瑞州国防海軍

瑞州国防海軍(ずいしゅうこくぼうかいぐん、Zuish Maritime Defense Force、略称:ZMDF)は、瑞州合衆国連邦が保有する海軍。略称は国防海軍。公式の場以外では、単に瑞州海軍、瑞海軍(United States of Zuishu Navy、略称:USZN)という呼称も使用される。

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瑞州国防海軍
Zuish Maritime Defence Force
軍旗
創設 1946年
国籍
瑞州合衆国連邦
軍種 海軍
上級機関 国防省
別称 ZMDF、ZDF/NA
所在地 瑞京府八幡基地
海上幕僚長 大橋勝秀



概要

原子力空母7隻と原子力潜水艦30隻を中核に、80隻以上の巡洋艦と駆逐艦(全てフラガラック防空システム艦)など主要水上戦闘艦150隻、戦闘機や対潜哨戒機などの作戦機2000機以上を保有する海軍。近年の予算規模は約10兆円〜15兆円程度で推移している。 また、瑞州艦隊総軍を中心とした艦隊を世界各地の海域に展開している。

組織は海上幕僚監部並びに統合幕僚長および海上幕僚長の監督を受ける部隊および機関からなる。海上幕僚長は最上級者として海上幕僚監部を統括する。各部隊および各機関は国防省の特別の機関である。

瑞州の領海や排他的経済水域(接続水域を含む)などにおいて平素から警戒監視、情報収集、各種訓練を行い、有事において海上交通の安全確保(シーレーン防衛)や周辺海域の防衛に対応する。

平時における警察活動は沿岸保安庁が担当している。



歴史

瑞州海軍は、独立戦争中に設立された新政府の海軍を起源としている。新海軍は、1775年10月13日の討幕会議によって、設置が承認された。幕府陸軍への軍需物資を搭載した輸送船を妨害するために、2隻の武装船を準備したことから始まっている。1789年に批准された瑞州連邦憲法は、議会に「海軍を提供し養う」ことの権限を与えた。これに基づいて議会は、6隻のフリゲートの配備および艦への人員配置を命じた。

独立戦争中に艦船数は50隻を数え、最盛期には20隻以上が活動していた。その後、討幕会議や新政府は独立戦争の終了に伴い、海軍の艦船を売却し人員を復員させたため、海軍は解散した。

1794年になると、近代兵器で武装した海賊が出現したことや、政情不安に伴い、商船の航行に不安が生じるようになった。そこで、憲法の規定に従い、議会は1794年3月27日に6隻のフリゲートの建造を命じ、1797年に最初の3隻が就役した。

1880年代から近代化により有力艦艇の増強を行い、また当時の合衆国大統領が海軍出身者で制海権の重要性を理解していたことから大きな成長を遂げた。

戦術思想の変化により、1940年代には通商破壊作戦に対応する為に、対潜水艦戦術を進化させ、護衛空母と護衛駆逐艦を大量に建造した。一方で1946年には瑞州海軍は二度目の解散を迎え、国防海軍として再編されているが、装備の多くは国防海軍へ引き継がれた。航空機などは国防空軍へと引き継がれず、国防空軍の戦力が整うまで防空に従事した防空隊(旧軍航空部隊出身者で構成)に編入されている。防空隊の内、旧海軍出身の部隊は国防海軍空母に艦載されるということもあった(この場合、指揮系統は防空隊から受け入れ側の空母へと変更される)。

航空機の発達と共に、対潜もさることながら対空も重要なものとして扱われ、仮想敵国の飽和波状ミサイル攻撃に対抗するためにフラガラック防空システムを搭載した艦を開発するなども行った。

また、1900年代後半は敵の艦隊を攻撃し、制海権を維持する事が最大の任務であったが、2000年代に入ると、大規模な艦隊戦は勃発しなくなり、代わりに陸上で起こる陸戦に対応する為、海から陸上への戦力投射「フロム・ザ・シー」へと任務が変わった。



国内外の組織との関係

沿岸保安庁との関係

沿岸保安庁は海上の安全および、治安の確保を図ることを任務とする国土安全保障省の機関(外局)であり(かつては国土交通省の外局)、主に海難救助、交通安全、防災及び環境保全、治安維持が任務の内訳となるが、それ以外にも海洋権益(領海警備や海洋調査)も任務としている。一方、国外の艦艇に対応する任務は行政上別系統である国防省の特別の機関である国防海軍が担当しており、船舶に対する任務を沿岸保安庁が担う。



基地・施設

瑞州国防軍の基地一覧を参照



装備品

瑞州国防軍の艦艇一覧瑞州国防軍の航空機一覧瑞州国防軍のその他装備品一覧を参照



部隊

瑞州国防海軍の艦隊一覧瑞州国防海軍の航空部隊瑞州国防海軍の空母航空団一覧も参照

艦隊

太平洋艦隊
部隊管理については海上幕僚監部の指揮を受け、作戦指揮上は瑞州環太平洋軍 (USZ-PAPCCOM) の指揮を受ける。担当海域は、南アメリカ近海・アラビア海を除く、太平洋およびインド洋である。
大西洋艦隊
担当海域は、北極から南極、およびアメリカ大陸東岸からヨーロッパ西岸にわたる、大西洋の約9,840km²にわたる領域である。現在は艦隊総軍に機能を移し、非活性化されている。
艦隊総軍
部隊管理系統では海上幕僚監部の、作戦系統では瑞州北方軍(USZ-NORTHCOM)の指揮をそれぞれ受ける。艦隊総軍の任務・役割については、「大西洋艦隊および太平洋艦隊の両艦隊につき、その隷下部隊の(展開期間の合間の)訓練期間中における人員・装備・訓練等に関する諸要求・政策を統括的に調整・設定・実施すること」とされ、主として部隊の訓練・錬成に関する業務を担当することであった。大西洋艦隊が非活性化された現在、その機能を隷下の艦隊総軍大西洋コマンドなどに集約している。

ナンバー艦隊

第1艦隊
瑞州環太平洋軍、太平洋艦隊所属。環太平洋地域を担当。司令部及び母港:梨甲州北杜基地。
第2艦隊
瑞州欧州軍、艦隊総軍所属。ヨーロッパ地域を担当。司令部及び母港:三勢州四日市基地。
第3艦隊
瑞州環太平洋軍、太平洋艦隊所属。環太平洋地域を担当。司令部及び母港:遠淡海州新徳基地。
第4艦隊
瑞州南方軍、艦隊総軍所属。中南米地域を担当。司令部及び母港:穴門州小野騨基地。
第5艦隊
サイバー戦担当。艦隊サイバーコマンド(U.S.F. Fleet Cyber Command)の別名を持つ。陸軍・空軍・海兵隊の各軍のサイバー戦担当部隊と共に、サイバー軍(USZ-CYBERCOM)の一翼を担う。
第6艦隊
瑞州欧州軍、艦隊総軍所属。ヨーロッパ地域を担当。



各種司令組織

海軍地上施設司令部

海軍地上施設司令部(Naval Ground Installations Headquarters、NGIH)は、海軍の管理下にあるすべての陸上施設に責任を負う陸上司令部である。陸上施設の有効性に焦点を当て、陸上施設管理当局の艦隊支援能力を向上させる単一の陸上施設管理組織を設立することが意図され創設された。

NGIHは、すべての施設支援プログラムに対して全体的な責任と権限を有し、海軍内で施設政策とプログラム実行の監督を主導している。NGIHの任務には、港湾業務、飛行場管制、施設保安、土地利用計画、環境面、計画、不動産、緊急管理などの施設管理・運営や、基地住宅、武器庫、レクリエーションプログラム、チャイルドケア、青少年プログラムなどの艦隊支援任務が含まれる。

+ 部隊編成
  • 北西部地区
    • 北西部地区教育隊
    • 北西部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 北西部地区衛生隊
    • 北西部地区音楽隊
    • 北西部地区警備隊
      • 北西部地区水中処分隊
      • 北西部地区陸警隊
      • 北西部地区港務隊
  • 北東部地区
    • 北東部地区教育隊
    • 北東部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 北東部地区衛生隊
    • 北東部地区音楽隊
    • 北東部地区警備隊
      • 北東部地区水中処分隊
      • 北東部地区陸警隊
      • 北東部地区港務隊
  • 西部地区
    • 西部地区教育隊
    • 西部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 西部地区衛生隊
    • 西部地区音楽隊
    • 西部地区警備隊
      • 西部地区水中処分隊
      • 西部地区陸警隊
      • 西部地区港務隊
  • 東部地区
    • 東部地区教育隊
    • 東部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 東部地区衛生隊
    • 東部地区音楽隊
    • 東部地区警備隊
      • 東部地区水中処分隊
      • 東部地区陸警隊
      • 東部地区港務隊
  • 南部地区
    • 南部地区教育隊
    • 南部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 南部地区衛生隊
    • 南部地区音楽隊
    • 南部地区警備隊
      • 南部地区水中処分隊
      • 南部地区陸警隊
      • 南部地区港務隊
  • 南東部地区
    • 南東部地区教育隊
    • 南東部地区弾薬整備補給所運用隊
    • 南東部地区衛生隊
    • 南東部地区音楽隊
    • 南東部地区警備隊
      • 南東部地区水中処分隊
      • 南東部地区陸警隊
      • 南東部地区港務隊



艦隊航空軍



艦隊予備役司令部

艦隊予備役司令部(Fleet Reserve Headquarters、FRH)は、予備役となった兵器や部隊、人員の維持・管理を行っている組織。

即応対処・艦隊置換飛行隊制度
即応対処・艦隊置換飛行隊(Quick Response and Fleet Replacement Squadron、QFRS)とは、空母航空団の指揮下から外れて地上基地に配備された飛行隊が受ける指定であり、機種転換教育課程は任務に含まれず、即応派遣・展開のみが任務に含まれていたため、この任務指定を受けた飛行隊の名称には「即応(QR)」のみが付け足されていた。
最終更新:2025年05月10日 00:54