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vol.1①Bathroom

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taka18r

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vol.1①Bathroom


「ただいまっ!」
 ひと月前に引っ越したマンションのドアが勢いよく開く。息を弾ませて、彼が帰ってきた。
「おかえり。出張、お疲れさま」
「うん。ただいま、晶良」
 あわただしく靴を脱ぎ、両手のバッグと背中のザックを床に置く彼。目と目が合う。抱きしめられる。
「んん、ちょっ…と、待っ…」
 晶良が言い終える前に唇が重なる。待ちきれない、そんな感じの熱いキス。
「あぁっ、んふぅ」
 漏らした吐息ごと強く吸われる。すぐに舌が入ってきて獲物を探すように口の中をまさぐる。その動きに応じるように晶良の舌が迎え、ねっとりと絡みつく。互いの唾液を吸いあう2人。
 たっぷりと時間をかけて久しぶりの熱いキスを楽しむと、ちょっと落ち着いた。晶良の様子を観察する。頬が薄桃色に染まり上気している。彼女もこの時を待っていたのだ。
 晶良は半分だけ目を開けている。しかし、その焦点は定まっておらず、何かを見ているようには思えない。
(ファーストキスから変わらないなぁ。中3の夏休みだったから、もう8年になるんだなぁ)
 8年前、抱き締めると晶良の顔は目の前にあった。今、晶良は背伸びをしている。時間の経過と自分の成長を感じる。
 唇を軽く噛んだり舌をチロチロ這わせたり、ゆっくりとしたキスに移行。「後のこと」を想像しながら唇を堪能する。2つ年上の姉さん女房だが、エッチでは主導権を委ねてくれるから、可愛くてしようがない。
 唐突に体が離れる。
「ねぇ…、お腹に当たってるんだけど…」
「えっ…と。あは、我慢…できなくなっちゃった…」
「もぉ~、しようがないなぁ。もう少しで夕飯の仕度がすむのにぃ~」


 続きをしてもらいたいような、そうでもないような微妙な態度。でも、黒目がちな大きな瞳に戻ってる…。
「お風呂、沸かしといたから。汗、流してきたら。それにヒゲも剃ったほうがいいわよ」
「…ふぁ~い」
 いきなり現実に引き戻される。といったって、あきらめの悪いムスコは屹立したまま無意味にGパンを押し広げている。追い打ちをかけるように晶良の声が飛んでくる。
「出張の着替え、洗濯機に放り込んでスイッチ入れといてね~」
(せっかくヤル気満々でかえってきたのにぃ。奥さん、それはないんじゃない!?)
 ふくれっ面をしながらも、言われたことをきっちり済ますあたりが、年下の弱みというか、律儀な性格というか。
(夜までオアズケかぁ、ちぇえ~)
 のろのろと服を脱ぎ風呂場のドアに手をかけると、
「ゆっくり入んなさいよぉ。私もすぐに入るから」
 パっと表情が明るくなる。晶良が見たら惚れ直すこと間違いなしの笑顔が弾ける。
「うんっ。は、はやく、ね!」
 そうとわかれば焦らなくてもいい。ムスコは天を仰いだままだけど。
 ♪せ~んのよるぅをけせぇないぃでぇ~、なんぞと鼻歌まじりにヒゲを剃る。一度、湯船に浸かってから髪を洗っていると、
「お・ま・た・せぇ」
 と艶っぽい声に照れをまじえて、晶良がドアを開け入ってきた。恥ずかしげに前はタオルで隠している。いまさら…とも思うが、こういう恥じらいをなくさないのが晶良の魅力でもある。


「ちょっと、ごめ~ん」
 横に割り込んできてシャワーを取ろうと手を伸ばす晶良。シャンプーしながら横目を走らせたのがまずかった。
「ててっ、しみたぁ」
「もぉ~、何やってんだか。待ってて。今、流してあげる」
 自分の腕にシャワーをあてて温度を確かめ、閉じた右目に向けてお湯をかけてくれる。
「熱くない? 頭にもかけるよ」
「ん。お願い」
 シャンプーの泡が消え、流れ落ちる湯が心地よい。
「じゃ、背中、流してあげる」
「背中、だけ?」
「! ヴァカもの~」
 鏡に映った晶良は顔を赤らめながらも耳元に唇を近づけ、
「ちゃんと洗ってあげるわよ、前も…」
「わ~い」
 ペシっと頭をたたかれる。
(う、調子に乗りすぎたかな)
 晶良はスポンジを手に取るとボディソープをかけて泡立て、首から肩、背中、腰と丁寧に洗ってくれる。
「はい、立って」
 いきなり180度ターンしてみる。
「わぁ~。元気ねぇ~」
 上目づかいに目を合わせて微笑む晶良。
「でもね。ここは、あ・と・で」
 子供に諭すように言い、おもむろに頬をそれに寄せて軽く音をたててキスをする。
 しびれるような快感が脳髄に走る。が、


「はい、後ろ向いて!」
 …素直に従う。右足、左足、お尻、ゆっくり洗ってくれる。
 いつの間にか、晶良の左手が前に回っている。人差し指と中指の間にそれを挟み、しごいている。
「ねぇ、…こっち向いて座って。私も…洗って…」
 モノをいじっているうちに晶良も興奮してきたみたいだ。スポンジをひったくるように奪って、首筋に押し当てる。
「やさしく、ね?」
「ん。じゃあ、スポンジはいらないや」
 両手にシャボンをいっぱいつけて胸にあてがう。大きくなく、それでいて小さくもない、手にすっぽり収まる、ちょうどいい膨らみの晶良のおっぱい。右手でゆっくり押し上げるように揉みしだく。押し戻してくる弾力がこたえられない。
「んふぅ、あ、あぁん」
(かわいい声。ずっと聞いていたい…、だから、頑張っちゃお!)
 シャボンにまみれて今は見えない突起をつまむ。指の力に強弱をつけて弄び、硬くしこった乳首を人差し指の腹で撫で上げ、晶良に"音色"を奏でさせる。
「あ…ん、はう、うぅ~ん、くふぅ、あっ、あ、あ~」
 同時に左手で脇をまさぐりつつ、ほんの少し力を入れて引き寄せ、唇を吸う。
(もっと声を聞いていたいのに、キスしちゃだめじゃん)
 だけど、晶良が離してくれない。先に舌を入れてきたのは晶良だ。
 ぴちゃ。ぺちゃ。じゅる。…浴室ならではのエコーが淫靡な響きを増幅する。自分も晶良も夢中でディープキスを続ける。ふと力が抜け、どちらともなく唇を離す。ツーっと伸びた唾液が夕方の優しい日差しにキラキラしている。
「好き」
 晶良がつぶやく。すぐには答えず軽くキス。
「ぼくも。愛してるよ、晶良」


「…して、あげる…」
 晶良はシャワーを手に取ると体、とくに股間の泡をよく流してから
「湯船のとこに座って」
 軽く広げた足の間に体を滑り込ませる晶良。口を大きく開き(それでも怒張したムスコよりも小さいが)、横顔を見せつつ唇を寄せる。まず亀頭に舌を這わせていく。晶良の唾液でてらてらと光るそれ。唇が押し当てられたかと思うと、少しずつ呑み込まれていく。
「んぐぅ」
 少し苦しげに眉をひそめる晶良。大丈夫? と声をかける余裕は、もうない。ただただ快感に身を委ねる。苦しげな表情もまた、そそるのだ。
 鈴口をチロチロと舌の先がくすぐる。と、晶良の頭が前後にストロークを始める。
 ちゅぱっ、ずっ…。
「はっ、はぁっ、はっ、…はぅ」
 今度はこっちが声を出す番だ。晶良のフェラチオはそんなにうまくない、と思う(だって、"そんなに"経験ないし。それともムスコが大きいからやりにくいのか?)。でも、ぎこちなさがいい。
 一度、口からはずし、裏スジを下から嘗め上げる。キスの時と同じ半目のままの晶良と目が合うが、何かが見えているふうではない。その行為に没頭している。時折ちゅっ、ちゅっと音をたてるのが、いやらしい。
「あっ、あの、晶…良さ、ん」
 とても長く感じられた数秒が過ぎ、脈打つムスコを弄んでいた晶良が、ようやく欲望の終着点を意識してくれる。それでも焦点の戻った目からは怪しい光が放たれ、なおも唇と舌の動きを止めようとはしない。
「どうしたの? どうしたいの?」


「晶…良の…、晶良の、ね。口の中に出したい…」
「んん~っ。ぅぃぉ」
 再びくわえていた晶良が答える。
「えっ? わかんないよ」
 わざととぼけてみる。晶良は恥ずかしげに視線を上に向け、
「い…いいよ…」
「ん。いいんだね! じゃあさ。あの…、腕、縛らせてもらっていいかな」
「えっ?」
 答えるが早いか、晶良の両腕は背中のところで合わされ、タオルを巻きつけられていた。
「こういうの、してみたかったんだ」
 人差し指で晶良のあごを持ち上げて、誰に言うでもなくつぶやく。
「え、えっ、ちょっ…」
「さあ」
 急かすようにムスコを晶良の唇に押し当て、そのまま挿入していく。晶良の唇が中に巻き込まれていく。逃げようにも、頭はしっかり両の手の固定されている。
「ぅんっ、んぐぅ、んっはぁ」
 不意をつかれて戸惑う晶良の口を遠慮なしに犯していく。抽送するピッチが次第に早まっていく。
「! あぉ、あっ!」
 喉の奥深くまで突き入れ、溜まりに溜まった欲望を一気に噴出させる。熱いほとばしりが晶良の喉にぶつかる。
「ん! ぅふ~ぅ」
 むせるのをこらえる晶良。一度腰を引き、今度は晶良の頭をぐっと引き寄せ第2射を放つ。出張から1週間ぶりに帰ってきただけに量は多く、たまらず晶良の口の端からこぼれ出す。
 ふぅ~と息を吐きつつ、ゆっくりと突き上げ第3射。絶妙のタイミングで晶良が吸い出してくれる。


 口の中をかき回すように腰を動かして余韻を楽しむ。ゆっくりと引き抜くと、精液と唾液が交じり合ったアーチがかかる。晶良の口の端からつーっと一筋、精液がたれてポタっと音をたてた。
 晶良は少し上を向き、目を閉じてこくっとそれを飲み下した。
「すごくよかったよ。晶良」
 耳元でささやいて腕のタオルを素早くほどく。すぐにシャワーを出して、汚れた口を洗い流す。
「はい、あ~ん」
 黙って従う晶良。放心したように、その表情はうつろだ。
(ちょっと刺激が強すぎちゃったかな…)
「…ねぇ、キスして」
 晶良におねだりされて唇を重ねる。
「ん? おわっ、ご…くっ」
 晶良の目がいたずらっぽく光る。舌の裏にでも隠していたのだろう、自分の出した精液を飲まされてしまった。テニスで鍛えた両手が首に巻きつけられ、抵抗するが逃げられない。泣きたい気持ちで舌を絡める。
(うえ~、こんなの、よく飲めるよ。オンナって偉大だぁ)
 ようやく唇が離れ、腕の力も弱まって、二人は真正面から向き合う。
「どぉ? おいしいでしょ?」
「ははっ。これからも、よろしく!」
「つらい、んだからね。わかるでしょ?」
「ん。でも、ね。いいんだ! とっても」
「んっもう! きょうは特別だかんね」
「愛してるよ、奥さん」
「…ばか」

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