瑞州国防軍(ずいしゅうこくぼうぐん、英語:Zuish Defence Forces)は、瑞州合衆国連邦が有する軍隊。連邦軍(れんぽうぐん)とも呼ばれ、瑞軍(ずいぐん)、ZDFとも略される。前身である瑞州合衆国軍(旧軍)についても併せて記述する。
瑞州国防軍とは瑞州合衆国連邦が保有する軍隊の総称である。軍種では、陸海空宙軍及び海兵隊の常備軍ほか、平時は海上警備を主とした法執行機関でもある瑞州沿岸保安庁を含めた6軍からなる。陸空軍については、普段から連邦政府の指揮下にある連邦軍と、州知事の指揮下にあり、必要に応じ連邦軍に編入される州兵がある。
1776年に瑞州合衆国連邦軍が編成された際、西海(本営:一宮町市)、北陸(本営:大丈市)、東海(本営:錫鹿郡)、近衛(本営:西山区)、南海(本営:見原市)の5個鎮台が設置された。またその周囲には、分営が2個置かれた。
国際的組織が関係するとみられるテロ事件が頻発すると、テロ攻撃警戒のために合衆国本土の防空態勢を強化した。偵察・監視活動に無人機を投入するなど高性能無人航空機の大幅な活用を始めている。
また、2021年度国防権限法の成立により、前々からなされていた「宇宙軍構想」が実現され、国防軍6番目の軍種として2020年12月20日に宙兵隊が創設された。行政機構として、海兵隊と国防海軍の関係をモデルにし、国防空軍の監督下に置かれる。
国防省、各幕僚監部は瑞京府西京区の八幡地区に所在する(一方で、海兵隊と宙兵隊に関しては別の場所に司令本部がある)。この敷地の名称は各軍によって異なっている。
瑞州国防軍は文民統制(シビリアン・コントロール)の下に、合衆国大統領が最高司令官であり、同じく文民かつ大統領府の閣僚である国防大臣が大統領を補佐し、国防省を統括する。部隊の作戦指揮は、大統領から国防官を通じ、地域別及び機能別の各統合軍司令官に直接伝達される。統合幕僚監部は、基本的には作戦指揮命令系統に入っておらず、軍事的な助言や作戦計画の立案や兵站要求など参謀としての業務に携わっている。なお、6軍及び民兵団の編成権、軍律制定権、戦争宣言の権限は、合衆国議会が有している。
国防省を構成する三庁の一つ。文民である陸軍長官を長とし、国防陸軍の管理(作戦指揮等は除く)に責任を有する。陸軍庁の最高位の軍人は陸上幕僚長である。
国防海軍および海兵隊の管理等を担当する国防省内の部局である。海軍長官がその指揮を執る。海軍庁は軍政組織として軍人の徴募及び文官の人事、編成、補給、装備、訓練、海軍の人材と資産の動員及び復員に対する責任を有する。海軍庁のオフィスの多くは京都府に存在する。海軍庁はまた、軍艦・航空機・装備・施設の建造・需品・修理の監督も行う。
海軍庁における最高位の軍人は海上幕僚長と海兵隊総司令官で、大統領及び海軍長官の海軍に関する主要な顧問であり、軍政に関する指揮監督を行う。また、統合幕僚監部の部員をも務めている。
国防省を構成する三庁の一つ。文官である空軍長官を長とし、国防空軍及び宙兵隊の管理(作戦指揮等は除く)に責任を有する。 空軍庁の最高位の軍人は航空幕僚長と宙兵隊総司令官である。いずれも空軍長官の上級軍事顧問であり、統合幕僚監部において、それぞれ空軍と宇宙軍を代表する。
空軍長官は、国防相の指示により、空軍や宙兵隊の部隊の配置や任務を決定する。空軍長官は、特別の指示がない限り、国防軍法に列挙されている部隊の部隊間の指揮官や戦闘員の配置に関する権限のみを有し、それ以外の部隊の部隊間の指揮官や戦闘員の配置に関する権限は、大統領および国防相が持っている。
統合幕僚監部は、国防省の制服組の上級指導者で構成され、国防相、国土安全保障会議、国家安全保障会議、そして大統領に軍事問題について助言する機関である。統合参謀本部の構成は法令で定められており、統合幕僚長、統合幕僚副長、幕僚長上級顧問、陸軍、海兵隊、海軍、空軍、宙兵隊の軍務部長と州兵司令官からなり、全員参議院の承認を経て大統領によって任命される。各軍務長官は、統合参謀本部での義務以外では、陸軍長官、海軍長官、空軍長官といった当該軍部の長官の下で直接勤務する。
統合参謀本部は個人的にも集団的にも作戦指揮権を持たず、指揮系統は大統領から国防長官へ、国防長官から戦闘司令部の司令官へと続く。また統合幕僚は、ペンタゴンの本部スタッフで、議長と副議長の職務を補佐する4つの部局からの人員で構成されており、中将または副提督である幕僚事務長によって管理されている。
統合幕僚長並びに副長は専任となっており、上将(GeneralまたはAdmiral)が補され、瑞州軍人(制服組)のトップと位置付けられる。
沿岸保安庁長官は統合幕僚監部の正式メンバーではないが、戦時や国家緊急事態には沿岸保安庁は国防海軍に組み込まれるため、非公式のメンバーとみなされることがある。また統合幕僚会議に招待されてしばしば出席している。
役職 | 写真 | 氏名 | 軍種 |
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統合幕僚監部議長 Chairman of the Joint Chiefs of Staff |
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松倉寛之上将 Gen Matsukura Hiroyuki |
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統合幕僚監部副議長 Vice Chairman of the Joint Chiefs of Staff |
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尾田邦彦上将 ADM Oda Kunihiko |
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陸上幕僚長 Chief of Staff of the Zuish Ground Defence Force |
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上坂哲上将 Gen Uesaka Hitoshi |
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海上幕僚長 Chief of Staff of the Zuish Maritime Defence Force |
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大橋勝秀上将 ADM Obashi Katsuhide |
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航空幕僚長 Chief of Staff of the Zuish Air Defence Force |
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高根圭一上将 Gen Takane Keichi |
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海兵隊総司令官 Chief of Staff of the United states of Zuishu Marine Corps |
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金盛洋平上将 Gen Kanemori Yohei |
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宙兵隊総司令官 Chief of Staff of the United states of Zuishu Space Corps |
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出口裕一朗上将 Gen Deguchi Yuichiro |
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州兵総司令官 Chief of Staff of the National Guard Headquarters |
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足立義友上将補 Gen(LH) Adachi Yoshitomo |
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沿岸保安庁長官 1 Commandant of the United states of Zuishu Coast Guard |
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小河原康弘長官 COM Ogahara Yasuhiro |
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注
1:正式な統合幕僚監部のメンバーではないが、事実上のメンバーとして数えられている。
国防軍は、次の6つの軍種からなる。そのうち国土安全保障省に属する沿岸保安庁を除く5軍は国防省の管轄下に属し、合衆国大統領の指揮統制下にある。
各軍は、部隊の編成・維持・訓練が中心となっており、各統合軍に部隊を拠出するまでの責任を負っている。指揮系統において、海軍と海兵隊、空軍と宙兵隊の間に上下関係はない。有事においては、沿岸保安隊も海軍の管轄となり、海軍正規部隊に準じた扱いがなされる。なお、沿岸保安庁を除く5軍の部隊の作戦指揮は統合軍が管轄する。
沿岸保安庁以外の5軍のイメージカラー、サブカラーはそれぞれ以下の通り。
陸軍(ダークグリーン) #006400 |
海軍(ネイビー) #000080 |
海兵隊(シェンナ) #A0522D |
空軍(シアン) #00a0e9 |
宙兵隊(ダークブルー) #001F43 |
陸軍(オリーブドラブ) #6b8e23 |
海軍(ミディアムブルー) #0000cd |
海兵隊(ペルー) #CD853F |
空軍(スカイブルー) #a0d8ef |
宙兵隊(アイアンブルー) #154577 |
2019年現在において、沿岸保安庁を除く、陸海空宙軍及び海兵隊は6個の地域別、3個の機能別、計9個の統合軍(Unified Combatant Commands、UCC)に編制されている。それぞれの統合軍に属する陸海空宙軍及び海兵隊部隊を1人の統合軍司令官が運用するという編制は統合作戦の円滑な遂行と軍事学的な指揮統一の原則を同時に達成するためである。
管轄地域別
機能別
瑞州国防軍民間防衛統制局(Zuish Defence Forces Civil Defense Control Bureau、CDCB)とは、民間人の住む地域が大きな脅威にさらされる事態が想定されやすくなったことを受けて創設された組織である。民間防衛を担当し、紛争や災害に対する民間人の備え、危機における住民の支援、危機後の復興に貢献する。
この組織の活動範囲は各軍が組織する救難部隊と重複する、という言説が見られることもあるが、これは誤りである。民間防衛統制局のもとに管轄される救難部隊は、主に自然災害・武力攻撃時に活動する国内捜索救助隊であり、各軍が組織する救難部隊は敵支配地域内で活動する戦闘捜索救難部隊である。
民間防衛統制局の管轄下には、救難大隊、特殊武器防護大隊(NBC防衛を担当)、軍事病院、後方支援部隊が含まれる。大隊と名の付く部隊の所属人員は、ほとんどが予備役の軍人である。
諸外国の陸軍にあたる組織であり、瑞州に対する海外勢力による上陸・陸上侵攻作戦を防止し、上陸・侵入された場合にはこれに対処することを主な任務とする。歩兵科を基軸として、戦車、装甲車、榴弾砲、対戦車ロケット弾、対戦車ミサイル、地対空ミサイル、地対艦ミサイル、ヘリコプターなどを保有する。英称はZuish Ground Defence Force、略称ZGDF。諸外国からは Zuish Army(瑞州陸軍の意)に相当する語で表現されることがある。
諸外国の海軍に当たる組織であり、太平洋と大西洋という二大洋に面する瑞州の防衛力の中核を担っている。航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦、機雷戦艦艇、輸送艦、艦上戦闘機、電子戦機、対潜哨戒機、ヘリコプターなどを保有する。英称Zuish Maritime Defense Force、略称ZMDF。諸外国からはZuish Navy(瑞州海軍の意)に相当する語で表現されることがある。
原子力空母7隻と原子力潜水艦30隻を中核に、80隻以上の巡洋艦と駆逐艦など主要水上戦闘艦150隻、戦闘機や対潜哨戒機などの作戦機2000機以上を保有する海軍。近年の予算規模は約10兆円〜15兆円程度で推移している。 また、瑞州艦隊総軍を中心とした艦隊を世界各地の海域に展開している。
諸外国の空軍に当たる組織である。平時においては瑞州や展開地域周辺の空域を警戒監視し、領空・監視空域内に不法に侵入しようとする航空機に対して、戦闘機をスクランブル発進させて、対領空侵犯措置をとるほか、災害派遣、国際緊急援助隊業務等を行っている。また、有事においては、航空優勢の確保による防空、侵入してくる陸海戦力の航空阻止と近接航空支援を主な任務とする。英称はZuish Air Defense Force、略称ZADF。諸外国からはZuish Air Force(瑞州空軍の意)に相当する語で表現されることがある。
海兵隊は、瑞州合衆国連邦の法律に基づき、海外での武力行使を前提とし、瑞州合衆国連邦の国益を維持・確保するための緊急展開部隊として行動する。また、必要に応じ水陸両用作戦(上陸戦)を始めとする軍事作戦を遂行することも目的とする。本土の防衛が任務に含まれない外征専門部隊であることから海兵隊は「殴り込み部隊」とも渾名される。英称はUnited states of Zuishu Marine Corps、略称はUZMC。単にMarinesとも。
宇宙空間を担任範囲とする国防軍の新軍種。2021年度国防権限法の成立により、前々からなされていた構想は実現され、国防軍6番目の軍種として瑞州歴2020年12月20日に宙兵隊が創設された。一部空軍基地は宙兵基地に改称される予定。英称はUnited states of Zuishu Space Corps、略称UZSC。単にSpecesとも。
諸外国の沿岸警備隊に相当。連邦政府の警察機関であると同時に、正式な国防軍の一部門でもある。軍隊であるが、国防総省ではなく国土安全保障省に属する。英称は United states of Zuishu Coast Guard、略称はUZCG。沿保、沿保庁とも。人員の大部分は、沿岸保安大学校や沿岸保安学校で専門教育を受け卒業した生え抜きの沿岸保安官であるが、長官や次長、一部の管区保安本部長等は、国土交通省や他省庁のキャリア官僚が沿岸保安官に転官した上で就任することがある。
DEFCONとは、「Defense Readiness Condition」の略で、通常は戦争への準備態勢を5段階に分けた国防省の規定を指す。
発令中 | DEFCON 3 | 対象:全国防軍部隊 |
一覧 | ||
DEFCON 1 | 最高度の準備を示す。現在までに用いられたことは一度も無いが、国防軍や瑞州領土に対する外国軍による切迫した、または進行中の攻撃のために予約されている。 | |
DEFCON 2 | 最高度に準じる防衛準備状態を示す。一例として、空軍地球規模攻撃軍団は爆撃機の一部を空中待機、残りの爆撃機は滑走路待機とする。 | |
DEFCON 3 | 通常より高度な防衛準備状態を示す。国防軍の使用する無線は、機密コールサインに変更される。 | |
DEFCON 4 | 情報収集の強化と警戒態勢の上昇を意味する。 | |
DEFCON 5 | 平時における防衛準備状態を示す。準備状態の上昇は統合幕僚監部が実行し、国防大臣が宣言する。 |