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vol.3-2⑥Chiharu-3

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taka18r

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vol.3-2⑥Chiharu-3


 中に折り込んでいた部分を指で解き、はだけさせる。濃いピンク色の乳首は硬く尖り、期待に震えているようだ。
 あらためて眺める千春の体。色白の肌が薄い桜色に染まり、下腹部の黒い部分を目立たせている。恥ずかしそうに頬を赤らめる千春だが、手は投げ出したままで体を隠そうとはしない。
 バスタオルを抜き取るため力を込めて引っ張る。と、千春は大げさに体を転がし、うつ伏せの姿勢になった。
 すべすべした背中には染みなどあるはずもない。少女から大人へ変身するにはまだ少し時間が必要そうな体だが、そんな状態の肌に触れられる喜びがムスコを大きく硬くしていく。
 視線を動かすと、幼さが消えないお尻が目に入る。ぼくは最初の攻撃目標を決めた。
「かわいいお尻が丸見えだよ」
 そう言いながら、顔を丸みに寄せていく。掌で大きな円を描くように撫で、舌を這わせる。
「ぁぁんっ、ぅ~ん、はぁ~ん」
 早くも千春の口からせつなげな喘ぎが漏れてくる。千春の両足の間に体を割り込ませ、両手で双丘を揉みしだく。舌を小刻みに震わせながら、割れめを嘗め下げると、
「んぁ~っ! あっあっあっ、あーっ」
 千春の声が大きくなる。顔を上げると、千春の白い肌がそこだけ赤くなっているのに気づいた。さきほどのバスルームでの行為で、押さえつけていたぼくの指の痕だ。
「千春、さっきは痛かった? 痕、ついちゃってる…」
 申し訳ない気持ちを吐露すると、千春は
「おにいちゃん、痛くなんてなかった、よ。ちはる、肌が弱いから…。そんな痕、すぐ消えるよ」
 ぼくは傷口を癒すように唇を、舌を這わす。
「はぅぅっ…、おにいちゃん、ぃぃ…、気持ち、いい」
 左右の赤い痕を嘗め終え、脇腹を攻める。ちゅっちゅっと音をたてて軽く吸うと、
「あっ! あっあっ!」
 千春は体をびくっとさせ、短く鋭い喘ぎを聞かせてくれる。背骨に沿って一気に嘗めあげる。
「はっ…はぁ────っ」
 肩甲骨を舌と唇を駆使して愛撫し、柔らかな首筋に軽く歯をあてれば、
「あんっ!」
 千春はびっくりしたように大きな声をあげた。


「あぁ…、おにいちゃん…、あぁぁぁ、…千春、感じちゃうぅ…」
 千春の小さい口から吐き出される息は熱を帯び、瞳は泣いているかのように潤んでいる。いとおしくて、いやらしくて、さらに前戯を加速させる。
 もちろん手も遊ばせてはいない。左手を千春の体とシーツの間に潜り込ませ胸を愛撫する。右手の掌と指は太腿をやさしく丁寧に、それでいていやらしく撫でまわした。
「あっ…、はぁぁぁっ、ぁんっ、はぁっ、ぁ~ん、はぁっ」
 喘ぎとともに身悶える千春。
「おにぃ…ちゃ…ぁん、あぁっ、いい…、気持ち…ぃぃ」
 ムスコは逞しく勃起している。もし、この日初めてのセックスだったとしたら、このまま千春を四つん這いにして、後ろからねじ込んでいただろう。しかし、3度目とあって気持ちに余裕があった。
(千春の体のすべてを愛してあげよう。あますところなく愛撫しよう)
 ぼくは千春の胸をまさぐっていた左手を抜き、再び下半身のほうに体をずらす。太腿、膝の裏、足首、足の指…、舌と唇、掌を使って愛撫する。
「あっ…、そ、こ…、あぅっ…、そこも…感じるぅ、あっ!」
(そろそろ…)
 ぼくは千春の足首をつかみ、じりじりと体をひっくり返していく。足が、下腹部が、上半身が、そしてツインテールが揺れながら、ゆっくりと反転した。
 千春が仰向けになるのと同時に、ぼくは素早く千春の両足を自分の肩に乗せ、アソコへの口撃をスタートさせる。
「ひぁっ! あっ! あぅっ! あ───っ! あひぃぃぃっ」
 それまでの緩やかな愛撫から一転、秘所への強烈な刺激が千春を乱れさす。
 ぴちゃっ、ちゅぅっ、ぺちゃ、…ぴちゃっ、くちゅっ、ぐちゅっ、
「あひぃ、ひぃぃぃ、あ───っ! あ────っ!」
 右手の人指し指が膣に深々と挿入され、さらにかきまわすように動く。舌でクリトリスをぺろぺろと嘗めると、千春は大きく体をのけぞらせ、
「あ────────ぁぁぁぁっ」
 愛液をにじませ続けながら最初の絶頂を迎えた。
 指でクリトリスをいじりながら、ぼくは体をずりあげていく。硬くなった乳首に舌を這わせ、吸い、軽く歯を当てる。


「はぅぁっ!」
 まだ意識が戻りきらないうちに、さらなる刺激が襲ってきて、千春は顔をのけぞらせて声をあげる。
「あ~っ! おにいちゃぁ…ん、ちはる…、変になっちゃうぅぅ」
 反対側の乳首にも歯を当て、それから強く吸う。クリトリスをこする指の動きも強く速くする。
「あっ! あっ! あぁぁっ! あ…ぁっ! い…ぃ…ぃくぅぅっ、あっ! いくっ!」
 たて続けにいかされ、陶然とする千春の口からはよだれが垂れている。
「ぁぁ…、ぁぁ…、ぁ…ぁぁぁ、はぁぁ…」
 口で息をする千春の表情に興奮を覚える。ぼくは両手で千春の肩を押さえ、ムスコを膣口に押し当て一気に挿入する。
「はっ! はぁぁぁぁっ、あっ! あぁぁぁぁぁ」
 奥まで突っ込み、さらにぐいぐいと押しつける。
「はぅぅ…、あぐっ、ひっ! あひぃっ」
 小刻みに往復運動を開始。千春はぼくの背中に両手をまわし力いっぱい抱きしめてくる。そうして襲いくる快感と戦っているようだった。
「あんっ、あんっ、あ──っ、あっ、あっ、あ──っ」
「いい? いいの?」
 ぼくの問いかけに千春は喘ぎながら答える。
「あっ、変…に、おかしく…なっちゃ…うぅ、あっ! いいっ! あんっ! あ──っ! いいぃぃっ」
 千春の歓喜の声を聞いて、ぼくは腰の動きをスピードアップ。「の」の字を描くようにえぐり込むと、千春はさらに声を大きくして上りつめた。
「あ─────っ! んあっ! …ぁ…ぁ…ぁぁ」
 息も絶え絶えの千春をさらに攻めるべく、ぼくは手を使って千春の両足を閉じさせる。それから千春の腰を抱いて上下を入れ替えた。再び千春の両足を開かせ、下からゆっくりと突き上げる。
「あぁぁ…、おにぃ…ちゃん、あぁ、だ…めぇ、ちは…る、こ…われ…ちゃ…うぅ…」
 もはや体を起こすこともできない千春がうめくようにつぶやく。ぼくはいったん動くのをやめ、千春の回復を待つことにした。
「だいじょうぶ? 激しすぎた?」
 やさしくささやく。千春はふるふると頭を横に振り、
「はぁ…、はぁぁ…、ううん、へーき。いっぱい…感じちゃった」
 ぼくはうなずくと、ゆっくり腰の上下運動を再開させた。


 くちゅ…、ちゃぷっ…、にちゃっ…、じゅぷっ、じゅぶっ、ずちゅ…、
 淫靡な音をたてる結合部。千春の半開きの口からは、
「あっ! あっ、あっ、あっ、あっ、はぅっ! あぐっ! あぁん」
 気持ちよさげな声が押し出されていく。
 ぼくは千春の両足を持ち上げながら上半身を起こし、対面座位に移行する。千春はぼくの首に両手をまわし、深い挿入に耐えている。
「ぁぅぅう~、ふ…か…いぃ、深いのぉぉ、おにいちゃんのが、ちはるの奥にぃ…、深くにぃ…」
 あごについた千春のよだれを舌を出して嘗めとる。
「あぅ…、はぅぅん、あぁ…」
 されるがままの千春の口に舌を入れ、かきまわす。同時に腰をそろりと突き上げると、首にまわされた千春の腕に力が入ったのがわかった。
「あぅっ、あんっ、あ──っ」
 キスから逃れ、声をあげる千春。そのまま体を前にあずけ正常位に戻る。この体位はあくまで「つなぎ」だ。ぐいっと奥まで押し込んでから、ムスコをあっさり引き抜く。
「えぇ? おにいちゃん?」
 不安そうな表情を浮かべる千春に、
「千春、後ろ向いて。四つん這いになって」
 腰と足に手をかけて、ぼくが要求する。こくんとうなずき、のろのろと千春はお尻をぼくに向けた。
「足、広げて」
「あぁ、おにいちゃん、恥ずかしい…」
 と言いながらも、千春はじりじりと足を広げてくれる。
「お尻、突き出してごらん」
「あぁ、だめぇ」
「言うこと聞いて。ね、千春」
「あぁ~ん」
 恥じらいの吐息を漏らし、もじもじする千春。ぼくは体を寄せ、膝を使って千春の足を開いた。
「あぁっ」
 さらにウエストを両手でつかみ、自分のほうへ引き寄せる。
「千春のいやらしいところが丸見えだよ」
「あぁ~ん、恥ずかしいぃ、おにいちゃん、見ちゃダメぇぇ」


 ムスコの先端を千春の花びらにくっつける。焦らすようにつつくだけで、まだ挿入しない。
「ほら、わかる? 千春の中に入りたがってる」
「あぁ~、おにいちゃぁん、入れてぇ、ちはるの中に、入れてぇぇぇ」
「いやらしいなぁ、千春は…。ほしいの?」
「うんっ、ちはる、ほしいっ。おにいちゃんが、ほしいのっ」
 ウエストをつかんでいた手を引き寄せる。亀頭が千春の中に沈んで、続いて竿がずるずると膣に侵入していく。
「あ────っ、いいっ! いいのぉっ! おにいちゃん、いいっ!」
「動くよ」
 そう宣言して、腰を前に突き出し、手をひきつける。ムスコは千春の深遠に到達した。
「あっ! あぁっ! あっ、あっ、あっ、あぁぁぁっ!」
 ずっ、ずっ、ぐっとムスコを出し入れさせると、千春の喘ぎはひときわ大きくなった。次第にストロークを大きく速くしていくと、千春は自分の体を支えられなくなって、シーツに横顔を埋ずめた。
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ…、
「あぐっ! あひっ! あぁっ! あっ! あっ! あぅっ!」
 お尻に打ちつけるたびに響く音はいやらしく、よだれを垂らして喘ぐ千春の横顔はなまめかしい。
 それでも、ぼくは射精の高まりを感じていなかった。快感はあるのだが、さすがに3度目とあっては、まだまだ刺激が足りなかった。
 ぼくは千春の肩に手をかけ、千春の体を引きずりあげる。千春の背中が弓なりに反る。
「あぅぅぅぅっ、あひっ、ひぃっ、あっ!」
 右手をクリトリスにまわして撫でてやると、千春は腰を振るように身悶え声をあげた。
「いいよっ、千春。とっても、いいっ」
「あっ、あっ、あぁっ、わた…し…もぉ…、ちはるも…感じるぅぅ」
 もう一度、千春のウエストを両手でがっちりと固定し、ずんずんと突きまくる。ようやく、出したい、という欲求が高まってきた。
 ぼくは急ブレーキをかけて腰の動きをストップ。ぐぼぉっという音をだしながら、ムスコを一気に引き抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁ」
 荒く呼吸をする千春を仰向けに寝かせる。そして、覆いかぶさるなり、びちゃびちゃに濡れた千春の秘所を貫いた。
「あっ、ああ───っ! あ────っ!」


 歓喜の絶叫を吐き出しながら、しがみついてくる千春。その唇を吸いながら腰を荒々しく動かす。
「ん、んぐっ、んぐぅ…、あひっ、あひぃっ、ひぃぃっ」
 数回突いただけで千春は唇を外し、悲鳴のような喘ぎをこぼし続ける。千春がぼくの背中に爪をたてる。
「ぃつっ」
 と漏らすが、千春の耳には届かない。さらに爪がくい込んでくる。
 痛みで少し気はまぎれたが、千春の膣の気持ちよさ、その締めつけの強さにムスコが音をあげかけていた。もう射精の欲求は抑えられないところまできていた。
「ち、千春、いくよっ」
 そう言ってムスコを大きく動かして膣をえぐり、膣奥に亀頭をぶつける。
「あ─────っ! あ───────っ! いくっ! いっくぅぅぅっ!」
 絶頂を迎えた千春の絶叫が響く。それを聞いたぼくは、
「いくっ! 千春っ、出るっ!」
 半失神した千春の膣に、この日3度目の精を噴出させた。多少勢いと量は落ちたかもしれないが、射精の快感はまったく変わらなかった。
「あぁ…、よかったぁ…、とっても…よかったぁ」
 千春に体重をかけないように両腕で自分の体を支え、時計を見る。9時40分を少しまわっていた。
「ふぅ」
 少しだけ時間に余裕があったので、ほっとする。しかし、後戯を楽しんでいるわけにはいかない。
 息が整ったところで、ぼくは千春からムスコを引き抜く。ティッシュを手に取って、千春のアソコから流れ出る自分の精液を拭う。
(3度目なのに、いっぱい出たなぁ)
 そんなことを思いつつ、自分のムスコをティッシュで拭いたところで、千春がようやく覚醒する。
「はぁぁぁ、おにいちゃん、ちはる、すごく感じちゃった。とっても、よかった」
 キスをしようと顔を近づけたとき、部屋に備えつけてあった電話がけたたましい音をたてた。ティッシュの箱を千春に手渡してから、ぼくは受話器を取った。
「はい。…いえ。…はい、帰ります」
 体を起こした千春は首を傾げている。
「あと15分、だって」
「うん」
 まだぼんやりしているのか千春はぎこちなく微笑んで後ろを向き、ティッシュで自分のアソコを拭いた。


 ぼくはソファまで行ってパンツを履く。それから自分と千春の服を持ってベッドに戻った。
「ありがとう、おにいちゃん」
 千春がうれしそうに言う。
「どういたしまして。ぼくのほうこそ、ありがとう」
 と言って、千春の頬にキスをした。
「でもなんで? なんで、おにいちゃんが私にお礼を言うの?」
「だって、千春、とってもよかったから」
 ぼくが思ったまま答えると、千春は頬を赤らめて、
「いやぁ、おにいちゃんのエッチっ」
「あは。かわいいよ、千春」
 ぼくは、千春とはおそらく最後になるだろうキスをした。
「さあ、着替えて帰ろう」
 ぼくが促すと、千春は
「うん!」
 と元気に答えて、服を着ていった。
 エレベーターが1階に着く。千春は下を向いて、ぼくの腕にぎゅっとしがみついてくる。
 フロントの返却口にキーを投げ入れ、千春の目を見て
「行こう」
 とささやく。千春は無言でこくんとうなずく。ホテルを出るときはさすがに緊張した。
(中学生とホテルから出てくるの見つかったら、やっぱりまずいよね)
 50mほど歩いたところで、千春が
「はぁ~」
 と、ため息をつき、それから
「あぁ!?」
 と変な声をあげた。なにが起こったのかわからず、
「どしたの?」
 立ち止まって聞いてみる。千春は言いにくそうに、
「あの…、おにいちゃんの、ちょっと残ってたみたい」
「え?」
「出てきたの。ぬるぬるして、少し変な感じ」


 ぼくは困って、きょろきょろと周りを見渡す。
「あ、でも、へーき。あとでトイレに行って拭くから…」
「あ、うん。ほんとにだいじょぶ?」
「うん」
 胸をなでおろしながら、
(ひやひやさせてくれるよ。目の離せない妹だね、ほんと)
 などと考える。千春は道端にアクセサリーを並べている露店を見つけて、
「おにいちゃん、ちょっと見てっていい?」
 ぼくの返事を待たずに小走りで台の前に行き、アクセサリーをのぞき込んでいる。
「これ、かわいい」
 そう言って千春が手に取ったのは、ゴールドに見えるオレンジ色の珠がついたペンダントネックレスだった。
 その珠を吊っているのは鈍い光沢を放つ金属で、形は複雑。葉っぱのようなデザインのフロント、その後ろには爪のような突起を生やした玉が2つあり、さらに同じ大きさの玉が上に乗っている。
 細い革紐を通しているのは、太い釣り針のような形だ。
(ザ・ワールドのモンスターから出てきた宝箱に、あんなのがあったなぁ)
 などと記憶をたどっていると、千春は試しにそのペンダントネックレスを首にかけた。とてもよく似合っている。
「買ってあげよっか?」
 ぼくが言うと、千春は
「そんな…。でも、いいんですか?」
「うん。いいよ」
「ほんとに!? わぁ~い、うれしいっ!」
 千春はこれ以上ないほどの笑顔を見せる。
(ほんとに無邪気な笑顔だなぁ。ホテルの千春とはまるっきり別人みたい)
 お金を払いながら、ぼくはそんなことを思っていた。
 お店の人から受け取ったペンダントネックレスを渡そうとすると、千春は甘えた声で
「おにいちゃんがかけて」
 言われたとおり、革紐を広げて髪を通し首にかけてやる。
「とってもかわいいよ。よく似合ってる」


「おにいちゃん、ありがとう!」
 千春の明るい声を聞いたら、ぼくもうれしくなった。
「さあ、帰ろう。あんまり遅くなると、いけないからね」
 おにいちゃんらしく言ってみる。
「は~い」
 元気に返事をしながら、千春は腕に絡みついてくる。
「こらこらこら」
「駅まで。いいでしょ、おにいちゃん?」
(あ~、まったく困った妹だなぁ。ま、甘えたいだけなんだろうけどね)
 駅の階段を下り、千春が切符を買う。改札まで送ってあげると、千春はぼくを上目遣いで見つめ、
「また会いたいな」
「だ~め。これっきり」
「え~っ」
 あからさまに不満だという顔をして、それからいたずらっぽく笑み、
「おにいちゃん、またねっ!」
 と元気に言って改札をくぐり、右手をぶんぶん振りながら走って帰っていった。

            *            *            *

 家に着いたのは日付けが変わってからだった。起きてきた母親の小言から逃げるように部屋に直行し、アルバイトの時間にあわせて目覚まし時計をセット。洗面所で歯を磨いて、ベッドに身を投じた。
「はぁ───────ぁ」
 タメ息をつく。それは、まるで体中の空気がすべて抜け出てしまうんじゃないかと思えるほど長く、そして深かった。
 3度も激しいセックスをした疲れがどっと襲ってきて、1日を振り返ることもできず眠りに落ちた。
 朝。やっとのことで起きだし、着替えを済ませてアルバイトに向かう。どうにか遅刻せずに行けたが、その日はさすがにしんどかった。
(太陽が…、黄色い太陽が…、3つ見えるぅ~)
 へとへとになって仕事を終えたぼくは、20日でアルバイトを終わりにしたいと社長さんに告げた。
 高校の課題もあったし、なによりも晶良に猛烈に会いたかった。

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