらなかった…」
しょげかえる。ムスコはノーテンキに元気なままだけど…。
「まあ、次からは気ぃつけな、ね。でな。買うんやったらな、ちょっと高くても薄いヤツな。ホテルに置いてあるのは使こたらあかんよ。穴、開けてきよるアホがおるからな」
「うん。わかった。ありがとう」
「よしよし。で、どや? 落ち着いたか? って、元気いっぱいやねぇ。…続き、しよかぁ」
「ぅゎあ、あっ」
と声を出してしまう。それを聞いてレイチェルは嬉々として唇と舌の動きに変化をつけてくる。そして、大きく頭を上下させる。
「ん、んん、チュバ、んぐっ、ンチュゥ、ん、ジュル、ヂュ、ん、んん」
「ぁぅ、ぁふ、あ~、き、気持ち、い~。…レ、レイチェルぅ、ダメだよぉ、出ちゃうよぉ…」
「んふぅ。ど~や、あたしのお口」
「すっごく気持ちいい!」
「褒められると、うれしいもんやね。…まだ、出したら、あかんで。もっと、いいことしよぉな」
そう言って、今度は玉袋に舌を這わせてくる。さらに玉を口に含みムスコをしごく。
「ぅわぁ、ほんっとに、はぁあ、気持ち、いい。ああっ、もう…ダメかも。ねぇ、出しちゃダメ?」
「あかんっ。お初はあたしがいただくけど、お口くらいとっとかな、申し訳ないやん」
「わかったぁ。わかりましたぁ。だから、さ。ちょっと休憩、させて。刺激、与えないで。お願い」
「まあ、しゃあないか」
レイチェルは名残惜しそうにムスコから手を離してくれた。
「なあ、彼女、年いくつなん?」
「2つ年上だよ」
「そうかぁ。年上だからって、甘えたらあかんよ。女っちゅうもんは、かよわいんやからな」
「うん。頑張る」
「ところで、あんた。ちゃんとスキン使こたんか?」
「えっ、スキン?」
「こっのぉ、どアホーっ! そんなん、男の義務、思いやり、エチケットやーっ!」
「うん…。気がまわらなかった…」
しょげかえる。ムスコはノーテンキに元気なままだけど…。
「まあ、次からは気ぃつけな、ね。でな。買うんやったらな、ちょっと高くても薄いヤツな。ホテルに置いてあるのは使こたらあかんよ。穴、開けてきよるアホがおるからな」
「うん。わかった。ありがとう」
「よしよし。で、どや? 落ち着いたか? って、元気いっぱいやねぇ。…続き、しよかぁ」
「でも、ぼく、スキン持ってない…」
「あたしが持ってるよ。ちょっと待っててな」
バッグから4㎝四方くらいの袋を3つ出して、それを持ってくるレイチェル。そのうち2つを渡され、
「はい、これ。次は必ず着けなさいよ」
「どうやって使うの?」
「今、着けたるから、よっく覚えとき」
「うん…」
袋を破き、中身を取り出すレイチェル。それをムスコにあてがい、
「先っちょのな、精液だまりをな、つまんで空気を抜くんや。でな、こう、くるくるっとな」
それは一分の隙もなく、ぼくのムスコに被さった。
「これで、オーケー、や。…さあ、きてぇ」
仰向けになったレイチェルに覆い被さり、広げられた両足の間に体を入れ、ムスコを握って突入しようとする。
「あ、あれ? どこ?」
「うぅん。ここ、や」
導いてくれるレイチェル。"そこ"は思っていたより下にあった。
ヌプっという感じで、亀頭が、入った。吸い込まれるような感触を味わいながら、奥へと侵入していく。
「あ、あ、温かい、よ。包まれていく…」
「ぁあ、ふぅ~ん、ぁん。…どおや、あたしの中は?」
「あぅ。す、すごくいい! 気持ちいい!!」
「あっ、あんたっ。いいっ! ほんまに、いいもん、持っとるわぁ。彼女…、うらやましいわぁ~」
初めての刺激をやり過ごそうとじっとしていると、
「ただ、待ってるんやない。キス、しよかぁ」
(とにかく気をそらさないと…)
「う、ん。ねえ、レイチェル。女って、なんか、すごいね」
「そうやろ。いいもんやろ。愛し合った相手なら、なおのこと、や」
両手で頭をぐいっと引き下げられる。唇が重なり、舌が絡みついてくる。左の肘で自分の体重を支え、右手で胸を揉みしだく。意識がそちらに向き、"暴発"の危機はとりあえず免れたようだ。
「あたしが持ってるよ。ちょっと待っててな」
バッグから4㎝四方くらいの袋を3つ出して、それを持ってくるレイチェル。そのうち2つを渡され、
「はい、これ。次は必ず着けなさいよ」
「どうやって使うの?」
「今、着けたるから、よっく覚えとき」
「うん…」
袋を破き、中身を取り出すレイチェル。それをムスコにあてがい、
「先っちょのな、精液だまりをな、つまんで空気を抜くんや。でな、こう、くるくるっとな」
それは一分の隙もなく、ぼくのムスコに被さった。
「これで、オーケー、や。…さあ、きてぇ」
仰向けになったレイチェルに覆い被さり、広げられた両足の間に体を入れ、ムスコを握って突入しようとする。
「あ、あれ? どこ?」
「うぅん。ここ、や」
導いてくれるレイチェル。"そこ"は思っていたより下にあった。
ヌプっという感じで、亀頭が、入った。吸い込まれるような感触を味わいながら、奥へと侵入していく。
「あ、あ、温かい、よ。包まれていく…」
「ぁあ、ふぅ~ん、ぁん。…どおや、あたしの中は?」
「あぅ。す、すごくいい! 気持ちいい!!」
「あっ、あんたっ。いいっ! ほんまに、いいもん、持っとるわぁ。彼女…、うらやましいわぁ~」
初めての刺激をやり過ごそうとじっとしていると、
「ただ、待ってるんやない。キス、しよかぁ」
(とにかく気をそらさないと…)
「う、ん。ねえ、レイチェル。女って、なんか、すごいね」
「そうやろ。いいもんやろ。愛し合った相手なら、なおのこと、や」
両手で頭をぐいっと引き下げられる。唇が重なり、舌が絡みついてくる。左の肘で自分の体重を支え、右手で胸を揉みしだく。意識がそちらに向き、"暴発"の危機はとりあえず免れたようだ。
そろりと抜き差しする。すぐに激しく動いちゃったら、耐えられそうにない。"早漏"と言われるのは、男としてかなりイヤだ。
「あ、あっ、あぁっ、あっ。…慣れて、きたんか?」
「うん。でも、レイチェルの中、気持ちよくって。ずっと、ずっと、気持ちいいままで、いたい、よ」
「そおや。自分も楽しんで、相手も楽しませて、な」
少しだけ、ストロークを大きくする。さっきよりも深く突き入れる。
「あっ、あっ、あっ、あ~っ、あんっ、あっ」
突くたびに、抜くたびに、レイチェルが艶やかな声を上げる。それがますます興奮を誘う。
「いいっ、とってもいいよっ、レイチェル」
「ま、まだっ。まだ、いったら、あかん。あんっ、あ~っ。もっと…、もっと激しく、してぇ!」
体を起こし、両手をレイチェルの肩に置いて、腰のスピードをアップする。レイチェルに出入りしているムスコがテラテラと光っている。さすがに、その光景は刺激が強い。
「レ、レイチェルぅ。どお? いい? 気持ち、いい?」
返事はない。やせ我慢と痺れるような快感がせめぎあっている。
「ぼく、もう、…出ちゃいそうだよぉ」
「あっ、あっ、あ──────っ、あぁっ、あ───っ」
(まだ、だめ、なのかなぁ。でも、でもぉ、気持ちいいっ! 我慢、で、き、な、い~っ)
一段と腰の動きを激しくし、ぶつけるように奥まで突っ込む。
「─────────っ! い、いくぅ! いっちゃうぅ───っ!」
レイチェルの絶叫が響く。もう、限界だった。
「あぉっ! あぅっ! あっ!」
爆ぜた──。
深々と突き入れ射精を繰り返す。
あまりの快感で射精したのか、射精があまりの快感だったのか、わからない、考えられない。頭の中が真っ白になっている。
「あ、あっ、あぁっ、あっ。…慣れて、きたんか?」
「うん。でも、レイチェルの中、気持ちよくって。ずっと、ずっと、気持ちいいままで、いたい、よ」
「そおや。自分も楽しんで、相手も楽しませて、な」
少しだけ、ストロークを大きくする。さっきよりも深く突き入れる。
「あっ、あっ、あっ、あ~っ、あんっ、あっ」
突くたびに、抜くたびに、レイチェルが艶やかな声を上げる。それがますます興奮を誘う。
「いいっ、とってもいいよっ、レイチェル」
「ま、まだっ。まだ、いったら、あかん。あんっ、あ~っ。もっと…、もっと激しく、してぇ!」
体を起こし、両手をレイチェルの肩に置いて、腰のスピードをアップする。レイチェルに出入りしているムスコがテラテラと光っている。さすがに、その光景は刺激が強い。
「レ、レイチェルぅ。どお? いい? 気持ち、いい?」
返事はない。やせ我慢と痺れるような快感がせめぎあっている。
「ぼく、もう、…出ちゃいそうだよぉ」
「あっ、あっ、あ──────っ、あぁっ、あ───っ」
(まだ、だめ、なのかなぁ。でも、でもぉ、気持ちいいっ! 我慢、で、き、な、い~っ)
一段と腰の動きを激しくし、ぶつけるように奥まで突っ込む。
「─────────っ! い、いくぅ! いっちゃうぅ───っ!」
レイチェルの絶叫が響く。もう、限界だった。
「あぉっ! あぅっ! あっ!」
爆ぜた──。
深々と突き入れ射精を繰り返す。
あまりの快感で射精したのか、射精があまりの快感だったのか、わからない、考えられない。頭の中が真っ白になっている。
「ふぅぁあぁ…。…よかったぁぁぁ」
しばらくして覚醒したレイチェルが、寝ぼけたような声で言う。
「ほんと?」
「ああ。ほんと、や」
起き上がり、素っ裸で冷蔵庫からビールを取り出すレイチェル。ソファに座り、タバコに火をつけて、
「あんたも飲む?」
「えっ、ビール? ん~、一杯だけなら」
「なんや、飲んだことないんか」
「だって、ぼく、この間まで中学生、だもん」
「それにしては、上手やったで。将来が怖いわ」
ついさっきまでしていたことを思い出し、赤面してしまう。
「な~にをいまさら赤くなっとるんや。さ、こっち、おいで」
「うん」
グラスにビールを注いでもらい、乾杯する。
「うげっ、にが~」
「うふ。そのうち、おいしくなるよ」
と言ってレイチェルはうまそうにグラスを乾した。
「ぷっはぁ~。んまいっ! いいセックスした後のビールは最高やぁ」
「そんなに、よかったの?」
「ふふ。自信、持ってええで。まあ、正常位だけやったのは、ちょっと物足りんけどなあ」
「じゃあ、今度、教えて」
甘えて言ってみる。しかし、返ってきた言葉は意外にも、
「あかん。あんたとは、これっきりや。もう会うこともないやろ」
「えっ!?」
「あたしは、あたしの役目は果たした、と思う。あんたの幸せのじゃまはしとおない」
「レイチェル…」
しばらくして覚醒したレイチェルが、寝ぼけたような声で言う。
「ほんと?」
「ああ。ほんと、や」
起き上がり、素っ裸で冷蔵庫からビールを取り出すレイチェル。ソファに座り、タバコに火をつけて、
「あんたも飲む?」
「えっ、ビール? ん~、一杯だけなら」
「なんや、飲んだことないんか」
「だって、ぼく、この間まで中学生、だもん」
「それにしては、上手やったで。将来が怖いわ」
ついさっきまでしていたことを思い出し、赤面してしまう。
「な~にをいまさら赤くなっとるんや。さ、こっち、おいで」
「うん」
グラスにビールを注いでもらい、乾杯する。
「うげっ、にが~」
「うふ。そのうち、おいしくなるよ」
と言ってレイチェルはうまそうにグラスを乾した。
「ぷっはぁ~。んまいっ! いいセックスした後のビールは最高やぁ」
「そんなに、よかったの?」
「ふふ。自信、持ってええで。まあ、正常位だけやったのは、ちょっと物足りんけどなあ」
「じゃあ、今度、教えて」
甘えて言ってみる。しかし、返ってきた言葉は意外にも、
「あかん。あんたとは、これっきりや。もう会うこともないやろ」
「えっ!?」
「あたしは、あたしの役目は果たした、と思う。あんたの幸せのじゃまはしとおない」
「レイチェル…」
「なあ。ただセックスがしたいだけなら、お金さえあればなんぼでもできるやろ」
「うん」
「あんたにはそんなセックス、してほしくないんや」
「うん」
「愛のないセックスも、セックスのない愛も、あんたには似合わんよ。彼女と仲良く、な。2人でいっぱい抱き合うて、いっぱい気持ちよくなり」
「うん…」
「これ、あんたの携帯やろ。あたしの着信履歴、消しとくで」
そこまで気を使ってくれる年上の女性に、ただただ感謝する。
「ありがとう」
「そんなに、しんみりせんでもええで。あたしにも一応、彼氏、おるしな」
「レイチェルの彼氏なら、きっといい男なんだろうね」
「ん~、ん~。しょーもない男や。しがないお笑い芸人なんや」
「へぇ~。そおなんだ」
「ま、そんなことは、どおでもいいわ。それよりな、あんたのことや」
「えっ?」
「あんた。きょう中に彼女と連絡取らな、あかんよ。あれこれ考える時間を与えちゃ、できるもんもできんようになるで」
「だいじょぶ、だと思うけど…」
「ふぅ~ん。愛されとるんやなあ」
「いやあ…。でも、ちゃんと連絡するよ」
「よっしゃ! …あの、な。あたし、あんたの初めての女になれて、ほんとにうれしいよ」
「ぼくも! ぼくもレイチェルが初めてでよかったよ」
「あほ。これでも、心の中で彼女に『ごめん!』って手ぇ合わしてるんやで」
「あっ、そうか。そうだよね。でも、後悔、してないよ、ぼく」
「ありがとお、な。じゃあ、シャワー浴びて、出よっか」
「うん。レイチェル、ほんとに、ほんっと~に、ありがとう!」
シャワーの後、服を着てホテルを出る。軽く右手を上げただけで振り返らないレイチェルに向かって、深々と礼をした。
「うん」
「あんたにはそんなセックス、してほしくないんや」
「うん」
「愛のないセックスも、セックスのない愛も、あんたには似合わんよ。彼女と仲良く、な。2人でいっぱい抱き合うて、いっぱい気持ちよくなり」
「うん…」
「これ、あんたの携帯やろ。あたしの着信履歴、消しとくで」
そこまで気を使ってくれる年上の女性に、ただただ感謝する。
「ありがとう」
「そんなに、しんみりせんでもええで。あたしにも一応、彼氏、おるしな」
「レイチェルの彼氏なら、きっといい男なんだろうね」
「ん~、ん~。しょーもない男や。しがないお笑い芸人なんや」
「へぇ~。そおなんだ」
「ま、そんなことは、どおでもいいわ。それよりな、あんたのことや」
「えっ?」
「あんた。きょう中に彼女と連絡取らな、あかんよ。あれこれ考える時間を与えちゃ、できるもんもできんようになるで」
「だいじょぶ、だと思うけど…」
「ふぅ~ん。愛されとるんやなあ」
「いやあ…。でも、ちゃんと連絡するよ」
「よっしゃ! …あの、な。あたし、あんたの初めての女になれて、ほんとにうれしいよ」
「ぼくも! ぼくもレイチェルが初めてでよかったよ」
「あほ。これでも、心の中で彼女に『ごめん!』って手ぇ合わしてるんやで」
「あっ、そうか。そうだよね。でも、後悔、してないよ、ぼく」
「ありがとお、な。じゃあ、シャワー浴びて、出よっか」
「うん。レイチェル、ほんとに、ほんっと~に、ありがとう!」
シャワーの後、服を着てホテルを出る。軽く右手を上げただけで振り返らないレイチェルに向かって、深々と礼をした。
(さあ、次、次!)
いつの間にか、レイチェルのポジティブな気持ちが乗り移っている。"大人"になった、という実感はそれほどでもなかったが、高揚した気分で帰路についた。
家に帰ったのは夜の8時過ぎ。ホテルでシャワーは浴びたが、怪しまれないように風呂に入る。冷蔵庫からコーラを出し、それを持って部屋に戻った。パソコンのスイッチを入れ、メーラーをクリック。指は迷いなく思いを綴っていく。
いつの間にか、レイチェルのポジティブな気持ちが乗り移っている。"大人"になった、という実感はそれほどでもなかったが、高揚した気分で帰路についた。
家に帰ったのは夜の8時過ぎ。ホテルでシャワーは浴びたが、怪しまれないように風呂に入る。冷蔵庫からコーラを出し、それを持って部屋に戻った。パソコンのスイッチを入れ、メーラーをクリック。指は迷いなく思いを綴っていく。
件名:晶良さん
──ぼくの気持ちは、変わらない。
──いや、変わったかな。
──だって、昨日より今日のほうが、晶良さんをずっと好きになってる。
──だから、今日よりも明日のほうが、もっと好きになってると思う。
──晶良さん。会いたい。すぐにでも会いたいよ。
──晶良さん。愛してる。
──ぼくの気持ちは、変わらない。
──いや、変わったかな。
──だって、昨日より今日のほうが、晶良さんをずっと好きになってる。
──だから、今日よりも明日のほうが、もっと好きになってると思う。
──晶良さん。会いたい。すぐにでも会いたいよ。
──晶良さん。愛してる。
(これで、いいかな。きょうのことは触れないほうがよさそうだし…)
もう一度、読み返し、送信ボタンをクリック。冷えたコーラをのどに流し込んだ。
返信のメールはびっくりするほど早くきた。
もう一度、読み返し、送信ボタンをクリック。冷えたコーラをのどに流し込んだ。
返信のメールはびっくりするほど早くきた。
件名:おっそ~い!
──アンタっ、こんな時間まで何やってたのよ!
──ずっと、ずっと、待ってたんだから!
──…ねぇ、ホントに気持ち、変わってない?
──ホントにアタシのこと、好き?
──アタシ、アンタのこと、アイシテル。
──アタシだって、すぐ会いたい! だけど、少しだけ待ってて。
──入学式の前の日だけど、4月8日の日曜日、会える?
──アンタっ、こんな時間まで何やってたのよ!
──ずっと、ずっと、待ってたんだから!
──…ねぇ、ホントに気持ち、変わってない?
──ホントにアタシのこと、好き?
──アタシ、アンタのこと、アイシテル。
──アタシだって、すぐ会いたい! だけど、少しだけ待ってて。
──入学式の前の日だけど、4月8日の日曜日、会える?
ずっと待ってた、は言いすぎかな、と晶良は思った。帰宅して自分の部屋で待ち始めてから、まだ1時間もたっていないのだから。それでも、まあ、いいやと、そのまま返信した。
それから彼のメールをもう一度、読み返した。『愛してる』という言葉に、頬が紅潮してくる。彼の顔を思い浮かべ、『愛してる』と言う彼の声を想像してみる。体温が上がった、気がした。そして、今夜も指遊び…。
それから彼のメールをもう一度、読み返した。『愛してる』という言葉に、頬が紅潮してくる。彼の顔を思い浮かべ、『愛してる』と言う彼の声を想像してみる。体温が上がった、気がした。そして、今夜も指遊び…。
(いやあ、何してたって言われても…)
もちろん、正直に答えられるわけはない。
(1週間後かあ)
あしたにでも再戦をお願いしたい心境ではあったが、ここは晶良の都合に合わせないわけにはいかない。1週間後の理由が生理のせいとは、さすがに思いは及ばない。再度パソコンに向かう。
もちろん、正直に答えられるわけはない。
(1週間後かあ)
あしたにでも再戦をお願いしたい心境ではあったが、ここは晶良の都合に合わせないわけにはいかない。1週間後の理由が生理のせいとは、さすがに思いは及ばない。再度パソコンに向かう。
件名:もちろん!
──いつもの時間、
──いつもの場所で待ってるね。
──晶良さん。愛してるよ。
──いつもの時間、
──いつもの場所で待ってるね。
──晶良さん。愛してるよ。
(まあ、高校進学の準備とか、いろいろすることはあるし。1週間くらい、あっという間だよね。でも、あ~、早く晶良さんとしたいなぁ~)
これでよし。パソコンの電源を落とし、ベッドへ潜り込む。2回、放出した疲れが出たのか、"イメージトレーニング"などせず、そのまま眠りについた。
翌日は一人で外出。服やら何やら買いそろえ、帰りがけにドラッグストアに寄り道。"本日の目玉商品"12個入りが2箱で税込み3000円だったので、それを購入した。
その夜、レイチェルにもらった2つのうちの1つを実際に装着し、その日に備えてイメトレ。もう、自分の右手では満足できない、そう思った。
これでよし。パソコンの電源を落とし、ベッドへ潜り込む。2回、放出した疲れが出たのか、"イメージトレーニング"などせず、そのまま眠りについた。
翌日は一人で外出。服やら何やら買いそろえ、帰りがけにドラッグストアに寄り道。"本日の目玉商品"12個入りが2箱で税込み3000円だったので、それを購入した。
その夜、レイチェルにもらった2つのうちの1つを実際に装着し、その日に備えてイメトレ。もう、自分の右手では満足できない、そう思った。